ネオトライダガー ZMC


【基本データ】

  • ノーマル
●全長132mm ●全幅90mm ●全高46mm
●Item No:19409
●本体価格600円→本体価格780円(2015年8月改定) ●1996年3月6日発売
  • スペシャルキット
●全長132mm ●全幅90mm ●全高46mm
●Item No:94647  
●本体価格1,100円 ●2008年2月23日(土)ごろ発売

【本体内容】

シャーシはスーパー1
ギヤ比は5:1に加え、4:1が付属。
ギヤケースはグリーン、サイドガードはS1標準型のブルーが付属。
ホイールはフルカウル標準型の赤、タイヤもフルカウル標準型。
ゴムリング付14mmプラローラー、ゴム無し10mmを装備。
ボディと同じランナーにフロントホイール用キャップが付属する。ホイールキャップが付属する唯一のキットである(ホイールキャップは、フロントカウルがほとんどないデザインを補うために付加されている。)。

また、トライダガー Xのボディがセットになったスペシャルキットも発売された。

【漫画、アニメでの活躍】

爆走兄弟レッツ&ゴーに登場した鷹羽リョウのトライダガーXに続く2代目マシン。
セラミックの硬さとグラスファイバーの柔軟性を兼ね備えたという夢素材「ZMC」で堅固に作られたボディ(という設定)で、鉄をも切り裂くビークスパイダーの空気の刃でもビクともしない。
しかし最初に土屋博士が作ったボディはZMCが未完成で、ダウンフォースの負荷に耐えられず崩壊している。
そのため、ZMCの開発者であり土屋博士(と大神博士とクスコ博士)の師匠である岡田鉄心のもとに赴くこととなる。
そこで苦労の末、岡田鉄心の助力もありボディの焼結に成功。窯は爆発四散したものの、炎の跡がボディのファイヤーパターンとして焼き付いた。
ちなみに、鉄心がZMC用の釉(うわぐすり)を取り出しているシーンでシャイニングスコーピオンの存在が示唆されている。
完成したボディはXと同じく非常に強いダウンフォースを発生させる。それに加え、フロントカウル後部やリヤウイング後方からジェット気流を発生させてる。
無印中盤からWGP編までを戦った、息の長いマシンとなった(だたし中身はアップデートを繰り返している)。
最後はロッソストラーダ戦で大きく破損、そのためMAX編で新ZMCのボディとスーパーXシャーシの新マシン ライジングトリガーの開発に踏み切ることとなる。

アニメ版ではボディの空力設定が若干掘り下げられ、「独特なボディ形状がもたらすジェット効果が、今まで以上のダウンフォースを生み出して、安定性を補っている」とされている。
ZMCの為に鉄心先生に助力を乞うのは原作と同様だが、こちらでは焼結時はカラーリングが一切ない全身ガンメタルの状態で出来上がる。
その後に行われたビークスパイダーとのリベンジマッチの際、カイがトライダガーにガソリンをぶっかけ火だるまにするという下種な行為を行うが、
ZMCボディには効かず、この時にファイヤーパターン(とコクピットの金色と「Z」の文字)が刻み込まれた。
ちなみになぜかアニメではホイールキャップが黄色い。49話では走行中なのにホイールのロゴが読み取れるシーンがあるので、もしかしたら静止ホイールの一種だったのかもしれないw。
Xから引き続き壁走りを得意ワザとする(原作では壁走りの描写はほとんど無い。しかもWGP初戦(原作)でサイクロンマグナムにパクられるし、更に劇場版ではクールカリビアンズまで壁走している)。
ほとんどのシーンでは作画省略の為にファイヤーパターンがオレンジ一色になっていたが、ファイヤーパターンを刻み込まれるシーンなどではきちんとキットと同じグラデーションが入っている。
アニメオリジナルの商店街のレースで鉄心先生と餡蜜食べたり銭湯で裸の付き合いしたりしている。

こちらではロッソストラーダ戦後の代替わりもなかったため、アニメ放映期間的には約一年半にもわたりレギュラーマシンとして走り続けるという快挙を成し遂げている。…が、その割には初戦以降の活躍は少ない。
登場した次のエピソードでは野生の猿に盗まれ、その後はリョウが二郎丸のサポートに回りがちだったためにそもそもレースの描写が少なく、レースに出たら出たで画面端でビークスパイダーのストーキングを受けていたりなどであまりメインに出てこない。
WGP編に入るとチームメンバーのマシンがZMCコーティングを施された関係で強度的なアドバンテージも減り、それどころかディオスパーダのアタックで普通に破損する始末。
リョウ自身が割と大人な性格をしているせいで豪みたいな突飛な行動をせずにチームランニングに徹していることも有り、見せ場らしい見せ場がない。むしろリョウ本人の掘り下げの方が多い。
活躍自体は無いわけではないのだがいかんせん地味。重要なポジションには居ることが多いので、よく言えば「いぶし銀」といった感じのポジションか。
なお、こちらではどうなったか不明なままMAX編でライジングトリガーに代替している。

劇場版では、廃工場で一時行方不明となったリョウに変わり、リオンが走らせるという場面があった。
ガンブラスターとネオトライダガーは、開発過程で深い因縁のあるいわば異母兄弟のような存在なので、何ともニクい演出である。
わずかな場面だが、トライダガーもガンブラスターを止めようというリオンの熱意に応え、本来の主ではないにも関わらずその性能を遺憾無く発揮した。

PSゲーム「エターナルウィングス」では、ノーマルのネオトライダガーのほか、究極のマシンとして金ぴか仕様が登場している。

週刊少年ジャンプ 2012年48号のこち亀では、主人公の2011年チャンピオンマシンとして改造された状態で登場。

【VIP内での評価】

Z・M・C! Z・M・C!

【公式ページ】


【備考】

現実のトライダガーはZMC製ではないので、注意しよう!

フルカウルといいつつ前タイヤが露出している。その為大径化しやすい。
コックピットやウイングを除けばかなりの低重心デザインのボディが魅力だが、おかげで他シャーシへの載せ替えが非常に難しい。特にフロントの低さがネック。
恐らく、フルカウルシリーズのリヤモーター系キットのボディでは、最も載せ替えに手間がかかるボディである。
代わりに下記クリヤーボディではある程度、フロントフックの高さを調節して載せ替えやすくなっている。
フロントフック部をS2シャーシ向けに金型改修されたカーボンスペシャルが2019年に漸く登場。此方はカーボンボディでZMC設定を再現している。
Vマグナムとウイング形状がよく似ているが、おかげでやっぱり折れやすい。


GUPでゴールドメッキボディもあった。
エンペラーゴールドメッキボディと同じくITEMナンバー的には通常ラインナップと同じ10000番台(ITEM 15171)だった。
また、ブラックメッキボディも存在する。こちらはちゃんとITEMが94213と、90000台となっている。

AMAZONのゴールドメッキボディの商品ページでは、サンプル画像に何故かどこの馬の骨ともつかぬプラモのクリヤーパーツが使われている。

そのほか、景品用などでクリヤーレッド成型の非売品ボディもあるらしい。

クリヤーボディ(ポリカーボネイトボディ)もある。
透明なので色が欲しいときは塗装が必要だが、その分透明感を生かしたクリヤー塗装などが可能。
ネオトライダガーの独特な低いボディ形状のため、他のフルカウル系ポリカボディでお馴染みのスパッツ化などがやり難くなっている(と、言うかほぼ出来ない)。
代わりに、フロントの低さがあだとなって他シャーシへの載せ替えがかなり手間取るノーマルボディに比べ、フロントフックが別パーツのためネジとスペーサーで高さを調節すれば、ある程度流用が出来る。
長らく絶版だったが、2015年バックブレーダー クリヤーボディと共にまさかの再版。
バックブレーダー クリヤーボディと同じく、新規にITEMナンバーが取得され商品内容も若干変更になっている。
やはりバックブレーダーと同じく、表面に保護フィルムが追加されて、S2シャーシやARシャーシに載せられるよう、ボディキャッチ部のパーツに金型改修が入り、ステッカーもビニール素材になる。

プライズ版と、ボディをS2用に金型改修したカーボンスペシャルも登場。

Windows 95とのタイアップで、ネオトライダガー用の特性ステッカーが存在した。
配色やデザインが大きく変更され、ボディサイドにはWindows 95、ウイングにはMicrosoftの文字が入っている。

ちなみに歴代売上3位を誇る(1位はアバンテ、2位はVマグナム、4位はサイクロンマグナム、5位はビークスパイダー)

実を言うと、現実的にもCNT(カーボンナノチューブ:炭素同素体の一種)という、ダイヤモンド並みの硬度と鋼鉄の20倍の強度、さらに重量はアルミの1/2という夢の素材が存在する。
さらに、セラミック素材に使われ炭素とよく似た性質を持つケイ素もナノチューブ構造をとることが確認されている。


2次ブームのころ、トミー(現タカラトミー)からキャラトミカ版が発売された。
こちらでもノーマルのほか、金メッキ版が存在した。
また、同じくトミーからトイラジも販売されていた。このトイラジにはビートマグナムもあった。




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最終更新:2023年07月02日 03:26