胡蝶の笹(こちょうのささ)
胡蝶の笹は「願いの笹」と呼称されている文献もあるが、地域あるいは口伝による表記揺れであると思われる。──#50 境界異常記録:胡蝶の笹
基本情報
仮想全高 | 1~5m |
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仮想質量 | - |
存在規模 | 無号級 |
穢装等級 | 等級不明 |
ステータス
存在強度 | F+ / 通常の笹のように加護を込めた素手で折ることが可能。ただし太さの影響は受ける。 |
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疑似知覚 | - / 植物であるため不明。おそらくないものと思われる。 |
穢装出力 | ? / 瘴気を放出しない。霊子の蝶を穢れに分類するかには意見が分かれる。 |
空間機動力 | - / 出現地点で停止している。 |
知能 | ない。 |
概要
笹の形をした境界異常。
形状は通常の笹と相違ないが、
①前兆なくその場に成長した笹が出現する
②茎の部分から不定期に、霊子で構成された種別不明の蝶を放つ
の二点から境界異常として分類されている。
基本的に放たれる蝶についても無害であり、大量発生することもないため、対処優先度としては非常に低い。
一夜が過ぎると枯れ、蝶含めて固形化した霊子に変わる。
形状は通常の笹と相違ないが、
①前兆なくその場に成長した笹が出現する
②茎の部分から不定期に、霊子で構成された種別不明の蝶を放つ
の二点から境界異常として分類されている。
基本的に放たれる蝶についても無害であり、大量発生することもないため、対処優先度としては非常に低い。
一夜が過ぎると枯れ、蝶含めて固形化した霊子に変わる。
伝承の文献では「蝶のいる笹に近づくと遠き世界の夢を見る」という記載があるが、境界対策課で同事例は確認されておらず真偽は不明。
別名「願いの笹」とも呼ばれるが、由来が不明である点から、地域あるいは口伝による表記揺れであると考えられている。
別名「願いの笹」とも呼ばれるが、由来が不明である点から、地域あるいは口伝による表記揺れであると考えられている。
真実
胡蝶の笹は境界対策課の観測している通り、害のある境界異常ではない。しかし、ある特殊な効果を持つ霊子「願子(ねがいこ)」を放っている。
現代では「願子」を感知できる人間が少なくなったため、影響を受ける対象が激減し、実質的に胡蝶の笹に特殊能力はないと判断されているのが現状。
(ただし、願子への影響がない人間でも、稀に波長が合えば影響を受けることもある。)
現代では「願子」を感知できる人間が少なくなったため、影響を受ける対象が激減し、実質的に胡蝶の笹に特殊能力はないと判断されているのが現状。
(ただし、願子への影響がない人間でも、稀に波長が合えば影響を受けることもある。)
胡蝶の笹の真の能力は、願子を散布し「接近した知的存在に"別の世界線"での対象の様子を見せる」ことである。
しばしば上記の別の世界線=IFルートは対象の願望の叶った世界となっている。
しばしば上記の別の世界線=IFルートは対象の願望の叶った世界となっている。
胡蝶の笹が見せる夢について認識には個人差があり、浅いものは「ただの夢のように感じられる」状態から深いものは「はっきりと別世界線の自分であると認識できる」状態まで様々。
胡蝶の笹自体に人間への害はないが、別の世界線を見てしまったことにより対象が強く影響を受ける事例は存在する。
胡蝶の笹自体に人間への害はないが、別の世界線を見てしまったことにより対象が強く影響を受ける事例は存在する。
推奨対処法
対処不要。枯れた後の霊子を祭具の素材として回収すると便利である程度。
祓滅したい場合には通常の笹に対処する規模で、加護を込めて手で折る、または祭具で切り倒すとよい。
祓滅したい場合には通常の笹に対処する規模で、加護を込めて手で折る、または祭具で切り倒すとよい。
発生場所
ランダム。出現頻度としては7~8月が特に多い。
メタ的な使用用途
「IFルート(本編ではないが可能性としてありえる世界)」をテーマとした境界異常です。
IFルート関連の作品を書く際や、登場キャラクターにIFの自分を見せる際などにご自由にお使いください。
IFルート関連の作品を書く際や、登場キャラクターにIFの自分を見せる際などにご自由にお使いください。
関連ページ
随時追加予定...
権利情報
権利者 | 霧島明 |
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コンタクト先 | Twitter:https://twitter.com/museum1127 |
他作品での使用範囲 | 自由にご使用ください。縁起やインテリアとしての使用も可。 |
登場作品 | 『境界異常記録:胡蝶の笹(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22509638)』 |