ケーブルマン

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rougenji

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ケーブルマン

回線切って首吊って死ね。氏ねじゃなくて死ね。
──ダイアルアップ時代のネット掲示板より

図1:ケーブルマンの一例

基本情報

仮想全高 4~5m
仮想質量 不明
存在規模 一号級
穢装等級

ステータス

存在強度 E~D(大きさより元の怨恨の強さで変わる)
疑似知覚 C(遠い人間を察知している事がある)
穢装出力 E(不明な方法で発生する電撃のみ)
空間機動力 B(電線の複数展開、不可解な軌道・速度、ほぼ無限に伸びる電線)

概要

全身が送電線のみで構成された界異。
基本的に人型をしていることが多いが、稀に別の動物型も居る。
物質的な肉体を持ち、身体を構成する電線で相手の首を縛り吊るし殺すという単純な行動原理で動いている。
電線は一度に複数本伸せるようで、それらは何処までも伸びる。
簡単に吊れない相手には電気ショックを用いる事も確認されているが、これは直接的な殺傷には使われないようである。

正体は『首吊って死ね』という怨恨が穢れに触れて形を持ったもので、
紐状のものになら何でも取り憑く。取り憑いた際、その紐は太くて丈夫な電線へと変質する。
古くに確認されたものは身体が縄で構成されていて呼び名も全然異なっていたが、現代では取り分けネット絡みの怨恨が多いため(?)か電線に変質するようになった。
電撃を扱うようになったのも電線に変質するようになってからの話である。

戦闘能力

  • 攻撃方法
ケーブルマンの攻撃は単純な絞殺ではなく、必ず『吊るす』ため首にケーブルが掛かった段階ならまだ助かる余地がある。
絞殺するための電線の展開は迅速だが、『括る→吊るす』に分けられる二段階の行動にややタイムラグがあるのである。
通常の人間からすればこのラグも僅かなものだが、反射神経の優れた祓魔師には長い一息に感じられるものだろう。
ケーブルマンの電線によって一度吊るされると、並の人間ならば頸椎が簡単に折れるほどの衝撃が首に掛かるため、歴戦の祓魔師といえど無事では済まないだろう。

  • 防御能力
怪異としては弱く、物質としても送電線程度の強度であるため、黒不浄などで斬り付ければ簡単にダメージが通る。
ただし、後述する移動能力の影響で簡単には命中しない。
他にも、首吊り用に伸びるなど延長された電線や電線の先端を切る程度ではあまり有効なダメージにはならないようだ。

  • 移動能力
特定の形を取っている時のケーブルマンの本体の動きは緩慢である。
ただし、身体を一度解くことで蛇のように身体を畝らせながら空中を泳ぐように移動することが可能で、
この時は首吊り攻撃に使用される電線のように動きが非常に素早い。

ケーブルマンの放つ電気ショックは穢れを電撃に変換したもののようで、霊体強度・加護出力・被呪耐性が優れた祓魔師なら電撃によるダメージや麻痺をある程度無効化出来る。
電撃は電線の先端から放たれるか、或いは電線を巻きつけた相手に流し込む。

その他

  • 電霊(電脳霊体)であると誤解されることもあるが、物質の身体を持つ界異である。
  • とあるネット掲示板では『妖怪・回線切って首吊って死ね※』と呼ばれていた。
※ケーブルマンの身体を構成するケーブルは一番太い送電線と同じものなので電話線よりも何倍も太いことに留意

推奨対処法

  • 注連鋼縄をケーブルマンの身体に絡ませると全体的な動きが鈍化する。また、その状態では身体を解けなくなるため、機動力を大きく削ぐ効果が期待できる。
  • 紐上の身体の性質上、斬撃が非常に有効である。ただし、生半可な力では送電線は切断できないことに留意。
  • ケーブルマンは送電線1本が通れる隙間であれば何処にでも入り込めるため、隙間などの多い、入り組んだ場所では戦わないこと。

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権利情報

権利者 एङ्गी(えんじ)
コンタクト先 https://twitter.com/rougenji
他作品での使用範囲 何なりと。好きに使ってやって下さい。
登場作品 https://poipiku.com/1824862/10014917.html
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