鬼面瘡(きめんそう)
二号級界異『鬼面瘡』。人間の身体に浮かぶ、人面瘡の形で現れる境界異常。初期はただの人の顔であるが、霊力が高まるとだんだんと鬼の顔へと変貌し始める。霊体と癒着する例も多く、祓滅はできても寄生主と切り離されることはない。祓われるまで意識を持ち、勝手に話したり術を使用したりするため、面倒な界異である。──#79 人面瘡 -後編-
基本情報
仮想全高 | 寄生した部位による |
---|---|
仮想質量 | 寄生した部位による |
存在規模 | 二号級 |
穢装等級 | 等級Ⅱ |
ステータス
存在強度 | - / 宿主の身体強度に依存する。 |
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疑似知覚 | B / 人間と同様の五感を持つ。若干、遠距離への知覚に優れる。 |
穢装出力 | F(B+) / 基本人間に寄生するため無害。ただし、外敵への攻撃時には跳ね上がる。 |
空間機動力 | - / 宿主の肉体に寄生し、以降移動しない。 |
知能 | 個体差はあるが、概ね人間と同等の知能を持つ。宿主の母語を話す。 |
概要
人面瘡(皮膚のできものが人の顔になった伝承上の妖怪・奇病)の境界異常。人間の肉体に寄生し、人間と共存する。
宿主と別で意思を持ち、喋る、食事をする、術を使うなどする。
個体差が大きい界異であり、人間に対するスタンスや善悪の価値観は個体ごとの感覚による。
宿主と別で意思を持ち、喋る、食事をする、術を使うなどする。
個体差が大きい界異であり、人間に対するスタンスや善悪の価値観は個体ごとの感覚による。
人体に対する害はないが、とても邪魔。
身体・霊体への癒着が強く、基本的に寄生状態で祓滅すること以外に引き剥がすことは不可能。
さらに祓うことができても、少量でも鬼面瘡の霊体が残っていればしばらくして再生するため、再発率が非常に高い。
また、進行段階があり、進行については下記項目を参照。
身体・霊体への癒着が強く、基本的に寄生状態で祓滅すること以外に引き剥がすことは不可能。
さらに祓うことができても、少量でも鬼面瘡の霊体が残っていればしばらくして再生するため、再発率が非常に高い。
また、進行段階があり、進行については下記項目を参照。
境界異常の使用するいくつかの術を使用することができ、個体によっては詠唱のみの儀式技術であれば使用可能である。
最もポピュラーなのは口から火炎を吐く『鬼炎』。縁起とした場合、訓練によっては三号級以上の威力を出すこともある。
最もポピュラーなのは口から火炎を吐く『鬼炎』。縁起とした場合、訓練によっては三号級以上の威力を出すこともある。
鬼面瘡の進行
①寄生初期:寄生から数日。まだ鬼面瘡は表面化しておらず、無症状。
②寄生中期:瘡の発生。鬼面瘡が実際に表に出て、活動を始める。
③寄生後期:人面となっている部分が角や牙の生えた鬼の顔に似たものとなり、鬼面瘡の霊体が増強する。
④寄生終期:宿主が何らかの要因によって死亡すると移行する。界異『瘡鬼』へと変化する。
②寄生中期:瘡の発生。鬼面瘡が実際に表に出て、活動を始める。
③寄生後期:人面となっている部分が角や牙の生えた鬼の顔に似たものとなり、鬼面瘡の霊体が増強する。
④寄生終期:宿主が何らかの要因によって死亡すると移行する。界異『瘡鬼』へと変化する。
境界異常『瘡鬼』
仮想全高 | 寄生した宿主の約1.3倍 |
---|---|
仮想質量 | 寄生した宿主の約1.5倍 |
存在規模 | 四号級 |
穢装等級 | 等級Ⅲ |
存在強度 | B+ / 装甲は持たないが、皮膚含め頑強な肉体を持つ。 |
疑似知覚 | B / 人間と同様の五感を持つ。若干、遠距離への知覚に優れる。 |
穢装出力 | F(B+) / 基本は無害だが、皮膚から瘴れを含む火炎を放出する。 |
空間機動力 | B- / 走行する場合、電車程度の速度となる。 |
知能 | 個体差はあるが、概ね人間と同等の知能を持つ。宿主の母語を話す。 |
宿主が死亡し、寄生終期となった鬼面瘡が変化する界異。
瘡が全身に広がって宿主の遺体を乗っ取り、最終的に鬼に近い人型の異形となる。
界異としてのスペックそのものは三号級程度だが、宿主の知識と鬼面瘡時代の経験から、戦略と術に秀でた界異となる。
ただし、性格や記憶は元の鬼面瘡を引き継ぐため、人間に敵対するか味方となるかは個体による。
瘡が全身に広がって宿主の遺体を乗っ取り、最終的に鬼に近い人型の異形となる。
界異としてのスペックそのものは三号級程度だが、宿主の知識と鬼面瘡時代の経験から、戦略と術に秀でた界異となる。
ただし、性格や記憶は元の鬼面瘡を引き継ぐため、人間に敵対するか味方となるかは個体による。
推奨対処法
鬼面瘡の寄生が確認された場合、その部位に対して寄生界異を取り除く効果のある儀式技術を使用し、取り除く。
(心臓部や首のような急所に寄生してしまった場合は除去が難しいこともある。)
稀に鬼面瘡と共存する人間もいる。
(心臓部や首のような急所に寄生してしまった場合は除去が難しいこともある。)
稀に鬼面瘡と共存する人間もいる。
発生場所
どういったきっかけで寄生をするのかは不明。
鬼面瘡が寄生しやすい・寄生しにくい判断はあるようで、霊体強度や被呪耐性の低い人間や、コンディションが悪くなっている人間に対しては寄生しやすいようだ。
鬼面瘡が寄生しやすい・寄生しにくい判断はあるようで、霊体強度や被呪耐性の低い人間や、コンディションが悪くなっている人間に対しては寄生しやすいようだ。
関連ページ
随時追加予定...
権利情報
権利者 | 霧島明 |
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コンタクト先 | Twitter:https://twitter.com/museum1127 |
他作品での使用範囲 | 自由にご使用ください。縁起としての使用も可。 |
登場作品 | 『人面瘡 -前編-(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23834768)』 |