ほしにねがいを/第3話「目覚め、あるいは彼女たちは何を願い祈ったのか」
『イントロダクション』
シナリオ概要
必要時間:2時間前後
トレーラー
幸福とは、破局と常に隣り合わせになっているものである。
それはちょっとした事で簡単に失われてしまう。
予想もしていなかった事で失われた幸せを前にすると、
人は皆同じような事を口にする。
「どうしてこんなことに」、と。
ネクロニカキャンペーン
「●●●●●●を」
第三話
「目覚め、あるいは彼女たちは何を願い祈ったのか」
注意
この第三話は起承転結の転として、ストーリー上大きな情報がいくつか明かされます。
PLが混乱しない様、また最終話に向けたモチベーションを持てるように気を使いましょう。
また、このシナリオで配布される記憶の欠片:「22:星空」は本シナリオ中で3段階に描写が追加されます。
3つの別々の記憶の欠片では無いので注意して下さい。
ハンドアウト
第一話と同様。
『アドベンチャーパート』
カルマの設定
アドベンチャーパート開始時に公開されるカルマは以下の1つ。
『『外』への脱出路を開く』
このカルマはドール共通のものです。この施設の敷地外へ出る手段を得ることで達成されます。
イベント:4F入口
カードキーで扉を開くと、やや広めの空間が君たちを出迎えた。
このフロアは外周に沿って部屋が配置され、中央から何処へでも行ける構造になっているようだ。
真正面には一際大きい黒い扉。左右にもいくつか部屋があるように見える。
君たちが一歩踏み出すと、突如背後でシャッターが降りた。
さらに物陰から、突如何かが飛び出してきた。そいつは(ドール2又は3)に牙をむき、よだれを散らして飛び掛かって来る。
ドール全員に行為判定をさせる
誰かが行為判定成功→気づいて回避できる
全員が行為判定失敗→狙われたドールは任意の部位の任意のパーツを一つ破損
「飛び掛かってきた『ソイツ』は、一撃加えるとすぐにまた物陰に駆け去ってしまった。」
※下記のイベント:プラネタリウム前(1回目)でノーマルパターンを選択する場合は以下の描写を追加する事。
+
|
... |
「やはり、ここまで来たのですね……」
突如、天井のスピーカーから声が聞こえた。3Fの視聴覚室で聞いた、イノリの声だ。
「申し訳ありませんが、2人(3人)ともを通す訳にはいかないんです。一人以外にはここで倒れて貰います」
「ですから……ごめんなさいね、(ドール2及び3)」
一方的な通告と共に放送が切れる。
|
イベント:探索
※このフロアでは3つの場所へ行ける。
正面の黒い扉(プラネタリウム前)、右(所長室)、左(先生の部屋)。PLに選択させ、対応したイベントを起こす事。
ただし、正面を選択した場合、プラネタリウムである事はPLに明かさない事。描写はあくまで「黒い扉の前」である。
イベント:プラネタリウム前(1回目)(ノーマル)
君たちは階段の真正面にあった大きな黒い扉の前に来た。間取りから見て、この扉の向こうに大きな空間が広がっていることが想像できる。しかし扉は固く閉ざされ、開けられそうもない。扉の上には『天体○○室』とプレートが掛けられていた。一部の文字が掠れて読めない。
→ドール達は武器で突破しようとするor他に何か調べようとした場合、全員に行為判定をさせる。
誰かが行為判定成功→気づいて回避できる
全員が行為判定失敗→狙われたドール(ドール2又は3)は任意の部位のパーツを一つ破損
※立ち去るまでエンドレス
突如、先ほども襲ってきたあの襲撃者が二方向から別々に飛び掛かって来た。
走り抜けて闇に潜んだ後も「グルルル……」という唸り声が聞こえて来、こちらを威嚇しているのが判る。
更に、行為判定で扉を調べていた場合はテンキー式の暗証番号入力装置に気付く。
イベント:プラネタリウム前(1回目)(熟練NC用)
※PL達をRPだけで抑え込める自身があれば、こちらのパターンを選択して良い。
+
|
... |
プラネタリウム前(1回目)
君たちは階段の真正面にあった大きな黒い扉の前に来た。間取りから見て、この扉の向こうに大きな空間が広がっていることが想像できる。
「ここまで来てしまったのですね……」
声がする。大きな黒い扉。その脇に設えられたベンチに、座っている人影。
これまで何度か邂逅した、イノリだ。
これまでと違い刀を持っておらず、君たちを認めても立ち上がる気配も見せていない。
「3階で倒れなかったのは良い事です。がんばりましたね」
「でも、申し訳ありませんが……ドール1ちゃん以外にはここでリタイアして貰います」
「お友達を失いたくない、と言うのならそれも良いでしょう。最低限、しばらくこのフロアで大人しくしていてもらえればいいのですから」
「ですから……ごめんなさいね、(残りのドール)」
謎の襲撃者イベント等、イノリの描写以外はノーマルパターンと同一である。
|
イベント:所長室
君たちは扉に『所長室』と書かれた部屋に踏み込んだ。入って正面にソファと応接机、その奥には机……おそらく『所長』の仕事机がある。今その仕事机に上には、斜めに切断されたPCのモニタが無残な断面を晒し、その向こうの椅子も背もたれが全く同じ切り口を見せていた。
行為判定でわかる事
- この施設は星辰軌道開発株式会社の宇宙開発事業部の研究施設のひとつ。
- ロケットの建造や宇宙飛行士の訓練などを行っていた。
- これまで何度かロケットを打ち上げ、人類が恒久滞在可能な大型宇宙ステーションを一基建造するまでに至った。これは世界最先端の事である。
- 宇宙ステーション完成後、ステーション維持の為の研究や月面開発などはステーション側へ移行し、こちらの地上研究施設ではより安全確実簡単に宇宙に人や物資を送る為の計画を扱いだした。
- 軌道エレベータ計画が実現すれば大がかりで金のかかるロケット開発や宇宙飛行士訓練をせずとも宇宙と地上を行き来できると期待されている。
- この所長が在職していた頃は、ステーション側との歩調の合わなさが問題になっていた。
と、君たちが資料を見ている時突然嫌な気配を感じた。
全員に行為判定を行わせる。
誰かが行為判定成功→気づいて回避できる
全員が行為判定失敗→狙われたドール(ドール2又は3)は任意の部位のパーツを一つ破損
先ほども入口で襲ってきた正体不明の敵が、いつの間にか天井に張り付いている!
奴はまた一撃加えるとどこかへ走り去ってしまった。
イベント:先生の部屋
部屋の表には『研究グループ 主任 御門星士郎』とある。
内部は研究資料と思しき紙束が散らかり、椅子には白衣が掛けられていた。
机の上にもPCのディスプレイの他、いくつか書籍があるのが判る。
ドール達はこの部屋に覚えがある。此処は『先生』の部屋だ。君たちの授業を受け持っていた為、君たち自身もこの部屋に行く機会が多かった。課題の質問だったりすることもあったが、単に先生に構ってほしくて遊びに行った時も多々あった。そんな時先生は、困ったような顔をしながら、自分たちの相手をしてくれたことを覚えている。
と、君たちが少し懐かしい気持ちに浸っていると、例の気配がした。
全員に行為判定を行わせる。
誰かが行為判定成功→気づいて回避できる
全員が行為判定失敗→狙われたドール(ドール2又は3)は任意の部位のパーツを一つ破損
先ほども入口で襲ってきた正体不明の敵が、資料の影に潜んでいた。
奴はまた一撃加え、どこかへ走り去ってしまった。
行為判定で発見できる事
- 部屋に散らかっている研究は3種類。一つは宇宙へ行くロケットの開発。もう一つはアンデッド兵器の開発。最後の一つは何かの観察記録。どうやら空、分厚い雲の向こうにある何かを調べていたようだが……よく判らない。
- 日記を発見する。走り書きのメモのようで意味がさっぱりわからないページもあるが、ちゃんと日記になっているページもある。
●日記
+
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... |
××/××/××
クラスの子供達は飲み込みが早い。流石に生まれた時からグループの教育プログラムによる英才教育を受けているだけはある。この分ならあの子達が成人する前に立派なスペシャリストになれるだろう。
××/××/××
軌道支社の考えが読めない。交渉事は上役達の領分とは言え、無関心ではいられないだろう。支社の動向に関して、もうすこし情報を集められるようにしておくべき。
02/14/××
クラスの子供達からバレンタインのチョコレートをもらった。何かお返しを考えてあげなければ。
××/××/××
支社の連中は何を考えているのだろう。
アマテラスが機能停止して半年経つのに、いまだに工程表どころか復旧見込みすら出てこない。
その割に修復資材の輸送だけは景気よくやっているという話だ。
××/××/××
今日授業で星の等級の話をしたら全く通じなかった。
思えば、あの子達は生まれてから一度も、晴れ渡った空と言うものを見たことが無い。
あの子達に満天の星空を見せてあげたい。いつかチャンスは無いものか。
××/××/××
警備主任から、パトロール中にアンデッドに遭遇したと言う話を聞いた。戦場はまだ遠い筈だが、はぐれアンデッドだろうか。
ここは対アンデッド防備がしっかりしているので安心だが、子供たちが外に出て襲われないか心配だ。
××/××/××
電力不足の状態では開発を進めるのも難しいが、何もせずいるわけには行かない。
幸いにして粘菌コンピュータのネットワーク化が順調だ。これを活用して次の打ち上げを計画しよう。
××/××/××
あの子達からイノリ君の誕生会の案内をもらった。そういえばもうじきだったか。
最近授業を出来る時間がなかなか取れていなかったが、せめてこういう時位は祝ってあげたい。
××/××/××
発射台が崩壊した。大陸からの弾道弾攻撃という説が出ているが、疑問を感じる。
今あちらの連中にこちらへちょっかいを掛けるような余裕があるとも思えない。
それに、あの光はいったい……。
××/××/××
とうとう支社との連絡が途絶した。何か嫌な予感がする。
打ち上げの準備を進める必要がある。
××/××/××
やっと工場での製造を待つ段階になった。
もはや国や航空局の承認の為に雑多な書類を用意しなくて良いのだけがこの時代の良い所だ。それが幸せな事なのかはわからないが。
××/××/××
僕はバカだ。すぐ隣の部屋に星空を見る手段が存在したと言うのに、それをすっかり失念していた。長い事使われていなかったから少し整備が要るだろうが、使えなくなっていることは無いだろう。後で工場スタッフの誰かに頼もう。
××/××/××
大成功だ。あの子達も喜んでくれた。満面の笑顔、と言うものを久しぶりに見た気がする。
あの子達が今日語った夢を実現できるよう、心から祈る。僕はその為にあの子達に必要な知識を授けよう。
記憶の欠片:「22:星空(その1)」
「視界いっぱいに広がる、漆黒と星々の煌き。視線を水平に戻せば、得意げな顔の先生と大きな筒?のような機械。(ドール1及び2)、イノリお姉ちゃん、キョウスケ君。皆で見上げた、とても美しい光景。オリオンのベルト、おおいぬとこいぬ、いろんな星座の話をしてもらった。暗闇に浮かび上がる神話の物語に皆聞き入った。あの時、私達は同じ、一つの事を想ったのだ。『いつかあそこへ行く』と。そう改めて夢を胸に刻んだ」
××/××/××
明日、ついにアマテラス停止後初の打ち上げだ。発射台の復旧も何とか間に合った。
第一陣となる彼等には、支社の状況を確認して、スタッフの受け入れやアマテラス調査の交渉をなんとしても実現して貰わねば。
××/××/××(↑の翌日)
何が起きたのだ?
光が、全てを、砕いて
××/××/××(↑の数か月後)
この日記を書くのもこれで最後になるだろう。
私は決断した。もう引き返せない。
御門星士郎という人間が犯す罪を忘れぬため、ここに記録する。
私はこれから、愛しいものをすべて壊す。
あの子達にはいくら謝っても済むものでは無いが……それでも、私は。
|
(日記はここで終わっている)
イベント:プラネタリウム前(2回目)
君たちは再びあの扉の前に来た。
今の君達にはこの扉の向こうで星空を見上げた記憶がある。
先生に連れられてここに来たとき、先生はどうやって扉を開けていたか。
思い出す必要がある。今君たちは、この先に進まねばならないのだから。
イノリが居る場合のパターンは描写が追加される。
+
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... |
「再び、今度は明確にこの扉を開けるという意思を持って現れた君たちに、イノリも警戒を見せる」
「無駄ですよ、何の手掛かりも無くこの扉は開けられません」
「仕方ありませんね、なら!」
「突如、君たちの目の前でイノリの体が崩れる。そこに居たのは一頭のアンデッド。
このフロアで散々襲撃してきたものと同じタイプのアンデッドが、イノリに擬態していたのだ。
そいつは擬態を解除すると、一息に君たちに飛び掛かって来る!」
|
行為判定
記憶の欠片:星空を使い行為判定を行わせる。その他のうみそ等も使用可。
修正は-1で成功するまでチャンレンジ可。
但し判定一回ごとに他の部屋でもあった謎の敵襲撃が発生する。
これは修正なしで行為判定し、ドール誰かが成功したら防衛成功。
記憶の欠片:「22:星空(その2)」
「あの日、先生は授業の最後にこう言った。『君たちに星空を見せてあげる』と。
そういって先生が連れてきてくれたのがこの部屋だった。普段は開かずの間で、扉も開かないから近寄りもしなかった。
先生はカードキーを差し込んで、暗証番号を打ちこんでいく。確か、番号は……」
パスワード、19700311を入手する。
イベント:プラネタリウム
君たちが扉を開けて入ると、そこは完全な真っ暗闇であった。
背後で扉が閉まると、一切の光源が無くなり、アンデッドである君たちの視力で持ってしても部屋の隅が判らない。
だが、正面。大きな機械は捉えられていた。大きな筒のような機械。
こつ、こつ、こつと。その機械の後ろから足音を立てて、人影が現れる。
彼女――イノリは、悲しそうな顔で君たちを見つめていた。
「まさか、パスワードを覚えているなんて……」
「ねぇ、(ドール1)ちゃん。その子じゃなくて、私と一緒に外に出る気はありませんか?私達姉妹でしょう?」
「だって、私達の夢が叶うのよ。貴女達の持つキーと、私のこのキーがあれば、外に出られるの。それでこの試験の勝者になれば、先生に宇宙に連れて行って貰える……私は、(ドール1)ちゃんと宇宙に行きたいわ」
(胸元のポケットからカードキーを出して、またしまう)
「そう……」
イノリは一度、辛そうに目を伏せるが……再び目を開けた時には鋭く、悲壮な決意を込めた表情で君たちを見据えた。
「私もここは譲れないの。一緒に来ないのなら、貴女達にはここで果てて貰います」
同時に、君たちとイノリの間にあった機械が光を発する。
駆動音と共に、漆黒の天井に光が描き出すもの。
それは星空。まさに天を埋め尽くすほどの、星々の姿。
かつて見た光景。皆で笑いあったあの時の星空の正体はこれだった。
記憶の欠片:「22:星空(その3)」
「プラネタリウム、人工の星空を作り出す装置。忘れ去られ埃をかぶっていたそれを、先生は自分達の為に使えるようにしてくれた。生まれて初めてみる星空は、たとえ偽物であっても関係なく、心に刻み込まれた。宇宙への憧れを新たにした自分達は、その場で誓ったのだ。『宇宙飛行士になって宇宙に行く。それを諦めない』『そして叶うならば、皆で一緒に行こう』と。イノリお姉ちゃんは満面の笑顔で賛成してくれた。普段はあまりそりが合わなかったキョウスケ君も、この日ばかりは嫌味を言う事も無く同意してくれた。先生はそんな君たちを目を細めて見守っていてくれた。私達が一番幸せだったころ。永遠に別たれないと思っていた絆。そんな約束を、この星空の下でした」
機械――投影機の後ろ、イノリの周囲の闇から、染み出すようにアンデッド達が姿を現す。
満天の星々を背に、刀を抜いたイノリが告げる。
「私の夢の、邪魔はさせない……」
「その為なら、どんなに辛くても頑張るって決めたんです!」
『バトルパート』
カルマ
『プラネタリウムを守る』
戦闘終了時、投影機が破壊されていないことで条件達成です。
勝利条件の設定
『敵のカードキーを入手する』
イノリの胴パーツ「ドリーマーの鍵(カードキー)」を残した状態で全敵の移動・攻撃マニューバを損壊させれば条件達成です。
イノリはドリーマーの鍵(カードキー)を最優先、次に攻撃マニューバを優先して残します。
他の敵は攻撃マニューバを最優先で残します。
手駒の配置
配置/参加PL人数 |
2人 |
3人 |
煉獄 |
企業戦士ゾンビ×10 |
企業戦士ゾンビ×20 |
|
バンダースナッチ×2 |
バンダースナッチ×2 |
地獄 |
イノリ×1 |
イノリ×1 |
|
投影機×1 |
投影器×1 |
|
なし |
ヒルコ×1 |
奈落 |
対戦車スナイパー×1 |
対戦車スナイパー×1 |
戦闘中のセリフサンプル
「大丈夫よ、後でまたつなぎ直してあげるから」(妹に)
「まだよ、私は負けない!」
戦術
基本的にどのエネミーも、初期配置の場所から動きません。
イノリは序盤、地獄にドールが居ない場合【人形遣い】を使用して対戦車スナイパーに攻撃させます。
ヒルコはイノリだけを庇い、他のエネミーは庇いません。
対戦車スナイパーはあまり妨害等で生き延びさせようとせず、さっさと倒して貰いましょう。
バンダースナッチは積極的にドールに攻撃させましょう。
ドールが煉獄から居なくなった場合は、楽園方面にドールが居ればそちらへ、居なければ地獄方向に移動します。
イノリの頭部攻撃パーツ【レーザービーム】は最後の切り札です。
腕の攻撃マニューバが全損するか、ドール達が遠距離射撃に徹してどうしようもなくなった場合のみ使用します。
その際は「右目の眼帯をむしり取ると、そこにレーザー発振器がある」という演出を挟みます。
エネミーデータ
イノリ(サヴァント)
頭
パーツ名 |
参照先 |
効果(オリジナルパーツのみ) |
レーザービーム |
P90 |
|
練達の業 |
P74 |
ゴシックの【悪食】の名前を変えたもの |
狂戦士 |
箱P80 |
|
のうみそ |
P81 |
|
めだま |
P81 |
|
あご |
P81 |
|
人形遣い |
箱P80 |
|
トラウマスイッチ |
箱P80 |
|
腕
パーツ名 |
参照先 |
効果(オリジナルパーツのみ) |
名刀 |
P85 |
|
うで |
P80 |
|
執念 |
P91 |
ガントレットの名前を変えたもの |
リフレックス |
P90 |
|
先の先 |
P87 |
よぶんなうでの名前を変えたもの |
発剄 |
P84 |
|
こぶし |
P80 |
|
胴
パーツ名 |
参照先 |
効果(オリジナルパーツのみ) |
ドリーマーの鍵(カードキー) |
P56 |
たからものの名前を変えたもの |
しんぞう |
P86 |
|
肉の盾 |
P72 |
|
スチールボーン |
P89 |
|
せぼね |
P81 |
|
はらわた |
P81 |
|
はらわた |
P81 |
|
足
パーツ名 |
参照先 |
効果(オリジナルパーツのみ) |
ほね |
P80 |
|
円舞曲 |
P77 |
|
ホッパー |
P91 |
|
バックステップ |
P84 |
合金トランクの名前を変えたもの |
あし |
P80 |
|
悪意総計20点
最大行動値11
バンダースナッチ(ホラー)(本シナリオで頻繁に襲いかかってきたアレ)
パーツ名 |
参照先 |
効果(オリジナルパーツのみ) |
どくばり |
P87 |
|
ほね |
P80 |
|
ゆがんだうで |
P76 |
狂鬼の名前を変えたもの |
変色外皮 |
P87 |
ほとけかずらの名前を変えたもの |
のうみそ |
P81 |
|
はらわた |
P81 |
|
悪意総計3点
最大行動値8
投影機(ホラー)
以下の2パーツを持つ
トラウマスイッチ
設置型設備(不動)
企業戦士ゾンビ(レギオン)
公式レギオン、ゾンビのデータを使用する事。
対戦車スナイパー(ホラー)
公式ホラー、スナイパーのスナイパーライフルを対戦車ライフルに換装したもの。
『エンドパート』
修復
戦闘に勝利したら、ドールたちは以下のパーツを入手できます。
PL人数 |
基本パーツ |
強化パーツ |
2人 |
9 |
5 |
3人 |
10 |
5 |
※イノリについて
これまでのNCの演出と下記エンディングの描写、プレイヤー達のRP次第では、
プレイヤー達が「イノリを助けたい」と希望する可能性もあるかと思います。
その場合は、下記条件を満たすことでイノリを修復し、一緒に連れていくことも可とします。
ただし、戦闘や対話判定など、ゲーム的な判定には参加できません。あくまでRPの為の処置です。
イノリを助ける条件
→投影機未破壊+全員同意で最低限頭部基本パーツを修復した上で、たからもの(一話で拾った腕時計を想定)を渡す
エンディング
「あっ――」
短い悲鳴を漏らし、イノリが崩れ落ちる。それがこの場の戦いの決着だった。
彼女は呆然とした表情で、天の星々を見ている
「(ドール1)ちゃん……?」
何処かぼんやりした声で彼女がつぶやく。これまでの浮かべていた思いつめたような様子は無くなり、どこかおだやかな……かつて、彼女の生前の頃の雰囲気が戻って来ていた。
「あれ……わたしは、なんで……」
「そっか、わたし、(ドール1)ちゃんやみんなにひどい事しちゃったね……」
「ごめん、なさいね、(ドールの人数)人とも……」
「わたし、戦争のない所に行きたかった……。みんなで、平和に暮らしていける、そんな場所……アンデッドとか、核汚染とか、そういう事を心配しながら生きていくのが嫌だった……」
「だから、宇宙に行きたかったの……軌道のステーションは、平和なところだって。居住用のコロニーも建設が進んで、自然の復元にも成功したって、聞いたから……そういうところで、みんなと暮らせたらいいなって……」
「ああ……馬鹿ね、わたし。怖かったり、傷ついたりするのが嫌だから宇宙に行きたかったのに……わたしが(ドール1)ちゃん達を傷つけちゃ、意味ないじゃない……」
(声を詰まらせ、涙をこぼす)
「キー、持っていって。この奥に、プラネタリウムの操作室があるから……貴女達のキーと、私のキーがあれば、シェルターが解除できるわ。地上へ出られる」
君たちは、イノリから託された「Dreamer」と刻まれたキーで操作室への扉を開く。
続いて「Sleeper」のカードキーを差し込むと、コンソールに操作案内が出た。
君たちの命令で、とうとうこの施設全体を地下へ避難させていたシェルターシステムが解除され、建物はゆっくりと上昇を始めた。
床が震えているが、立っていられないほどではない。
地上はどうなっているのか、ここから出て何になるのか。それは分からない。
だが、全てはもう動き出した。これまで君たちを守っていたシェルターはもうすぐ無くなる。
君たちは向き合わなければならない。
真実と。地上で待っているであろう人と。
ネクロマンサー、御門星士郎と。
永い後日談のネクロニカ
キャンペーン「ほしにねがいを」
第三話『目覚め、あるいは彼女たちは何を願い祈ったのか』
End
寵愛を渡す
ドールたちに寵愛点を計算し渡してください。これにて本シナリオは終了です。第4話へ続きます。
最終更新:2016年09月01日 20:57