【霊亀(れいき)】
亀たちの王。吉凶を予知する能力を持つ。
五虫王のうちの甲虫(亀や蟹たち)の王である。
 
非常に巨大な体躯をしており、大きな鯨や島のような大きさをしているとされる。霊亀や神蛇など水にまつわる霊獣には、耳が生じているというのが特徴であり、耳を持っていると語られることが常である。
また、俗に蓑亀(みのがめ)と称されるような丈の長い青藻を甲や尾に生じているといる姿も、霊亀の特徴として広く認識されている。
		|  五虫  | 
		 毛虫  | 
		 羽虫  | 
		 鱗虫  | 
		 甲虫  | 
		 裸虫  | 
		|  王  | 
		 麒麟  | 
		 鳳凰  | 
		 神龍  | 
		 霊亀  | 
		 人  | 
神龍は「龍」(りゅう)、霊亀は「亀」(き)とのみ表記される文献もある。
【蓬莱(ほうらい)】
東海の果てにある神々の住まう蓬莱島(ほうらいとう)を背に載せているのが、この霊亀であるとも語られている。亀が長命の代名詞となっているのも、この点が結びつけられたことによる。
【金鰲(きんごう)】
金色に光り輝く大きな鰲魚で、仙人たちの住まうとされる金鰲島(きんごうとう)を背に載せている。「鰲」は「巨大な亀」の語義であり、霊亀と軌を一にしている。
最終更新:2022年05月27日 16:00