【電柱男(でんちゅうおとこ)】

夕暮れ時に、電柱と塀の隙間から姿をのぞかせて歩く人間をにらみつけたり、肩をつかんで来たりするという妖怪。毛の生えた太い腕をしているが、顔は見えないと語られる。(東京都)

電柱よりも高い男

電柱よりも背の高い男性のように見える黒い影が、夏の昼下がりに現われる。誰も通行人のいない住宅地の道路に出ると言う。(東京都)

電柱より大きな女の子

電柱よりも背の高い少女が現われる。(香川県)

【竹串の女(たけぐしのおんな)】

竹串を首に突き立てた不気味な女性が電柱と並んで立っているという。(神奈川県)

【電柱と妖怪】

悪霊や妖怪は、電線を通じて移動することが出来るとも考えられており、古くは四国地方では電柱を地域に建てることが嫌われていたりもした。いっぽうで鎌鼬(かまいたち)と電線とは相性が悪いとも語られており、鎌鼬現象が発生しづらくなっているのは電柱が増えたせいであるとも言う。

最終更新:2021年04月20日 15:19