総評
- 当主は上野から逃亡するも、自身は降るを潔しとせず。関東管領の老臣は最後まで上州武士の意地と誇りを見せつける。
- 難易度はやや難しい。後継者はいるものの、業正存命中にどれだけのことが出来るかが運命を分かつ。関東・東北あるいは甲信越と、いずれに目標を定めるかの戦略性が問われる。
- 領国はシナリオ2・5共に上野1ヶ国。
- 人材は旧山内上杉家臣団で構成。質の面でも頼れる者は少ないが、それ以前に数が不足している。しかし最大の問題点は当主である長野業正の寿命。
政治面では目立った武将がいない。行動力保存を優先すれば小幡信貞が、費用対効果を重視すれば長野業正が一人奮戦することになる。
戦闘面はそれほど悪くない。長野業正・小幡憲重に加えて長野業盛の元服も間近。個々の能力値では武田家にもそれほど遅れを取ってはいない。
浪人は周辺国に多数いるので、移ってきた場合は逃さず登用したい。開始時点で滞在している沼田祐光は登用できれば、特に内政面で大きな力となる。
「剣聖」こと長野十六槍の一人である上泉信綱は今回SP武将枠扱い。人材難により一層拍車がかかっている。 - 固定戦術は移動系、特殊系、攻撃系が各1つずつ。うち固有戦術が1つ。
「速攻」は距離を一気に縮めて奇襲を狙う場合に便利。相手側「鎮静」対策にも応用がきく。
「鼓舞」にあまり有難味はないが、まず最初に使用する戦術である事には相違ない。劇的な効果は期待できないが、冬場の合戦では雪対策にもなる。
固有戦術「乱戦」は長野家を支える切札的戦術。足軽戦術のため、お財布に優しい点も非常に有難い。 - 上野の文化効果は「疫病の被害減少」、技法は「兵法」。
- 上野は最大石高が高く、初期文化値も高め。金山は眠っている。内政が進めば大軍を養うことが可能な土地である。
北陸が大雪に見舞われた場合は、上野も影響を受ける場合がある。予定を狂わされることもあるので注意されたし。 - 隣接国は5ヶ国。隣接大名家は上杉家、武田家、蘆名家、宇都宮家、北条家。
- 外交関係は上杉家との友好が高くなっている。北条家・畠山家との友好がやや低いが、気にする程ではない。
シナリオ2では上杉家と同盟関係にある。攻守に最大限活用すべし。逆に同盟関係の無いシナリオ5では一転、上杉家は最大の脅威となる。 - ちなみに家紋は「沢瀉扇」。
固定戦術
- 速攻
- 鼓舞
- 乱戦(固有)
注目武将
長野 業正‐政治76 戦闘91 教養59 魅力66 足軽A 騎馬B 鉄砲D 天性:猛将
生涯現役を地で行く老雄は自称在原業平の子孫。その身朽ちても熱き魂は死なず。苛烈にして勝手なる遺言は必見。
戦闘91は武田四名臣をも凌駕する。足軽隊による「乱戦」を駆使して当主自ら最前線で暴れまくりたい。最大の敵は寿命。
生涯現役を地で行く老雄は自称在原業平の子孫。その身朽ちても熱き魂は死なず。苛烈にして勝手なる遺言は必見。
戦闘91は武田四名臣をも凌駕する。足軽隊による「乱戦」を駆使して当主自ら最前線で暴れまくりたい。最大の敵は寿命。
長野 業盛‐政治31 戦闘75 教養50 魅力49 足軽C 騎馬B 鉄砲D 天性:猛将
明日無き戦いを繰り広げるも衆寡敵せず、若き命を箕輪城に散らす。愚直にして高潔。時代に対して一騎打ち。
戦闘75はともかく政治31は次期当主として行動力不足を予感させる。魂はしっかりと受け継いだが、能力的にはやや厳しい。
明日無き戦いを繰り広げるも衆寡敵せず、若き命を箕輪城に散らす。愚直にして高潔。時代に対して一騎打ち。
戦闘75はともかく政治31は次期当主として行動力不足を予感させる。魂はしっかりと受け継いだが、能力的にはやや厳しい。
敵大名としての特徴
- 周囲を武田家・上杉家・北条家といった有力大名に囲まれ、一見すると風前の灯といった感が強い。
が、武田家は今川家、北条家は里見家をそれぞれ最初の標的とする場合が多く、意外と早期滅亡の憂き目に遭うことは少ない。 - シナリオ2では武田家は今川家、次いで北条家との同盟を破棄・侵攻し南関東制覇に乗り出す場合が多い。その隙をついて上杉家との同盟を活かし宇都宮家を攻略することもしばしば。
しかし、勢力拡大はそこまで。当主業正の寿命が尽きるとほぼ同時に関東一円を制した武田家(あるいは北条家)、更には東北統一を果たした勢力(主に伊達家)の猛攻に晒されることとなる。
最終的には長野業盛に代替わりする前後のタイミングで東北・関東の覇者たる勢力に飲み込まれてしまうケースが目立つ。 - シナリオ5では真田家は美濃方面に侵攻しがち、深谷上杉家は不動の構えを崩さないため信濃・武蔵方面での変化はほとんど無い。
最大の変化は上杉家との同盟関係の消滅で、上杉家は最初の標的を長野家に定める場合が多くなる。このため、シナリオ2の場合よりも長く持たずに上杉家に併呑されることがほとんどである。 - 合戦を行う際に注意する点は長野業正による「乱戦」。使用された場合は一旦距離を取るのが賢明。「鎮静」を用意出来ればベスト。
シナリオ別攻略
・シナリオ2
武将は3人。
長野業正には寿命という抗えない敵が間近に迫っている点に注意。シナリオ開始から5年前後で旅立つ場合が多い。
故に戦略は速攻策を採用したい。軍備を急務としてすぐに侵攻を開始。前述の通り武田家・北条家共にすぐには攻めてこないとはいえ、悠長には構えていられない。
同盟国である上杉家の越後には手を出さないほうが賢明。むしろ有効に利用すべきである。また、信濃・武蔵は仮に奪取しても武将数の増加が見込めず、その後身動きが取れなくなる可能性が高い。
という事で最初に侵攻すべきは下野あるいは岩代となる。なかでも岩代は共同軍が見込め、かつ蘆名家系武将との相性は比較的良好。被害を抑えつつ人材不足を打開し得る。
岩代攻略後は羽前から東北を制圧するか、下野から関東に侵攻するか。いずれにしても人材確保を念頭に置きながら進軍していく。
一地方を制圧できたなら、後は平押しで大丈夫。業正が彼岸へと旅立つ前にどれだけの領国と武将を確保できるかが肝心である。
少々博打となるが、開始直後から武蔵→相模と進み北条家が兵力を整える前に併呑してしまうのも一興。上手くすれば序盤の諸問題を一気に解決できるだろう。
・シナリオ2
武将は3人。
長野業正には寿命という抗えない敵が間近に迫っている点に注意。シナリオ開始から5年前後で旅立つ場合が多い。
故に戦略は速攻策を採用したい。軍備を急務としてすぐに侵攻を開始。前述の通り武田家・北条家共にすぐには攻めてこないとはいえ、悠長には構えていられない。
同盟国である上杉家の越後には手を出さないほうが賢明。むしろ有効に利用すべきである。また、信濃・武蔵は仮に奪取しても武将数の増加が見込めず、その後身動きが取れなくなる可能性が高い。
という事で最初に侵攻すべきは下野あるいは岩代となる。なかでも岩代は共同軍が見込め、かつ蘆名家系武将との相性は比較的良好。被害を抑えつつ人材不足を打開し得る。
岩代攻略後は羽前から東北を制圧するか、下野から関東に侵攻するか。いずれにしても人材確保を念頭に置きながら進軍していく。
一地方を制圧できたなら、後は平押しで大丈夫。業正が彼岸へと旅立つ前にどれだけの領国と武将を確保できるかが肝心である。
少々博打となるが、開始直後から武蔵→相模と進み北条家が兵力を整える前に併呑してしまうのも一興。上手くすれば序盤の諸問題を一気に解決できるだろう。
・シナリオ5
武将は4人。
隣接大名家が武田家から真田家に、北条家から深谷上杉家にそれぞれ変化するものの、基本的にはシナリオ2の場合と変わりない…といいたいが、状況は大きく異なる。
上杉家との同盟関係がないうえに、積極的に侵攻してくるのだ。しかも上杉オールスターで。そのためシナリオ2以上に難易度は高い。そしてより優秀な家臣が必要になる。
そこで最初に叩くべきは、真田家。乾坤一擲、最初にして最大の大勝負である。幸村には夜襲(訓練度で差をつける)、昌幸には「乱戦」で臨むのが最良か。
首尾良く真田一門を軍門に下したら、そこから先は遠江→駿河、または美濃に進んで人材の充実を図りたい。なお、上野は放棄する覚悟で。
武蔵から関東へ、あるいは岩代からみちのくへと進み安全圏を求めるのもあり。その場合は信濃を放棄することになるか。
いずれにしても攻め込まれたらその国は放棄あるいは攻められる前に放棄する「キャラバン作戦」を念頭に置いておきたい。本格的な領国経営は家臣が揃ってからでも遅くはない。
有力大名に囲まれているため苦戦もあるかと思うが、ここは業正の「乱戦」を存分に楽しもう。このシナリオでは業正の寿命を心配する必要はないのだから。
武将は4人。
隣接大名家が武田家から真田家に、北条家から深谷上杉家にそれぞれ変化するものの、基本的にはシナリオ2の場合と変わりない…といいたいが、状況は大きく異なる。
上杉家との同盟関係がないうえに、積極的に侵攻してくるのだ。しかも上杉オールスターで。そのためシナリオ2以上に難易度は高い。そしてより優秀な家臣が必要になる。
そこで最初に叩くべきは、真田家。乾坤一擲、最初にして最大の大勝負である。幸村には夜襲(訓練度で差をつける)、昌幸には「乱戦」で臨むのが最良か。
首尾良く真田一門を軍門に下したら、そこから先は遠江→駿河、または美濃に進んで人材の充実を図りたい。なお、上野は放棄する覚悟で。
武蔵から関東へ、あるいは岩代からみちのくへと進み安全圏を求めるのもあり。その場合は信濃を放棄することになるか。
いずれにしても攻め込まれたらその国は放棄あるいは攻められる前に放棄する「キャラバン作戦」を念頭に置いておきたい。本格的な領国経営は家臣が揃ってからでも遅くはない。
有力大名に囲まれているため苦戦もあるかと思うが、ここは業正の「乱戦」を存分に楽しもう。このシナリオでは業正の寿命を心配する必要はないのだから。