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87 臨界帯域

科目
資料
説明

聴覚フィルタとは,聴覚の周波数分析を行う,中心周波数が連続的に変化するバンドパスフィルタの総称(またはそのような説)であり,
臨界帯域とはその1つのバンドパスフィルタをもつ周波数帯域のことである。その帯域幅を臨界帯域幅という。

臨界帯域の性質
臨界帯域幅は周波数帯域によって異なり、その中心周波数が低くなるにつれて小さくなり、中心周波数が高くなるにつれて大きくなる(中心周波数が500Hz以下でおよそ100Hz,それ以上でおよそ1/3オクターブである)。複数の成分から構成される音について,成分の周波数差が臨界帯域幅よりも小さい場合はうなりを生じるが、臨界帯域幅より十分大きな場合は、干渉し合うことはない(→92 音の粗さ)。これは、聴覚フィルタが聞いている音にどのような周波数帯が含まれているかを振り分けて処理していることを示している。

臨界帯域と音の大きさ
複合音における音の大きさは、聴覚フィルタによって説明される。複合音における音の大きさは、臨界帯域ごとのラウドネスを加算することによって得られる。

臨界帯域幅の求め方
臨界帯域幅を求めるには、マスカーとよばれる、中心周波数と帯域幅をもった雑音が用いられる。ある純音を雑音によってマスクしようとする場合、その純音の周波数と同じ中心周波数をもつマスカーを、狭い帯域幅から徐々に帯域幅を広げていくと、ある帯域幅までは純音の音圧が徐々に小さく知覚されるが、ある帯域幅を過ぎると、一定の音圧のまま、近くされる音圧が変化しなくなる。この帯域幅が臨界帯域幅に一致する。



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最終更新:2011年11月15日 01:18
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