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91 音色

科目
資料
説明
音色
音色とは、音の性質の1つであり、その狭義・広義な捉え方によって、いくつかの定義が存在する。

定義
JISによる定義

   聴覚にかかわる上の音の性質の一つで、2音の大きさおよび高さが共に等しくても、その2音が異なった感じを与えるとき、その相違に相当する性質 


であると、JISでは定義されている。この定義によって定められる音色はティンバー(timbre) と呼ばれる。

より一般的な定義
音響用語辞典(2003)によると、

   より一般的には、つぎのような2面性を有する性質として定義するのが妥当であると考えられる。
   (i) 音源が何であるか認知(識別)するための手がかりとなる特性
   (ii) 音を聞いた主体が音から受ける印象の諸側面(多次元的属性)の総称で感情的色彩を帯びる。この音色的印象は様々の音色表現語で記述しうる。 


とされている。この定義によって定められる音色はサウンドクオリティ(sound quality) と呼ばれ、同書によると音質も意味するとされている。

影響要因
音色に影響を及ぼす要因としては、

   音の時間波形(およびそのスペクトル)
   音の時間波形(およびそのスペクトル)の時間変化

に集約される。

前述の一般的な定義にあるように、音色は多次元的な性質をもつ。その因子を音色因子といい、代表的には

   金属性因子
   迫力因子
   美的因子


に集約される。それぞれは形容詞で表現することができ、金属性因子であれば「鋭い」「鈍い」「固い」「柔らかい」、迫力因子であれば「迫力のある」「物足りない」「力強い」「弱々しい」、美的因子であれば「澄んだ」「濁った」「きれいな」「汚い」等の言葉で表わすことができる (岩宮, 2007)。

岩宮(2007)によると、この音響因子はSD法 *1 によって得られたものであり、音色を表現する言葉は3ないし4次元程度の空間上の座標で表されるとされている。

参考文献

   音響用語辞典 (コロナ社)
   よくわかる最新音響の基本と仕組み (秀和システム) - [岩宮, 2007]

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最終更新:2011年11月08日 18:57
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