22 コンチェルト

科目 西洋音楽史
資料 西洋音楽史P125-126
説明
 (16世紀後半)ヴェネツィア楽派は,音響効果に関わりのある音楽技法をいくつか生み出した。その一つに"コンチェルタート原理 concertato principle"(=ひとりの演奏者またが演奏者群が音楽上の一種の闘争の形で,別の演奏者または演奏者群と対抗する)がある。それを用いた楽曲をコンチェルト concerto(協奏曲)という。
 彼らは楽器と声のコンチェルトを聖堂の音楽に初めて導入した。その後は,独立した管楽器合奏が生まれた。その立役者がジョヴァンニ・ガブリエーリである。彼が使用した主な管楽器はコルネットcoenetto,サックバット(イタリアでトロンボーネtromboneと呼ばれた)などで,オルガンも頻繁に使われた。代表作は《弱と強のソナータ Sonata pian'e forte》。




※他の音楽技法は"アンティーフォナ"(=ある合奏またはある合唱グループと別のゲループ間のフレーズの交換),"対照 contrast"
  • 交響曲」(シンフォニー)と同語源であるが、バロック音楽の分野においては主として「声楽作品中に挿入された合奏曲」を指す用語として用いる。 -- 松田 (2012-01-17 23:12:39)
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最終更新:2012年01月17日 23:12
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