ニュージェネレーションヒーローズと呼ばれるウルトラマンたちと、闇の魔人ウルトラダークキラーとの、最終決戦。
ギンガたち「これが俺たち、ニュージェネレーションの力だ!!」
ダークキラー「グワアアァァ──ッッ!!」
ギンガ「これで奴は、二度と復活できない」
ゼロ「……だな」
ブル「まったくぅ! 心配かけて」
グリージョ「ごめんなさいです」
ロッソ「でも、アサヒもよくやったよ。いつの間にか立派になって」
グリージョ「えへへ……」
ゼロ「まだ、安心するには早いぜ。この件には黒幕がいる。そいつがグリージョを襲ったのは、お前らをグルーブにさせないためだ」
ロッソたち「えっ!?」
ジード「でも、グルーブの存在を知っている奴って……!?」
トレギア「そう。すべては私が仕組んだことだ」
ブル「トレギア! 生きていたのか!?」
オーブ「トレギア? 何者だ?」
ロッソ「前に、俺たちと戦った──」
ジード「闇のウルトラマンです」
トレギア「そうやってお前たちは、片方の局面からしか物事を見ない。この世界には、悪も正義も無いというのに── やはり消すしかないな。タロウ、光の国を」
ジード「何だって!?」
トレギアが悠々と、姿を消す。
ジード「ま、待てっ!」
ビクトリー「くっ! 逃げられたか」
エックス「すぐに追おう!」
グリージョ「お──っ!」
ロッソ「いや、アサヒは駄目だ」
ブル「地球に戻ってろ!」
グリージョ「何でですか!? 私がいたら、足手まといですか!?」
ブル「違う。そうじゃないって」
ロッソ「俺たちがいない地球を、綾香市を守ってほしい」
ブル「できるだろう? アサヒは、ウルトラウーマングリージョだからな」
グリージョ「……はい! ハッピー!」
ゼロ「俺がお前たちの時空まで、送ってってやるよ。気をつけろよ」
ギンガ「あぁ!」
ゼロがグリージョを連れ、時空を超えて地球上空に到着する。
グリージョ「お兄ちゃんたち、大丈夫でしょうか?」
ゼロ「心配すんな。あいつらは強い。それに……」
グリージョ「仲間を信じるのも、ウルトラマンの大事な資質、ですね!」
ゼロ「そういうことだ」
グリージョ「私…… 強くなります。この美しい地球を、みんなを守るために!」
ゼロ「あぁ! 期待してるぜ」
グリージョ「はい!」
一方のギンガやロッソたち。
ブル「よっしゃ! それじゃ、行きますか!」
ロッソ「何としてでも、トレギアを見つけないとな」
エックス「これは、俺たちだけの問題じゃない」
オーブ「あいつは、光の国を消すと言っていた」
ビクトリー「黙って見過ごすわけにはいかない」
ジード「光の国を、ウルトラマンの故郷を守らないと!」
ギンガ「あぁ! 俺たちの手で、平和を守り抜こうぜ!」
ギンガたち7人が力強く拳を差し出し、新たな戦いを目指して飛び発つ。
その雄姿に、不敵に笑うトレギアの姿が重なる。
トレギア「ハッハッハッハ…… ハッハッハッハ!」
最終更新：2020年04月03日 22:26
