
ジャン
「……」
「……」
タンッ


加賀
「それポンッ!」
「それポンッ!」
シパッ

桐生
「……おい、七萬が場に5枚あるぞ! 加賀、イカサマしたろ!!」
「……おい、七萬が場に5枚あるぞ! 加賀、イカサマしたろ!!」

加賀
(ククク……『ニール・コドリング』、牌のインクを操作し七萬を生み出した!)
(ククク……『ニール・コドリング』、牌のインクを操作し七萬を生み出した!)

加賀
「なんのことかな、私が七萬を増やしたというなら、その証拠はどこにある?
きちんとその瞬間を目撃したんでしょうね」
「なんのことかな、私が七萬を増やしたというなら、その証拠はどこにある?
きちんとその瞬間を目撃したんでしょうね」

桐生
「……クソッ」
「……クソッ」

加賀
「まだまだ甘いわね……」
「まだまだ甘いわね……」
タンッ


ギボンズ
「……」
「……」
タンッ


加賀
「それよ、ロン!」
「それよ、ロン!」

ギボンズ
「ほう……当ててしまったかね」
「ほう……当ててしまったかね」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド

加賀
「……何っ、私の牌が倒せない……!?」
「……何っ、私の牌が倒せない……!?」

ギボンズ
「どうした、アガったのならば手牌を見せておくれよ。
点数がわからないじゃあないか……」
「どうした、アガったのならば手牌を見せておくれよ。
点数がわからないじゃあないか……」

加賀
「手牌が雀卓に『凍りついた』ように動かない……ッ!」
「手牌が雀卓に『凍りついた』ように動かない……ッ!」

ジャン
(『フリーズ・フレイム』……加賀の手牌を卓に凍結させたか。
(『フリーズ・フレイム』……加賀の手牌を卓に凍結させたか。
さすが、抜け目の無い……)

ギボンズ
「フフフ……どうやらアガりは勘違いだったようだ。
本来チョンボの罰符だが、まあ今回は見逃してあげよう。
「フフフ……どうやらアガりは勘違いだったようだ。
本来チョンボの罰符だが、まあ今回は見逃してあげよう。
さあジャン、君のツモ番だ」

ジャン
「……」
「……」
チャッ


ジャン
(こ……これは『白』!)
(こ……これは『白』!)
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド

ジャン
(俺の待ち牌は一盃口のカンチャン六索だが、すでに場に2枚出ており残りは1枚……
(俺の待ち牌は一盃口のカンチャン六索だが、すでに場に2枚出ており残りは1枚……
本来、この『白』はただ捨てるだけの牌だが、俺にとっては違う!!)


ジャン
「……ツモ」
「……ツモ」

加賀
「……!!」
「……!!」

桐生
「何っ!!」
「何っ!!」

ジャン
「メンピン、チンイツ、一盃口……倍満だ」
「メンピン、チンイツ、一盃口……倍満だ」


ジャン
(『ドッグ・マン・スター』
(『ドッグ・マン・スター』
……手持ちの六索と白を『同期』させ、白を六索に変えたッ!
ただし、これにより六索が他の面子の手の中を含めて場に5枚存在してしまうことになる可能性はあるが……)
ただし、これにより六索が他の面子の手の中を含めて場に5枚存在してしまうことになる可能性はあるが……)

加賀
「ねえジャン……それは、どういうこと?」
「ねえジャン……それは、どういうこと?」

ジャン
「何だ、六索が場に5枚あるのか?
それがどうした、『俺が六索を増やした』と言うつもりなら、その証拠はあるんだろうな」
「何だ、六索が場に5枚あるのか?
それがどうした、『俺が六索を増やした』と言うつもりなら、その証拠はあるんだろうな」

加賀
「……」
「……」

ジャン
(それは加賀がすでに行っていたもの!
イカサマと断ずることはできない!)
(それは加賀がすでに行っていたもの!
イカサマと断ずることはできない!)

加賀
「いいえ……私が言っているのはそんなことじゃあないわ」
「いいえ……私が言っているのはそんなことじゃあないわ」

ジャン
「何……!」
「何……!」

加賀
「そのツモした牌……背中に『黒い星』があるけれど?」
「そのツモした牌……背中に『黒い星』があるけれど?」

桐生
「ああああッ!
てめえガン牌しやがったのか!!」
「ああああッ!
てめえガン牌しやがったのか!!」
※ガン牌……牌を伏せても何の牌かわかるようにキズや目印をつけたもの、もちろん禁止行為。

ジャン
「な、なんだと……!」
「な、なんだと……!」

ジャン
(しまった……
『ドッグ・マン・スター』は同期させたものに黒い星のマークがつく……
(しまった……
『ドッグ・マン・スター』は同期させたものに黒い星のマークがつく……
それをガン牌と言われてしまっては……!)

加賀
「これじゃあアガリは無効、罰符よね」
「これじゃあアガリは無効、罰符よね」

桐生
「そうだな、オイ8000点払えよ」
「そうだな、オイ8000点払えよ」

ジャン
「な……」
「な……」

ギボンズ
「ちょっと待ちたまえ、君たち」
「ちょっと待ちたまえ、君たち」

ジャン
「ギボンズ卿……(た、助かった)」
「ギボンズ卿……(た、助かった)」

ギボンズ
「ジャンは親番だ、払うのは12000点だよ」
「ジャンは親番だ、払うのは12000点だよ」

ジャン
「何ィィィイイイイイイイ!!!」
「何ィィィイイイイイイイ!!!」
最終結果
ギボンズ 36700点
加賀 26600点
桐生 24000点
ジャン 12700点
加賀 26600点
桐生 24000点
ジャン 12700点
出演トーナメントキャラ
No.4377 | |
【スタンド名】 | ニール・コドリング |
【本体】 | 加賀 御守道(カガ ミモチ) |
【能力】 | インクを膨張させて造形して操作する |
No.4720 | |
【スタンド名】 | コスモ・スピード |
【本体】 | 桐生 麗(キリュウ レイ) |
【能力】 | 5m内のものと同じ速度で動く事ができる |
No.4492 | |
【スタンド名】 | ドッグ・マン・スター |
【本体】 | 脚蛮 醤(ギャバン ジャン) |
【能力】 | マーキングしたもの同士を同期させる |
No.4861 | |
【スタンド名】 | フリーズ・フレイム |
【本体】 | サー・ヘクター・ギボンズ |
【能力】 | 殴ったものの時間を「凍結」させる |
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