
エミリ
「♪ポ~ニョ ポ~ニョ ポニョ 魚の子~
青い海からや~ってきた~」
「♪ポ~ニョ ポ~ニョ ポニョ 魚の子~
青い海からや~ってきた~」
ルンタ ルンタ ルンタ

エミリ
「♪ポ~ニョ ポ~ニョ ポニョ ふくらんだ~
まんまるおなかの 女の子~」
「♪ポ~ニョ ポ~ニョ ポニョ ふくらんだ~
まんまるおなかの 女の子~」
ルンルン ルンルン

NFG
「ゴ機嫌ダネェ」
「ゴ機嫌ダネェ」

エミリ
「今日は講義が早く終わったから~♪
バイトの前に~♪
ゲーム屋さんに行くの~♪」
「今日は講義が早く終わったから~♪
バイトの前に~♪
ゲーム屋さんに行くの~♪」
ランランルー
ウィィーン

店員
「いらっしゃいませー」
「いらっしゃいませー」

NFG
「何買イニ来タンダ?」
「何買イニ来タンダ?」

エミリ
「買いにきたんじゃないの~♪
ジョジョASBの予約に~♪
きたの~♪」
「買いにきたんじゃないの~♪
ジョジョASBの予約に~♪
きたの~♪」

店員
「…………?」
「…………?」

エミリ
「ロハン先生が出るなら絶対に買わなきゃでしょー?
『ニュー・ファウンド・グローリー』!」
「ロハン先生が出るなら絶対に買わなきゃでしょー?
『ニュー・ファウンド・グローリー』!」

店員
「はい?」
「はい?」

NFG
「マスター、ゴ機嫌ナノハイイガ、
ハタカラ見タラ、明ルイヒトリゴトヲ言ウ痛イ子ダゼ」
「マスター、ゴ機嫌ナノハイイガ、
ハタカラ見タラ、明ルイヒトリゴトヲ言ウ痛イ子ダゼ」

エミリ
「…………!!」
「…………!!」
ザワ ザワ ザワ ザワ

店員
「あ、あの~お客様?」
「あ、あの~お客様?」

エミリ
「…………ひぃー!
イッケネェ!」
「…………ひぃー!
イッケネェ!」
バビューン

店員
「うわ、逃げた!?」
「うわ、逃げた!?」

エミリ
「うう~~~恥ずかしすぎる……
「うう~~~恥ずかしすぎる……
なんであんた自我なんか持ってるのよニュー・ファウンド・グローリーぃぃ……」

NFG
「ソノ発言、イササカショックナンデスケド」
「ソノ発言、イササカショックナンデスケド」

エミリ
「しかも思わず外じゃなくて店内に走ってっちゃった
「しかも思わず外じゃなくて店内に走ってっちゃった
……外出るときまたあの店員さんと顔合わせちゃうじゃあん」

NFG
「ジャ、ツイデダカラ、チョットxboxノソフトデモ見ニイコウゼ」
「ジャ、ツイデダカラ、チョットxboxノソフトデモ見ニイコウゼ」

エミリ
「どーせまたxbox欲しいとか言うんでしょ~
「どーせまたxbox欲しいとか言うんでしょ~
そんなの買うお金ないよ……」

NFG
「バカヤロー!
金ガ無イカラ買エナイトカ言ッテタラ、乗レナイゼ、時代ノビッグウェーブニ!
「バカヤロー!
金ガ無イカラ買エナイトカ言ッテタラ、乗レナイゼ、時代ノビッグウェーブニ!
アノ『ゴマキ』ダッテ持ッテルンダゼ!?」

エミリ
「ミョーなとこ詳しいんだよなぁ……」
「ミョーなとこ詳しいんだよなぁ……」

NFG
「ソシテホラ見ロ!
コノ店ニダッテ、xboxノソフト見テル女ガイルンダゼ!?」
「ソシテホラ見ロ!
コノ店ニダッテ、xboxノソフト見テル女ガイルンダゼ!?」
ズビシィッ

エミリ
「え~?」
「え~?」

ヨーカ
「…………ブツブツ ブツブツ」
「…………ブツブツ ブツブツ」

エミリ
「ホントだ。
「ホントだ。
……でも、だからって私が買わなきゃいけない理由はないでしょ~?」

ヨーカ
「……これが、あの人の言ってた『アイドルマスター Z1ガールズ』
「……これが、あの人の言ってた『アイドルマスター Z1ガールズ』
……こんなものが、好きなの?
……ブツブツ ブツブツ」

エミリ
「しかも、ひとりごと言ってる。
「しかも、ひとりごと言ってる。
よかった~仲間見つけた気がして~」

NFG
「オマエノハヒトリゴトジャネエダロ」
「オマエノハヒトリゴトジャネエダロ」

ヨーカ
「……こんなの、たかが2次元の女じゃない。
「……こんなの、たかが2次元の女じゃない。
……って、私もある意味2次元の女だけどね、フフ」

NFG
「……マア、気味悪サデハ負ケテネエカ」
「……マア、気味悪サデハ負ケテネエカ」

ヨーカ
「……って、なんかさっきからうるさいわね。
いったい何かあるの……」
「……って、なんかさっきからうるさいわね。
いったい何かあるの……」
チラリ

NFG
「………………」
「………………」

ヨーカ
「………………」
「………………」

NFG
「………………」
「………………」

ヨーカ
「………………」
「………………」

ヨーカ
「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!」
「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!」

NFG
「ウワアアアアアアアア見ラレテラアアアアアアアアアアアアア!!」
「ウワアアアアアアアア見ラレテラアアアアアアアアアアアアア!!」

エミリ
「きゃああああああああああああああああああああああああああ!!!」
「きゃああああああああああああああああああああああああああ!!!」

店員
「うるせー! おまえら出てけー!!!」
「うるせー! おまえら出てけー!!!」

エミリ
「そんなわけで私たちは
ゲームショップから追い出されたまま
スタコラサッサとこの公園に
来ちゃったわけなのだが」
「そんなわけで私たちは
ゲームショップから追い出されたまま
スタコラサッサとこの公園に
来ちゃったわけなのだが」

エミリ
「もうビックリするじゃないですか!
あんなとこで大声出して!」
「もうビックリするじゃないですか!
あんなとこで大声出して!」

ヨーカ
「それは私だって言いたいわよ!
スタンドとはいえ、いきなり見たら驚くのも当然でしょ!
スタンド出して生活するなんて一般常識に欠けるんじゃなくて!?」
「それは私だって言いたいわよ!
スタンドとはいえ、いきなり見たら驚くのも当然でしょ!
スタンド出して生活するなんて一般常識に欠けるんじゃなくて!?」

エミリ
「むぐ」
「むぐ」

NFG
「スタンド自体一般的ジャネエケドナ」
「スタンド自体一般的ジャネエケドナ」

ヨーカ
「しかも私の恥ずかしいひとりごとまで聞かれてしまって……」
「しかも私の恥ずかしいひとりごとまで聞かれてしまって……」

エミリ
「えー聞いてませんよー」
「えー聞いてませんよー」

ヨーカ
「とにかく!
こうなった以上、あなたには私に協力してもらいますからね」
「とにかく!
こうなった以上、あなたには私に協力してもらいますからね」

エミリ
「きょ、協力……?」
「きょ、協力……?」

ヨーカ
「もちろん……私の恋を成就させる協力をね……!」
「もちろん……私の恋を成就させる協力をね……!」

エミリ
「恋……!」
「恋……!」

ヨーカ
「な、なによ、私だってまだまだ恋していい年齢なんだから!
笑うんじゃないわよ!」
「な、なによ、私だってまだまだ恋していい年齢なんだから!
笑うんじゃないわよ!」

エミリ
「……そうじゃない。
「……そうじゃない。
いいでしょう、私はあなたのお手伝いをさせていただきます」

ヨーカ
「……!
「……!
ほんと!」

エミリ
「ですが!
あなたの恋だけ叶えさせるのでは割に合いません!
「ですが!
あなたの恋だけ叶えさせるのでは割に合いません!
私にも協力してもらいますからね!!」

ヨーカ
「な、なんですって……!」
「な、なんですって……!」

NFG
「展開ガドンドン進ムナァ」
「展開ガドンドン進ムナァ」

ヨーカ
(な、なんて図々しい子なの……
でもこの図々しさが私にもあれば、すでにいい男を捕まえていたのかもしれない
(な、なんて図々しい子なの……
でもこの図々しさが私にもあれば、すでにいい男を捕まえていたのかもしれない
……ってそうじゃなくて!
とにかく私の恋さえ叶えられるのなら、たしかにこの子の手伝いくらいしてやってもいいし……)
とにかく私の恋さえ叶えられるのなら、たしかにこの子の手伝いくらいしてやってもいいし……)

ヨーカ
「……わかったわ。
お互い協力しましょう」
「……わかったわ。
お互い協力しましょう」

エミリ
「決まりですね!
よし、燃えてきたぞー!
さっそく話を聞かせてください!!」
「決まりですね!
よし、燃えてきたぞー!
さっそく話を聞かせてください!!」
~ CM ~
……ゴクリ

佐藤耀壱
「……これは」
「……これは」

????
「必府町のお米だけでできたお茶でし」
「必府町のお米だけでできたお茶でし」

佐藤耀壱
「お米だけで……!」
「お米だけで……!」

佐藤耀壱
「どなたですか!」
「どなたですか!」
ススー

電ちゅみ
「こういうものでし」
「こういうものでし」

佐藤耀壱
「コロ助ェェ!!」
「コロ助ェェ!!」

電ちゅみ
「 」
「 」
「必府町のお米だけでできたお茶です、きりん『びっぷ米茶』」

ヨーカ
「なるほど……
「なるほど……
描いたものを具現化する能力ですか、なかなかすごい能力ね」

エミリ
「ええと、それでヨーカさんの想い人というのが……」
「ええと、それでヨーカさんの想い人というのが……」

ヨーカ
「そう、今私が想っている人はインターネットのチャットで知り合ったの。
私の話をじっと聞いてくれて、優しい言葉をかけてくれたの」
「そう、今私が想っている人はインターネットのチャットで知り合ったの。
私の話をじっと聞いてくれて、優しい言葉をかけてくれたの」

エミリ
「…………」
「…………」

ヨーカ
「ボイスチャットも何度かしたことがあるの、
低い声で……だけどどこかやさしいのよ」
「ボイスチャットも何度かしたことがあるの、
低い声で……だけどどこかやさしいのよ」

エミリ
「……そーですか」
「……そーですか」

ヨーカ
「まさか、しらけてるんじゃないでしょうね?
私をバカにしないでよね!」
「まさか、しらけてるんじゃないでしょうね?
私をバカにしないでよね!」

エミリ
「……いいえ!
ステキです!
「……いいえ!
ステキです!
見たこともない人を想うなんて……
声だけで好きになるなんて、源氏物語の世界みたいじゃないですか!
すごいです!!」
声だけで好きになるなんて、源氏物語の世界みたいじゃないですか!
すごいです!!」

ヨーカ
「そ、そう……?
ありがと、自信がついてきたわ」
「そ、そう……?
ありがと、自信がついてきたわ」

エミリ
「で、ヨーカさんの能力が、
自身が神になること……さらにステキですね」
「で、ヨーカさんの能力が、
自身が神になること……さらにステキですね」

ヨーカ
「違う違う、紙。
ペーパーよペーパー」
「違う違う、紙。
ペーパーよペーパー」

エミリ
「え、そうだったんですか……なんだ……」
「え、そうだったんですか……なんだ……」
ションボリ

ヨーカ
「なんか意味もなくヘコむわね……
「なんか意味もなくヘコむわね……
まあいいわエミリちゃん、
あなたが私の気持ちを理解してくれて気分がいいからあなたのお手伝いを先にやってあげるわ」
あなたが私の気持ちを理解してくれて気分がいいからあなたのお手伝いを先にやってあげるわ」

エミリ
「ほんとですか!
わーい、やったー!」
「ほんとですか!
わーい、やったー!」

ヨーカ
「それでどういった作戦を考えてるの?」
「それでどういった作戦を考えてるの?」

エミリ
「ふふふ……
「ふふふ……
ヨーカさんのスタンド能力を聞いてピーンと来たんです」

ヨーカ
「私の?」
「私の?」

エミリ
「そうです。
私が用意したラブレターの封筒に、ヨーカさんが紙になって忍び込むんです」
「そうです。
私が用意したラブレターの封筒に、ヨーカさんが紙になって忍び込むんです」

ヨーカ
「え、なんで?」
「え、なんで?」

エミリ
「いいですか、
ここであえて私は差出人の名前は書かずに、
私の好きな人への想いをぶつけた手紙だけを彼に読ませるんです」
「いいですか、
ここであえて私は差出人の名前は書かずに、
私の好きな人への想いをぶつけた手紙だけを彼に読ませるんです」

ヨーカ
「エミリちゃんの名前を書かないの?
それじゃあ意味がないじゃない」
「エミリちゃんの名前を書かないの?
それじゃあ意味がないじゃない」

エミリ
「ふふふ、ちゃんと理由があるんですよ。
彼は部屋でたったひとりその手紙を読んでいるんです。
「ふふふ、ちゃんと理由があるんですよ。
彼は部屋でたったひとりその手紙を読んでいるんです。
するとどうなりますか?」

ヨーカ
「うーん、差出人が気になるけど……」
「うーん、差出人が気になるけど……」

エミリ
「そう、するとニマニマした彼は『誰からだろう、エミリかな』とかなんとか!
ホンネをポロリとひとりごちるわけですよ!
私たちのように!!」
「そう、するとニマニマした彼は『誰からだろう、エミリかな』とかなんとか!
ホンネをポロリとひとりごちるわけですよ!
私たちのように!!」

ヨーカ
「私たち?」
「私たち?」

エミリ
「しっかぁーし!
ひとりだと思い込んでいた彼でしたが、
実はそのひとりごとを封筒の中に忍び込んだヨーカさんが聞いているんですよ!」
「しっかぁーし!
ひとりだと思い込んでいた彼でしたが、
実はそのひとりごとを封筒の中に忍び込んだヨーカさんが聞いているんですよ!」

ヨーカ
「…………!!」
「…………!!」

エミリ
「察しがつきましたか……そうです、
ヨーカさんは、彼が手紙を読んでどのようにつぶやいていたか、
こっそり聴いておいて、それを私に伝えてもらうんです!
「察しがつきましたか……そうです、
ヨーカさんは、彼が手紙を読んでどのようにつぶやいていたか、
こっそり聴いておいて、それを私に伝えてもらうんです!
もしほんとに、わた、わ、私のなま、名前をつぶやいてたりしたら……キャー!
大成功ってなもんですよ!!」
大成功ってなもんですよ!!」

エミリ
「名付けて『手紙に耳あり、陰にはエミリ』作戦!!」
「名付けて『手紙に耳あり、陰にはエミリ』作戦!!」

ヨーカ
「…………なるほど、面白い作戦ね」
「…………なるほど、面白い作戦ね」

エミリ
「でしょー!
でしょー!」
「でしょー!
でしょー!」

ヨーカ
「でも、欠点もあるわ。
例えば、彼が手紙を開いた後、私がどうやってそこから脱出するか。
最悪の場合破かれてしまうかもしれないのよ?」
「でも、欠点もあるわ。
例えば、彼が手紙を開いた後、私がどうやってそこから脱出するか。
最悪の場合破かれてしまうかもしれないのよ?」

エミリ
「えーそんなことしませんよ彼はー」
「えーそんなことしませんよ彼はー」

ヨーカ
「あと、私が封筒の中にいる間……まったく身動きがとれないことね。
紙になるとはいえ、ぎゅうぎゅう詰めに変わりはないのよね」
「あと、私が封筒の中にいる間……まったく身動きがとれないことね。
紙になるとはいえ、ぎゅうぎゅう詰めに変わりはないのよね」

エミリ
「むむ……」
「むむ……」

ヨーカ
「まあ……それは私がちょっとガマンすればいいことよね。
もし破かれても、のりがあればくっつくことは可能だし」
「まあ……それは私がちょっとガマンすればいいことよね。
もし破かれても、のりがあればくっつくことは可能だし」

エミリ
「ヨーカさん……!」
「ヨーカさん……!」

ヨーカ
「あなたのスタンド能力は魅力的だもの、
きっと私の恋を成就させるのに十分役立ってくれるはずだし、
私も少しはガマンしないとね」
「あなたのスタンド能力は魅力的だもの、
きっと私の恋を成就させるのに十分役立ってくれるはずだし、
私も少しはガマンしないとね」

エミリ
「あ、ありがとうございますっ!
じゃあ早速手紙に忍び込んじゃってください!!」
「あ、ありがとうございますっ!
じゃあ早速手紙に忍び込んじゃってください!!」

ヨーカ
「えっ、もう用意してあるの!?」
「えっ、もう用意してあるの!?」

エミリ
「はいっ!
普通のヤツと、パピルスに包んだヤツ、
ロゼッタ・ストーンにヒエログリフで書いたヤツとありますが……」
「はいっ!
普通のヤツと、パピルスに包んだヤツ、
ロゼッタ・ストーンにヒエログリフで書いたヤツとありますが……」

ヨーカ
「普通の丈夫なヤツにしなさい!
送料いくらかかると思ってんの!!」
「普通の丈夫なヤツにしなさい!
送料いくらかかると思ってんの!!」

エミリ
「そうですか……」
「そうですか……」
ションボリ

ヨーカ
(さすがにでかい石抱えたまま運ばれたくないわ)
(さすがにでかい石抱えたまま運ばれたくないわ)

エミリ
「じゃあ普通のヤツのに入ってください。
1週間はガマンしてもらうことになりますが……」
「じゃあ普通のヤツのに入ってください。
1週間はガマンしてもらうことになりますが……」

ヨーカ
「えっ、1週間なわけないでしょ。
半日か1日くらいよ。
「えっ、1週間なわけないでしょ。
半日か1日くらいよ。
いくらゆとり世代だからってエミリちゃん」

エミリ
「いやいや少なくとも1週間ですって、だってイタリアに届けるんですから」
「いやいや少なくとも1週間ですって、だってイタリアに届けるんですから」

ヨーカ
「えっいっい、イタリアぁ!?」
「えっいっい、イタリアぁ!?」

エミリ
「あれ?
言ってませんでしたっけ、彼今イタリアに短期留学中なんですよ」
「あれ?
言ってませんでしたっけ、彼今イタリアに短期留学中なんですよ」

ヨーカ
「いっ、イタリアなんか行けるかあ!!」
「いっ、イタリアなんか行けるかあ!!」

エミリ
「えーっ!!
さっき少しはガマンするとか言ったじゃないですか!」
「えーっ!!
さっき少しはガマンするとか言ったじゃないですか!」

ヨーカ
「1週間飲まず食わず動かずでやってられるか!」
「1週間飲まず食わず動かずでやってられるか!」

エミリ
「ええぇ~~~~そんなぁぁ……」
「ええぇ~~~~そんなぁぁ……」

ヨーカ
「もうこの話はナシよ!
「もうこの話はナシよ!
帰る!」

エミリ
「ま、待ってくださいよ!
「ま、待ってくださいよ!
『胸擦れ合うも他生の縁』と言うじゃないですかー!」

ヨーカ
「『袖擦れ合う』だよ!
どーせ私には擦れ合う胸がねーよ!!」
「『袖擦れ合う』だよ!
どーせ私には擦れ合う胸がねーよ!!」

エミリ
「うわぁぁ……
「うわぁぁ……
ヨーカさんカンバーック!!」

ヨーカ
(まったく、
とんだことに巻き込まれるところだったけど……いい話を聞いたわ。
(まったく、
とんだことに巻き込まれるところだったけど……いい話を聞いたわ。
ふふっ、ふふ、うふふふふ……)
~ 1週間後 ~
――ヨーカのアパート通路
ドンドンドン!!

エツィオ
「おいヨーカ!!
出てこい!
「おいヨーカ!!
出てこい!
ヤギ子の養育費、今日こそ払ってもらうぞ!」
ドンドンドン!!

エツィオ
「ヨーカ!! ヨーカ!! 貧乳!!
「ヨーカ!! ヨーカ!! 貧乳!!
出ろ貧乳スイーツ!!」

大家のおばちゃん
「なんですか騒々しい!」
「なんですか騒々しい!」

エツィオ
「おお、これはマダム。
失礼いたしました」
「おお、これはマダム。
失礼いたしました」

大家のおばちゃん
「(あらいい男!)
「(あらいい男!)
マダムだなんてそんな……で、どうかしたのかしら?」

エツィオ
「私、ここの住人に用があるのですが……」
「私、ここの住人に用があるのですが……」

大家のおばちゃん
「あら?
ヨーカちゃんなら旅行に行くとか言ってたわよ?
「あら?
ヨーカちゃんなら旅行に行くとか言ってたわよ?
2泊3日とか」

エツィオ
「なんですって?」
「なんですって?」

ヨーカ
(…………ふう、封筒の中は思ってた通り狭いけど、苦しいほどではなかったわね。
(…………ふう、封筒の中は思ってた通り狭いけど、苦しいほどではなかったわね。
寝ていれば問題なかったわ)

ヨーカ
(さすがにイタリアには行ってられないけど、
エミリちゃんの作戦は私にとってもそのまま使えるのよね)
(さすがにイタリアには行ってられないけど、
エミリちゃんの作戦は私にとってもそのまま使えるのよね)

ヨーカ
(チャットで住所はさりげなく聞いていたし、
案外近所なのには驚いたけど、それなら逆に苦労もなくて済むわ)
(チャットで住所はさりげなく聞いていたし、
案外近所なのには驚いたけど、それなら逆に苦労もなくて済むわ)
ガサッ

ヨーカ
(……!
(……!
今配達員が手に取った。
もうあの人の住むマンションに着いたのね。
書留にしていたからすぐにあの人が受け取ってくれるはず……)
もうあの人の住むマンションに着いたのね。
書留にしていたからすぐにあの人が受け取ってくれるはず……)

配達員
「確かにお届けいたしました、ありがとうございましたー」
「確かにお届けいたしました、ありがとうございましたー」

ヨーカ
(きた……! ついに会える……あの人に!)
(きた……! ついに会える……あの人に!)
パラリ

アンテナさん
「うはwwwwww
手紙キタコレwwww
「うはwwwwww
手紙キタコレwwww
女からのwww手紙wwwwwwっうぇwwwwっうぇwwww」

ヨーカ
「 」
「 」

アンテナさん
「ムムッwww
この気配wwwwww
「ムムッwww
この気配wwwwww
『アンテナ Act.1』!!」
ピボピボピボピボピボピボピボピボピボピボ

アンテナさん
「手紙の中からwwwww
スタンド使いの気配wwwww
「手紙の中からwwwww
スタンド使いの気配wwwww
殿中でござるwwww
殿中でござるwwww」
殿中でござるwwww」

ヨーカ
「な、見つかった!?」
「な、見つかった!?」

アンテナさん
「ポーニョwwポーニョwwポーニョ女の子wwww
手紙の中からwwwwやってきたwwwwww」
「ポーニョwwポーニョwwポーニョ女の子wwww
手紙の中からwwwwやってきたwwwwww」

ヨーカ
「ひっ、ひいいいいいいいいい」
「ひっ、ひいいいいいいいいい」

アンテナさん
「ちょwwww
逃げるなでござるwwwww
「ちょwwww
逃げるなでござるwwwww
ははwww
どこへ行こうというのだねwwwww」
どこへ行こうというのだねwwwww」

ヨーカ
「助けてええ!
「助けてええ!
『オーメンズ・オブ・ラブ』!」
ビシュッ

アンテナさん
「ぎゃあああああwwwwwww
目がwwwww
目がwwwwww」
「ぎゃあああああwwwwwww
目がwwwww
目がwwwwww」
~BGM:ラピュタのテーマ~
ルルル~ルル~ル~ル~ ルルル~ルル~ル~ル~

ヨーカ
「キャーッ!」
「キャーッ!」

アンテナさん
「しまったwwwww
女がwwwwww
マンションから落ちたwwww」
「しまったwwwww
女がwwwwww
マンションから落ちたwwww」

パズー
「親方! 空から女の子が!!」
「親方! 空から女の子が!!」
つづく
出演トーナメントキャラ
No.4971 | |
【スタンド名】 | ニュー・ファウンド・グローリー |
【本体】 | エミリアナ・セブロ・メサ |
【能力】 | スタンドが描いたものを具現化する |
No.5480 | |
【スタンド名】 | オーメンズ・オブ・ラブ |
【本体】 | 満木 葉華(ミツギ ヨウカ) |
【能力】 | 本体の身体に「紙の性質」を付与する |
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