――夕方、駅前広場

エミリ
「んんーっ、今日も楽しかったあ!」
「んんーっ、今日も楽しかったあ!」

NFG
「朝カラ原宿行ッテ買い物シテ、
昼飯ニ大食イチャレンジニ挑戦シテ、
映画二本ハシゴカ……
「朝カラ原宿行ッテ買い物シテ、
昼飯ニ大食イチャレンジニ挑戦シテ、
映画二本ハシゴカ……
ヨク体ガモツナ」

エミリ
「あったりまえでしょー?
19歳だもん!
遊びたい盛りなんだもーん!」
「あったりまえでしょー?
19歳だもん!
遊びたい盛りなんだもーん!」

NFG
「オンナジクライ学業モ頑張ッテモライタイモンダガナア」
「オンナジクライ学業モ頑張ッテモライタイモンダガナア」

エミリ
「しっかし今日観た映画はどっちもアタリだったなあ!
『神砂嵐立ちぬ』に『劇場版コナン』!
「しっかし今日観た映画はどっちもアタリだったなあ!
『神砂嵐立ちぬ』に『劇場版コナン』!
いやー知的好奇心がゆさぶられまくりますなあ!」

NFG
「ソウヤナエミリ。
マサカコナンガ工藤新一ダトハナ……」
「ソウヤナエミリ。
マサカコナンガ工藤新一ダトハナ……」

エミリ
「もーっ、ゼンゼンわかってないじゃない『ニュー・ファウンド・グローリー』!
「もーっ、ゼンゼンわかってないじゃない『ニュー・ファウンド・グローリー』!
……ん?」

外国人観光客
「ウウーン……困りまーしたネ」
「ウウーン……困りまーしたネ」
ウロウロ

エミリ
「あっ、外人さんだ!」
「あっ、外人さんだ!」

NFG
「オマエモ外人ダケドナ」
「オマエモ外人ダケドナ」

エミリ
「未知なる遭遇は人生に彩りを添える!
「未知なる遭遇は人生に彩りを添える!
助けるよ、NFG!!」

NFG
「ヤレヤレダゼ」
「ヤレヤレダゼ」

エミリ
「へ~い外人さん!
ジャンボ(こんにちは)!」
「へ~い外人さん!
ジャンボ(こんにちは)!」

NFG
「何人ダト思ッテンダ」
「何人ダト思ッテンダ」

外国人
「ジャ……?
ジャン……?」
「ジャ……?
ジャン……?」
オロオロ

NFG
「ホラミロ」
「ホラミロ」

エミリ
「えーと……コホン、
「えーと……コホン、
『Mi nombre es Emily. Esta actuando como un estudiante en Japon!』」

NFG
「ナニシャベッテンダ?」
「ナニシャベッテンダ?」

エミリ
「スペイン語で自己紹介したの!
「スペイン語で自己紹介したの!
って言ってもホントはゼンゼンしゃべれないからコレだけ丸暗記してるだけなんだけど」

外国人
「Gracias!
Me alegro de conocer a aquellos que pueden hablar espanol」
「Gracias!
Me alegro de conocer a aquellos que pueden hablar espanol」

エミリ
「やべえ通じた」
「やべえ通じた」

NFG
「ナニヤッテンダ」
「ナニヤッテンダ」

外国人
「Mmm......
How should it go to Haneda Airport? 」
「Mmm......
How should it go to Haneda Airport? 」

エミリ
「どーしよー、ゼンゼンわかんないよーっ」
「どーしよー、ゼンゼンわかんないよーっ」

NFG
「イヤ、今喋ッテタノハ英語ダケド。
ソレデモダメナノ?」
「イヤ、今喋ッテタノハ英語ダケド。
ソレデモダメナノ?」

外国人
「Es como si...?
「Es como si...?
……アー、ヤハリ、ニホンゴしか話せない方デスか? 」

エミリ
「ううう……ごめんなさい」
「ううう……ごめんなさい」

NFG
「自業自得ワロタ」
「自業自得ワロタ」

外国人
「いえいえ、自業自得だなんテそんな……
「いえいえ、自業自得だなんテそんな……
話しかけてきてクレただけで嬉しいデース」

エミリ
「あっ、あはは……いやいやとんでもない」
「あっ、あはは……いやいやとんでもない」

NFG
「何励マサレテンダ……ッテ」
「何励マサレテンダ……ッテ」

エミリ
「あれっ、NFGの声が聞こえてる!?」
「あれっ、NFGの声が聞こえてる!?」

外国人
「Oh...スタンドだったでーすか?
ニホンの技術力はソウトウなモンだと聞きましたカラ、
ホログラムペットかと思いまーしたガ残念デース」
「Oh...スタンドだったでーすか?
ニホンの技術力はソウトウなモンだと聞きましたカラ、
ホログラムペットかと思いまーしたガ残念デース」

NFG
「ホログラム……ペット……」
「ホログラム……ペット……」
ションボリ

エミリ
「やめて!
NFGも大切な家族の一員なのよ!」
「やめて!
NFGも大切な家族の一員なのよ!」

NFG
「ソレモペットヲカバウ飼イ主ノ発言ミタイダカラ、ヤメテ」
「ソレモペットヲカバウ飼イ主ノ発言ミタイダカラ、ヤメテ」

外国人
「あいやー、失礼しまーした……」
「あいやー、失礼しまーした……」

エミリ
「ところで外人さん、何者?」
「ところで外人さん、何者?」

ハシム
「はーい、ワタシの名はハシム・バラミール。
今回ハ南米のほうカラきました」
「はーい、ワタシの名はハシム・バラミール。
今回ハ南米のほうカラきました」

エミリ
「南米……ほっ。
スペイン語しゃべってたからスペイン人だったら私が恥ずかしくてどうしようかと思っちゃった」
「南米……ほっ。
スペイン語しゃべってたからスペイン人だったら私が恥ずかしくてどうしようかと思っちゃった」

ハシム
「南米デモスペイン語が使われてまーすガ」
「南米デモスペイン語が使われてまーすガ」

エミリ
「な、なんだってー!
「な、なんだってー!
ブクブクバターン!」

NFG
「ア、泡吹イテ倒レタ…………振リダケド」
「ア、泡吹イテ倒レタ…………振リダケド」

ハシム
「あらあら、気にしないでくださーい。
職業柄いろいろな言葉を話せるもので、スペイン語もそのうちのひとつにすぎませーん」
「あらあら、気にしないでくださーい。
職業柄いろいろな言葉を話せるもので、スペイン語もそのうちのひとつにすぎませーん」

エミリ
「むむむ……そんなこと言われたら
スペインの情熱の血が入ってるのにスペイン語が話せない私の立場がないじゃない!」
「むむむ……そんなこと言われたら
スペインの情熱の血が入ってるのにスペイン語が話せない私の立場がないじゃない!」

NFG
「スペインノクダリ、マダ続クノ?」
「スペインノクダリ、マダ続クノ?」

エミリ
「ああ、そうでした!
ええと……ハシムさん!
「ああ、そうでした!
ええと……ハシムさん!
何かお困りでしたらこの日本語に堪能な私がお助けします!」

ハシム
「本当デスカ!
それは助かりまーす。
「本当デスカ!
それは助かりまーす。
実は今日中に羽田空港にイカなければイケないんですが、
ドウ行ったらいいのかワカラナイのデス」
ドウ行ったらいいのかワカラナイのデス」

エミリ
「なるほど!
羽田ですね!!
「なるほど!
羽田ですね!!
そんなら、この道を真っ直ぐジョジョジョイーンって行って、
突き当りを曲がってそのまま道なりにモルモルモルっと進めば見えますよ!」
突き当りを曲がってそのまま道なりにモルモルモルっと進めば見えますよ!」

ハシム
「オオ、アリガトウございます!」
「オオ、アリガトウございます!」

NFG
「イヤイヤ郵便局ニ行クンジャネエンダ、マズ電車ダロウガ、フツウ」
「イヤイヤ郵便局ニ行クンジャネエンダ、マズ電車ダロウガ、フツウ」

エミリ
「むむむ……鋭いわねNFG。
「むむむ……鋭いわねNFG。
ええと、ハシムさん!
電車に乗って羽田に行くなら、電車に堪能な駅員さんに聞くのがてっとりばやいです!」
電車に乗って羽田に行くなら、電車に堪能な駅員さんに聞くのがてっとりばやいです!」

NFG
「モハヤ何ノ役ニモナッテナイナ、オマエ」
「モハヤ何ノ役ニモナッテナイナ、オマエ」

ハシム
「ソレモ遭難ですガ……
「ソレモ遭難ですガ……
駅員さんニ話しかけようとスルト、
駅員さんも慌てテしまって、『ジャンボ!』と挨拶らしき言葉シカ返ってこないんデス」
駅員さんも慌てテしまって、『ジャンボ!』と挨拶らしき言葉シカ返ってこないんデス」

NFG
「エミリト一緒ダナ」
「エミリト一緒ダナ」

エミリ
「大丈夫!
私もついてって一緒に話してあげるから!
「大丈夫!
私もついてって一緒に話してあげるから!
それなら安心でしょ?」

ハシム
「ア、ありがとうございマス!」
「ア、ありがとうございマス!」

エミリ
「よ~し、じゃあ早いトコ聞きにいこう!」
「よ~し、じゃあ早いトコ聞きにいこう!」
スタスタ

エミリ
「すいませ~ん、駅員さーん!!」
「すいませ~ん、駅員さーん!!」

駅員
「ひ、ひいいいぃぃぃぃ!!
外国人観光客たちだああああ……
「ひ、ひいいいぃぃぃぃ!!
外国人観光客たちだああああ……
ジャ、ジャンボ(こんにちは)~~!」
~ CM ~

♪ぶな~んなてんない おっきいじゅうたん きぶんはウキウキぜっこうちょうGO!

♪小さな椅子にお客様 まとめて『蹂躙』しますべんりです とってもGOOD! ショッピングー!

♪わたしにひれふせロベルト・バッジョ 静香とおでかけお買い物

♪かわいい食器 かわいい本棚 奴隷の椅子にペシャンコヒキガエル

♪いいものいっぱいそろってるー
♪ラララララララ しげまつや! ラララララララ 重松屋!

エミリ
「…………」
「…………」

ハシム
「……ア、アノ~」
「……ア、アノ~」

エミリ
「…………グスッ」
「…………グスッ」

NFG
「オイエミリ……
駅員ニ外人扱イサレタカラッテソンナ地ベタニ体育座リシテ、
ワカリヤスイクライニ落チ込ムナヨ……タダデサエ目立ツンダカラオマエ」
「オイエミリ……
駅員ニ外人扱イサレタカラッテソンナ地ベタニ体育座リシテ、
ワカリヤスイクライニ落チ込ムナヨ……タダデサエ目立ツンダカラオマエ」

エミリ
「うっさい!
余計目立つなんて傷に大根おろしをすり込むようなこと言うな!」
「うっさい!
余計目立つなんて傷に大根おろしをすり込むようなこと言うな!」

ハシム
「ム~~ごめんなさーい、ワタシを助けたばっかりに……」
「ム~~ごめんなさーい、ワタシを助けたばっかりに……」

エミリ
「……ううん、いいもん、私は人助けできれば、それでいいもん」
「……ううん、いいもん、私は人助けできれば、それでいいもん」

NFG
「トカ言イナガラ頬膨ラマスナヨ」
「トカ言イナガラ頬膨ラマスナヨ」

ハシム
「オカゲで、今日ジュウに羽田にイケそうです。
「オカゲで、今日ジュウに羽田にイケそうです。
デスので……お詫びもかねてデスが、
羽田直通の電車が来るまで何かアナタにお礼させてくださーい」
羽田直通の電車が来るまで何かアナタにお礼させてくださーい」

エミリ
「お、お礼ッ!?」
「お、お礼ッ!?」

NFG
「オッ、急ニ元気ニナッタゾ」
「オッ、急ニ元気ニナッタゾ」

ハシム
「ちょっと待ってくださーいね……
「ちょっと待ってくださーいね……
イイものを持ってたはずデース」
ゴソゴソ

エミリ
「なになに!?
なにかくれるの!?」
「なになに!?
なにかくれるの!?」

ハシム
「はい、『白い粉』デース」
「はい、『白い粉』デース」

エミリ
「いらない」
「いらない」

ハシム
「ええっ!?」
「ええっ!?」

エミリ
「なんか明らかにアヤしいモン。
コナンのアニメでも見たことあるよ、ソレ」
「なんか明らかにアヤしいモン。
コナンのアニメでも見たことあるよ、ソレ」

ハシム
「だ、だいじょうぶで~すよ、ただの小麦粉デース」
「だ、だいじょうぶで~すよ、ただの小麦粉デース」

エミリ
「お礼にそんな小分けのミニパックに入れた小麦粉渡すこともどうかと思うんですけど」
「お礼にそんな小分けのミニパックに入れた小麦粉渡すこともどうかと思うんですけど」

ハシム
「グヌヌ、まったくの正論」
「グヌヌ、まったくの正論」

NFG
「テンションノ上ガリ下ガリガ激シイナア、今日ノエミリ」
「テンションノ上ガリ下ガリガ激シイナア、今日ノエミリ」

ハシム
「むう……では仕方ない、ナンでもいいです、
アナタの言うコトをなんでも一つ、聞きましょう。
「むう……では仕方ない、ナンでもいいです、
アナタの言うコトをなんでも一つ、聞きましょう。
何かシテホシイことはありますか?」

エミリ
「……むっ!?
なんでもしてほしいことを……?」
「……むっ!?
なんでもしてほしいことを……?」

ハシム
「ハーイ、なんでもいいですよ。
と言っても30分弱デスから、ビデオに出ろとかはできまセンが」
「ハーイ、なんでもいいですよ。
と言っても30分弱デスから、ビデオに出ろとかはできまセンが」

エミリ
「そーれーなーらー……
「そーれーなーらー……
私の『恋のお手伝い』をしてください!」

ハシム
「ナ……なんですって……!?」
「ナ……なんですって……!?」

エミリ
「実は私、今好きな人がいまして……
「実は私、今好きな人がいまして……
手紙で想いを伝えようと思っているんです」

ハシム
「……いいですネ、ソレ。
忘れていたナニかを思い出すヨウで……」
「……いいですネ、ソレ。
忘れていたナニかを思い出すヨウで……」
シンミリ

エミリ
「でしょー?
「でしょー?
……でも、今までずっと失敗し続けているんです」

ハシム
「え?」
「え?」

エミリ
「私は、
「私は、
私の本気の想いを伝えるために『インパクト』のある方法で彼に手紙を贈りたいんです!」

ハシム
「フム……」
「フム……」

エミリ
「ハシムさん……
あなたのスタンド能力、教えていただけませんか?
「ハシムさん……
あなたのスタンド能力、教えていただけませんか?
もしあなたのスタンド能力で手紙を届けることができたら……私は嬉しいんですが」

ハシム
「ヌフフ……お安い御用デース、
「ヌフフ……お安い御用デース、
『ダーティ・ロットン・バスターズ』!!」

エミリ
「うわあ、すごい数の虫!!」
「うわあ、すごい数の虫!!」

ハシム
「これがワタシのスタンドでーす」
「これがワタシのスタンドでーす」

エミリ
「…………」
「…………」

ハシム
「ひとつひとつ自在に動かせまーすヨ」
「ひとつひとつ自在に動かせまーすヨ」

エミリ
「あっ、ひらめきました!!」
「あっ、ひらめきました!!」

ハシム
「……What?」
「……What?」

エミリ
「たくさんの虫……これをヒントに思い浮かびました!
「たくさんの虫……これをヒントに思い浮かびました!
『ミツバチ』ですよ!」

ハシム
「ミツバチ?
デスがワタシのスタンドは『モスキート』……」
「ミツバチ?
デスがワタシのスタンドは『モスキート』……」

エミリ
「細かいことはいいんです! いいですか?
「細かいことはいいんです! いいですか?
ミツバチは刺されるととっても痛い虫ですが、
花のミツを吸って飛び回る間に、花と花の間で花粉を運ぶんです。
果物の花なんかはミツバチがいないと受粉できないんですよ!
花のミツを吸って飛び回る間に、花と花の間で花粉を運ぶんです。
果物の花なんかはミツバチがいないと受粉できないんですよ!
まさに花キューピッド!
フラワーカップルの仲人さんなんですよ!!」
フラワーカップルの仲人さんなんですよ!!」

ハシム
「……ソレで、ワタシのスタンドにナニをしろと?」
「……ソレで、ワタシのスタンドにナニをしろと?」

エミリ
「ふっふっふ……もちろん手紙を運んでもらうんですよ」
「ふっふっふ……もちろん手紙を運んでもらうんですよ」
スッ

ハシム
「ハッ!
胸元から封筒を!
「ハッ!
胸元から封筒を!
イツカラ持っていたんでーすか!」

エミリ
「これは私がいつも持ち歩いているラブレターです……
「これは私がいつも持ち歩いているラブレターです……
そしてコレを!」
ビリビリビリビリ

ハシム
「ナニィッ!
破いたデスって!?
「ナニィッ!
破いたデスって!?
理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能」

エミリ
「ふふふ……まだわかりませんか?
「ふふふ……まだわかりませんか?
コレを、ハシムさんのスタンドたちに運んでもらうんです。
花と花の間で花粉を運ぶミツバチのように、
細かく破った手紙の破片を運ぶんです、彼のもとに!!」
細かく破った手紙の破片を運ぶんです、彼のもとに!!」

ハシム
「あっ、理解『可』能デース」
「あっ、理解『可』能デース」

エミリ
「ハシムさんのスタンドが運んだ無数の手紙の破片は、彼の頭上から舞い落ちるんです。
冬なら雪のように、春なら桜の花びらのように!
「ハシムさんのスタンドが運んだ無数の手紙の破片は、彼の頭上から舞い落ちるんです。
冬なら雪のように、春なら桜の花びらのように!
くぅー!
ロマンチック!」
ロマンチック!」

ハシム
「あ、秋は!?
秋はどのように舞い落ちるんです!?」
「あ、秋は!?
秋はどのように舞い落ちるんです!?」

エミリ
「秋なら赤や黄色の木の葉のように!」
「秋なら赤や黄色の木の葉のように!」

ハシム
「おお!
デハ夏は!?」
「おお!
デハ夏は!?」

エミリ
「……え、ええと…………
「……え、ええと…………
蚊取り線香で落ちる、蚊のように……」

NFG
「ゼンゼンロマンチックジャネエ」
「ゼンゼンロマンチックジャネエ」

ハシム
「よーくわかりまーした。
『ダーティ・ロットン・バスターズ』がこの散り散りの手紙を運び、彼の目の前に落とします!」
「よーくわかりまーした。
『ダーティ・ロットン・バスターズ』がこの散り散りの手紙を運び、彼の目の前に落とします!」

エミリ
「そして、紙片の中に文字を見つけた彼が、
ジグソーパズルのように手紙を貼りあわせていくのです!
「そして、紙片の中に文字を見つけた彼が、
ジグソーパズルのように手紙を貼りあわせていくのです!
そして、現れたのは私のあ、あああ、愛の! 言葉が!!」

ハシム
「ヨシ、時間がありませーん。
サッサといきましょう!」
「ヨシ、時間がありませーん。
サッサといきましょう!」

エミリ
「彼は今家で勉強してるはずです!
彼の家はこの道をチョンチョロリンと行って二つ目の信号をミャッと曲がってすぐのところです!」
「彼は今家で勉強してるはずです!
彼の家はこの道をチョンチョロリンと行って二つ目の信号をミャッと曲がってすぐのところです!」

ハシム
「よ~し、ワタシのスタンドは近距離デシカ使えないので、
『爆走兄弟レッツ&ゴー』のようにスタンドにワタシもついていく必要がありますが……
「よ~し、ワタシのスタンドは近距離デシカ使えないので、
『爆走兄弟レッツ&ゴー』のようにスタンドにワタシもついていく必要がありますが……
大して時間はかかりませセン!」

エミリ
「それじゃあお任せしまーす!」
「それじゃあお任せしまーす!」

ハシム
「『ダーティ・ロットン・バスターズ』、手紙の破片に同化シテ、運びなサイ!」
「『ダーティ・ロットン・バスターズ』、手紙の破片に同化シテ、運びなサイ!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

エミリ
「おぉ~~いくつもの手紙の破片が飛んでく様は壮観ですなぁ」
「おぉ~~いくつもの手紙の破片が飛んでく様は壮観ですなぁ」

エミリ
「…………」
「…………」

エミリ
「……アレ?
なんだろ、ハシムさんのスタンドがパチパチ弾けてるような……」
「……アレ?
なんだろ、ハシムさんのスタンドがパチパチ弾けてるような……」

エミリ
「あっ、あれ?
燃えてる?」
「あっ、あれ?
燃えてる?」

エミリ
「ふっ、振り返って『バツ』って何だ!
こらハシムさん!」
「ふっ、振り返って『バツ』って何だ!
こらハシムさん!」

エミリ
「あっ、えっ、ちょっ、手紙消えた?
ちょっと、ハシムさ~~~ん、逃げないで~~~!!!」
「あっ、えっ、ちょっ、手紙消えた?
ちょっと、ハシムさ~~~ん、逃げないで~~~!!!」

エミリ
「うわあああああああああ~~~~~!!!」
「うわあああああああああ~~~~~!!!」

ハシム
(うっかりしてまーした……
ワタシのスタンドは『同化したあと破裂』するということを忘れていまーした)
(うっかりしてまーした……
ワタシのスタンドは『同化したあと破裂』するということを忘れていまーした)

ハシム
(戻るのも気まずいのデそのまま逃げてきてしまいましたが、
彼女には悪いことをしまシタなあ)
(戻るのも気まずいのデそのまま逃げてきてしまいましたが、
彼女には悪いことをしまシタなあ)

ハシム
(デスガ、今回の来日の目的は果たせたノデ、ヨシとしましょうか)
(デスガ、今回の来日の目的は果たせたノデ、ヨシとしましょうか)
ガサゴソ

ハシム
(……さっき彼女ニ見せたのは、
この国で出回ってるクスリのサンプルデース……
(……さっき彼女ニ見せたのは、
この国で出回ってるクスリのサンプルデース……
この白い粉を欲しがったらあげてもヨカッタのですが、彼女はそんな人間ではない……
欲しがるワケないですよネ)
欲しがるワケないですよネ)
ガサゴソ

ハシム
(アレ?
粉を入れた小袋がありませーん……
(アレ?
粉を入れた小袋がありませーん……
走ってる途中でおとしまーしたかね……)
クルッ

アンテナさん
「うはwwww
コナンの映画www
10回観ても良かったですぞwwwww
「うはwwww
コナンの映画www
10回観ても良かったですぞwwwww
灰原wタソwww可愛すぎでござるwwww」

ハシム
「 」
「 」

アンテナさん
「これはwwww
道の上にwwwwww
謎の白い粉wwwwww
「これはwwww
道の上にwwwwww
謎の白い粉wwwwww
ネクストwwコナンズヒーントwwwwww」

ハシム
「あっ、貴様」
「あっ、貴様」

アンテナさん
「ペロッwwwww
これはwww青酸カリwwwwwwwwwwっうぇwwっうぇwwww」
「ペロッwwwww
これはwww青酸カリwwwwwwwwwwっうぇwwっうぇwwww」

ハシム
「えっ」
「えっ」

アンテナさん
「えっ」
「えっ」
ギィーッ バタン!
出演トーナメントキャラ
No.4971 | |
【スタンド名】 | ニュー・ファウンド・グローリー |
【本体】 | エミリアナ・セブロ・メサ |
【能力】 | スタンドが描いたものを具現化する |
No.6410 | |
【スタンド名】 | ダーティ・ロットン・バスターズ |
【本体】 | ハシム・バラミール |
【能力】 | 物体に同化し、自壊する |
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