蛇の道は蛇 ◆Z9iNYeY9a2
遊園地。
目的はどうあれ、多くの人が遊びに訪れる場所。
家族と、恋人と、友達と、子供と訪れ遊ぶであろう遊技場。
目的はどうあれ、多くの人が遊びに訪れる場所。
家族と、恋人と、友達と、子供と訪れ遊ぶであろう遊技場。
しかし、この会場においてはガランとしていて誰もいない。
遊戯のほとんども動いておらず、スタッフも一人としていない。
さらにここは殺し合いの会場。遊ぼうとする人間もそうはいない。
遊戯のほとんども動いておらず、スタッフも一人としていない。
さらにここは殺し合いの会場。遊ぼうとする人間もそうはいない。
そんな空間。
誰もいないはずのその場所に、大きな声が響いていた。
誰もいないはずのその場所に、大きな声が響いていた。
『えー、マイクテス、マイクテス。
あー俺の名前は――、ま、いっか。
木場ァ!!結花ァ!俺だ俺!!声聞きゃ分かるよな!?あと美遊とかいうの!お前の姉からの言伝持ってるぞぉ!
もしここにいるなら放送室まで来い!!3分だ!3分だけ待ってやらあ!!!』
あー俺の名前は――、ま、いっか。
木場ァ!!結花ァ!俺だ俺!!声聞きゃ分かるよな!?あと美遊とかいうの!お前の姉からの言伝持ってるぞぉ!
もしここにいるなら放送室まで来い!!3分だ!3分だけ待ってやらあ!!!』
誰もいないはずの空間に響くのは大きな声。
声の主は、無論参加者の一人である。
声の主は、無論参加者の一人である。
海堂直也は、あのゾロアークから聞いた情報を元に、仲間である長田結花、そしてもしかすると木場勇治、そしてルヴィアに託された美遊。
彼らを探して走り回っているうちにこの場にたどり着いた。
場所はNが聞いたゾロアークからの情報から近い。もしかすると探し人が、あるいは木場がいるかもしれない。
彼らを探して走り回っているうちにこの場にたどり着いた。
場所はNが聞いたゾロアークからの情報から近い。もしかすると探し人が、あるいは木場がいるかもしれない。
なんとなく遊園地という場所に懐かしさを感じた海堂は、これを木場達も感じている可能性がある。今や数少なくなった人間は遊園地に近い場所で生活していたからだろうか。
あとはもしルヴィアの妹が10歳ほどの子供だというのであれば、こういう場所にいる可能性だってあり得る。
だから探す価値はあるかもしれないと立ち寄ったのだ。
あとはもしルヴィアの妹が10歳ほどの子供だというのであれば、こういう場所にいる可能性だってあり得る。
だから探す価値はあるかもしれないと立ち寄ったのだ。
しかし、一人で探すにはいかんせん広すぎる。
ならば放送をかけて呼び出せばいい。
単純な話だ。そう、単純な話だ。
もし他に誰かいればその時はその時だ。危険人物だったときを考えて待つのは3分だけ。
ならば放送をかけて呼び出せばいい。
単純な話だ。そう、単純な話だ。
もし他に誰かいればその時はその時だ。危険人物だったときを考えて待つのは3分だけ。
そして待った。
休息をかねてパンを齧りつつ。
休息をかねてパンを齧りつつ。
誰も来なかった。
「よし、行くか」
放送室の椅子から立ち上がり、扉を開ける。
もしもの時のためにオルフェノクとしての感覚をもって視覚、聴覚を最大まで上げる。
誰か来る気配はない。
もしもの時のためにオルフェノクとしての感覚をもって視覚、聴覚を最大まで上げる。
誰か来る気配はない。
ふと遊園地の出口。
巨大な風船があった。あの時のピカチュウとか言う生き物そのものだった。。
関係はあるのだろうか。
まあいいか。こっちも急いでいる。
巨大な風船があった。あの時のピカチュウとか言う生き物そのものだった。。
関係はあるのだろうか。
まあいいか。こっちも急いでいる。
「待ってろよ結花ーーーーー!!」
そして出口から道に飛び出した海堂は。
―――――キィィィィィィィィィィィィィ
ドーン
「ぎゃああああああああああああ!」
飛び出したバイクに轢かれた。
【海堂直也@仮面ライダー555 パラダイス・ロスト 死ぼ―――
「ってまだ生きとるわ!!!」
「大丈夫?」
◆
「ちゅーかよ、お前ら。何で中学生のクセにバイク運転とかしちゃってんだよ。
ドーコーホーとかあんだろ、その歳で前科者になってどーすんだよ」
「あなたには関係ないでしょ。そっちこそこんなところで大声出した後で無用心に飛び出すなんて何考えてるの?
声、外まで聞こえてたわよ」
ドーコーホーとかあんだろ、その歳で前科者になってどーすんだよ」
「あなたには関係ないでしょ。そっちこそこんなところで大声出した後で無用心に飛び出すなんて何考えてるの?
声、外まで聞こえてたわよ」
結局、その後遊園地の中に戻ることになった海堂は、今度は二人の少女と2匹の小動物を伴って遊園地内部に戻っていた。
バイクに轢かれこそしたが、打ちどころが良かったせいで骨も折れず、軽い打撲で済んでいた。
バイクに轢かれこそしたが、打ちどころが良かったせいで骨も折れず、軽い打撲で済んでいた。
ともあれ、二人の少女、暁美ほむらとアリスはひとまずここでほんの少しの時間休息をとることにした。
海堂はちょっと見て気付いたのだが、二人の服は妙に汚れていた。何かと戦いでもしたのだろうかと推測をしておいた。
「あまり長居はできないわね。今の声、外まで聞こえてたから誰か寄ってこないとも限らないんだから」
「嫌味のつもりかよ可愛げのないガキだな」
「…もしかして私も入ってる?」
「嫌味のつもりかよ可愛げのないガキだな」
「…もしかして私も入ってる?」
場所は遊園地の中にあった変な施設の中。
屋内ジェットコースターというのはかなり新鮮なものではあるが、誰もいないはずのその施設は何故か普通に作動していた。
そして、そこの中にある機械室のような場所を陣取っていた。
屋内ジェットコースターというのはかなり新鮮なものではあるが、誰もいないはずのその施設は何故か普通に作動していた。
そして、そこの中にある機械室のような場所を陣取っていた。
「ところでよ、そこのペンギン」
「ポチャ?」
「お前だよ、お前。えーっと、名前何て言うんだ?」
「ポッチャマ、というらしいわ。そういえばあなたの名前は?」
「俺?俺は海堂直也だ」
「海堂―――直也…ね…」
「ポチャ?」
「お前だよ、お前。えーっと、名前何て言うんだ?」
「ポッチャマ、というらしいわ。そういえばあなたの名前は?」
「俺?俺は海堂直也だ」
「海堂―――直也…ね…」
ふと、一瞬アリスはほむらに目配せしたようにも見えた。
それをほむらも確認しているのがなんとなく察せたが、何を意味しているのかまでは海堂には分からなかった。
それをほむらも確認しているのがなんとなく察せたが、何を意味しているのかまでは海堂には分からなかった。
「あ、そうそう。ポッチャマとやら。この……えーっとな。
おお、こいつ、この風船のネズミのやつ、知ってるか?」
「ポチャ?ポチャ!ポチャポチャ!!」
おお、こいつ、この風船のネズミのやつ、知ってるか?」
「ポチャ?ポチャ!ポチャポチャ!!」
と、海堂が指指した場所にあったのは、巨大な生き物の風船。
尖った耳と赤いほっぺが印象的な、黄色いネズミのような生き物を模していた。
そして、それに気付いたところでポッチャマは何かを主張するかのように体を動かし始めた。
尖った耳と赤いほっぺが印象的な、黄色いネズミのような生き物を模していた。
そして、それに気付いたところでポッチャマは何かを主張するかのように体を動かし始めた。
「一つ聞きたいのだけど、もしかしてミュウツーっていう生き物のこと知ってる?
白くて長い尻尾を持った、ポケモンっていうらしいんだけど」
「みゅうつー?ああ、いたいた。あの何とかって学校っぽいところにいたわ」
「どうやら積もる話もありそうね。ここまでに会った人物について色々と聞かせてくれないかしら?」
白くて長い尻尾を持った、ポケモンっていうらしいんだけど」
「みゅうつー?ああ、いたいた。あの何とかって学校っぽいところにいたわ」
「どうやら積もる話もありそうね。ここまでに会った人物について色々と聞かせてくれないかしら?」
学園であった出来事については、ミュウツーの口から語られたものに近い事柄ばかり、いや、若干情報量は劣っていた。
だからこそそれ以前、それ以降の話が重点的なものとなった。
知り合いこそいなかったが、その中には二人の興味を引くものも少なからずあった。
だからこそそれ以前、それ以降の話が重点的なものとなった。
知り合いこそいなかったが、その中には二人の興味を引くものも少なからずあった。
「ポチャァ」
「ポケモンと話せる青年、Nにベルトをつけて変身し影を操る少女、間桐桜、ね」
「そうそう、それでその桜ってやつはルヴィアとNのやつが追っかけて行ったんだよな。
俺は結花と、ついでにルヴィアの妹だっていう美遊ってやつを探してたわけだ」
「ポケモンと話せる青年、Nにベルトをつけて変身し影を操る少女、間桐桜、ね」
「そうそう、それでその桜ってやつはルヴィアとNのやつが追っかけて行ったんだよな。
俺は結花と、ついでにルヴィアの妹だっていう美遊ってやつを探してたわけだ」
あのミュウツーが言っていた、ポッチャマの仲間の一団というのはおそらく彼らのことだろう。仲間の情報を得られたポッチャマは嬉しそうだ。
聞いた話だと、離れた段階ではそのピカチュウというポケモンの他に、リザードンという赤い竜のようなものやゾロアークという人にも化けられる黒い狐、あとはピンクの小さなものとも一緒に行動していたらしい。
聞いた話だと、離れた段階ではそのピカチュウというポケモンの他に、リザードンという赤い竜のようなものやゾロアークという人にも化けられる黒い狐、あとはピンクの小さなものとも一緒に行動していたらしい。
(もし、それらが敵に回ったりしたら脅威となり得るわね)
「ナナリーっていう子には会わなかった?たぶん車椅子に乗ってるはずの女の子なんだけど」
「車椅子……。あー、覚えないわ。わりい」
「そう…」
「ナナリーっていう子には会わなかった?たぶん車椅子に乗ってるはずの女の子なんだけど」
「車椅子……。あー、覚えないわ。わりい」
「そう…」
「でよ、そっちは誰か知らねえか?結花はそっちにはいなかったと思うんだけど、木場とか、あと乾巧のやつとかとは会わなかったか?」
「………」
「………」
その海堂の期待するかのような言葉を聞き、アリスはおそらく無意識に視線を逸らした。
「あいつらのことだからこっちが心配するようなことはないと思うんだけどよー。でもやっぱ木場のやつなんかは俺がいないとダメっつーかさぁ。
真っ直ぐすぎんだよなあいつ。だから俺が近くでちっとはバランスとってやらないとなぁ」
「木場勇治、乾巧。そうね、あと菊池啓太郎って男は知ってる?」
真っ直ぐすぎんだよなあいつ。だから俺が近くでちっとはバランスとってやらないとなぁ」
「木場勇治、乾巧。そうね、あと菊池啓太郎って男は知ってる?」
と、ほむらがその菊池啓太郎という名前を出したところで一瞬海堂の表情に影が落ちた気がした。
「あ…、啓太郎、ね。お前ら、あいつに会ったのか?」
「ええ、会ったわ。乾巧、そしておそらく木場勇治にも」
「本当か?!あいつらどこにいた?!」
「ほむら、やっぱり―――」
「ええ、会ったわ。乾巧、そしておそらく木場勇治にも」
「本当か?!あいつらどこにいた?!」
「ほむら、やっぱり―――」
ほむらの言葉に期待を込めて問いかける海堂。そして答えようとするほむらを止めようとするアリス。
そんな彼らの様子を気に留めることなく、ほむらはこう言い放った。
そんな彼らの様子を気に留めることなく、ほむらはこう言い放った。
「木場勇治は殺し合いに乗ってるわ」
◆
「は?」
言った言葉の意味が理解できなかった海堂。
いや、言葉としては意味くらい理解していた。ただ、その言葉があまりに唐突で、彼の処理能力でその言葉自体の意味を受け入れることができていなかった。
いや、言葉としては意味くらい理解していた。ただ、その言葉があまりに唐突で、彼の処理能力でその言葉自体の意味を受け入れることができていなかった。
「おい、ちょっと待てちょっと待て。お前それ他の誰かと勘違いしてないか?
木場だぞ木場。
「ええ、オルフェノクであり人間との共存を目指そうとしている人なのでしょう?その情報はもう既に聞いたわ。
だけどね、今はそんなことは問題じゃないのよ。
そうね、順を追って話すわ」
木場だぞ木場。
「ええ、オルフェノクであり人間との共存を目指そうとしている人なのでしょう?その情報はもう既に聞いたわ。
だけどね、今はそんなことは問題じゃないのよ。
そうね、順を追って話すわ」
まず、二人は乾巧と菊池啓太郎と遭遇した。
そこでの情報交換で二人の世界観のズレを把握、知り合いについて色々な情報を得た。
彼らの話の中にいる木場勇治という人間はほぼ一致しており、その辺りは海堂直也の認識と変わりはなかった。
その後警察庁で夜神月という人物と遭遇、ここはあまり今している会話とは関わりがないため省略。
そこでの情報交換で二人の世界観のズレを把握、知り合いについて色々な情報を得た。
彼らの話の中にいる木場勇治という人間はほぼ一致しており、その辺りは海堂直也の認識と変わりはなかった。
その後警察庁で夜神月という人物と遭遇、ここはあまり今している会話とは関わりがないため省略。
問題はこの後だ。
出発した二人が見たのは、魔法少女の亡骸。
誰かが近付く気配を感じ身を隠したところで、乾巧や自分の知り合いが通りがかった。
出発した二人が見たのは、魔法少女の亡骸。
誰かが近付く気配を感じ身を隠したところで、乾巧や自分の知り合いが通りがかった。
そして彼らは言った。
その少女も、菊池啓太郎も、木場勇治に殺されたのだ、と。
そして目的地へと向かう二人は、ゼロという魔人と手を組んだ木場勇治と戦闘になった。
その少女も、菊池啓太郎も、木場勇治に殺されたのだ、と。
そして目的地へと向かう二人は、ゼロという魔人と手を組んだ木場勇治と戦闘になった。
「あの時の彼は真っ黒なスーツみたいなものを身に纏っていたわ。
あなたの言っていた、桜って人の使ったのと同系統のものじゃないかしら?」
「ちょちょちょちょ、待てよ。
じゃあ木場は啓太郎のやつもそのガキも殺して、乾のやつに啖呵切ったあげくやべえ奴と手を組んだっていうのか?」
「ええ」
「ほむらの言ってることは、…その、本当よ」
「ハッハハハハハハハハハハハ!!!
――――それじゃ何か。あいつは人間止めてオルフェノクになったとでも言うのかよ?」
あなたの言っていた、桜って人の使ったのと同系統のものじゃないかしら?」
「ちょちょちょちょ、待てよ。
じゃあ木場は啓太郎のやつもそのガキも殺して、乾のやつに啖呵切ったあげくやべえ奴と手を組んだっていうのか?」
「ええ」
「ほむらの言ってることは、…その、本当よ」
「ハッハハハハハハハハハハハ!!!
――――それじゃ何か。あいつは人間止めてオルフェノクになったとでも言うのかよ?」
信じられるわけがなかった。
いつも人間のために一生懸命やって、人間にもオルフェノクにもいい顔をされず、それでもいつかはきっと理解してくれると信じて戦っていたあいつが、あいつが。
いつも人間のために一生懸命やって、人間にもオルフェノクにもいい顔をされず、それでもいつかはきっと理解してくれると信じて戦っていたあいつが、あいつが。
「あなたの見えていないところに彼の闇があった。それだけのことじゃない?」
「!!」
「!!」
次の瞬間、海堂はほむらの胸ぐらを掴んでいた。
しかしどうするわけでもなく、そのままほむらを睨みつけ、ほむらは無表情にそれをじっと見返していた。
しかしどうするわけでもなく、そのままほむらを睨みつけ、ほむらは無表情にそれをじっと見返していた。
「ポ…ポチャ…」
「止めなさいよ!今そんなことやってる場合じゃないでしょ!」
「止めなさいよ!今そんなことやってる場合じゃないでしょ!」
ポッチャマは怯え、アリスが間に止めに入る。
海堂はほむらの目を見ながら、諦めたかのように手を離した。
海堂はほむらの目を見ながら、諦めたかのように手を離した。
「説得できるとは思わないほうがいいわね。菊池啓太郎でも彼を説得できなかったらしいし。
私は彼のことは知らないけど、あなたは詳しいんでしょう?」
「…ちゅーかよ、お前何でそんな目ができるんだよ。
そんな全部諦めたような目しやがってよ。
そういう奴がすげーむかつくんだわ。まだガキのくせしてよ」
「そうね、私はもう目的以外のことは諦めたのかもしれない。だけど目的だけは捨てるつもりはないわ。
あなたはどうするのかしら?仲間が変わっていたからって自分も変わるのかしら、それともそのまま腐っていくのかしら」
「………」
「そうそう、一応言っておくわ。
私達が彼らと会ったのは地図で言うとE-2ね。禁止エリア指定されてるしもうそこにはいないでしょうね。
あと、西に向かうのはオススメはしないわ。重機関銃にも耐える体をもった巨人の怪物がいるから」
私は彼のことは知らないけど、あなたは詳しいんでしょう?」
「…ちゅーかよ、お前何でそんな目ができるんだよ。
そんな全部諦めたような目しやがってよ。
そういう奴がすげーむかつくんだわ。まだガキのくせしてよ」
「そうね、私はもう目的以外のことは諦めたのかもしれない。だけど目的だけは捨てるつもりはないわ。
あなたはどうするのかしら?仲間が変わっていたからって自分も変わるのかしら、それともそのまま腐っていくのかしら」
「………」
「そうそう、一応言っておくわ。
私達が彼らと会ったのは地図で言うとE-2ね。禁止エリア指定されてるしもうそこにはいないでしょうね。
あと、西に向かうのはオススメはしないわ。重機関銃にも耐える体をもった巨人の怪物がいるから」
ほむらはそれだけ伝えると、もう話すことはないと言わんばかりに部屋の扉を開け、外に出て行った。
聞くことは聞き、言うことは全て伝えた以上もう一緒にいる理由はないということなのだろう。
聞くことは聞き、言うことは全て伝えた以上もう一緒にいる理由はないということなのだろう。
アリスもその後を追おうとして、その前に海堂の前に立って一言問いかける。
「その木場って人、仲間なのよね?あなたにとって大切な」
「…そうだよ」
「だったら信じてあげればいいんじゃない?
もしあの菊池啓太郎って人の言葉が届かなくても、ずっと一緒にいたあなたの声なら届くかもしれない。
あなたの知る友達と変わってしまったからってそういった根本的なところには、まだあなたの知る彼が残っているかもしれない。
だからそういった希望は捨てちゃだめだと思う」
「ったくよぉ。お前ら何なの?まだガキのクセして妙に達観したようなこと言いやがって。
つかあいつといて疲れなくねえか、お前」
「まあ、私もあの子のことまだ理解しきれていないところあるし。それに厄介者扱いもなれてるから」
「…そうだよ」
「だったら信じてあげればいいんじゃない?
もしあの菊池啓太郎って人の言葉が届かなくても、ずっと一緒にいたあなたの声なら届くかもしれない。
あなたの知る友達と変わってしまったからってそういった根本的なところには、まだあなたの知る彼が残っているかもしれない。
だからそういった希望は捨てちゃだめだと思う」
「ったくよぉ。お前ら何なの?まだガキのクセして妙に達観したようなこと言いやがって。
つかあいつといて疲れなくねえか、お前」
「まあ、私もあの子のことまだ理解しきれていないところあるし。それに厄介者扱いもなれてるから」
それを伝えると、アリスは立ち上がってほむらの後を追って出て行った。
残った海堂は地面に転がり、大の字になって目を閉じる。
別に寝たわけではない。
ただ、あの木場が啓太郎を殺し乾と敵対したということを受け入れる心構えが必要だった。
別に寝たわけではない。
ただ、あの木場が啓太郎を殺し乾と敵対したということを受け入れる心構えが必要だった。
(本当、どうしちまったんだよ、木場)
きっとあの友人は自分にも刃を向けてくるのだろうか。もしかしたら、結花にも。
結花。
元々頼りないやつだったのに、気がついたら俺よりも強くなっていた少女。
しかしそんな結花もあの狐やおかしな人間に翻弄されて苦しんでいるという。
木場は果たして、そんなあいつを守ってくれるのだろうか。
元々頼りないやつだったのに、気がついたら俺よりも強くなっていた少女。
しかしそんな結花もあの狐やおかしな人間に翻弄されて苦しんでいるという。
木場は果たして、そんなあいつを守ってくれるのだろうか。
(あんまりうかうかしてらんねえな)
そう思ったとき、海堂は立ち上がった。
まずは結花を助けなければいけない。
その後で、二人で木場を説得するのだ。
どうしてあの木場がそんなになってしまったのかは分からない。何か理由があるはずだ。
くだらない理由なら殴って目を覚まさせてやればいい。
だからこそ、まず結花を早く探すのだ。
まずは結花を助けなければいけない。
その後で、二人で木場を説得するのだ。
どうしてあの木場がそんなになってしまったのかは分からない。何か理由があるはずだ。
くだらない理由なら殴って目を覚まさせてやればいい。
だからこそ、まず結花を早く探すのだ。
「―――っと、そうそう。こいつのことも忘れてねえからな」
その過程で、見つけることができればついでにルヴィアの妹も迎えに行けばいい。
自分の顔をパシッと叩き、大きく深呼吸をすること一回。
そして。
そして。
「待ってろよ木場ァーーーー!!結花ーーーーー!!」
遊園地を飛び出し、海堂は駆け出した。
今度はバイクが通りすがることもなかった。
今度はバイクが通りすがることもなかった。
◆
「人間なんて他人の知らないところを常に隠しているものなのよ。
どれほど正義や理想を持った者でも、ほんの少しでもそこに綻びが生じればそれらは霧散して堕ちていく。
アリス、あなたも気をつけることね」
どれほど正義や理想を持った者でも、ほんの少しでもそこに綻びが生じればそれらは霧散して堕ちていく。
アリス、あなたも気をつけることね」
飛び出していく海堂を眺めながらそんなことを呟くほむら。
別に待っていたというわけではない。アリスが追いつくのを待ち、バイクのキーを外している間に出て行っただけだ。
別に待っていたというわけではない。アリスが追いつくのを待ち、バイクのキーを外している間に出て行っただけだ。
「言いたいことは分かるけど、そんなに割り切れるものじゃないでしょ」
「割り切るのよ。じゃないと傷付くことになるのはあなたよ」
「………、あんたも傷付いたの?」
「さあ、どうかしらね」
「割り切るのよ。じゃないと傷付くことになるのはあなたよ」
「………、あんたも傷付いたの?」
「さあ、どうかしらね」
バイクは動き始める。
二人のポジションは依然として変わらない。
運転するのはほむら、サイドカーに乗っているのはアリス。
二人のポジションは依然として変わらない。
運転するのはほむら、サイドカーに乗っているのはアリス。
「結局行くの?彼の言ってた人達のところ」
「別に変わらないわ。そのポケモンとやらのことを知っている人間にはまだ会っていないのだから」
「ポチャ」
「早く仲間に会えるといいわね」
「ポチャ!!」
「別に変わらないわ。そのポケモンとやらのことを知っている人間にはまだ会っていないのだから」
「ポチャ」
「早く仲間に会えるといいわね」
「ポチャ!!」
そうして二人もまた、遊園地を後にした。
【C-5/遊園地付近/一日目 午前】
【海堂直也@仮面ライダー555 パラダイス・ロスト】
[状態]:体力消耗 、軽い打撲
[装備]:クラスカード(ライダー)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本:人間を守る。オルフェノクも人間に危害を加えない限り殺さない
1:結花と合流後、木場を急いで探す。ついでにルヴィアの妹も探す。
2:パラロス世界での仲間と合流する(草加含む人間解放軍、オルフェノク二人) 。木場と結花をとにかく優先する。
3:プラズマ団の言葉が心の底でほんの少し引っかかってる
4:村上とはなるべく会いたくない
5:結花……! 木場……!
[備考]
※草加死亡後~巧登場前の参戦です
※並行世界の認識をしたが、たぶん『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の世界説明は忘れている。
※桜とマオとスザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました……がプラズマ団の以外はどこまで覚えているか不明。
[状態]:体力消耗 、軽い打撲
[装備]:クラスカード(ライダー)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本:人間を守る。オルフェノクも人間に危害を加えない限り殺さない
1:結花と合流後、木場を急いで探す。ついでにルヴィアの妹も探す。
2:パラロス世界での仲間と合流する(草加含む人間解放軍、オルフェノク二人) 。木場と結花をとにかく優先する。
3:プラズマ団の言葉が心の底でほんの少し引っかかってる
4:村上とはなるべく会いたくない
5:結花……! 木場……!
[備考]
※草加死亡後~巧登場前の参戦です
※並行世界の認識をしたが、たぶん『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の世界説明は忘れている。
※桜とマオとスザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました……がプラズマ団の以外はどこまで覚えているか不明。
【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:ソウルジェムの濁り(少)、疲労(小)
[服装]:見滝原中学校の制服
[装備]:盾(砂時計の砂残量:中)、グロック19(15発)@現実、(盾内に収納)、ニューナンブM60@DEATH NOTE(盾内に収納)、サイドバッシャー(サイドカー半壊、魔力で補強)@仮面ライダー555
[道具]:共通支給品一式、双眼鏡、黒猫@???、あなぬけのヒモ×2@ポケットモンスター(ゲーム)、ドライアイス(残り50%)
[思考・状況]
基本:アカギに関する情報収集とその力を奪う手段の模索、見つからなければ優勝狙いに。
1:情報を集める(特にアカギに関する情報を優先)
2:協力者が得られるなら一人でも多く得たい。ただし、自身が「信用できない」と判断した者は除く
3:ポッチャマを警戒(?)。ミュウツーは保留。ただし利用できるなら利用する
4:サカキ、バーサーカー(仮)は警戒。
5:あるならグリーフシードを探しておきたい
最終目的:“奇跡”を手に入れた上で『自身の世界(これまで辿った全ての時間軸)』に帰還(手段は問わない)し、まどかを救う。
[備考]
※参戦時期は第9話・杏子死亡後、ラストに自宅でキュゥべえと会話する前
※『時間停止』で止められる時間は最長でも5秒程度までに制限されています
※ソウルジェムはギアスユーザーのギアスにも反応します
※サイドバッシャーの破損部は魔力によって補強されましたが、物理的には壊れています
[状態]:ソウルジェムの濁り(少)、疲労(小)
[服装]:見滝原中学校の制服
[装備]:盾(砂時計の砂残量:中)、グロック19(15発)@現実、(盾内に収納)、ニューナンブM60@DEATH NOTE(盾内に収納)、サイドバッシャー(サイドカー半壊、魔力で補強)@仮面ライダー555
[道具]:共通支給品一式、双眼鏡、黒猫@???、あなぬけのヒモ×2@ポケットモンスター(ゲーム)、ドライアイス(残り50%)
[思考・状況]
基本:アカギに関する情報収集とその力を奪う手段の模索、見つからなければ優勝狙いに。
1:情報を集める(特にアカギに関する情報を優先)
2:協力者が得られるなら一人でも多く得たい。ただし、自身が「信用できない」と判断した者は除く
3:ポッチャマを警戒(?)。ミュウツーは保留。ただし利用できるなら利用する
4:サカキ、バーサーカー(仮)は警戒。
5:あるならグリーフシードを探しておきたい
最終目的:“奇跡”を手に入れた上で『自身の世界(これまで辿った全ての時間軸)』に帰還(手段は問わない)し、まどかを救う。
[備考]
※参戦時期は第9話・杏子死亡後、ラストに自宅でキュゥべえと会話する前
※『時間停止』で止められる時間は最長でも5秒程度までに制限されています
※ソウルジェムはギアスユーザーのギアスにも反応します
※サイドバッシャーの破損部は魔力によって補強されましたが、物理的には壊れています
【アリス@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】
[状態]:疲労(中)、ダメージ(小)、ドーピングによる知覚能力・反応速度の向上
[服装]:アッシュフォード学園中等部の女子制服、銃は内ポケット
[装備]:グロック19(9+1発)@現実、あなぬけのヒモ@ポケットモンスター(ゲーム)、
ポッチャマ@ポケットモンスター(アニメ)
[道具]:共通支給品一式、 C.C.細胞抑制剤中和剤(2回分)@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー
[思考・状況]
基本:脱出手段と仲間を捜す。余裕があればこの世界のナナリーも捜索。
1:とにかくゼロ達のいた場所から離れる
2:情報を集める(特にアカギに関する情報を優先)
3:脱出のための協力者が得られるなら一人でも多く得たい
4:余裕があったらナナリーを探す。
5:ほむらの隠し事が気になるが重要なことでなければ追求はしない
6:ポッチャマを気にかけている
7:ミュウツーはとりあえず信用する
8:サカキを警戒
9:黒猫に嫌な不安を感じる
最終目的:『儀式』から脱出し、『自身の世界(時間軸)』へ帰る。そして、『自身の世界』のナナリーを守る
[備考]
※参戦時期はCODE14・スザクと知り合った後、ナリタ戦前
※『ザ・スピード』の一度の効果持続時間は最長でも10秒前後に制限されています。また、連続して使用すると体力を消耗します
※ヨクアタールの効果がいつまで持続するかはお任せします
[状態]:疲労(中)、ダメージ(小)、ドーピングによる知覚能力・反応速度の向上
[服装]:アッシュフォード学園中等部の女子制服、銃は内ポケット
[装備]:グロック19(9+1発)@現実、あなぬけのヒモ@ポケットモンスター(ゲーム)、
ポッチャマ@ポケットモンスター(アニメ)
[道具]:共通支給品一式、 C.C.細胞抑制剤中和剤(2回分)@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー
[思考・状況]
基本:脱出手段と仲間を捜す。余裕があればこの世界のナナリーも捜索。
1:とにかくゼロ達のいた場所から離れる
2:情報を集める(特にアカギに関する情報を優先)
3:脱出のための協力者が得られるなら一人でも多く得たい
4:余裕があったらナナリーを探す。
5:ほむらの隠し事が気になるが重要なことでなければ追求はしない
6:ポッチャマを気にかけている
7:ミュウツーはとりあえず信用する
8:サカキを警戒
9:黒猫に嫌な不安を感じる
最終目的:『儀式』から脱出し、『自身の世界(時間軸)』へ帰る。そして、『自身の世界』のナナリーを守る
[備考]
※参戦時期はCODE14・スザクと知り合った後、ナリタ戦前
※『ザ・スピード』の一度の効果持続時間は最長でも10秒前後に制限されています。また、連続して使用すると体力を消耗します
※ヨクアタールの効果がいつまで持続するかはお任せします
※遊園地周辺に海堂の声が響いた可能性があります
092:招かれたもの達 | 投下順に読む | 094:暴君主権 |
時系列順に読む | ||
077:Nの心/人間っていいな | 海堂直也 | 106:彼らの探し物 |
086:Cross point | 暁美ほむら | 098:空とポケモンと悪夢と囚われし姫君 |
アリス |