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美国織莉子、私の全て

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美国織莉子、私の全て ◆Vj6e1anjAc



「――君の友人とは、どういう奴なんだ?」
 バイクの雄叫びを轟かす中、サカキが織莉子に問い掛けてきた。
「えっ!?」
 いまいち言葉を聞き取れず、織莉子は声を張って問い返す。
 それを察したのだろう。やがてオートバジンのエンジンが止まり、元の静寂が訪れた。
「いや、君の友人のことだが……そういえばどんな奴なのか、聞いたことがなかったのでな」
 今のうちに聞いておいた方が、捜すにも便利かもしれないと、サカキは言った。
 なるほど確かに、と得心する。
 そういえばキリカと合流することばかり考えて、彼女の外見特徴やら、そういったものを、ついぞ伝えていなかった。
 自分より頭一つ背が低く、しかし同年齢の女の子。
 黒髪を短く切りそろえ、瞳は猫のように黄色い。
 おおよそそんな特徴を、織莉子はサカキへと伝える。
「荒事に長けていると言ったが、それはつまり、『殺さねばならない相手』というのを」
「ええ。共に追いかける、共犯者です」
 思えば随分と過酷な道に、彼女を付き合わせてしまった。
 こんな時にとは思いつつも、織莉子はキリカへと思いを馳せる。
 彼女の意識はゆっくりと、過去へ過去へと追想される。
 見滝原中学校襲撃作戦――否、果たして作戦と呼べるものなのか。
 恐らく次の戦いで、キリカは確実に死ぬだろう。彼女を魔女にするというのは、すなわちそういうことに他ならない。
(きっと、私と出会っていなければ)
 彼女は自分と出会ったことで、魔法少女の契約を果たした。
 自分の人格を捻じ曲げてまで、私の友でありたいと願い、戦いの道へと身を投じた。
 きっと自分がいなければ、こんなことにはならなかっただろう――どうしても、そう考えてしまう。
 言うなれば美国織莉子という女は、彼女の人生を破壊したのだ。
 自分と関わることさえなければ、キリカは戦いに身を投じることもなく、こんなに早く死ぬこともなかったのだ。
 そう考えると、己の身勝手さに、胸が締め付けられそうになる。
「何か、後ろめたいことでも?」
 どうやら黙りこくってしまっていたらしい。
 そう問われて、織莉子ははっと我に返った。
「彼女を巻き込んだのは私です。私が独りで戦えていたなら……いえ、私と会っていなければ、そんなことにはならなかった」
「だが、大切な存在ではあるのだろう?」
「……そう言われると、そうなんですけどね」
 そういうことを問われると、そう返さざるを得ないのが、自分のタチの悪いところだ。
 サカキの問い掛けに対して、織莉子は苦笑と共に返した。
 きっと独りで戦っていたなら、己は当に壊れていただろう。
 過激なことを思いつくのも、実行するのもできるのに、心の強度という一点だけが、どうしても行動に伴わなかった。
 そんな資格などないのに、奪った命の大きさに、胸を痛めてばかりだった。
 キリカが傍にいなければ、きっと耐えられなかっただろう。無駄な良心の呵責に潰され、志半ばで狂っていただろう。
 結局美国織莉子という女が、どれほど愚かで惰弱だったことか――そればかりを思い知らされる。
(キリカ)
 だが、それでも思ってしまうのだ。
 自分にとって、彼女の存在が、どれほど大きかったのか。
 自らの命に忠実に従い、誰よりも冷酷に刃を振るう、血に飢えた魔獣のような少女。
 それでありながら、戦いのない日には、誰よりも無邪気に笑う少女。
 呉キリカという娘の存在が、自分の今日までの日々のなかで、どれほどかけがえのないものであったのか。
 不謹慎だとは思いながらも、どうしても、そう実感せざるを得ないのだ。


 天高く昇る太陽を見ると、彼女のことを思い出す。
 愛しき彼女のその他に、ただ一人友と呼べる者――間宮えりかを思い出す。

 かつて心の傷と共に、2つに割かれた無二の友。
 契約を跨いで再会し、膿んだ傷跡を振り払い、再びその手を取った友。
 太陽と澄みきった空のように、血の穢れを知らぬ清らかな少女。
 今の自分の姿を見れば、彼女は何と思うだろう。
 正義の魔法少女とは程遠い、殺戮の徒となった自分の姿に、彼女は何を想うだろう。

 気付けばこの手は血に染まり、この身は鬼喰らう羅刹と化した。
 闇色の服は腐肉を啜り、死神の装束へと様変わりした。
 忌まわしき人殺しの自分。
 蔑まれるべき同胞殺しの自分。
 卑しくも醜き自分、自分!

(こんな時に何を考えてるんだ、私は)
 頭の中に渦巻く思考を、首を振って振り払う。
 満身創痍の状態で、友人のことを思い出すなど、まるで走馬灯のようではないか。
 縁起でもないムードを吹き飛ばすと、呉キリカは走るペースを上げた。
 土の煙を逆巻かせ、蒼天の下を黒豹が駆ける。
 さながら漆黒の旋風と化して、キリカは荒野を疾走する。
(今更後悔なんてするもんか)
 迷うことなどあるものか。
 ジェムのリミットに追い詰められ、弱気になっていた己を、キリカは自ら戒める。
 魔法少女の汚名など、今更恐れるつもりはない。
 全ては正義を為すためだ。敢えてこの手を血肉で汚し、初めて得られる平和のためだ。
 最悪の魔女を消すことができれば、世界の寿命は確実に伸びる。
 何より彼女の屍の先には、織莉子との平穏が待っているのだ。
(そのためだったら、躊躇わない)
 迷うつもりなど毛頭ない。
 彼女の望みを叶えるためなら、この身は血塗れの牙となろう。
 彼女を守るためならば、悪鬼となって刃を振るおう。
 そのためにはまず、何よりも、彼女との合流が第一だ。
 美国織莉子を守るためには、美国織莉子の傍に立つことだ。
 彼女が行き着く場所として、最も可能性の高い、美国邸を目指さなければ――
「――ッ!!」
 その瞬間、大地が雄叫びと共に裂けた。
 本能的に身をかわし、キリカは瞳を見開いた。
 金の豹眼に映るのは、地面を貫く漆黒の波動だ。
 どぉん――と唸る破砕の音が、おぞましき魔力の刃を引き連れ、キリカのいた場所を穿ったのだ。
 この波動には、覚えがある。
 見る者をその禍々しき気配で、触れる前から射殺すような、邪悪な魔力には見覚えがある。
 もうもうと立ち込める闇黒の奥に、がちゃりと音を立て現れるのは、甲冑を纏いし騎士の姿だ。
 漆黒の鎧のその背後に、隠れるように付き従うのは、黒髪を長く伸ばした少女だ。
「……はは。まさか、ここでまみえることになるとはね」
 黒き騎士王の名はセイバー。
 冷たき闇をその身に湛え、魔剣を携えしもののふは、狂王アーサー・ペンドラゴン。
 キラ対策本部で一度見送り、遠く離れたこの大地で、再び遭遇した魔人の名である。


「あれは……」
 長田結花なる少女の希望で、東の町村端の建物に入り、だいたいの主従関係を明確にして。
 そろそろ移動するかと考え、建物の外へと出た頃のことだ。
 おおよそ地図上の表記で言うなら、E-5・F-5の境目あたりだろうか。
 開けた平地の先に広がる、波打ち際の砂浜に、結花が1つの人影を見つけた。
(どうするか)
 セイバーはしばし思考する。
 あれに攻めかかるということは、この町村を出るということと同義だ。
 殲滅戦を望むセイバーにとって、人目を引く土地から離れることは、好ましいこととは言いがたい。
 いっそ敢えてこの場で待ち、迎え撃った方がいいのではないか。
(いや)
 そこまで巡らせた思考を、セイバーは首を振り、否定した。
 そもそも東側の町では、白い魔術師や魔物使いと、あれほどの激戦を繰り広げたばかりではないか。
 あの音に反応する者もなく、静まり返っていた以上、あの町に集まっていた者の数など、たかが知れているだろう。
 であれば、徐々に近づきつつある影を攻めると同時に、西の町へ戻った方がいい。
 既に通過した箇所ではあるが、時間も経過している以上、人の出入りが発生している可能性は高いはずだ。
「行くぞ、ユカ。あの者を叩く」
「っ……はい」
 震える声の同意を聞くと、セイバーは小走りで移動を始める。
 抜き身の魔剣に闇を纏わせ、迫る標的を睨み据える。
 油断はしない。出会いがしらに殺す気の技だ。
 これまでの不甲斐ない戦果とは、ここらで決別せねばなるまい。
 かの英雄王ギルガメッシュではないが、どこかで慢心があったからこそ、これまでの敵達には逃げられてきたのだ。
「フッ――!」
 短い呼吸と共に、一閃。
 切っ先から黒の魔力を放ち、人影目掛けて狙い撃つ。
 遅れて、どぉん、と炸裂音が鳴った。
 漆黒は過たず目標地点を穿ち、土煙を伴い大地をひっくり返した。
 死体を確認せねばなるまい。黒き霧を掻き分けて、なおもセイバーは歩みを進める。
「……はは。まさか、ここでまみえることになるとはね」
 それ見ろ、油断は禁物だ。
 闇と土煙の向こうから、生きていたターゲットの声がした。
「どこかで会ったか?」
「私の勝手な因縁だよ。キミが知らないのも無理はない」
 まるで黒猫のような娘だ。
 馴れ馴れしく語り掛けてくる、しかし全く見覚えのない、若い少女の姿がそこにあった。
 恐らくは結花よりも年下だろう。背の高さはだいぶ違うが、白い魔術師と同じくらいだろうか。
 黒髪黒ずくめの中で、片方を眼帯で覆われた金色の瞳が、野良猫のように光っている。
 背筋を丸めた前傾姿勢は、まさに猫背というやつだ。
「さて。じゃあ早速、キミ達に質問させてもらおうかな」
 静かに微笑を浮かべながら。
 チェシャ猫が嘲笑うかのような。
 余裕綽々といった態度で、黒ずくめはそう切り出してきた。


(うーん……まずいかなぁ、これは)
 さすがにこのタイミングで、彼女に鉢合わせたことにはビビッた。
 余裕な笑顔とは裏腹に、キリカはセイバーとの遭遇に対して、内心で冷や汗を流していた。
 たとえどれほどの実力者であろうと、殺さない理由にはならない。
 それは殺し合いが始まってから、10時間以上が経った今でも、変わらず抱き続けている信条だ。
 それでも、タイミングがよろしくなかった。
 傷の回復もままならず、生命維持のために魔力を垂れ流し、魔女化一歩手前に迫った今では、どうしても弱気に考えてしまう。
 こりゃまともにやり合ったら死ぬかもな、と。
 死ぬこと自体は怖くないけど、ほとんど何もしてないうちに死ぬのもなぁ、と。
「私と同い年くらいで、私より頭ひとつ背の高い女の子……それでいて銀色の髪の子を、どこかで見た覚えはないかな」
 それでも、無視して素通りはできそうにない。
 実際、グリーフシードを持っていて、それを何かの気紛れで譲ってくれたら、それはそれで御の字というものだ。
 キリカは眼前の騎士王目掛けて、用意していた問いを発した。
「その特徴を持った者ならば、つい先ほど相対している。この私に敵わぬと見るや、無様に逃げ出した腑抜けであったが」
 びきっ、と音が聞こえた気がした。
 ほとんど条件反射的に、額に青筋が浮いたのが分かった。
 落ち着け、堪えろ呉キリカ。そりゃあ確かに奴の暴言は、即刻十六分殺モノだが、だからって飛びかかるにはまだ早い。
「ふぅーん……ん、じゃ、まぁ……もう1つの質問」
 織莉子を馬鹿にされたことに耐えるという、彼女にしては相当なレベルの頑張りを見せながら、キリカは次なる問いを発する。
「私はその他にも、グリーフシードという物を探してる。これくらいの大きさの、黒い粒みたいなものだ。持ってるかい?」
「ユカ、あれを」
 背後の少女に対して、セイバーが言う。
 長田結花は、おどおどとした動作で、手持ちのデイパックを漁り始めた。
 どうやらこの2人の娘は、主従関係にあるらしい。2人分の荷物を、彼女1人が、一手に管理させられているようだ。
 権力に怯えるような仕草は、過去のキリカ自身を見ているようで、苛立ちと苦々しさが込み上げてくる。
「……これでしょうか?」
 しばらくして、結花が取り出したのは、黒に金の縁取りがされたボールだ。
 自分がニアから奪った支給品と、どことなく似通った形をしている。
 それは要するに、グリーフシードではないということだ。非常に惜しいところではあったのだが。
 結花の問い掛けに対して、キリカは無言で首を振った。
「質問とやらは、それで終わりか」
「うん、そうだよ――」
 ああ、その通りだ。
 質問すべきことは全てした。だからそろそろ終わりにしよう。
「――上から目線の、クズ野郎殿ッ!」
 だんっと大地を蹴って走った。
 漆黒の爪を振りかぶった。
 黒き魔法少女の六爪と、黒き騎士王の携えた魔剣とが、激突し合い火花を散らす。
 茶番は終わりだ。ここからは断罪の殺戮タイムだ。
 織莉子に危害を与えた上に、挙げ句その戦いを侮辱した者には、然るべき報いをくれてやる。
 我慢の限界点を超え、怒りの炎を燃やす瞳が、傲岸なる黒王を睨み据えた。


(なんなの、あの子は……?)
 飛び込むタイミングを逸した長田結花は、横から戦闘を眺めながら、困惑した表情を浮かべていた。
 恐らくはあの美遊のように、オルフェノクとはまた異なる、何らかの超能力の持ち主なのだろう。
 人知を超えた運動神経と、セイバーの反撃を鈍らせる不可解な力――それらを生身で発していることが、何よりの証拠だった。
 それでも、どうというわけではない。
 単純な戦闘能力では、むしろセイバーの方が圧倒している。
 猛烈な勢いで攻め込む眼帯の少女は、しかしそれだけの攻撃を、一度も通せていないのだ。
 それどころか、セイバーの放つ瘴気を前に、何度か吹き飛ばされてすらいる。
(勝てるわけがないのに)
 あのまま戦い続けていれば、いずれジリ貧で殺されてしまうのに。
 なのに何故、あの娘は、こんな無駄な戦いに終始している。
 何故彼女はあれほどまでに、なりふり構わず戦っていられる。
(きっと)
 恐らく、原因はセイバーの言葉だ。
 眼帯の少女の尋ね人――銀髪の少女とやらを侮辱されたことが、それほどに許せなかったのだ。
 それほどに深い愛情があった。それほどに強い情熱があった。
 彼女を傷つけ、嘲笑う者は、何者であっても許しはしないと、示し続けるだけの覚悟があった。
(私は……)
 それにひきかえ、私はどうだ。
 これまでの戦いを追想する。
 セイバーは己の目的を、生かすべきただ1人以外の殲滅だと言った。
 いずれ恩人・木場勇治であろうと、その手にかけんとするであろう危険な女だ。
 木場のためと言うのであれば、たとえ身体を張ってでも、セイバーを止めなければなるまい。
 それでも自分はそれすらできず、我が身と命可愛さに、彼女に文句も言わず従っている。
(あの子は強い)
 そして私は、どうしようもなく弱い。
 力ではなく、心の話だ。
 心に広がる劣等感の闇を、より深く重いものへと変えながら、南へ南へと移る戦場を、結花は追いかけ続けていた。


「らぁッ!」
 砂を撒き散らし、踏み込んで飛び出す。
 闇色に煌めく殺意の刃を、裂帛の気合と共に叩き込む。
 きぃん、と軽い音が鳴った。これでいなされるのは何度目か。
 騎士王を狙ったキリカの爪は、しかし目前で魔剣に阻まれ、標的を切り裂くことなく弾かれる。
「フッ――」
 迫りくる反撃の一閃。
「チィッ!」
 舌打ちと共に、速度低下を発動。
 戦闘フィールド全体を覆うような、贅沢な使い方はできない。穢れが8割に達したジェムには、それほどの魔力の余裕などない。
 身体の周囲に魔法を放ち、目前にまで迫った刃を、紙一重のタイミングで回避する。
「姦しいだけの小蠅が!」
 まるで剣先が爆発したようだ。
 怒号と共に逆巻くは闇黒。砂浜に振り降ろされた剣が、おぞましき漆黒の魔力を放つ。
 キリカはこれをバックステップで回避――されど、その反応すらも織り込み済みだ。
「ぐぁっ!」
 爪越しの圧力に悲鳴が上がった。
 追撃に振り上げられた魔剣グラムが、キリカの身体を弾き飛ばした。
 咄嗟に爪を突き出した防御すらも、お構いなしの破壊係数が、その防御ごと吹っ飛ばしたのだ。
 もうもうと砂ぼこりを立てながら、無様に地面を転がる黒衣が、砂浜の色で穢されていく。

「この程度だというのなら、あの銀髪の方が善戦していたな」
 言いながら、セイバーの靴音が迫る。
 がちゃりがちゃりという具足の音が、砂を伝って耳へと届く。
 立ち上がるキリカの背後には、さざ波の音が聞こえていた。劣勢の戦いを続けるうちに、随分と後退していたようだ。
「……ォオオオオッ!」
 それでも、立ち止まる理由にはならない。
 己を奮わすように叫びながら、キリカは再びセイバーへと迫る。
 斬撃、回避、またも斬撃。
 振りかぶる爪撃がその隙を狙った。圧倒的な暴威を抜けて、その喉笛を噛み千切らんと、ひたすらに懸命に喰らいついた。
 速度低下を全開で発揮し、殺意の百烈をくぐり抜けながら、一心不乱にその腕を振るった。
(何をやってるんだろうね、私は……ッ!)
 剣風と火花の吹き荒れる中、キリカは自嘲気味に想う。
 織莉子を守ると誓った自分が、おおよそ勝ち目の見えない戦いに、何を熱くなっているのだろうと。
 セイバーの力は強大だ。
 移動速度はそこそこ留まりだが、その魔剣を振るう攻撃力は、自分を大きく凌駕している。
 そして剣士の腕力は、必然防御力をも兼ね備える。軽い鉤爪の力では、とても押し切れない鉄壁の守りだ。
 かつてバゼットに押しつけた、あの時の悪い予感の通り、相性最悪の相手と言えるだろう。
 速度低下がフルに使えない今は、達人の技量の隙も突けず、無様にも攻めあぐねているのが現状だ。
(こいつは強い)
 自信過剰と思われた態度が、分相応に感じるほどには強い。
 気をやれば、おぞましくも禍々しきオーラに、そのまま飲み込まれ喰われそうになる。
 こんな勝ち目の薄い相手に、マジになっている自分は、きっと織莉子の守護者失格だ。
 万が一コイツを倒せたとしても、グリーフシードのような見返りなど、何も得られないというのに。
「何故、このような無駄な戦に臨む」
 爪を受け止める黒騎士が、見透かしたようにキリカに問う。
 刃越しの問い掛けが、キリカの胸に突き刺さる。
「勝てもしない相手に対して」
 その言葉と共に、闇が爆ぜた。
 白昼の砂浜が宵に飲まれた。
 どうっ――と炸裂する轟音と共に、セイバーが全身から瘴気を放ったのだ。
「何故か、と聞くか……ッ!」
 押し寄せる圧力に歯を食いしばり、それでもキリカは言葉を返す。
 踏ん張る両足が、砂浜を穿ち、飲み込まれんばかりの力を込める。
「私はいつだって、彼女のために……彼女のことだけを願ってきた……!」
 漆黒の装束が赤黒く染まった。
 治りかけの心臓が破裂し、傷口から鮮血がこぼれ落ちた。
 人ならぬ身体を血みどろに染め、まさしくゾンビの有様になり果てながらも、キリカは懸命に衝撃に耐えた。
「今の私が、彼女のために……私ごときにできることなんて――」
 そうだ。
 今更変に考えずとも、答えはとっくに出ていたのだ。
 あの時セイバーに飛びかかり、戦闘を始めてしまった時点で、この結論には行き着いていたのだ。
 その点では、この敵に挑んでしまったことは失敗だった。それは素直に認めよう。
 そしてこの戦いの中で、死にかけた身体で為せることなど、きっとそれほど多くはない。
 グリーフシードも見つからず、魔力も尽きかけた今の自分は、織莉子の足手まといになるのが関の山だ。
 彼女はどこまでも優しい人だ。
 きっとボロボロの自分を気遣い、為すべき目的も後回しにして、グリーフシードを探そうとするだろう。
 そんな彼女の好意には、正直甘えたいと思う。
 それでも、それは許されない。織莉子のためにある自分が、織莉子の瞳を曇らせることなど、決してあってはならないのだから。
「お前を倒すこと――くらいだからッ!!」
 黒豹が吼える。魔獣が叫ぶ。
 八方を闇に包まれながらも、金色の瞳は鋭く輝く。
 三閃二対の六爪が、五閃二対の十爪へと変わった。
 フルパワーを込めた魔性の爪が、遂にセイバーの魔剣を弾き返した。
 こいつは強い。その上先の発言からして、明らかに織莉子と敵対している。
 であれば、生かしてはおけない。たとえ相討ちになろうとも、織莉子を揺るがす脅威であるなら、道連れに地獄へと連れて逝く。
 それが残された魔力で、呉キリカが彼女のために為し得る、唯一無二の奉仕なのだから。

「うぉおおおおおォォォォ―――ッ!!!」
 吼え猛る魔力が刃を成した。
 黒豹の咆哮に呼応し、十をも超える無数の爪が、続々と掌から展開された。
 殺意の刃は縦に連なり、おぞましき姿へと変貌していく。
 速度低下が消え去ろうと、ソウルジェムが濁ろうと、お構いなしに肥大する殺意が、禍々しき姿を顕現させる。
「啜れ――」
 脳裏に思い描くのは、旧友・間宮えりかの思い出だ。
 かつて彼女を救うため、一度だけ使った奥の手の記憶だ。
 膨大な魔力を必要とするため、ついぞ一瞬前まで忘れていた。
 速度低下の魔法とは、あまりに相性の悪い荒技であるが故に、意識の範疇外に置き去りにしていた。
「――その魂ごとッ!」
 単純に原理として捉えるならば、先ほどバゼット達を前に披露した、あの円鋸攻撃と同じだ。
 思えばあの攻撃自体、この技を実用レベルに改良――あるいは、節約した技だったような気もする。
 それでもこの技の質量と威力は、速度低下との併用を考えた技とは、虚偽も誇張もなく桁が違う。
 その封印を、今こそ解く。
 魔法少女狩りの中で意識することを忘れ、あの金色の巨人相手にも使わなかった、最強の奥義をここに放つ。
 全ては、織莉子の未来のために。
 織莉子の行く手を阻む暗雲を、一刀のもとに断ち切るために。
 鈍足のパワーファイター相手だからこそ、放つことのできるこの一撃に、全ての勝機を注ぎ込むために!

「ヴァンパイアファングッ!!!」

 怒号と共に振り降ろされたのは、連鎖する爪が成す巨大な鞭だ。
 鋸を思わせる無数の刃で、血肉も骨も魂さえも、微塵に引き千切る血啜りの太刀だ。
 大蛇の体躯のごとく激烈に。
 豹の尾のごとくしなやかに。
 轟然と唸りを上げながら、見上げるほどの刃を降ろす。
 風を大気を引き裂きながら、万感の想いを刃と連ね、騎士王目掛けて叩き込む。
(織莉子――――――ッ!)
 渦を巻き唸り狂う魔力の中、キリカはひたすらにその名を叫んだ。
 声に出すことはあらずとも、心の中で叫び続けた。
 物言わぬ叫びは牙となって、暴力を伴い具現化し、セイバーを喰い殺すべく振り降ろされた。


 人の気配もないゴーストタウンでは、遠くの音すらも確かに響く。
 オートバジンを停めていたサカキが、その音を聞いたのは必然であり。
 同道する織莉子が聞いたのもまた、当然の帰結に他ならなかった。
「今のは……?」
 美国織莉子の耳に届いたのは、南方から聞こえた爆音だ。
 詳細を確かめようとそちらを向いたが、建物に遮られて何も見えない。
 どうやら音の様子からして、町の外から聞こえたらしい。
「行ってみるか?」
 気になることがあるのなら、行って確かめるのも手かもしれない。サカキは織莉子にそう提案する。
 こんな状況では、一体何が、行動の手掛かりになるかも分からない。
 あるいはこの音のする方で、キリカが戦っている可能性もある。
 であれば、僅かな可能性も見捨てず、このままバイクで町を出て、音の主を見に行くべきだろうか。
 そんな選択肢がよぎった瞬間、彼女の予知魔法は発動した。
 来たるべき未来を見通す瞳が、行動の果ての結果を捉えた。
「……!」
 瞬間、織莉子は息を呑む。
 一瞬に垣間見た未来の気配に、その目を大きく丸く見開く。
「サカキさん、急いで! 音の方へ行きます!」
 尋常ならざる様子だった。
 既に目的の鹿目家は、すぐ近くにまで迫っていたが、それすらも意に介さぬ叫びだった。
 ただならぬものを感じたサカキは、素直にエンジンを始動させる。
 オートバジンのアクセルを唸らせ、南方へと方向転換する。
(今、未来予知が伝えたものは……)
 美国織莉子の予知魔法には、大きな制限がかかっている。
 予知の内容は近未来に限られ、それも遠くになればなるほど、ぼんやりとしたものになってしまう。
 当然、これほど離れた場所だ。行き着くまでが遅くなる以上、ろくに認識できた情報などない。
 それでもただ1つだけ、確かに分かっていたことがある。

 予知が告げた未来の世界――その時そこに立つ自分は、泣いていた。
 固有魔法が告げた未来は、悲しみの感情を伴う未来だったのだ。


 吹き荒れる風に煽られて、塵が天へと飛んでいく。
 黒々とした塵の数々が、黒い旋風に飛ばされていく。
 騎士王セイバーの放つ瘴気は、漆黒の爪を吹き飛ばしていた。
 宙に舞う無数の刃の中、声もなく風に煽られた人影が、静かにアーチを描いていた。
 遅れて、ばしゃん、と音が聞こえる。
 豹の苛烈さを削ぎ落され、野良猫のごとく無様な姿で。
 血塗れの黒ずくめを纏った少女が、波打ち際へと落ちた音だ。
 黒衣の狂王はその光景を、目で追うことすらしなかった。
 降り注ぐ爪が粒子と消えて、黒い粉雪と変わる中、騎士もまた無言で佇んでいた。
「………」
 恐るべきかな、漆黒の王。
 悠然たる騎士王の姿を見て、結花は改めて痛感する。
 今まさに眼帯娘が振るった、あの巨大な鋸の一撃は、さすがに凌げまいと思った。
 しかしセイバーは、これまでの攻撃をも、遥かに凌ぐ威力をもって、それすらも真っ向から迎え撃った。
 さながら竜退治の神話のように。
 のたうつ大蛇を物ともせずに。
 これまでの比にならぬオーラを放ち、真正面からぶつけることで、一刀の下に粉砕してみせたのだ。
「………」
 がちゃり、がちゃりと具足の音。
 それがぱしゃぱしゃという水音に変わる。
 どうやらセイバーは、何かを探しているらしい。
 倒した娘の傍まで歩み、デイパックを剥ぎ取ると、そのままごそごそと漁り始めた。
「……行くぞ、ユカ」
 しかしどうやら、探していたものは、そこからは見つからなかったようだ。
 少しばかり苛立たしげに、デイパックを投げて寄越しながら、騎士王は従者へと告げた。
 海水を血に染める少女を置き去りに、セイバーは西方へと歩みを進める。
 一瞬の間を置くと、結花は慌てて、黒き王の後へと続いた。
 これだけ派手にやったのだ。近くにいるファイズが、音を聞きつけ、こちらへ追いかけてくるかもしれない。
 そう自分に言い聞かせながら、結花もまた後ろを振り返ることなく、セイバーの後ろ姿を追いかけた。
 あるいは、哀れな反逆者の末路を、直視したくなかったのかもしれない。


【F-5/砂浜/一日目 昼】

【セイバー・オルタ@Fate/stay night】
[状態]:健康、疲労(小)、黒化、魔力消費(中)
[装備]:グラム@Fate/stay night
[道具]:なし
[思考・状況]
基本:間桐桜のサーヴァントとして、間桐桜を優勝させる
1:人の居そうな場所に向かう。とりあえず西側の市街地を目指す
2:間桐桜を探して、安全を確保する
3:エクスカリバーを探す
4:間桐桜を除く参加者全員の殲滅。この人間(長田結花)は雑用係として使うが使えなくなったら殺す
5:クロエ・フォン・アインツベルンを探す
6:もし士郎たちに合った時は、イリヤスフィールが聖杯の器かどうかをはっきり確かめる(積極的には探さない)
[備考]
※間桐桜とのラインは途切れています
※プリズマ☆イリヤの世界の存在を知りました
 クロエ・フォン・アインツベルンという存在が聖杯の器に関わっていると推測しています

【長田結花@仮面ライダー555】
[状態]:ダメージ(大)、疲労(大)、翼にダメージ(オルフェノク態のダメージ)、仮面ライダー(間桐桜)に対する重度の恐怖
[装備]:なし
[道具]:基本支給品×3、ゴージャスボール@ポケットモンスター(ゲーム) 、穂群原学園の制服@Fate/stay night、お菓子数点(きのこの山他)、
    スナッチボール×1@ポケットモンスター(ゲーム)、魔女細胞抑制剤×1@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー、ジグソーパズル×n、呉キリカのぬいぐるみ@魔法少女おりこ☆マギカ、不明支給品0~3
[思考・状況]
基本:???
1:死にたくない
2:黒い剣士(セイバー)に、殺されないために従う
3:仮面ライダー(間桐桜)に言われた通り、“悪い人”を殺す?
4:木場さんの為に、木場さんを傷つける『人間』を殺す?
5:乾さんに裁かれるなら―――?
[備考]
※参戦時期は第42話冒頭(警官を吹き飛ばして走り去った後)です
※自分を襲ったファイズが乾巧だと思っています



 もう、何も感じない。
 もう何もかも残っていない。
 身体はズタボロのはずなのに、痛みを覚えることもなく。
 波の音が心地いいはずなのに、水の冷たさも感じることなく。
 仰向けに打ち捨てられた私は、地上へ戻る気力すらもなく、波打ち際にたゆたっていた。

 分かることと言えば、魔力の気配が、急速に消えつつあることくらいだ。
 既に身体に受けたダメージは、ソウルジェムの限界を超えてしまった。
 生命維持もままならず、魔力は無駄に浪費され、穢れは全面に広まりつつある。
 かといって、魔法少女が辿る末路であるはずの、魔女化の気配すら感じ取れない。
 ああ、私は負けたのか。
 自らの力で勝つことも、魔女を置き土産に残すことも叶わず、このまま朽ち果ててしまうのか。
 諦観にも似た無力感の中、私は至極冷静に、自分の状況を分析していた。

 心残りは、ないわけではない。
 むしろ短い人生を振り返れば、未練は山のように積もっている。
 最悪の魔女の誕生を阻止し、ワルプルギスの夜とやらも追い払い、見滝原の町を守りたかった。
 何よりも、その先で待っている、織莉子との平穏な日常を、あの薔薇園で謳歌したかった。
 欲を言うことが許されるなら、えりかと会う約束をつけたりして、織莉子に紹介したりもしたかった。
 いいや、そんなことよりも、引き離されたこの大地で、せめてもう一目だけ、織莉子と再会したかった。

 全てを喪失した身体は、あまりに軽い。
 身体を動かす力すら、傷口から海へ流れ出たらしい。
 やりたいことはあるはずなのに、それを実現する体力も、それに向かう気力すらも湧いてこない。
 どころか、こうしているうちに、少し眠くなってきた。
 終わりが近いということなのだろう。いよいよ現世とサヨナラし、地の底に還る時が来たのだろう。
 心地のいい子守唄も聞こえている。ならば、これ以上の贅沢も言うまい。
 霞み始めた視界の中、天を仰ぐその瞼を、私はゆっくりと閉じようとして、

「――キリカッ!」

 聞き覚えのあるその声に、閉じかけた瞼を開き直した。

ばしゃばしゃ、と水音が聞こえる。
 こちらへ駆け寄る足音が聞こえる。
 遅れて伝わってきたのは、身体を持ち上げる腕の感触だ。
 ああ、何と懐かしいことだろう。
 この感覚は知っている。この温かさは知っている。

「ああ……織莉子か」

 愛する彼女の腕の心地を、私は何よりも覚えている。

「ああ、じゃないわよ……!」

 キリカの馬鹿、無茶をして。
 普段なら絶対に言わないような、子供じみた言葉が繰り返される。
 あれほど見たかった織莉子の顔が、見る間に涙で濡れていく。
 痛いほど抱きしめられた身体から、痛みが伝わらないのが残念だった。
 愛の証であるならば、きつい抱擁の痛みですらも、この身で感じていたかった。

「おり、こ……」

 悲しませたことを、申し訳なく思い。
 同時に、しょうがないなとも思う。
 これではいつもとあべこべだ。ワガママを言って駄々をこねるのは、私のキャラではなかったか。
 動く気配のなくなった身体を、今更に、動かしたいと思った。
 手ごたえのない身体に力を入れて、懸命に手を伸ばそうとした。
 その手が、後頭部へと触れる。
 さらさらとした織莉子の頭を、抱き寄せるようにしてなぞる。
 もたれかかるような姿勢になって、ようやく私達2人は、互いに抱き合う形になった。

「ただいま」
「ええ……」
「ごめんなさい」
「ええ……!」

 ようやくこの場所へ帰れた。
 ようやく彼女の元へ辿り着いた。
 置いて逝ってしまうことは、申し訳ないとは思うけれど、私にはこれだけで十分だ。
 短い人生ではあったものの、この15年の締めくくりとしては、これほど相応しい幕引きはなかった。
 あとは1つだけ、言葉を遺そう。
 それは罪の告白ではない。
 織莉子を欺き擦り寄ったことは、確かに正直に打ち明けたかった。
 だけど悲しいことに、この身には、そんな時間は残されていないのだ。
 だから、伝えるのはそれじゃない。
 最期に残すべき言葉は、後ろめたい謝罪の言葉じゃない。

「ありが、とう……」

 出会えたことへの感謝の言葉を、私は最期の遺言に選んだ。

「……っ!」

 きっと織莉子は優しいから、自分を呪ってしまうだろう。
 責任感の強い子だから、私がキリカを死に追いやったと、自分を追い詰めてしまうだろう。
 けれども、私は望まない。
 そんな自責を求めはしない。
 何故なら、織莉子と過ごした時間は、とっても幸せだったから。
 この15年の人生が、嫌なこと尽くめだった生涯が、生きててよかったと思えるようになったのは、全て織莉子のおかげだから。
 織莉子と友達になりたいと思ったからこそ、私は変わることができた。
 あの時織莉子と出会えたからこそ、私の人生は救われたんだ。
 愛する人のために尽くし、愛する人の腕の中で死ぬ――なんと贅沢な死に様だろう。
 自分勝手な主張ではあるけど、私が迎えたこの結末を、重荷に感じることはないんだ。

「お、り――」

 ありがとう、織莉子。
 ありがとう、私の愛しい人。
 美国織莉子、私の全て。
 どうかキミの歩む先に、平穏と幸福があらんことを。
 私が誰よりも愛した、キミの笑顔があらんことを――

「――――――」

 ――ぱりん。




【呉キリカ@魔法少女おりこ☆マギカ 死亡】






 ぱりん、と響いた音と共に、呉キリカとやらの瞼は閉じた。
 ガラスの割れるような音と共に、彼女は静かに事切れて、それきり動かなくなった。
 終わりを理解した瞬間、波打ち際に座り込んでいた織莉子は、堰を切って泣き始めた。
 これまでの聡明さが嘘のように、なりふり構わず大声を上げて、子供のように泣きじゃくった。
「………」
 戦力を得られなかったのは残念だが、それ以上の感情を抱いてやる義理はない。
 サカキはその姿を傍観しながら、冷静に状況を分析する。
 結局、音のする方へ駆けつけ、織莉子の友人を見つけた頃には、放送間際という時間になってしまった。
 目的地へ戻るのが最優先ではあるが、しばらくはここにいた方がいいだろう。
 織莉子が冷静さを取り戻すのを待つため、ということもあるし、バイク音で放送を聞き逃しては困る、というのもある。
 死んで困る者などさほどいないが、禁止エリアを聞き逃すことだけは、何としても避けておきたかったからだ。
「………」
 それからどれほど経っただろうか。
 やがて遺体を抱きかかえたまま、織莉子が波打ち際から立ち上がった。
 そのまま一言も発することなく、ちゃぷちゃぷと水音を立てながら、織莉子は砂浜へと上がる。
 そしてすれ違ったその瞬間を、サカキは決して見逃さなかった。
 織莉子の海のような瞳に、暗い光が宿っていたことを。


【F-6/砂浜西端/一日目 昼(放送直前)】

【美国織莉子@魔法少女おりこ☆マギカ】
[状態]:ソウルジェムの穢れ(3割)、白女の制服姿、深い悲しみと――
[装備]:なし
[道具]:共通支給品一式、ひでんマシン3(なみのり)@ポケットモンスター(ゲーム)
[思考・状況]
基本:何としても生き残り、自分の使命を果たす
1:鹿目まどかを抹殺する。ただし、不用意に他の参加者にそれを伝えることはしない
2:キリカを殺した者を――
3:積極的に殺し合いに乗るつもりはない。ただし、邪魔をする者は排除する
4:サカキと行動を共にする
5:鹿目邸を調査。その後市街地を巡回した後病院へ向かう。
[備考]
※参加時期は第4話終了直後。キリカの傷を治す前
※ポケモンについて少し知りました。
※ポケモン城の一階と地下の入り口付近を調査しました。
※アカギに協力している者がいる可能性を聞きました。キュゥべえが協力していることはないと考えています。

【サカキ@ポケットモンスター(ゲーム)】
[状態]:左腕に裂傷(軽度)
[装備]:オートバジン@仮面ライダー555、高性能デバイス、ニドキングのモンスターボール(ダメージ(小)疲労(小))@ポケットモンスター(ゲーム)
[道具]:共通支給品一式 、技マシン×2(サカキ確認済)@ポケットモンスター(ゲーム)
[思考・状況]
基本:どのような手段を使ってでも生き残る。ただし、殺し合いに乗るつもりは今のところない
1:『使えそうな者』を探し、生き残るために利用する
2:織莉子に同行する
3:織莉子の提案通り、鹿目邸を調査。その後市街地を巡回した後病院へ向かう。
4:力を蓄えた後ポケモン城に戻る(少なくともニドキングとサイドンはどうにかする)
5:『強さ』とは……何だ?
6:織莉子に対して苦い感情。
[備考]
※『ハートゴールド・ソウルシルバー』のセレビィイベント発生直前の時間からの参戦です
※服装は黒のスーツ、その上に黒のコートを羽織り、黒い帽子を頭に被っています
※魔法少女について少し知りました。 織莉子の予知能力について断片的に理解しました。
※ポケモン城の一階と地下の入り口付近を調査しました。
※サイドンについてはパラレルワールドのものではなく、修行中に進化し後に手放した自身のサイドンのコピーだと思っています。
※アカギに協力している者がいると考察しています。

[考察(織莉子、サカキ)]
この空間は参加者の記憶から作り出された空間、すなわち魔女の結界に類似したものである可能性がある。
アカギは魔女の力を何らかの形で利用している

【オートバジン(バトルモード)@仮面ライダー555】
現在の護衛対象:美国織莉子
現在の順護衛対象:サカキ
[備考]
※『バトルモード』時は、護衛対象の半径15メートルまでしか行動できません
※『ビークルモード』への自律変形はできません
※順護衛対象はオートバジンのAIが独自に判断します


095:それぞれの想い 投下順に読む 098:空とポケモンと悪夢と囚われし姫君
100:Juggernaut-ジ・アルゴノウタイ 時系列順に読む
092:招かれたもの達 美国織莉子 109:わたしの世界を守るため(前編)
サカキ
095:それぞれの想い 呉キリカ GAME OVER
094:暴君主権 セイバーオルタ 108:I was the bone of my sword(前編)
長田結花


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