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いきなりは変われない

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いきなりは変われない ◆Z9iNYeY9a2



「しっかし何もない城だなぁ~」

村上の呼び出しを受けたマオはしかし、結局城の中をあちこちうろつきまわっていた。
正直呼び出しなどと言ってもあの男のこと、すぐに出発するというわけではないのだろう。
なら少しくらい遅れていっても問題はないはずだ。

さっき立ち寄ったあの部屋は何もなかったとはいえその趣は色々な意味で興味深いものだった。
いうなれば、精神病院にも似たようなあの不思議な雰囲気。

もしかしたら何か面白い発見もあるかもしれない。
見つけることができればあるいは村上に貸しを作ることもできるかもしれない。

それがあの呼び出しからしばらくの間、マオのしていたことだった―――のだが。
予想外、というほどでもないがあまりに何もないというのは若干落胆せざるを得ないものだった。

「そろそろあの村上がいるっぽい部屋に近づいてきちゃったし、どうするかなぁ…」

そう思って、ふと一つの部屋に入ったときだった。

「ん?」

他の部屋と同じ、石造りの部屋。
何があるわけでもないような空間に、ぽつんと一つだけ存在感を放っている機械があった。
部屋の位置関係からして、ここは村上もまだ確かめていないだろうと思われる。

「あの男より先に見つけられたのは幸運かな?」

一見デスクトップPCのように見えるその機械。
ものは試しと軽い気持ちで、しかし最低限の警戒は怠らずに触れてみる。

「うん?…Yes、No…?何これ?」

中にあった文字はそれだけ。
何についての選択肢なのか全く記されていない。

命に関わるようなものではないと信じたいが、あまりに得体がしれない。
こういう時機械というのは苦手だ。リフレインを持ってしても読み取ることができない。

「……あとで村上に選ばせるというのもありかもしれないけど、もしこっちに得のあるものだったら……うーん…」

しばらくの迷いの後、マオはそれを選択してみた。
Yes、と。













「え?」

一瞬体が光ったのを感じ取り。

次の瞬間にはマオは森の中にいた。
さっきまでいた城の中ではなく、その城が見える場所に位置する森の木々に、その周りを囲まれていた。


「…なるほど、妙に出入り口がややこしい場所にあると思ったら、そうやって出るのか」

しかも一方通行の。
不親切にもほどがあるだろう、と。
そう愚痴りたくもなったが、愚痴ったところでそれを聞く相手も発散する相手もいない。

まあ実用性のある情報ではあったが、流石に勝手に出て行くのはまずいだろう。
村上の戦ったというゼロのこともある。
となれば一旦離れてしまったあの城にまた戻らなければならない。


「面倒だなぁ全く」

誰もいないことは分かっていながらも、それでも流石にこの手間にはほんの少しは愚痴りたくもなる、とマオは早歩きでNの城に戻りながら思った。



開いたページの中にあったのは様々な形をしたアイコンだった。
赤と白の色で分けられたボールだったり。
ベルトを巻いた灰色の生物のようなものだったり。
金色の剣だったり。
リンゴだったり。
鳥をイメージさせる模様だったり。
宝石のような形をした石だったり。

見える限りで6つ。うちオーキドに見覚えのある絵が一つ。
赤と白の色で分けられたボール―――モンスターボールだった。

村上の見る前で、まずモンスターボールのアイコンをクリックするオーキド。


「これは…」
「なるほど、ただで見られるものではない、というわけですか」

そこに現れたのは所謂ログイン画面。
IDは見えないが書いてあるようで、後はパスワード入力をすればいいようになっている。

だが、問題はそのパスワードだ。
「ここに置いてあるということは、何かしらの意味があるものだろうと考えられますが…」
「ふむ…」

つまりはこちらにも何かしらの意味を持ったパスワードを入れろということなのだろうか。
それもこの状況を見るに、おそらくはこちらが知っている何かであるはず。

「オーキド博士、何か思いつくものはありませんか?」
「うーむ、こういうものは設定した者の思考を読み取らねばならぬからのぅ」

設定した者がいるとすればアカギだと考えられるが、あの男の思考を読み取るのは容易なことではない。
ならば、ここでキーワードとなっている可能性のありそうなものを考える。

そもそも、このアイコンの配置が気になる。
この灰色でベルトのようなものを巻いた生き物、これはおそらくライダーズギアを巻いたオルフェノクをイメージしているのだろう。
そしてこのボールはおそらくモンスターボール、ポケモンを捕獲するのに捕まえる道具ではないかと思われる。
鳥のような模様。これはマオやゼロが似たような模様をその体に刻んでいたような気がする。

(つまり、これは各世界の特徴のようなものを示した記号、ということか?)

ならば、オーキド博士の選んだ、おそらくは彼自身の世界であるだろうそれの特徴とは何だ。

「オーキド博士、ポケモンに関して何か思いつくキーワードを入れてみてもらえませんか?あるいはポケモンとそのまま打ち込むか」
「うむ、やってみよう」

その後いくつかのパスワードを入力してみた結果、画面がログイン表示から切り替わった。

「まさかそのまんまとはな…」
「ちなみに何と入力されたのですか?」
「ポケモン、と。まるっきりそのまんまじゃ。まさかこんな簡単なものとは」

一旦開いたウィンドウを下げ、今度は灰色の生き物のアイコンを選択する。
おそらくはこれが自分達の世界を記したものだろう。

村上は思いつく限りで、オーキド博士に入力を頼んでみた。
さっきの法則になぞらえれば、そう難しいものがパスというわけではないだろうと、そう考えて。

だが。

「む…、どうやら違うようじゃ」
「おかしいですね、先ほどのパスワードになぞらえたはずだったのですが…。
 博士、少し私に入れさせてみてください」

村上が席を代わり、パスワードを打ち込む。
入力したのは、候補の中で最も簡単であり、それゆえに怪しさも持っていた単語。
オルフェノク。

カチッ

「入れたようです」
「むむ?おかしいのう。その単語なら間違いなく入れたはずなのじゃが…」
「…博士、少し確かめたいことがあるので、先ほど開いたページを一旦ログアウトして、もう一度入ってみてもいいですか?」
「構わんぞ」

先のページをログアウトし、村上は再度モンスターボールのアイコンのパスを入力してみる。
間違えようがない、正確に入力したはずのもの。
しかし。

「入れませんね…。博士、今度はあなたがもう一度入力してみていただけませんか」

再度席を代わり、入力するオーキド。
するとページは先に入ったはずのところに繋がった。

「これは…」
「おそらく何かしらの認証装置のようなものが働いているのでしょう。
 入力するのはその世界の人間でなければならない、という縛りでしょうか。簡単なパスワードの代償、といったところですかね」

より多くのページを見るにはそれだけ多くの人を集めなければならないということだろう。
まあその辺りに関してはマオが戻ってきてから考えるとして、今は見られる部分に関しての考察を進めるべきだろう。

「それで、ここに書いてあるのは何か分かりますか?」
「ふむ、かなり色々な情報が載せられておるな。
 人間が作り出したポケモン、ミュウツー。
 ディアルガとパルキア、ギラティナの神話。
 これは……ゲノセクト?これは知らぬポケモンじゃな」

特定のポケモンやその関係する用語を示した言葉がずらりと並ぶ。
そんな中で、ふと村上の興味を引いた言葉があった。

「博士、このメガシンカ、というのは何なのですか?」
「メガシンカか。これはわしらの研究とは別分野のものじゃから大まかなことしか分からぬが。
 ポケモンがその成長に合わせてその肉体を進化させる、ということはさっき言ったと思うが」

成長に合わせて、あるいは環境や特定の道具によってその形態を変えるというのがポケモンにおける進化。
そう村上は聞いている。

「じゃがこのメガシンカというのはそれとはまた異なる進化なのじゃな。
 特定の石を持たせることで、戦いの時などに一時的な形態変化をすることができるというらしい」
「なるほど、我々オルフェノクの中にも感情の昂ぶりなどでその姿を一時的に変える者がいます。それと近いものなのでしょうか」
「ふむ、そちらの事情はよく分からんがそうなのじゃろうかな。
 こっちも未だ詳しいことは明かされておらんからのぅ。カロス地方のプラターヌという者が専門しておるらしいが」
「よろしければ聞かせてもらってもよろしいでしょうか?私としても知的好奇心に触れるものですし」

もう進化するはずのない存在が更なる力を発揮するというその能力。
村上にも気になるものではあった。

「まずメガシンカ、というものには二つのものが必要となる」
「ほう」
「メガストーンという石、これはポケモンに応じて別々のものを準備する必要があるらしいのじゃ」
「なるほど、それを触媒としてポケモンの力が引き出されるというわけですね」
「それともう一つ重要となるのが、ポケモンとトレーナーとの絆じゃ」
「トレーナーとの、絆…?」

予想していなかっただろうものが必要と言われて困惑を浮かべる村上。

「驚くのも無理はないかもしれんな。このメカニズムは本当によく分かっておらん。
 ただ、人間とトレーナーの絆というのは思わぬ力を発揮するものなのじゃな。さっきゲーチスという男には否定されてしまったが」
「そのような不確かなもので、力を得ることができるものなのですか?」
「絆というものは目には見えないかもしれんが、確かに存在するのじゃよ。特に人間とポケモン、という異なる種族の間であればなおのこと、な」

いや、むしろ異なる種族だからこそ、互いに足りないものを補うことで力とすることもあるのだ、とオーキドは続ける。
力を持ったポケモンと、非力ながらも様々な経験と判断力、知力を持ったトレーナーは無限の可能性を秘めたものなのだ、と。

「君たちのようなオルフェノクと人間とて、そうやって共存しておるのじゃろう?」

そしてそう、オーキドが村上に問いかけるために振り返った、その瞬間だった。


後ろにいた村上の姿が人間の姿ではない、白い体と透明な頭部を持ったローズオルフェノクへと姿を変え。
その指から伸びた触手が、オーキド博士の胸を貫いていたのは。


「なるほどな。村上君、やはりオルフェノクと人間が共存しておるというのは嘘だったのじゃな」
「話を円滑に進めるための嘘でしたが。私としてもあなたにこれを行うのはもう少し後かと思っていました」

壁に背を預けて座り込むオーキド。
その顔色はじょじょに生気を失い、灰色に染まりつつあった。

使途再生がならなかったことに若干の落胆をする村上。
しかし村上には、そんな自分とは対照的にオーキドはその事実を驚くこともなく自然なこととして受け止めているようにも見えた。

「何が琴線に触れたか…やはり人間との絆、か」
「我々オルフェノクには人間との絆、共存など必要ありません。あるのは食うか食われるか、弱肉強食の生存競争のみです」
「そうか……」

そう告げた村上に、オーキドは何か悲しげな顔を村上に向ける。
何かを哀れみ、惜しんでいるかのような表情は決して失われつつある自分の命に向けたものではなかった。

むしろ、下手人である村上に向けたもの。

「その体になって相当辛い目にあってきたようじゃな。どれほどの迫害を受けてきたのか、わしには測り知れん」
「ええ、しかし恨みは持っていません。ただ人間という種の愚かしさというものを、はっきりと認識することができただけ幸せだったのかもしれません」

灰色に染まった体からサラリと、灰が零れ落ちる。
それは全身を覆い尽くし、崩れ落ちるまでは時間の問題、といったところにあった。

「なら、せめてこれだけは伝えておこうかの。まあ老人のおせっかいじゃと思って聞いておきなさい」
「何でしょうか」

「わしらの世界の人間とポケモン、二つの種族は今では共に生き、過ごしておる。
 もはや互いに欠かすことのできるものではないほどにな。
 じゃが、これほどまでに共存していくことにも、何もなかったわけではない。
 人間の争いに巻き込まれたポケモンも、それに立ち向かって人間と戦っていったポケモンというものも歴史には確かに存在するのじゃ」

人間の戦争に巻き込まれるポケモンを守るため、その聖なる刃を血に染めてでも戦った三闘士がいた。
理想と真実、異なるものを追い求める二人の英雄のために戦わされた2匹のドラゴンポケモンがいた。

そして、今でもポケモンと人間の間には僅かとはいえひずみを持った者たちもいないわけではない。

「それでもここまでこれたのは、先人達の積み重ねがあってようやく成り立ったものなのじゃ」

オーキドの顔の形が崩れる。

「君たちと人間の間にある歴史がどれほどのものかを知らんわしが言うのもあれかもしれんがな」

手が、足が灰となって消滅していく。

「人間というものは、いきなりは変われんよ」

そういうと同時、オーキド博士の顎が崩れ落ち。
それに追随するかのように顔が崩壊し。

オーキドの着ていた白衣を残して、全てが灰となった。


【オーキド博士@ポケットモンスター(ゲーム) 死亡確認】





「いきなりは変われない、ですか」

村上にはそれが皮肉のようにしか聞こえなかった。

人間が変わることにそれだけの時間がかかるというのなら、急激な進化を遂げた自分達オルフェノクは何なのだろうか、と。

まだ人間だというのか。

それともその代償がこのオルフェノクの寿命だとでもいうのだろうか。

「その言葉が私に影響を与える、ということはありえないですが、それでもこの場で出会った縁です。
 記憶の片隅くらいには留めておきましょう」

そう告げた村上は、そのまま振り返ることもなく未だ点きっぱなしのPCに向かって手を動かした。



「………」
「おや、随分と長かったようですが、何か見つけられたのですか?」

城に戻ったマオだったが、彼女とて困惑せざるを得ない状況がそこには広がっていた。

積み上げられた灰に被さった、見覚えのある白衣と。
それを意に介すこともなくデスクトップPCに向かい合った村上。


何があったのかというのは彼の目を見て思考を読み取ったことで大体理解することができた。

「…やったのか?」
「ええ。ですが彼には資格がなかったようです。非常に残念だ」

そう呟く村上は、本気で残念がっているようだった。
それが、逆にマオには恐ろしかった。

「それで、何を見つけられたのですか?」
「え、…ああ、この階に機械があってね。それに触れると一方通行だけどこの城を出られるみたいなんだ。
 位置にすると、この地図に書いてある教会が近かったように思うよ。焼け落ちてたけど」
「なるほど、そこから戻ってくるのに時間がかかった、ということですか」
「そうなるね。それで、そろそろ出発したほうがいいんじゃないかと思うんだけどさ」

マオの中には焦りがあった。
早くナナリー、あるいはゼロから魔女の力を奪わなければという焦りが。

しかしそれを押すのは自分の命のカウントダウンだけではない。

目の前にいる男から本能的に感じる、強い危険信号からもくるものだった。

「そうですか、あなたにも付き合ってもらいたかったのですが、致し方ありませんね。
 私はもう少しここで作業を続けてから向かいます。ここから西と東、どちらに向かわれるのですか?」
「東だね。何やら一騒動あったみたいだし、ムラカミの探し物もそっちにあるかもしれないんだろ?」
「分かりました。では先に向かっていてください」

そう言って己の作業に戻る村上に。

マオは背を向けて走り出した。




結局さっき通ったはずの場所と同じ道を通ることとなったマオ。

「…あいつやっぱり想像以上にやばいやつだったみたいだね」

オーキドを殺したこと自体はどうでもいい。
だが、彼を殺したことが彼自身のため、ひいては人類のためになると、村上は本気で思っているようだった。
だから、彼の傍にいたら殺意も悪意もなく、まるで本を開くかのように殺されるかもしれない。

しかし彼自体はゼロに対抗し得るという点においては非常に貴重なものだ。

では村上のあの魔手から逃れるにはどうするべきなのか。

「魔女の力、一刻も早く手に入れなければ…」

せめて彼がその気になった時にも逃げられるように。
もしゼロと彼を相打ちにできることがあったとしても、その際の生存率を上げられるように。


早くナナリーの中の力を、奪わなければいけない。


マオは知らない。
魔女の力を宿したナナリーは既に亡く。
今その力を持っているのが、彼女の親友であるアリスであるということを。

しかし、マオがナナリーの死を彼女が知るにはそう時間はかからないだろう。



【B-4/古びた教会傍/一日目 昼】

【マオ@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】
[状態]:魔女細胞の浸食(中)
[装備]:左目の眼帯
[道具]:共通支給品一式、魔女細胞の抑制剤、モンスターボール(サカキのサイドン・全快)@ポケットモンスター(ゲーム)、コイルガン(5/6)@コードギアス 反逆のルルーシュ、ランダム支給品0~3
[思考・状況]
基本:ナナリーの魔道器を奪って魔女となり、この『儀式』から脱出する
1:村上と行動するために、一刻も早くナナリーから魔道器を奪う。
2:C.C.、二人のゼロに接触したいが、無理は出来ない。
3:『ザ・リフレイン』の多用は危険。
4:抑制剤を持つものを探す
5:この『儀式』から脱出する術を探す
[備考]
※日本に到着する前からの参戦です
※海砂の記憶から断片的なデスノート世界の知識と月の事、及び死神の目で見たNの本名を知りました。
※スザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました(あくまで本人目線)

【B-4/Nの城/一日目 午前】

【村上峡児@仮面ライダー555】
[状態]:疲労(小)、人間態
[装備]:なし
[道具]:基本支給品×3、拡声器@現実、不明ランダム支給品0~2(確認済み)、不明ランダム支給品0~3(オーキド)(確認済み)
[思考・状況]
基本:オルフェノクという種の繁栄。その為にオルフェノクにする人間を選別する
 1:この場で収集できる限りの情報を集めた後、デルタギアを追う
 2:ミュウツーに興味。
 3:選別を終えたら、使徒再生を行いオルフェノクになる機会を与える
 4:出来れば元の世界にポケモンをいくらか持ち込み、研究させたい
 5:魔王ゼロはいずれ殺す。
[備考]
※参戦時期は巧がラッキークローバーに入った直後
※マオのギアス、魔女因子、ポケモンに興味を持っています
※スザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました(あくまでマオ目線)



※Nの城内には転送装置が置いてあります。使用することで古びた教会の近くまで転送されますが一方通行となっています。
  また、城内のPCには様々な世界の情報についてのせられたページにアクセスできるものがあります。パスワードは簡潔ですが選択した世界の人間が入力しなければログインはできません


104:無邪気な悪意 投下順に読む 106:彼らの探し物
時系列順に読む
089:平穏の裏に潜む影 村上峡児 110:君の銀の庭
オーキド博士 GAME OVER
マオ 110:君の銀の庭


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