初期図面 |
試作4号 |
制式化 |
H.S.545年 |
全長 |
11.223m |
車体長 |
9.321m |
全幅 |
4.52m |
全高 |
3.33m |
重量 |
65.1t |
懸架方式 |
トーションバー式 |
速度 |
68km/h |
行動距離 |
550km |
主砲 |
45口径130mm魔術滑腔砲(45発) |
副武装 |
PPGA 魔術機関銃×1 |
装甲 |
現象魔術装甲G型 第3世代泉域影響弱化装甲 |
エンジン |
ストロークV型10気筒多燃料空冷ディーゼル PPC4 |
乗員 |
4名 |
カーンドロン魔術主力戦車(kaandron/主鳳/kān nòn)とは、
エーフ公領騎士団が装備する主力戦車の一つ。
概要
カーンドロン魔術主力戦車は、主に惑星ベルディンの地上戦力とすべく開発された。転移者戦争後において連合体政府はヴラッツァートの統制強化を行っており、エーフ公領騎士団としては統制が弱かった時期は反乱が発生しても鎮圧が容易だったところがそうではなくなる目算に至ることになった。これによって強靭であり、多目的での作戦遂行能力を持つ戦闘車両の開発が求められ、歩兵随伴も単独進撃も可能であるカーンドロン戦車が開発されることになった。
本戦車はラヴァンジェのマスターピースとして扱われており、エーフ公領騎士団のみならずラヴァンジェの殆どの騎士団、また同盟国への輸出によって名のある戦車として国際的にも知られている。
装備
45口径130mm魔術滑腔砲
装弾数45発、現象魔術弾を装填するライフル砲である。主に中遠距離の建物や密集陣地を攻撃するのに用いられる。現象魔術弾の魔術の設定によって、様々なシーンでの運用が可能であり、治癒魔法弾の装填によって野戦病院の支援なども可能である。なお、治癒魔法弾と混同して煙幕魔法弾などを装填して、野戦病院を砲撃してしまう事故なども発生するため、開発元であるエーフ公領騎士団は装弾時は細心の注意を払うべきとしている。
PPGA 魔術機関銃
近接戦闘に対応するための機関銃である。車両内部からの操作により、周囲の歩兵を射撃することが可能。前述の通り、弾のタイプによっては仲間の回復も可能。
手動モードと自動モードを選択でき、自動モードでは
APS
の用を成し、接近する対戦車榴弾などを自動的に迎撃する。
装甲
現象魔術装甲G型
接近する銃弾や砲弾が装甲に触れた瞬間に
現象魔法による無効化を行う。しかし、エネルギーが高いほど現象魔法の強度は高くなるため、内部に居る乗員に歪みが蓄積して廃人化する可能性が高まる。エーフ公領騎士団は本車の運用時は被弾を極力抑えるべきとしている。
高エネルギーの無効化を行った場合、最悪現地にアポリアが発生する可能性があり、危険である。
第3世代泉域影響弱化装甲
泉域環境下での運用を見越して付けられた装甲である。泉域の影響を完全に無効化するわけではなく、弱化するだけであるため、泉域内での運用は時間数が限られる。
また、泉域が無い同盟国への売却時はこの装甲は軽量化のために取り外されている。このために同盟国のカーンドロン魔術戦車はカタログスペックの速力よりも速度が速い。
最終更新:2025年09月25日 01:48