ラヴァンジェ諸侯連合体 > 軍事

本項ではラヴァンジェ諸侯連合体における軍事に関して解説する。


軍事

軍旗

騎士団(vjof pwinddlum/団護貴/vuõp píng nûp)

 詳しくは「騎士団」を参照。
 ラヴァンジェにおいては大気圏下の軍事を「騎士団」と呼ばれる集団が管轄している。騎士団は各公領の公に属しているが、連合体政府の命令(諸侯連合体合議強制徴収権)によって徴発することが出来る。日常的には騎士団は各公領において治安維持を担当しているが、連合体や同盟の危機に至った際には徴発によってラヴァンジェ軍として出征する。騎士団は公に忠誠を誓っているため、その法的命令権は連合体による徴発時を除き、各領主たる大公が管轄する。
 このため、ラヴァンジェ陸軍と呼ばれる組織はラヴァンジェには存在しない。

ヴラッツァート(vlatsaat/行翰/vôk sāk)

 詳しくは「ヴラッツァート」を参照。
  ヴラット の公的管理機関であり、政府によるヴラットの動員などに関わる。平時はヴラットは諸侯領の直下に属しているが、連合体政府による徴発が可能である。
 元々、徴用時の司令系統や統制は運用の自由度を上げるためにしっかりと定められていなかったが、転移者星間戦争での民間人虐殺行為や統制外の行為で殲滅を繰り返したことにより、その管理能力に疑問が持たれた。591年以降はグランドウィンド停戦協定に基づき、宙軍総司令官と同じように諸侯連合体直下に統制長官(shlaadlut pwindzhjaw/長観護制/shuâp dûk píng zhãp)を設置し、準軍事組織としての統制能力を強化した。

宙軍(vlum ljond /軍空/vûp luõng)

 詳しくは「諸侯連合体宙軍」を参照。
 宙軍は共立機構に接触した後に成立した比較的新しい組織である。宙域防衛や共立機構の平和維持部隊への派遣などが任務であり、法的命令権は連合体が保持している。騎士団とは命令系統が異なるため、地上軍派遣などの際には対立することも多い。

勇者(シュレント)英雄(ツレン)冒険者(ヴラッターンド)事務局(fritaat shrent, tslen, vlattaand/役属勇・誇・行招/fìt hāk shuèt, tsuên, vôk tāng)

 詳しくは「FSTV」を参照。
 転移者星間戦争での交戦法規違反や命令違反の多発を反省して設立された騎士団やヴラットとは独立した治安維持及び軍事組織である。常に連合体政府の直下に所属し、有事で騎士団やヴラットの出動では都合の悪い場合、諸侯の自治権を超越して出動する。単に「フリタート」とも呼ばれる。
 勇者(シュレント)は一般大気圏下兵を、英雄(ツレン)は特殊部隊を、冒険者(ヴラッターンド)は国有ヴラットのことを指す。

VFDZ機動魔術部隊

 詳しくは「現象魔術師機関」を参照。
 魔術による事故や事件・災害に機動的に対処するための実働部隊。魔術師のうちでもエリートが集められている。
最終更新:2023年02月22日 14:31