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ゲグル・バ・シド
ロフィルナ語:Gegul ba sid
*1
神性 悪神(プラヴァクシャン)
居場所 雷雲
武器
ゲグル・バ・シド(ロフィルナ語:Gegul ba sid)とは、エルドラーム創約星教ブルシェク派の雷神である。


名称

 ゲグル・バ・シドという名前は古典ロフィルナ語に由来するため、現在に至ってはその語源は不詳である。
 正式名称が長いため、一般的にはシドとのみ呼ばれる。

概要

 悪雲を乗り物にする神であり、恵みの雨に感謝する人間の頭に雷を落とすという。その性格は非常に悪いと伝承されており、多くの神話で人や神を騙したり、困らせたりしている。しかしながら、ときには勇敢な人間にその力を分け与えることもある。

他の神との関係

 同じ悪神であるイ・ボラのやり方にはあまり納得していないようであり、善神に直接的に行動を示すことが多い。しかし、大概の場合、その衝動的で計画性のない行動は成功することがない。 ヴァスタルデルに対しては、多くの企みを邪魔されてきたことから「腐った枯葉」という渾名を付けて、罵声を浴びせかけている。

神話

 多くの神話では、偉人や他の神との絡みが多く見られるが、一貫した目的や主義は無いように見える。物語論的には一種のトリックスターとして振る舞う位格として扱われているようである。
 一部地方では、居場所や武器から悪天を司る神としても祀られる。ブルシェク派の性質とシドの性格から、悪天を過ぎ去らせるためにシドに荒天を願うことで晴天を叶えるということが良く行われる。

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宗教
最終更新:2025年10月15日 21:48

*1 作:PixAI