シナリス星域連合直轄領特務機関ピースギア > ピースギアシナリス星系第二臨時本部 > 組織・班一覧と概略


ピースギア共立世界再建期・部門別必要人員構成(推定)

総人員規模:4,000名(本部常駐+遠隔派遣+維持要員含む)+汎用アンドロイド1000体

部門 必要人員(目安) 備考
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指揮統制部門 約400名 指令セクター運用・危機対応班・連絡統合班含む
技術・研究部門 約800名 研究開発・修復・次元工学・ナノ医療含む
情報・解析部門 約600名 通信・解析・クロノシミュレーション管理
防衛・軍事部門 約1,100名 特殊部隊・外周防衛・艦隊維持要員含む
経済・外交部門 約400名 貿易調整・外交交渉・資源配分管理
生活・福利部門 約500名 居住・生活・食料・娯楽支援含む
倫理・監査部門 約200名 監査評価・倫理審査官・記録管理者含む

各部門・班ごとの詳細(抜粋)

● 指揮統制部門(400名)

班名 人数 主な任務
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司令セクター運用班 150 任務全体指揮・統合作戦
高度危機対応班 130 緊急事態展開部隊との調整
統合実務連絡班 120 各部門との連携通信・処理

● 技術・研究部門(800名)

班名 人数 主な任務
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機械修復班 120 ドローン・機構修復
技術開発班 200 新規装備・エネルギー兵装
未来因果班 180 時空理論・収束干渉理論
次元研究班 150 ポータル・位相調整
医療・ナノメンテ班 150 構成員医療、ナノ補修

● 情報・解析部門(600名)

班名 人数 主な任務
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情報解析班 200 任務中情報抽出・暗号解読
量子通信班 200 量子鍵通信・次元間通信網
クロノシミュレーション班 200 時間予測・干渉リスク評価


### ● 防衛・軍事部門(1,100名)
班名 人数 主な任務
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外周防衛班 300 軌道上および惑星表面防衛
防衛保安局 200 本部・施設の治安管理
艦隊運用班 250 艦艇操作・整備・運用
宇宙鉄道保守班 150 空間通路の整備と安全維持
特殊部隊運用班 200 潜入任務・戦術干渉実施


● 経済・外交部門(400名)

班名 人数 主な任務
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資源流通班 150 エネルギー資源管理
外交戦略班 150 他文明との折衝
貿易調整班 100 クオリアイト等の流通監視

● 生活・福利部門(500名)

班名 人数 主な任務
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生活支援班 150 衣食住維持・生活補助
居住区管理班 100 居住空間の維持・防衛
娯楽施設管理班 100 メンタルケア・文化支援
食堂運営班 150 全構成員食料提供・管理

● 倫理・監査部門(200名)

班名 人数 主な任務
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倫理審査班 100 実験・任務の倫理審査
監査評価班 100 各部門の業務評価・情報保全

指揮統制部門

司令セクター

司令セクターは、ピースギアの全体戦略を担う中枢機関であり、戦略立案・作戦指令・状況分析を一元的に統括する。司令官である茨波綾音が常駐し、ポータル拡張戦略、次元間防衛計画、資源防衛優先度などに対しリアルタイムで指示を下す。本セクターは独立したAI補佐官《オクタリス》の支援を受けており、複数次元からの戦略判断を並列的に処理可能である。指揮系統には常時“補完ライン”が設置されている。これは突発的な指揮不能時にも任務継続を可能とする自己修復的司令権限移譲機構である。

高度危機対応班

この班は通常任務においては休眠状態にあるが、重大な危機、特に多次元同時発生災害や敵性知的生命体の襲来時には自動的に起動される。指揮統制部門からの緊急要請またはAI《オクタリス》の自律判断により発令され、全班横断型の対応チームを即時編成・指揮する能力を有する。多次元同時被害状況の中継・統合解析、壊滅的被害予測下での避難ルート演算、艦艇撤収優先度算出などを一手に担うため、隊員には高いストレス耐性と判断力が求められる。

統合実務連絡班

全部門・班に跨る情報の伝達・要請の中継を担う。共立世界における行政・軍事・研究連携の中心的窓口であり、外部からの通達もまずこの班が受信・分配する。対応速度と正確性を重視し、AIナビゲーションと連動した作業端末により、職員同士の物理的距離や次元干渉を超えた高速意思決定が可能となっている。


技術・研究部門

機械修復班

現場での戦闘・活動後におけるアンドロイドおよび装備品のメンテナンスを担う。クオリアイトベースの材料科学を活かし、部品単位での自己修復技術を導入しており、従来の整備班より圧倒的な迅速性を誇る。特にアリス型兵器の関節駆動ユニットやポータル推進装置の修復においては世界最高水準のノウハウを有している。

技術開発班

ピースギアにおける次世代兵器・装備・医療装置の研究開発を担う。量子干渉魔法弾]]やAI制御式魔法陣榴弾など、魔法と科学の融合技術を扱うハイブリッド班であり、第四世代核融合炉(ZETAコア搭載)などの大規模エネルギー技術も本班が管轄している。倫理審査班との連携が不可欠であり、開発技術の一部は用途限定封印モジュール(Q-FLS)を通じて制御される。

未来因果班

未来因果スキャンに基づく未来予測結果を解析し、その脅威シナリオに対する事前の対処計画を作成する。クロノシミュレーション運用班と密接に連携し、未来変化の波及効果を評価するための因果解析AIを導入。特定シナリオにおける「予測兵器暴走」「文明圏崩壊」などの再帰的因果連鎖を検出し、それを回避する技術的介入策を設計する。

次元研究班

ポータルの開閉制御技術や多次元観測・移動技術を専門とする。11次元ポータルエンジンシステム(エリス・ドライブ)の調整や、量子ポートアルターによる次元情報の折り畳み技術の運用を実施している。並行宇宙の安定度監視も担当し、魂のデータ化・再構築の理論の応用実験もこの班が担当する。

医療・ナノメンテナンス班

ピースギア隊員および居住者の健康維持を目的とした医療・生体維持部門。ナノ医療技術と星間記録子(スターデータリーフ)を用いた遺伝情報の同期修復など、高度な再生医療が可能である。ニュートリ・アークとの連携で食事栄養管理も担当し、長期任務中の隊員の精神的ストレス軽減策も並行して実施されている。

情報・解析部門

情報解析部門

本部門はピースギア全体の情報流通の中心を担い、内部通信の整備から外部観測情報の精査、並びに次元越境通信の傍受解析までを一括管理する。運用される主力AI「シリオス」は三次元言語と非言語的知的信号(例:反外的存在の概念波)にも対応可能であり、敵性構造体の思考様式さえも統計的に再構築し得る。加えて、次元干渉ノイズや情報分解兵器による攻撃兆候の早期検知を担う。重要度の高い情報には「多層暗号化層(Z=セラフィックコード)」が施され、倫理・監査部門と連携した閲覧制限システムが導入されている。

量子通信班

宇宙距離および次元障壁を超えた通信を実現するための量子通信網「ルーミナル・ライン」の運用・保守・拡張を担う専門班である。クロノキー通信プロトコルを使用し、時間差ゼロでの通信を原則とするが、極端な因果変動下では過去時点との同期通信すら発生する。そのため、誤接続や過去干渉リスクを避けるために、シナリス星域基準時との強制同期装置が常時稼働している。緊急時には“物理信使(リレーアンドロイド)”を併用し、全通信経路の冗長性を確保している。

クロノシミュレーション運用班

本班は未来因果班との連携の下、過去・未来・可能性世界の全てにおけるシナリオ分岐を、超演算装置「ルベリエ計算球」と第5認知言語AI「ル=ティア」によって同時並列解析する。例えば、アリス級ポータル艦の航行時に次元軸の変動が想定された場合、その推定結果から想定しうる全未来変動シナリオを1秒以内に十万パターン以上算出可能である。これにより、「望ましい未来」へと現実を誘導するための計画立案が可能となるが、干渉過多は\[\[倫理審査班]]の監視対象となる。

防衛・軍事部門

外周防衛班

ピースギア本部および拠点施設周辺における局地防衛と、次元座標空間における「固定拠点保護」を主任務とする部隊。防衛艦「アクア級」や多脚型防衛ドローン「バステト」を運用し、ポータル周辺にて発生しうる予期せぬ干渉体(侵入体/現地発生体/破綻次元波等)への即応対応を行う。また、本班の任務には「広域警戒センサネット」の整備運用も含まれ、ピースギアシナリス星系第二臨時本部周囲の全方位網状観測体制を維持している。

防衛保安局

施設内外の秩序維持、情報機密の保持、職員の身辺警護等を担当する。職員の入退室履歴、AIとの通信記録、生体認証スキャン結果などから“異常性”を検知するAI「ケイロン」と連携しており、不審者や敵性工作員の特定・追跡・無力化までを自律的に処理可能である。局内では武装保安部隊(E.C.F.:Enhanced Counter-force)も配備されており、内部セキュリティの大幅強化が図られている。

艦隊運用班

ポータル艦、哨戒艇、輸送船団の運用と艦隊行動の戦術指令を統括する専門班である。アリス級ポータル艦の操作訓練、発進・回収管理、補給計画、拡張艦体空間システムの安定化制御などを担当し、同時に次元空間内での編隊行動の統合支援も行う。航行中における次元圧潰や空間混成への対処にも高度な即応力が求められるため、艦隊指揮官にはQ-FLS(用途限定封印モジュール)への対応資格が求められる。

特殊部隊運用班

極限状況下での投入が想定される特殊部隊「グレイ・スペクター」や「アリスS型強化隊員」の展開指令と運用を担当。超光速対応型強化装備、生体擬態型迷彩装置、次元障壁貫通突撃装備などを運用し、外交破綻地帯や次元監獄、未知遭遇領域に投入される。任務内容の機密性が極めて高く、記録の大半はクロノ暗号回廊に封印されている。

経済・外交部門

資源流通班

本班はピースギア全域における資源循環とエネルギー供給の調整を担う。特に多次元由来の希少資源(例:クオリアイト結晶、ノヴァ水素核、無定形場素子など)の取り扱いには厳密な等価交換原則と封印輸送プロトコルが適用されている。拠点間の資源移送には重力荷重調整型輸送艇が用いられ、時空座標の安定化と資源の位相崩壊を防ぐため、輸送経路は常にリアルタイムで再計算される。資源の確保に関しては提携惑星連合との交易のほか、廃星帯の再開発計画も進行中である。

外交戦略班

他勢力、特に文明共立機構、連合帝国、クラディア連合、アクトレア共和体との多次元的交渉を担当する専門班である。時間軸の相違や文明段階の格差を考慮した「多次元外交適正評価体系」に基づき、接触先との意志疎通には対話型中立AIと精神翻訳装置が併用される。特定次元では“相手の未来の記憶”を交渉材料に用いる逆因果交渉技術が確立しており、それに対応できる交渉官は限られた者に限られる。また、外交の一環としてピースギアの存在意義そのものの“説明責任”も担っている。

貿易調整班

物流、文化交流、研究成果、技術共有といった交易活動の総合調整を行う班であり、ピースギアが保持する先端技術の外部移転可否判断においては、倫理・監査部門との協議が必要とされる。特に軍事転用可能性のあるテクノロジー(例:因果武装、空間断裂炉、次元観測計など)に関しては、“限定共有契約”のもと、共有相手の信頼指数と相互干渉リスクに基づき取引が許可される。交易においては信用値経済システム「ユニコード・トラストマトリクス」による通貨の代替運用も行われている。

生活・福利部門

生活支援班

ピースギア構成員の衣食住および日常的支援を一手に担う班であり、異種族・異文明からの移民も多く在籍する共立世界において、その多様性への対応が求められる。各種生活支援には、生体環境適応ユニットや多種族同居型モジュール居住区の運用が含まれ、快適性の保持と同時に、文化的断絶を緩和するインターフェースも導入されている。また、心理的負担を軽減するための心身ケア設備や、AIによる会話型モニタリングシステム「ライフレコーダー」も本班の管理下にある。

居住区管理班

ピースギア本部および外周ステーションの居住区画を維持・管理する班であり、住民の再配置、拡張居住区の設計、避難訓練の実施も含まれる。居住区は重力調整、光量制御、大気組成の変化を即時反映可能なモジュラー構造で構成され、状況に応じて“閉鎖都市化”や“移動型隔離都市”としての転換が可能である。全居住者の生体データと行動記録は倫理的に管理された上で中央制御AI「タブレット」に集積され、突発事態への即応が図られている。

娯楽施設管理班

構成員の精神安定と文化的共存の促進を目的とした娯楽施設(例:虚構劇場、多次元交流カフェ、戦略思考シミュレーターなど)を管理・企画する。とりわけ次元間移民や戦闘任務から帰還した構成員への精神的ケアの一環として、記憶再構成型セラピーや、夢潜型ストーリールームなどが設置されている。娯楽は単なる慰安ではなく、共通の価値観形成や職員同士の相互理解を促進する文化政策の一環として重視される。

食堂運営班

主食供給設備、栄養調整センター、異種族対応型食文化実験ラボなどから構成される食堂系統を統括する班である。調理は通常の物理調理のほか、ナノ合成調理装置や遺伝情報再現型フードプリンターを用いて多様な食文化への対応を図る。また、全構成員のアレルゲン、宗教的禁忌、生理的嗜好などを反映した自動選別給餌システム「フードコードマスター」が運用されており、事故や誤給の発生は設立以来皆無である。

倫理・監査部門

倫理審査班

ピースギアにおける技術開発・介入行為・交渉過程において発生しうる倫理的問題の検証および可否判断を担う機関である。特に次元干渉・遺伝的修正・記憶操作・未来改変といった行為については、本班の承認を経なければ一切の実行が許されない。倫理審査はAI「オーソロジオン」と実際の構成員審査官との協調によって行われ、技術と価値観の接点における判断が常にアップデートされる。また、審査結果は部分的にクロノシミュレーション班へと連携され、長期影響の予測も反映される。

監査評価班

各部門の実行内容、資源消費、対外接触記録、機密保持行動などを監査し、必要に応じて内部是正および査問処分を勧告する権限を有する班である。監査には第三者視点を取り入れるため、一定周期ごとに外部評価機構から派遣される非連続観測官の協力が義務付けられている。監査結果はすべて非改竄型記録網「ミメシス・コード」に保存され、時間改変による証拠改竄にも耐える形式で保持されている。なお、重要案件については指揮統制部門との共同審査体制が採られる。

ピースギア申請局

本局は、共立世界および周辺次元からの構成員希望者、難民、技術者、研究者、並びに非人類種族等に対する受け入れ審査および適応支援を行う専門機関である。局内には“多次元移民選定装置(ネオ・カルネアデス秤)”が設置され、移民希望者の生体適合性、倫理適正、干渉可能因果濃度を測定し、ピースギア構成員としての潜在性を定量評価する。申請局はまた、適応不良者に対する支援処置として再教育、精神同調療法、あるいは時空隔離処置の選定を行う。全ての移民は一定期間の観察評価期間を経た後、各部門への正式配属が決定される。
最終更新:2025年07月19日 08:12