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実況パワフルプロ野球シリーズ@2chエロパロ板まとめwiki

なつきSS

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パワフル高校野球部部室ー


汗臭い匂いとは関係がないと言われても初見でなら頷いてしまいそうな女性がそこにはいた。
そう、彼女はこの野球部のマネージャーである。
部員が部活をしている間は解れたボールの縫い目を縫ったり、ジャグの飲み物を渡したり
などの雑用や相手チームのデータをまとめたりもする。

そして彼女は残ってた仕事をやっている最中だった。
選手たちのユニホームを直している。
毎週ある夏の予選で汚れたり解れたりするユニホーム。部員の母親がやる場合もあるが、今はマネージャーがやっている。
「やっぱりボロボロになってきているな〜。ま、全力プレーの代償かな。」
苦笑いを浮かべながら自分で言ったことを自分で納得する彼女。

「またこれもひどいなー。誰のかなー?・・・あ」
そんな感じで作業を進めていたらふとある背番号のユニホームで止まった。
「これは・・・小波君のやつか」
そう、パワフル高校の3番を担う小波のものである。
彼女は背番号8のユニホームを手に取り少し見つめた後、あたかも小波であるかのようにギュッと抱きしめた。
「小波君・・・」
汗臭さと彼の匂いが入り混じった匂いや彼の温もりが彼女を包み込む。
(小波君・・・寂しいよ・・・)
抱きしめた時、切なさや彼のいない孤独感が彼女を襲った。
普段の彼女ならあまりみない寂しげな表情がそこにはあった。

ついつい制御が利かなくなってしまい、小波のユニホームを彼女のジャージの上から羽織った。
そしてそこに小波がいるかのように目の前の虚像を抱きしめた。
(小波君・・・)
すん、すんという鼻を啜る音が聞こえ始め、徐々に涙が落ち始めた。
「小波君、お願いだからもっと一緒にいたいよ・・・」

ちょうどその時、部室のドアが開いた。
「さーて、帰ろかえ・・・どうしたの!なつきちゃん!」
ドアを開けた男性がびっくりして声を上げる。
この声になつき自身もびっくりする。
「うわっ、小波君!あ、あの、べ、別に何ともないよ!」
「何でもなくて泣いているわけないよ!どうしたの」
「え、いや、本当に何でもないし、気にしなくて平気だよ」
(小波君、その優しさが辛いんだよ・・・)
「本当?・・・あれ、そのユニホーム誰の?」
小波はさっきの驚いた表情から一変し怪訝な表情になる。
「え、ああこれはその・・・」
唐突に言われたことに驚きを隠せないなつき。
「しかもその背番号は俺のじゃ・・・」
さらに怪訝さを増す小波に対し、動揺を隠しきれないなつき。
「あ、あはは・・・」
苦笑いを浮かべロッカーを開け、着替えようとする小波。
練習着を脱ぐとアンダーシャツだけの上半身になる。
日々の練習によって鍛えられた体を見たなつきはもう我慢が利かなくなっていた。
「小波君っ!」
そういってなつきは小波に正面から抱きついた。


「え、え?どどどうしたなつきちゃん!?」
いきなりの出来事に混乱する小波。
「今だけは・・・こうさせて、お願い・・・」
少々かすれた声でなつきは言った。
「あ・・・えっと・・別にいいけど・・」
顔を赤らめて言う小波。
(え?えっと・・・かなりまずくないか?)
女の子特有の香りで頭がくらっとする。

しばしの沈黙が流れた後、先に口を開いたのは小波だった。
「え、えっと・・・まずどうしたの、なつきちゃん。」
少し泣きはらしたような表情でなつきは答えた。
「えっとね、小波君がすっごく遠くにいる人に思えてね、だから私がすごくちっぽけに思えてね、それでね・・・うわっ!」
ぐらぐらで不安定な心のなつきを小波はギュッと抱きしめた。
「ご、ごめん!つい抱きしめちゃって・・・」
「・・・もっと抱きしめてよ・・・」
「え?」
「もっと、ぎゅーって」
「えっと・・・これぐらい?」
そういって、小波はなつきを抱きしめ続けた。


少したった後、小波は腕を解いた。
両方とも真っ赤になった顔でなつきが口を開いた。
「ごめんね、なんか突然・・・」
「え、いや。別にいいって言うかなんて言うか」
「・・・ありがとう」
「だけどどうして俺にこんなことを?」
「・・・」
二人の間に沈黙が流れた。
「えっと・・・突然?」
「・・・今も好きだから。」
「え?」
「1年生の時に告白してダメだった後も、小波君のこと大好きだから!」
部室中に響き渡るぐらいの大声でなつきは叫んだ。
「あのね、1年生の時に告白して振られちゃったけど、その後も野球部でずっと一緒にいたら
まだ小波君のこと諦められなくて、でも小波君は私のこと何とも思っていなくって、それで・・・」
もう涙があふれて言葉が話せる状態ではなかった。
「・・・ごめんね、なつきちゃん。」
「なんで謝るの!悪いのは全部私なのに・・・」
「俺も悪いよ。あの後も普通に接してくれたのはまだ俺のこと好きだったからか・・・」
「・・・でも私のことまだ何とも思っていないでしょ。」
「・・・何とも思っていないやつが抱きしめたりしないよ。」
「え?」
「あの時は野球部に入りたてで右も左もわからない状態だったから野球だけで精一杯だったし、
ましてや女の子と付き合う余裕なんてなかったんだ。だけど2年生になってある程度余裕が生まれて
それで1年の時になつきちゃんの気持ちに応えられなかったこと、今でも後悔しているんだよ。」
「・・それじゃあ・・・」
「うん、俺、なつきちゃんのこと好きだよ。」
「小波君っ・・・!」
そして二人は再び抱き合った。


「・・・あのさ、なつきちゃん」
「なつき」
「え?」
「これからはなつきで呼んでくれないと聞かないよ?」
「え・・・なつき」
「何?哲也」
いきなり下の名前で呼ばれたことにびっくりする小波。
「えっとさ・・・甘えたかったらさ、言ってよ。俺になら、甘えていいから。」
「・・・本当?」
「うん」
少々顔を赤らめてなつきは言った。
「・・・じゃあキスしてほしいな。」
「・・・なんですと?」
「私とキスしてほしいな。」
「まじですか・・・」
「あ〜れ〜?彼女さんのお願い聞いてくれないのかな?」
「え、いや、そうじゃないけど・・・」
さっきとは打って変わっていつもの彼女に戻った。
「じゃあしてほしいな」
そうしてなつきは軽く目を閉じ小波の方を向いた。いわゆるキスなんとかである。
(え、うわ、どうしよう・・・)
少し考えた挙句、小波はなつきの気持ちに応えた。
映画とかの大人のものではなく唇と唇が触れ合うものだったが、二人には十分刺激が強すぎららしく、とたんに顔が真っ赤になった。
「キス、しちゃったね。」となつき。
「・・・うん」
「あれ、ファーストキスなんだよ。」
「・・・嘘でしょ!?」と困惑する小波。
「嘘ついてどうするの」
「・・・良かった、お互いファーストキスで。」
「・・・え、本当!?」こちらも困惑するなつき。
「・・・これからもよろしくな。」
「・・・哲也の生涯のマネージャーなんだから。私」
そう言って二人は再びキスをした。

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