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火撫・穂垂

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「ボクらは皆、きっとただ生きてるってだけ」

火撫・穂垂(かなでの・ほたる)


パーソナルデータ
名前 火撫・穂垂
称号 奉火
性別
種族 人間
ジョブ-01 修験覚者
ジョブ-02 デーモンイーター
クラス 部活 おひるね部(部長)
生年月日 2008年9月18日(新宿ディヴィジョン換算)
年齢 14歳(2023年3月26日時点)
身長 145.6cm(2023年3月26日時点)
体重 健康的な適正体重




来歴


古き日本の山里にひっそりと暮らす少数部族の出。
火を信奉(話を聞くところ、火の神カグツチが口伝の過程で変化していったものと思われる)する祭司の家系で、当人も炎を操る術士である。
なお、彼女の一族において豊穣の儀式を司る祭司は、同時に恵みを収穫し、部族の命を守る戦士にして、里を取りまとめる長の側面も持つ。
その中で復讐者としての力に目覚めた彼女であったが、まだ幼く未熟な少女一人では到底里を守り切れるはずもなく、あえなく新宿へと一人流れ着くことになった。
どうも戦国ディヴィジョン出身のようだが、詳しい場所は地図を気にしない文化だったためか不明。

ちなみに火撫とは生まれ故郷の里の名。つまるところ『火撫の里の穂垂』というだけのことであり、本名はただ『穂垂』。
単に『火撫』と言うときは『かなでの』にならないので注意。

+ かなでのむかしばなし

むかしむかし。
そこには大いなる大地と、何も知らぬ人々がおりました。
人々は、大雨や大風、地揺れに獰猛な獣たち。そんな強く荒々しい大地の力におびえながら、暮らしていました。

そんな暮らしが続いたある日のこと。
空から、一羽の赤い目をしたカラスが、人々の前に降り立ちました。
そのカラスの名前は、やたと言いました。


+

やたは人々に言いました。
「あなたたちは、世のことをなにも知りません。そして、知らない強い力におびえるばかりで、それを知ろうともしません」
そして、知恵持つやたは、人々に多くのことを教えました。

世の中のすべては、一つのはじまりの火から生まれたこと。
人々も、自然の中のあらゆるものも、はじまりの火から分かたれた子供たちであること。
そして、小さな火が寄り集まって、大きな火をつくりだし、それを繰り返して、世界と言う大きな一つの火が出来上がっていること。

その日から、自然は人々にとって、知らない怖いものではなくなり、兄弟になりました。


+

ですが、その後も自然は、時に人々を襲いました。
人々は、なぜ自然が人々を襲うのか、不思議に思いました。
人々は、自分たちを襲う自然を恐れましたが、自然を知ろうとしました。

そして、人々は、天地を操り、自分勝手に暴れている妖がいることを突き止めました。
その妖が暴れることで、天地は唸り、その度に、人々や動物たちが死んでいきました。

人々は、やたにそのことを話しました。すると、やたは言いました。
「その妖もまた、ひとつの火に違いありません」
人々は悩みました。


+

「ですが、荒ぶる火は消さねば、焼く必要のないものすら焼いてしまうでしょう」
そうやたに言ったのは、人々の中で、いちばん賢い男でした。
「人が負った傷を、他の人が血を吸いだし手当てをせねば死んでしまうことがあるように、他の火を救うために、火を奪うことも時には必要なのではないのでしょうか」

男の言葉に、やたはにっこりと笑いました。
「あなたたちがそれを知ることができたのなら、私はあなたたちに力を貸しましょう」
そういうと、やたの身体は、一つの刀へと変わりました。


+

妖は、とても強い火の持ち主でした。
ですが、人々はもう知っていました。
一人一人は小さな火しか持っていなくても、それが寄り集まって大きな火を作ることを。
人々は力を合わせ、ついに妖を討ち滅ぼしました。

そうして、人々は自然と共に穏やかに暮らしていくことができるようになりました。


+

そして、刀になったやたは言いました。
「いつかまた、今日のように、悪い火が生まれたとき。
 火の営みを知るあなたたちが、正しいかたちに直しなさい。
 ひとの火で足りぬならば、私も力を貸しましょう」

「ですが、忘れてはいけません。
 いつか人々が、大いなる火を脅かす悪い火となった時は、私や、世が、あなたたちを焼くでしょう。
 私たちはみんな同じなのだから」

そうして人々は、やたが降り立った山に里を作り、代々教えを伝え、世の中の火を見ていくことにしたのでした。
そして、そこが火撫の里になったのです。

能力


火とは、根源である。
万物には火が宿る。そこに生物も無生物も関係なく、虚無の対極こそが火なのである。
少なくとも彼女はそう教えられてきたし、そう信じている。
無論、人にも火は宿る。
魂を火種に、血肉を薪に燃ゆる、生命の火。火の信奉者はそれを知るが故に、それを行使する。
自らの血に、魂の種火を分け与え、火を灯すのだ。

+ もうちょっと詳しく
火が燃えるには、三つの要素が必要になる。
即ち、『種火』『薪』『氣(空気)』である。
種火がなければそもそも火は灯らず、薪がなければ燃えず、そして双方が揃っても氣が閉ざされていれば正しく燃えることはない。

当然それは人(というよりも万物すべて)にも適用され、先述の通り『種火』は魂、『薪』は血肉に該当する。
一方で、『氣』はエネルギーを行使するための(俗に気脈と呼ばれるような)魔力の流れや、正しく扱うための技術的な性格が強い。
この三要素は、心技体の三位一体とも合致し、『心=種火』『技=氣』『体=薪』にそれぞれ対応する。

それは単に、火球を投げつける、武器に火を纏わせるなどといった単純な攻撃だけに留まらず、
淀んだ不浄を焼き、光と温もりを分け与えることによる治癒やバフなど、用途は非常に多岐にわたる。
……ただし、火とは無から有を生み出すものではないということは忘れてはいけない。
火を畏れぬものは、己が火に焼かれるのである。

性格


表情の変化が少なく、何を考えているのかわからないと思われがち。
その実、哲学的な小難しいことを考えていたり、あるいは見たとおりに何も考えていなかったり。
内面ではオンとオフのスイッチがはっきりしており、外面とのギャップの一因となっている。

里長の跡取りとして育った影響か、根は真面目で責任感が強く、(一部を除いて)他人に迷惑をかけることを嫌いがち。
悩んだり困ったりしたときは一人で抱え込むことも多い。

人の活気自体は好きだが、人混みは苦手。
一歩引いた立ち位置で、皆が楽しんでいるのをゆったり眺めているのが好き。

学園では


学園では青のクラス、その中でも畜産に興味を示し、主に養鶏(採卵鶏)を中心に学んでいる。
単純に手を広げすぎると覚えきれないというだけだが、農耕、稲作にも興味自体はある模様。
基本的に授業以外では学園管理の牧場にいることが多い。
当番の時は朝が早いこともあり、天気のいい日はのんびり昼寝している彼女の姿を見かけることもあるだろう。
その活動を認められ(?)おひるね部の部長も務めている。

また、『自然への感謝』として、邪魔にならない敷地の隅っこで一族に伝わる儀式を奉納していることがある。
己の血、己の火を大地に捧げ、代わりに大地の恵みを受け取る赦しを得る、いわゆる神楽的なもの。
用いるのはあくまでも呪術の火なので延焼はしないし、本人も周囲には細心の注意を払っているので余程何も起こらないが、ごくごくまれに貧血で倒れている場合がある、らしい。

学業的には、生物、地理は大得意で数学と国語はほどほど、他は赤点ギリギリと割と極端な成績。

+ おひるね部って?
  • おひるね部とは
穂垂が生徒会長の花束との会話の流れで設立することになった部活動。
こんな名前だがれっきとした公認の部活であり、部室もあれば部費も出ている。
絶賛部員募集中。

主な内容は『気候、時勢を鑑みた最適なお昼寝スポットの開拓、共有、および実践』。
早い話が、『みんなでお昼寝に良さそうな場所を探してそこで寝よう』というものである。
部費は主に毛布や枕、ハンモックと言った寝具の購入、メンテナンス費用に充てられる。

ひとつ、他者のお昼寝を妨げないこと。
ふたつ、お昼寝により他者を妨げないこと。
この二点をモットーとし、時間支配者(クロノヴェーダ)との戦いを繰り広げる復讐者(ディアボロス)の生活において、ひとときの安らかな時間を共有することは精神衛生上非常に大切なことである……という名目のもと、今日もどこかで寝息を立てている。

なお、お昼寝を続行することによって何かしらの不都合が起きる場合(明らかに邪魔な位置で寝ている、このまま寝ていると遅刻する、等)は、例外的に第一条の適用外となる。

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