概要

アップデートを行うとOSなどを始めHDDの中身が一部消滅してしまうという問題。
2013年09月04日に発生した。

アップデートするだけでHDDの中身が消滅してしまうという大事件は過去にも先にもPSO2だけである。*1

なぜこんなことが起きたかと言うと予めアップデートファイルをダウンロードする機能があったのだが
アップデート後に必要なくなったファイルを自動で削除する機能を実装した結果こうなってしまった

被害総額

20514人ほど(おそらくもっといる)
その後5000円相当の金券もしくは10000ACを送付した後、データ削除について個別に対応。
これによるSEGAの損失額は6億にも達した。

その後の影響

予めダウンロードされるアップデートファイルおよびゲーム本体のデータを削除しない方針となった。
だがそのせいでPSO2本体の容量が膨大になってしまった。
通称72GBのゴミ
有志の解析によるとダブったデータファイルがいくつも存在するらしい。


有志の検証

アップデート時の不要ファイル削除時に、PSO2がインストールされているドライブのルート
(C:ならC:\)から アルファベット順に上から順番に削除していく
途中でリードオンリー等のファイルにあたって削除できなくなったらそこで止まる
そういったファイルに当たらなかった場合、SEGAフォルダまで消去が続く
最悪でもSEGAフォルダにある削除を実行中のexeを消そうとするところで止まるはず?
【PSO2がC:等のOSと同じドライブにインストされていた場合】
vista以降のOSの場合
「C:\Documents and Settings」フォルダで高い確率でストップするため
頭文字がA~Dのフォルダのみの被害で止まる場合が多い
「C:\$Recycle.bin」が消えてゴミ箱の中身が空になる場合がある
(C:\$Recycle.bin自体はゴミ箱にアクセスすると自動的に再作成されるので気にしなくてOK)
XP以前のOSの場合
起動に必要なファイル等が消去されてOS起動すらしなくなる可能性が高い
【PSO2がD:等のOSと違うドライブにインストされていた場合】
A~Sで始まるフォルダから、運よくエラー出たとこまで消去

リンク集


最終更新:2020年05月29日 12:49

*1 「ASSAULT ARMOROID Angelio」と「みずいろ」というゲームで同様にHDDフォーマット事件があるが、前者はインストールされるフォルダから下の階層のデータをすべて消去してしまうがデフォルトの指定ならば発生しない、原因や対応について告知があり回収も速やかに行われたこと。後者はアンインストールがトリガーとなっているため被害は軽微と思われる