らき☆ロワ @ ウィキ

彼 ら の 行 方

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集

彼 ら の 行 方 ◆OGtDqHizUM



D-5の市街地付近を1人の少女が歩いている。

何がそんなに悲しいのだろうか
それとも何がそんなに怖いのだろうか

彼女は嗚咽を漏らしながら目から大量の涙を流し泣いていた。

あたかも迷子になった子供のように泣いていた。

彼女の周囲の市街地の建物は跡形も分からないほど倒壊しており、
何も知らぬ第3者的な人は化物が大暴れでもしたのであろうかと思うだろう。

そう、ここでは先ほど大規模な戦闘が行われていたのだ。
そして市街地を跡形もなく破壊したのはジェノバを覚醒させた片翼の天使セフィロスか…否。

とある騎士の操るエクスカリバーの光か…否。

市街地をこんな姿に変えた破壊神とは彼女の他の誰でもない。

そう、破壊神の正体は今破壊された街跡を歩いている少女

妹萌力に目覚めた少女。

小早川ゆたかなのであった。




「私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない
 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない
 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない
 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない
 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない
 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない
 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない
 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない」



ゆたかはまるで念仏を唱えるかのように言葉を泣き声で繰り返す。
今のゆたかはそうやって自己暗示して現実から逃避していた。



これは夢、夢なのである。でなければこんなことがありえるはずがない。
自分が男の人をボロ雑巾みたいに殺すなんて、
自分が周りの街をめちゃくちゃにしちゃうことなんて。
他に自分が大変なことをされそうになったことや、黒井先生が人を殺してたことや、
こなたお姉ちゃんの友達があんな変な格好をしていたことなんてありえない。

と、ゆたかはこれが夢であることを願っていた。
はやく覚めてほしいと願っていた。

でもゆたかの記憶の中で聞こえてくる言葉の羅列。


『私小早川ゆたかは……宣言する! これから来るのは死と! 恐怖と! 殺戮の時代! ぅ私の時代ィィィ!!!
 超ゆたか新世紀紀元元年どぅえあああるああああああああああああああああああ!!!!! 』
『『こなたお姉ちゃん』も殺ス! 』
『もう止せ、十代君。残念だが、この子はもう壊れている……。何を言っても届かないよ』
『バケモノめ……!』



それが小早川ゆたかを現実へと引き戻す。
そして彼女の精神はさらに錯乱し、
さらなる強い自己暗示による現実逃避を求める。


「夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ
 夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ
 夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ
 夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ
 覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ
 覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ
 覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ。」




ゆたかが言葉を紡ぐごとにゆたかの周囲から崩壊した建物が消えていく。
代わりにゆたかの通っていた学校が現れた。
次にゆたかの周りに自分の姉のような存在であるこなたやその友人の先輩達、
そしてゆたかの大親友である岩崎みなみが隣に現れた。
皆笑顔で登校している。

(やっぱり殺し合いなんて嘘だったんだ。そうだよねあんなことやこんなことがあるわけないもんね。)

無論これはゆたかの現実逃避によって脳内に映し出されているにすぎず、
それは目の前にいきなり現れた男によって崩壊し、
現実へ再び引き戻されることとなったのである。


              / ,.  ,. ヤ  `' ー-.ゝ-/,r、` ー l::!.l       ヽ  ,..、    "'ーテ彡彡彡ニl::::::::::ヽ` ー- ヽ
      ──┐     "7-'" ./.__      .r‐'ー、ヾO:/'´::スヽ、   ',  `'^i       "''-=三|:::::::::::::ヽ.       |  |O
      ──┤        /  l. ``' ー- 、.._ヽ -ェ`}::i:::::::/ \ヽ   ',.   !   ,.-'〇.      "l:::::::::::::::::ヽ      |   |
      ──┘       /-‐ '       /::/::l´ヾ:O:|::::/-、ー- 、ヾ.  ',  ,r 、/     _,. -一''''"ヾヾ ̄::',      
     _          ./ ノ        .i.::∧ヽ._ ヾ:';:/.l ,r::ヽ、  ',   V ィi l  ,. -‐'"´        .} }:::::;ィ',    ├─O
               /´         i.::i '"i:::r ニ:::oヽ ` ー-:、lヽ. ', /./:// '"   ___      , ', ':::く_./   │
     _ -‐ "      `'-.、       i.:li  ';ヽ  `ヾ、`:ー-.. 、.二irl/ "./ ,. - <`` ー-ユヽ、ィ'/;::`'---ミ、     ̄ ̄
               .「         l.:!!.',.ヽl ヾ`'ー:'"::;;:`'::ェェ'"´ .i ゚./ ぐ=フ:::ー..ミヽ、 /:::::::}:::ヽ.、_   /::l     /
       ./  /      ./ー、. /ヽ.  |:l ',. ``!:/:/´  ̄/:::乙 __, -テ l ./_  ';ヽ `ヾ、::l. `ゝ/::::::/;:::゚---、`r- '.i    /
     /  /       .|   }.iヽ.  ',  ||,. ---:o::゙Z二´_`''ァ:::/  ./´ ヽ.ヽヾ:::゙ヽ、 `'" /:::/oヽ.   /:/  /    ・
     ・  ・       |  l. ! ヽ / / __/!!::::::l ̄``' ー'     /    k  t、::゚:::,二::o::r '" ̄`ヾ二‐'  /   , 、 ,-、
          ,. ‐--、 |.  l lヽ、ノ i.  ̄|.    ',',:::::|. \     .j    .|:ヾェガ、::ヽ. ` ーミー--':シ/    ./  ./  |/   ',.    f
       ,. -'"  ,、/.|  |', !.   i   |.     ',',:::|.  \-.、_  ´    ヾ:、`ヾ、 ヾ:ヽ--‐'::シ三ヽ }.   /./     "   ',.   l
    r-‐'"  ,. - '"  l,. r.l. トミ|l    i  ,l -ヽ   ',';:|    \. `ヽ、._     ヾ:.ヾ', l::|`:::::Zコ   i l. !  .〆           ',.  i
   ,ィ:!、__,.-'"  `,. ‐'"  |. l. | ',.   ',",. ァ / __ | ',ヽ.    ` ー`'_ー-`-  -./ヾ:::。:レ-ミー'" _   /   ,.、             '/´.〉
 /    ,. ‐'"  ,. '"l`'ヽ/ `ヘ   ', -'. `/ |. ',           /:::::; -''|:lヾ、 `二.-''"'''" ̄  .ヽ          /  ./
'" ,.--‐'"   ,.r:l |. \!     ',   ',r‐''.」、  l゙i  ',          ./ - '"rヤ´ヾ、. |「,. -一''"´フ   ./,.ヘ         / ,. '"
  .l    ,. '"  |. |   ゙!.   ,.-ー!   ',./ l ! ノ .|   '、       ,. -‐'"´ ./  ./ヽ ||"    , ' ./ ./ 〃"!./t , ' /
  ゙ヽ、.-"    .| |.     ,. /   i    ゙、. ',l"! |   ` - 、 -‐'"      ./   ヽ-ヾ   , ' ,/   L-'"lィ/ /ム-'"
          |/     / .|   ノ    i ヽ. ヽ  |.               ',        〆´      ./--" , -¬



ゆたかの目の前に現れた、奇妙な仮面を被った全身タイツの男パピヨン
誰がどうみても変態にしか見えないその風貌。
前にあんな目やこんな目やそんな目にあってきたゆたかにとって、
目の前のパピヨンは恐怖の対象でしかなかった。

「おい貴様、核鉄持ってないか?」

パピヨンはそう言いながらゆたかに妙な動きで近づいてくる。
ゆたかは頭の中が恐怖でいっぱいで、パピヨンの言葉など聞いていなかった。

「へ…変態だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

そして恐怖の限界が達してついゆたかは両手でパピヨンを突き飛ばす。
突き飛ばされたパピヨンは建物に激突し、建物が崩壊する。
ゆたかはパピヨンに見向きもせず、パピヨンが飛んでいった方向とは逆に走り出した。

「男の人があんな…簡単に……?」

ゆたかはさらに恐怖していた。パピヨンのこともあるが
自分が両手で突き飛ばしただけで車に突き飛ばされたかのように飛んでったことだった。
自分はただ両手で軽くやっただけなのに…
後を見ると突き飛ばされたパピヨンが自分を追いかけてきている。妙な動きで。
それを見てゆたかの恐怖のボルテージが上昇していった。
パピヨンの走り方があまりにアレだったこと…
そして自分は今全力疾走しているのに全く疲れていないこと。
小早川ゆたかは本来病弱な少女。全力疾走してもすぐに疲れて倒れてしまうはずなのである。
なのに今、ゆたかは息切れ一つすることもなく全力疾走している。
それにゆたかは今、普通の人間ではありえない程のスピードで走っていた。

「ひゃっ!」

走っている途中でゆたかは何かに躓いて転んでしまった。
膝に痛みを感じ、膝を見てみると擦り剥いたような傷があった。
でもその傷は勝手に再生されていき、
しまいには怪我のあとなど最初からなかったかのように修復されていた。
自分の身体がどうなってるのか分からなくなってゆたかの頭は混乱する。
さらに極め付けには後から追いかけてくる変態。

「もぅ嫌だよぉ…」

ゆたかの恐怖は限界突破寸前。その時である

「あ…ぅあ……お腹が……痛いよ……」

突然ゆたかはお腹に激痛を感じ、お腹を抑え始める。
グルグルと混乱していた頭がさらにグリュングリュンと回り始める。
周りの風景が回る人が回る自分も回る。
『今の小早川ゆたか』が意識を失うまで世界はグルグルと回り続けていた…




全く失礼だ女だ。
ただ核鉄がないかどうか聞いただけなのに突き飛ばしてくるとは。
しかも俺の姿をみて変態だと?
全く、そのまま舞踏会に出られそうなステッキーな一張羅だと言うのに。皆もそう思うだろう?
とりあえず俺は逃げている女を追っている。
それにしても人間にしては足が早いじゃないか。

しばらく追っていると女はお腹や頭を押さえて苦しんでいた。
いきなりどうしたというんだ?
邪気眼じゃあるまいし。

その女は苦しみがおさまったらしく急に立ちあがり俺の方を向く。
先ほどの怯えているような様子とは違う雰囲気だった。
両腕を組んで俺をあたかも上から見ているような視線で見ている。
そしてその女はこう言った。


「我が無念を晴らすために…オプーナの糧となれ…!」




「オプーナの糧となれ…!」

ゆたかはそう言うや否やゆたかはいきなりパピヨンに拳を突き出す。
パピヨンはゆたかの豹変やに驚きつつも拳を右手で受け止める。
ついでにオプーナとは何だよと突っ込みたくなったが、
いまはそんなことを気にしている余裕はないだろう。

(何だこの力は…普通の人間の力ではないな…)

パピヨンの右手にかかる負担が大きくなっていく。
そして右手の負担が限界に達しそうになった時
ただの人間ではないと感じたパピヨンはゆたかに本気の蹴りを放つ。
狙いは胴体。
パピヨンの蹴りは見事に狙い通り直撃し、ゆたかの胴体は横へ真っ二つとなった。

「それにしても何だったんだこの女は…」

パピヨンは少し息切れをしながら呟く。
いろいろな意味で小早川ゆたかは人間の常軌を逸していたのだ。
だが、パピヨンはその後さらに常軌を逸脱した光景を見ることになる。

「オプーナオプーナオプーナ……」

真っ二つとなった小早川ゆたかの胴体が見る見る再生していくではないか。
ゆたかの胴体はやがて一つとなってそこには元の姿の小早川ゆたかが怪我一つない姿で立っていた。

「何者だ貴様は…」
「貴様のような変態に名乗る名などないわ!!
 さぁ大人しくオプーナのために散れぃ!!」

ゆたかは可愛らしい声で狂戦士のような台詞を言うと片手からエナジー波を発射した。



       / ̄\   
       |    |   
       \_/   
         |     
     / ̄ ̄ ̄\                                            \   \:       
    / :::\:::/::: \                                         : 丿  \ \.     
  /  .<●>::::::<●> \                                      ,_ ゛''=;- .,_\  \\    
  |    (__人__)    |  /⌒)⌒)⌒)                         ---__=___゛‐ニ‐- ゛`゛'-' \゙i   
  \    `⌒´    / (⌒)/ / / //`゛√,  ,r'`w-''´゙i       /`゛√,  ,r'`w-''´゙i  _-__-____    J゙i: 
   /,,― -ー  、 , -‐ 、 ゝ  :::::::::::/ ○ ゙̄i ̄ ̄ ̄"´ ̄ ̄ ̄ ッo ̄ ̄ ̄ ゙̄i ̄0 ̄ ̄:            ′゙i,.
  (   , -‐ '"       /  )  /  .................〈..............................〉.......o...........○__ ;                ″:::i ;
   `;ー"      ;  l    /    /  ..........\............................./...............................\................_ _            :^::!.
   l          l              o `゙i,     、i'´゙ ○      ゚ O`゙i,   _ _           :^::!.
                         ッ     ゙i O        ,  _ ッ o  __-_             : :: ::i 
                          ̄ ̄ ゚ ̄'' ッ  ̄ ゙̄i_ッ ̄ ̄\,_、,r'´ ̄ ̄ ̄__三          ッ  ,r' 
                                     !、 ̄/         /-;-.,_ ゛''=;- .,/  ://ッ  
                             ,.‘ .・ ’′ソ_/______ッ_- ゛`゛'-''i| ::  /| / .    
                         。′°+゜ ; フニ二ブi ̄ ̄      ̄ ̄フメへッ─゛''=;- ., :: , ' ─ )

※これはイメージです
「ちっ…」

ゆたかの手から放たれたエナジー波的なビームをパピヨンは紙一重で回避する。
パピヨンにかわされたエナジー波は建物に直撃し粉砕した。

「反撃する隙も与えん…貴様のそのエナジー我が貰い受ける」

ゆたかは高速移動でエナジー波を回避したパピヨンの眼前へ向かい
パピヨンの腹に蹴りを入れる。

「ガハァッ…!!」

口から吐血するパピヨン。
ゆたかは間髪いれず拳を振り上げ、パピヨンへ襲い掛かる。
だがパピヨンは全身タイツの股間部分に手を入れて弄っているではないか。
一瞬、ほんの一瞬だけゆたかはパピヨンの行動に戸惑って動きを鈍らす。
一瞬の隙。パピヨンにとってこの一瞬があれば充分だった。
ゆたかの拳がパピヨンを粉砕しようとした時のこと


『天皇陛下万ざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!』


強烈な大声が響き渡りゆたかは一瞬怯む。
その一瞬の隙もパピヨンにとって充分な隙だった。

「パピパピパピパピパピパピパピパピパピパピパピ
 パピパピパピパピパピパピパピパピパピパピパピ
 ヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨン
 ヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨン!!!!」

パピヨンは拳のラッシュをゆたかに浴びせる。
そして最後に本気でゆたかのどてっぱらに蹴りを浴びせる。

蹴りを喰らったゆたかは吹っ飛んで建物に激突し、その建物のガレキの中へと消えていった。
その様子を見てパピヨンは次の手を考える。
そして導き出した答えは一つ。

「…逃げるか。」






「ちっ…逃げられたか…」


倒壊した建物の中から小早川ゆたかが姿を現す。

「我が不覚を取るとは…まぁいい、ガイバーに変身すれば圧倒的機動力ですぐに追いつく…
 そして生命エナジーを吸収し変態どもを殺しオプーナのか…ォぉぉおおおおぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉおおぉぉ
 ォォォおおおぉぉっぉぉおおぉおぉぉぉぉぉぉぉぉっぉぉぉ!!?
 この我が…この我が腹痛だとぉぉぉぉぉぉバカなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

腹をおさえ絶叫を上げながら苦しむ小早川ゆたか。
ついに立っていられなくなり地面を這い蹲る羽目になる。

「何だぁ…これはぁ…我が我ではなくなっていくこの感覚はぁぁぁ…」

さて、前回の話を思い出してみよう。
ゆたかはウッカリデスにより魔の料理エニグマカレーを吸収させられた。
エニグマカレーを食したものは精神か肉体を劇的に変化してしまう。
カレー自体がゆたかに吸収されて体内に入り込みゆたかの精神に変化を及ぼした。
その後の彼女はいい方向に精神がなおってくれたみたいだが…
カレーが吸収された際にエナジーボンボンと0号ガイバーと融合したからまぁ大変。
ゆたかにはカレーの影響による精神変化が不定期的に起こるようになってしまったのである。
(精神変化が起こる際は腹痛が伴うようだ。)
その影響により彼女に精神変化が起こりオプーナ化してしまったのである。

腹痛に苦しんでいたゆたかはようやく収まったようで何事もなかったかのように平然と立ち上がる。
はたして今のゆたかは何のゆたかなのか?
普段どおりのゆたかに戻ったのか、それともセフィロス戦の際の変態youちゃんなのか?
それともそのまた別のゆたかなのかは…分からない

【D-5 市街地/一日目 早朝】

【小早川ゆたか@らき☆すた(原作)】
[状態]:記憶の混乱、妹萌力覚醒、身体能力劇的向上、思考変化中
[装備]:なし
[持物]:デイパック、支給品一式、不明支給品0-2
[方針/行動]
 基本方針:???
 0:???
※カレーの作用により、記憶が混乱しています。今後落ち着くかもしれないし、更にひどいことになるかもしれません。
※エナジーボンボンと0号ガイバーユニットは、カレーに溶けてゆたかの体内に吸収されました。
※↑によりカレーの影響力が変な方向に作用している模様です。
※さらに魔と化したカレーの影響により彼女の精神変化がたびたび起こるようになったようです。


パピヨンは全力疾走でゆたかから逃走していた。
そして後ろを見てゆたかが追ってこないことを確認すると立ち止まる。
パピヨンは想像を絶する「化物」と戦った。
キーボードクラッシャーの大音声入りのipodがなかったらあの化物の餌食になっていただろう。
だが、パピヨンはあの化物に対して抱いていたのでは恐怖でもなんでもない…

「喜び」だった。

「クックックッ…ピエロよ。俺は貴様らに対し始めて蝶感謝するぞ!!
 世界は広い、蝶広い!!まさかあんな生命体が存在するとはな…
 あの女はたびたび『オプーナ…』とか言っていたがそれがあの力を得るカギなのか?」

危ないトコだったとパピヨンは思う。自分がこの殺し合いに巻き込まれなかったらBADANのボス程度で満足していただろう。
パピヨンはピエロに感謝する。自分とあのありあまるパワーを持つ生命体と巡りあわせてくれたことに。
パピヨンがゆたかと交戦したとき、パピヨンはゆたかが持つ人外のパワーを感じた。
そしてその力を得ることで自分にさらなる高見に飛べると考えたのだ。
その後パピヨンはどうやってあの力を得ようか考えていたが…

「とりあえず腹が減った。支給されてた水やパンではもはや足りんな…
 それに帝王として君臨する以上部下も必要だし…でっていうからニアデスハピネスを取り返さねばならん。」

パピヨンはホムンクルスならではの人智を超えた身体能力を誇るのだが、
とある事情で生前の不治の病にかかったままの病弱体質のままホムンクルス化してしまったのである。
そんな彼にとって「腹が減る」というのは蝶重要な問題だ。
なにしろ今回の殺し合いでも学校であったでっていうやさっき戦った奴みたいな人間を越えている連中もいる。
エネルギー補給をできるだけしておくに越したことはないのだ。

「百貨店なら食べ物が大量に置いてあるだろうし…何かと人が集まるだろう。
 そこでこの帝王パピヨンの部下になる奴がいるかもしれない。」

そう言ってパピヨンは支給されてた残りのパンと水を全て飲み干すと、
百貨店がある西の方向に向かって全力で走り始めた。

【E-5 草原/一日目 早朝】

 【パピヨン@漫画キャラバトルロワイヤル】
 [状態]:空腹、腹に打撲、ハイテンション
 [装備]:ひしゃげたキーボード@ニコロワ
 [持物]:デイパック、基本支給品一式、IPOD(キーボードクラッシャーの音声入り)@ニコロワ
 [方針/行動]
  基本方針:主催のトップを倒して帝王として君臨する
  1:ゆたか(名前は知らない)の力を何とかして手に入れて高見を目差して飛ぶ
  2:朝倉(本人はでっていうだと思っている)を探しニアデスハピネスを取り戻す最悪の場合殺してでも奪い取る
  3:部下集めと腹を満たすため百貨店へと向かう。
  4:オプーナとは何か情報収集する



 [備考]
  ※漫画ロワ 242話の「襲来!蝶男の帝王舞」より参加。
  ※いろいろあって冷静さを少し欠いてます。本人は気付いていないものと思われます。
  ※朝倉涼子の名前をでっていうだと思っています
  ※基本支給品の食料は全て食べつくしてしまいました。
  ※名簿をまだ見ていません。よってこなたが参加していることも知りません



D-5の倒壊した建物の影で三村信史は震えていた。
三村は見てしまったのだ。小早川ゆたかがセフィロスを惨殺するあの光景を。
肩翼の銀髪の男の方も相当化物染みた力を持っていた。
でも、その力をものともせずにさらに圧倒的な力で粉砕したあの少女…
小早川ゆたかに対して三村は恐怖していた…
小早川ゆたかの圧倒的な人智を超えたパワーに。
三村はしばらくその身を震わせていたが、時間が彼を落ち着かせてくれたのだろう。
ゆたかが着ていた服。どこかで見たことあるような服だった。

「あっ…!」

三村は思い出す。ゆたかが着ていたどこぞの学校の制服…
かの魔女、柊かがみが着ていた制服と同じ制服だった。
そして三村に電流走るーっ!!

「なるほど…なるほどなぁ…それなら納得するぜ。
 つまりさっきの女は柊と同じ世界からやってきた…そして同じ学校に通っている…
 それが指し示す答えは一つ。
 柊かがみの同じ学校に通う者が…化物だったとしてもおかしくないっ!!
 よく考えてみればさっきの少女は最初はとても化物とは思えない小さな少女だった。
 それを利用して人に近づいて殺しにかかるってわけだな…
 なるほどよく似ていやがるぜ…
 柊かがみと、話を聞いただけだがその妹にな…
 そういえば柊が言っていた泉こなたと地球破壊爆弾という奴…そいつらも魔女か?」

三村信史は金属バットを持ち立ち上がる。
そして金属バットで建物を何度も殴り始めた。

「俺は決めたぞ…俺は人の命を脅かす柊姉妹を初めとしたその仲間を…
 必殺!!滅殺!!抹殺!!瞬殺!!撃滅!!粉砕!!玉砕!!大喝采!!!
 ヒャッハァ!!覚悟しろよ魔女共め!!この俺がいかなる手段を持ってでも殲滅してやる!! 」

三村は不穏な言葉を連発しながらバットで建物を殴って魔女狩り宣言の後どうすべきか考える。
自分はいたって普通の中学生。1人で魔女達に立ち向かうなんて無理なのだ。

「だから俺は一刻も早く放送局へと向かって奴らの危険性を広く伝えなければ…
 そして仲間を増やして魔女を倒す!」

クールな正義の味方、三村信史の魔女狩りは始まったばかりであった。頑張れKOOL!!

【D-5/道/一日目 早朝】
【三村信史@漫画ロワ】
【状態】肉体的には健康、KOOL
【装備】金属バット@ニコロワ
【持物】支給品一式、光の護封剣@ニコロワ
【方針/目的】
[基本方針]
柊姉妹他魔女の犠牲者を出さない。
1、柊姉妹とその仲間の危険性を知らせる
2、放送局に向かい、留守番電話を使うより効率よく情報の伝達を図る。
3、つかさが豹変したなら、責任を持って殺す。
4、柊……だったんだよな?
5、泉こなたと地球破壊爆弾は…どうする…?
※漫画ロワ185話「誰がために」の直後からです
※柊かがみが、自分と同じ殺し合い(漫画ロワ)から来ていると思い込んでいます。
※柊かがみが死亡したと思っています。
※小早川ゆたか(名前は知らない)を危険人物と認識しました。
※柊かがみと同じ制服を着た奴らは全て危険人物だと思い込んでいます。


064:二人がここにいる不思議 投下順 066:ピンク色の誓い・らきロワ編
064:二人がここにいる不思議 時系列順 066:ピンク色の誓い・らきロワ編
053:毒をもって毒を制す 小早川ゆたか 093:我がAA軍は永遠に不滅です
007:アンドロイドvsホムンクルス パピヨン 089:Dawn(暁、夜明け)
046:どこまでも続く罪のという名のフラグ 三村信史 090:大都会交響楽(裏)



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー