目次
Part33のあらすじ
ベリ「へー、これ夏合宿のときの」
イチ「そ、思い出に何枚か撮っといたの」
グリ「WAO! 先輩たちセクシーです!」
ベリ「……先輩たち意外と大胆なんですね」
イチ「ぐ! やめて二人とも……それけっこう痛いから……」
モニ「ナハハハハ……」
モニ(あらためて見るとイチとペアルック狙ったみたいで気まずい……)
グリ「あはは、オグリ先輩スイカ割り失敗しちゃってますね」
イチ「もー、その時大変だったのよ。手痛めてないか心配だったし」
グリ「タマ先輩のほうは大成功ですね! 笑顔がとってもキュートです!」
モニ「でっしょー‼‼」
イチ「いや、なんであんたが自慢げなのよ」
ベリ「……あの、ところでこのハムスターみたいなオグリ先輩は?」
イチ・モニ「それには触れないで」
オグリ「合宿で食べたイチのそーめん、美味しかったな……」
タマ「せやな〜、油をかけるなんて斬新な作り方でけっこうおもろいソーメンやったし……、ってちょいオグリンよだれよだれ!?」
クリーク「あらあら」
イナリ「へへ、よっぽど気に入ったみてえだな」
ベリ「ぐぬぬ、負けませんからねイチ先輩!」
イチ「え、ええ……」
Part34のあらすじ
イチ「なんかお母さんから画像送られてきたんだけど」
モニ「ほえー、何の画像?」
イチ「天体観測に行ったときのやつみたい」
モニ「どれどれ……? おお! メッチャきれい!」
イチ「うちの近くかしらこれ?」
モニ「あれ、もう一枚あんじゃん」
イチ「あっ、そっちは──」
モニ「……めっちゃアツアツなツーショット」
イチ「……うん、年がら年中新婚気分だからうちの両親」
モニ「……ごちそうさま」
タマ「ほー、きれいなもんやな!」
クリーク「ええ、ホントよく似合ってますよ!」
ベリ「うう……、恥ずかしい」
グリ「formidável‼ 浴衣ベリ、キュートです!」
オグリ「ああ、よく似合ってるぞ!」
ベリ「‼ ホントですか!? 良かった~!」
モニ「嫉──」
イチ「してないから」
モニ「食い気味」
Part35のあらすじ
ドトウ「き、キンギョさん。よかったらこちらの煮干しを~」
ネイチャ「ニャンコ……、ニャンコ……」
アヤベ「ふわふわ……、ふわふわ……」
イチ「いやー、すっかり寮の人気者ね」
オグリ「ああ、なんだか私も誇らしくなってくる」
クリーク「ええ、ほんとに良かったです。ほんとに……」
タマ「おおきにな。フジ」
フジ「いいってことさ」
Part36のあらすじ
「アッハハ! タマセンパイがフック船長すると小さすぎっすね」
「これじゃあ、まるでティンカーベルやなあ……ってやかましいわ!」
「ティンカーベルって」
「どうしたんだ、イチ?」
「……実は、お母さんがさ」
「おお、これは……お父さんも、ピーターパンの衣装が良く似合っているな」
「思わず笑っちゃったけど、シジミのお味噌汁でも飲んで落ち着いてほしいわね」
◇◇◇◇◇◇
「ギャーッ!」
「ベリちゃんさん、驚きました?」
「そ、その仮装はなんですの、グリサリアさん」
「昔遊んだゲームに出てくる、オカルトなマニアさんの格好をしてみたのですが……」
「そんなにゾンビみたいにボロボロではありませんわ!」
「驚いてもらえてよかったです」
「驚くというより、怖いですわ!」
Part37のあらすじ
イチ「急に冷え込んできましたねー」
クリーク「もうすっかり冬になってしまいましたね~。お鍋の美味しい季節になりました」
イチ「油断してると体調崩すからしっかり栄養取らないと! パp……うちのお父さんもこの前風邪で喉やってお母さんに叱られてたみたいですし」
クリーク「あらまあ、それは大変ですね」
◇
グリ「カムヒアウィンタアアアアア!!」
ベリ「うひぇあ!? 急に叫ばないでよ! びっくりするじゃない!!」
グリ「Oh Desculpe 楽しみにしていた季節が来たのでつい叫んじゃいましタ!!」
ベリ「普通冬って敬遠するもんだと思うんだけど」
グリ「ノンノン! 冬といったらあれがあるではないですカ!」
ベリ「あれ?」
グリ「そうオコタでーす!!」
モニ「イッた!!?」
タマ「モニちゃん!?」
イナリ「きいつけろモニー! 奴さん容赦してくれねえぜ!」
モニ「もー! なんでこんなに寒いのに炬燵が使えないんですかあ!!!」
タマ「しゃあないやろ! 炬燵は今絶賛キンギョが立てこもっとるんやから」
キンギョ「フシャアアアアアアアッ!!」
Part38のあらすじ
モニ「いや~、あらためて見ると大胆なクリスマス衣装よね」
イチ「言わないでよもう!! あとで冷静になったらすごい恥ずかしかったんだから!! ///」
モニ「いや、そんな恥ずかしがるんだったらなんで着たのさ?」
イチ「それは、その……。メジロの娘達のクリスマス衣装を見てオグリが──」
モニ「ああー、えっと、ごちそうさま?」
イチ「うう~~~~~~!!」
Part39のあらすじ
「あけおめ、イチ」
「あ、モニー。今年もよろしく」
「実家、どうだった」
「お父さんもお母さんも元気だったわ、モニーは?」
「あー……まあ、うん」
「どうしたのよ」
「いや、まあね」
「煮え切らないわね」
「色々あんの、そのへんは。それより年末の特番見た?」
「オグリとタマモ先輩の?」
「そうそう! 私、アレで特集されてたとこ行ってきちゃった」
「えっ、ホントに?!」
「いーでしょ。餅、ウマかったよ。ほら」
「……まさかアンタ、これSNSに上げてないでしょうね」
「上げるに決まってるでしょ。でもタマセンパイは上げてないから、匂わせじゃねーよ?」
「程々にしときなさいよ、もう……」
「レスアンカーワン!」
「わぁ!」
「どしたの後輩ちゃんその一」
「グレイベリコースですわ! あっ、あけましておめでとうございます」
「あ、ああ、うん」
「それより、ベリ……わたくしのルームメイトをご存じ無い?!」
「いや、知らないけど……」
「一緒に探して! 変な事してなければ良いのだけど……!」
「……なんなのかしら、ベリコース」
「まぁ、探してやろ?」
「Em resumo, コレがニホンのAno novoネ!」
「そのとおりだ、ドゥアスグリサリア。お餅の他にも、富士、鷹、茄子なども縁起がいいとされている」
「フジ……? リョウチョウさんのコト?」
「あはは、そうだな。確かにそう聞こえてしまうかもしれない」
「でもコレは楽しいネ!」
「『もち』ろん、食文化も用意しているぞ」
「Eu estou feliz!」
「フフフ、年始から喜ばしいな……!」
🇧🇷🇧🇷🇧🇷🇧🇷🇧🇷
「な、なんでグリサリアが、会長さんと……!?」
「……なんだお前は」
「こ、これはナリタブライアン副会長……! 申し訳ありません! 私のルームメイトが失礼なことを!」
「知らん」
「どんなお叱りでも受けますので、どうか私だけは見逃していただきたくって……」
「だから知らんと……おい、今お前、ひどいことを言わなかったか」
「あ、あけましておめでとうございますですわ」
「お、おう……新年から調子が狂うな」
Part40のあらすじ
「なンかすがすがしー顔してるじゃン、イチ」
「そう?」
「うんー。憑き物が落ちたって感じー」
「ツキモノ?」
「ストレスとか悩み事とかー」
「前もあったよねそンなの。ずいぶん前の話だけど」
「――そうね」
「ちょっと気温アガってきたから?」
「そろそろまたみんなで出かけたいよねー」
「次どっか行くときはダンナも連れていこな。服とか見に行こ。ロヘンカンダンだよ」
「それは出かけるというよりおしゃべりするときにー……ねー、なんかイチの毛色変わってない?」
「そんな訳ないでしょ。っていうか旦那じゃないったら」
「私もなンで四字熟語言ったんだろ」
「あんたたち、やたら賢いからなんじゃないのっ」
「どーも」
「ありがとー」
「ところではいこれ、二人にチョコ」
「え、マジ?!」
「うれしーい。イチにもあげるねー」
「ありがと」
「ごめん、持ってきてないや!」
「次出かけるときにおごりなさいよ?」
「えっ、ダンナのも!?」
「ダンナじゃないったら!」
Part41のあらすじ
モニ「イチ、どうかした?」
イチ「ん? いや、なんとなく今日の夢見がね」
モニ「悪かったの?」
イチ「そういうわけじゃないんだけど、悪いような悪くないような……。ま、なんというかある意味で夢が叶ったのかしらね」
モニ「? ま、なんでもいいけど──あ、この肉もらい!」
ブラッキー「あ!? おい!! テメエ!! それ、俺の肉!!」
モニ「隙を見せたアンタが悪い」
ブラッキー「ざけんなゴラァッ!!!」
オグリ「おかわり!」
スペ「あ、私も!!」
ライス「ら、ライスもお願いします……!!」
ブライアン「どんどん持ってきてくれ」
マック「スイーツも増しましですわあああああ!!!」
モニ「……先輩あれ」
タマ「見るな。見たらアカン」
Part42のあらすじ
ブラッキー「あ? どうした? そんな険しい顔して」
イチ「別に。なんでもないわよ」
ブラッキー「なんでもないってことないだろ──はは~ん」
イチ「なによ?」
ブラッキー「さてはお前、オグリの誕生日にチンクシャのほうが洋食詳しかったの悔しがってんだろ?」
イチ「は、はあ!? 違うし!!? 別に和食に触れることが多かったから洋食がおろそかになってたとか、そんなことないし!!」
ブラッキー「語るに落ちてんじゃねえか」
Part44のあらすじ
「なんやイチちゃん、髪の毛の矯正行かへんのか」
「髪型、私が思ってるよりも、私のトレードマークみたいです。後輩の子しか気づいてくれませんでした」
「モニちゃんも、新しくしたスマホでめっちゃ写真撮ってたやろ」
「そう! 試し撮り、とか言ってすごい枚数撮ってきて」
「想像つくわ。にやけとったやろ」
「消すようにタマモ先輩からも言っておいてください」
「善処はするけど、あんま期待せんといてや」
ⅠⅠⅠⅠⅠ
「オグリ、治った?」
「クリークのおかげで、だいぶ良くなった。モニーはどうだ?」
「え、ってことはイチのおかゆは食べてない感じ?」
「イチのおかゆだって?! 食べてないな……」
「へっへー、同室の特権」
「どうしたら、私も食べれるだろうか……」
「もう一回雨に濡れてトレーニングしたらいーんじゃない」
「なるほど……」
「いや、冗談だから天気調べんなって。てかその機種マジで羨ましくなってきたー……」
Part46のあらすじ
モニ「あ゛づいいいいいい」
タマ「どないなっとんねん日本……。まだ6月やぞ……」
モニ「言ってももう7月ですけどね……」
タマ「せやけどもう少し手心加えてもええやんお天道様──ん? あの二人は何してんねん? 二人して顔真っ赤にしてそっぽ向いて」
モニ「ああ、あれですか。なんでも二人して同じ夢見て気まずくなってるみたいです」
タマ「どんな夢や?」
モニ「んなもん、卒業してから一緒になってイチャコラしてる夢ですよー」
タマ「聞かな良かった……。暑いのに加えて口ん中じゃりじゃりになったわ……」