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  • レスアンカーワン @ ウィキ | ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……! まとめwiki
  • 129の方

レスアンカーワン @ ウィキ

129の方

最終更新:2024年08月14日 13:25

resanchorone

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だれでも歓迎! 編集

目次

  • 目次
    • Part39
      • 1つ目(>>129)
      • 2つ目(>>166)
    • Part40
      • 3つ目(>>21)
      • 4つ目(>>86)
    • Part41
      • 1つ目(>>21)
      • 2つ目(>>141)
    • Part42
      • 1つ目(>>85)

Part39

1つ目(>>129)


イチちゃんは中央に入学してから思うように成績が振るわず走る楽しみを忘れてるところに、地方から優秀な成績を見込まれて入学してきた(しかも走る姿が楽しそうな)オグリに嫉妬して嫌がらせを始めたのは知ってる(幻覚)んですけど
期待を背負ってプレッシャーで成績が振るわなくなってしまったオグリに、夜に一対一の模擬レースとも言えないレベルの競争を申し込んでボロボロに負けるんですけど、勝ってもどことなく浮かない顔をしてるオグリに「今、とっても楽しい!」「いけすかない、地方からのぽっと出のウマ娘なんかに負けたって、自分勝手に、全身全霊振り絞って走るのはいつだって楽しいんだから!」「アンタはどうなのよオグリキャップ!」って発破をかけるイチちゃんの話はどこで見られますか?

2つ目(>>166)

とある日の昼休憩、カフェテリアでの昼食もそこそこに、イチことレスアンカーワンとギャルウマ娘二人は教室で雑談に興じていた。
「ムカつく……ぽっと出のくせに調子に乗って……そうだ!」
「なんかまた変なこと思いついたね、イチ」
「はいはい、いつものいつもの」
ガタンと音を立てて席を立つウマ娘と、ウマホを触るウマ娘二人。 画面にはショッピングモールとその店舗情報がずらり。 たぷたぷ、と手慣れた様子で開かれたのはシューズ屋の商品欄。 いいじゃんコレ、と話すギャルウマ二人をよそにイチは続ける。
「ふふん、今日はあのぽっと出の地方バに目に物見せてやるんだから! アンタたちも着いてきて!」
「今日は放課後出かけよーって話だったくない?」
「とりま説明よろー」
二人はウマホから顔を上げてイチを見る。
「出かける予定だったのもちょうどいいわね! あの地方バのところに行くわよ!」
「は?」
「ウケる。 またボーソートッキューじゃん」
廊下は静かに走りましょうの校則を守りつつ、三人は地方バことオグリキャップの所属する教室へ走った。

⏰

「アンタがオグリね!」
「「うぇーい、よろぴー」」
「よ、よろ?」
「よろしくねってことよ!」
「あ、あぁ、よろしく。 私がオグリキャップだ。 どうかしたのか?」
カフェテリアから出てくるところを捕まったオグリキャップは、困惑した様子で目の前の3人を見る。
「今日、出かけるわよ!」
ビシィッ! と指を突きつけるイチと、コメくいてー顔一名、頭を抱える一名、ますます困惑した一名。
「きょ、今日? 別に構わないが……」
「決まりね! 正門前に制服で集合、間違ってもジャージで来るんじゃないわよ!」
「じゃ、そーゆーことでー」
「……まぁ、オグリさんが良いなら良いわ。 また放課後よろしくね」
話もそこそこに、シュタタタと走り去る3人を見て、オグリは耳を垂れさせた。
「これが中央……私はうまくやっていけるだろうか……」

イチ
この世界線では暴走特急のポンコツスポ根ウマ娘。 これから先、なんだかんだでオグリと仲良くなる。 あんまりじっとりした感情は抱かない気がする。

ギャルウマ娘1
楽観的なウマ娘。 補助具系の科目を選択している。 セリフの漢字がカタカナになりがち。 シューズに一家言あり。

ギャルウマ娘2
ちょっと苦労人なウマ娘。 トレーナー系の科目を選択している。 よそ行きの時はギャル語は少なめ。 本人はドライなつもりだが世話焼き。

オグリ
急にやってきて急に去っていく3人組に困惑している。 何も聞かされなかったが、とりあえず集まってみる。
ページトップ

Part40

3つ目(>>21)

放課後。 あるものはトレーニングをし、あるものは気晴らしのおでかけをし、またあるものはさまざまな勉強に充てる時間。
「行くわよ、あの地方バをあっと言わせにね!」
「気に入ったのかしら、地方バって言うの」
「こーゆーとこが可愛いのよね、イチって。 ちょっと高校生とは思えないけど」
なにをー!? ごめんごめん。 と、わいわい話しながら正門で待機する3人に駆け寄る芦毛の影一つ。 オグリキャップである。
「すまないな、待たせたか?」
「お、噂をすればじゃん。 おつまるー」
「とりまモール向かおっか、どーせイチも詳しく決めてないだろうし、話しながらね」
「どうせって何よ、失礼ね! まぁ、決めてないけど!」
ぞろぞろと動きはじめる一行。 当然の質問が、驚いた顔のオグリから発せられる。
「今日、何をするか決めてないのか?」
「きめてなーい」「イチゴイチエってやつじゃん?」「いつもその時の気分で決めるわ!」
(ふ、不安だ……)
オグリは耳を垂れさせた。 それを見てギャル3人組はいつものノリに巻き込んで、少し悪いことをしたかな、という気分になった。 そのうち二人は、イチは一体何を考えているんだろうとも思った。

⏰

「すごく大きいな……」
目の前に聳え立つショッピングモールに気圧され、それでも楽しそうに尻尾と耳をそわそわと動かすオグリ。 ドヤ顔でふんぞりかえるイチ。 呆れ顔で待つギャル二人。
「どーよ! 地方にはこんなのないでしょ!」
「いや、あんたの手柄じゃないでしょ」
「コーガンムチじゃんね。 イチがそんな子だったなんて……ヨヨヨ……」
うるさいわね! といきりたつイチをよそに、オグリはぽつりと呟く。
「母さんも一緒に連れてきたいな……」
「「「………」」」
「いや、お金がないから来ても意味がないかもしれないな……」
「「「………………」」」
「どうしたんだ? 早く入ろう!」
「そ、そうね! 今日は楽しませてあげるんだから!」
えいえいおー! と気合の入ったギャル3人と、首を傾げて、急にどうしたんだ? と疑問を抱くオグリキャップであった。

イチ
よく知らない転入生が持て囃されているからと勢いで誘いに行った。 誘った相手は思ったより普通……よりちょっとかわいそう? ちょっと責任を感じて、楽しんでもらう気持ちにシフトしている。

ギャルウマ娘1
イチを可愛がっているが普通に同年代。 四字熟語は語感で使っている節がある。 今回もまぁ悪いようにはならないでしょ、と思っていたが、オグリの呟きを聞いて、ちょっと気合が入っている。

ギャルウマ娘2
今日の解散後にでも叱るか……と思っている。 幸薄そうな呟きを聞いて、まぁそんな人もいるよね、とフラットな考え。 それはそれとして出来るだけお金を使わない楽しみ方を考えている。

オグリ
純粋に楽しみにしている。 大きいモールに気を取られて、頭に浮かんだことが口から漏れた。 口から出たとは気づいてない。 別にしんみりともしていない。

4つ目(>>86)

ここはショッピングモール。 シューズ専門店から服飾品店、ゲームセンターだってある、ハズレのないお出かけ先のひとつだ。 そんな場所に、姦しいウマ娘グループがひとつ。 だれあろうイチ達である。
「よし! 最初はシューズ見にいくわよ!」
「「異議なーし」」
「そ、そんなに引っ張らないでくれ、普通に歩けるんだ」
「アンタがおのぼりさんでキョロキョロして進まないからよ! いいから行くわよ!」
少し崩した制服を着こなすギャルウマ3人と、囲まれて連行される、未だ制服に着られているような印象を受けるオグリの4人はきゃいきゃいと騒ぎながら歩いていた。
「シューズにはイッカゴンあるウチが新作シューズをヒンピョーしてやろうじゃないの」
「あんたのそれは品評というかなんというか……」
「なんだかんだしっくり来るから信用してるわよ! 今日はオグリの分ね!」
「まかせんしゃい! その次は服見に行こ!」
やいのやいのと騒ぐ中、オグリがおずおずと声を上げる。
「す、すまないが今日は持ち合わせがあまりないんだ、というか、いつも……」
「あー……まぁ今日は様子見で、お気にを見つけるくらいでいいんじゃない?」
「(まぁ売り切れたりはぜんぜんするケドね)」「(シーっ)」
こそこそ話もウマ娘の耳にはしっかり聞こえたし、オグリは耳を垂らした。

⏰

シューズ専門店に着くと、ギャルウマ娘の一人が棚から靴を一足取り出して話し始めた。 目は輝いているし、顔は微笑みで固定されている。
「さてここに取り出したりますはかの有名メーカーのシンショーヒンでございます、このケーサンされたソールの厚みとゼツミョーなクッション性が憎い一品で───」
「???」
「オグリさんが完全に固まってるわね」
「普段とのギャップがすごいもんね、あの子のアレ。 なぜか敬語になるし」
「よ、良くわからないがすごいんだな」
「「あっ」」
「そりゃもう凄いってなトコロじゃ収まりませんよ! ワンオフの“勝負服”にこそ勝てませんが“まるで素足に蹄鉄が”をコンセプトにしたこの靴は、今は昔ウマ娘シェア100%とも言われるほどイッセーをフービしたモデルの───」
「??????」
「オグリさんが情報の濁流に押し流されてるわね」
「見事に地雷を踏んだわね……。 アレがおさまったら服見にいくわよ。 人が集まる前に出られたら良いんだけど……」

「ひゃー、ハズいわ。 顔あっつ」
店の一角に人だかりを生み出した張本人は、テンションが戻るや否や真っ赤になった顔を、手でパタパタと煽いでいた。
「あんたシューズ屋行くたびアレするじゃん、恥ずいなら辞めたら?」
「や、アレは辞めない」
「アンタも頑なよね。 なんだかんだ聞くのは楽しいけど。 次は服見るわよ! オグリのをね!」
「服はいっぱい持っているぞ?」
ギャルウマは揃って肩をすくめ、いーからいーから、と口を揃えてオグリを連行した。

⏰

「じゃーん! このセット着てみてよオグリ!」
「こ、このシャツ、丈が短くないか?」
こっちのズボンは破れてるぞ!? 尻尾穴と似たようなものよ! つべこべ言わない! と騒々しい二人を尻目に、ギャル二人はゆったりと服を見て回りながら雑談していた。
「芦毛仲間が出来て楽しそーだね、イチ」
「そうね、芦毛の競争バはまだまだ珍しいし」
「ちょっと前も、そのせいで半笑いで絡まれてたもんねぇ」
───イチさんって選択教科、競争技術だったんだぁ
───……だから何?
───いやぁ、その毛色で珍しいなぁって思ってぇ
芦毛は目立つ。 希少さとその優美さ故に。 数が少ない故に、同じ毛色の勝ち星が少なく、“芦毛は走らない”とも言われた。 目立つ容姿、悪し様な定説とくればそう言った絡まれ方をするのも珍しくなかった。
「あの時が一番激おこだったわね、イチ」
「いや、自分を棚アゲするのはダメじゃん? マジビビりしたんだけどあの時」
「そんな古いこと忘れたわね。 あんたも忘れなさい」
「いや、“毛がクソの色だと口から出る言葉もクソになるのかしらね?”は一生忘れられんて。 仮にも指導者志望じゃん。 しかもアレのせいで二人もワケわかんない喧嘩するしさぁ」
───アンタ自分の毛色までバカにして頭おかしいんじゃないの!? アタシの好きなアンタの毛色を言うに事欠いてクソ色ですって!?
───そ、そんなこと言ってないじゃないの! イチの色がバカにされたから売り言葉に買い言葉で!
「いやぁ、あれこそ“犬も食わない”ってやつじゃんねぇ」
「忘れなさい! もう!」
ふん、とそっぽを向いて、赤面するオグリと喜色満面のイチとの合流に急ぐ彼女の顔はそれなりに赤かったし、怒んないでよぉー、ごめんてぇー、と言いながら追いかける彼女の顔はにやにやしていた。

イチ
ぽっと出が芦毛で普通に嬉しくなっている。 作者の手を離れて全てを光で埋め尽くしていきそうな勢いになっている。
(オグリの走りパートで一回曇らせたいという闇の被害者になる予定)

ギャルウマ娘1
名無しのシューズオタク。 よくよく吟味してシューズを買うために調べていたらハマったと言う裏話。
(傍観者枠として置いている。 ギャルウマ娘2よりも実際ドライ)

ギャルウマ娘2
それなりに丁寧な話し方をするが、それなりに口は悪い。 認めないが、推しはイチ。
(なんだかんだイチオシのウマ娘になりつつある、というかこれ他世界線の……)

オグリ
ヘソだしダメージジーンズを着てくれ。 着てる。 カッコいいし可愛いような服装が良く似合うウマ娘人気一番。
(いつか「中央では“栗毛が走らない”のか?」とか無自覚に煽らせたい)

Part41

1つ目(>>21)

夕暮れにビルが赤く染まる頃、帰路に着くギャルウマ娘が四人。 オグリはモールで買ったシュシュを付けて、制服を若干着崩していた。 ほんのりとしたギャルコーデである。
「いやー遊んだわね!」
「今日は楽しかったんだ、ありがとう」
「ウチらも楽しかったよ! イチも楽しそうだったよねー」
「同じ毛色のウマ娘って不思議と仲良くなりやすいものね。 今まで、イチも実は寂しかったりしたのかしら?」
そんなこと無いわよ! ホントにぃ〜? 顔がコーチョーしておるぞ〜? これは夕焼けよ! とじゃれあう二人をよそに、オグリにそっと声がかかる。
「オグリさん、ありがとう。 イチ、最近ずっとしんどそうだった。 それが今日は楽そうに見えたわ」
「そうなのか? しんどい風には見えなかった」
「うん。 今日はオグリさんがいたから、その“しんどさ”を忘れていられたみたい」
「何か辛いことでもあったのか?」
「辛いこと、そうね。 私たちじゃ力になれないこと。 でもきっとオグリさんなら力になれそうなこと。 だから……」
そう言った彼女はしかし逡巡して口を噤んだ。 これはイチの気持ちも、オグリの都合も考えていない自分勝手な言い分だと思ったからだ。 次に口を開いたのはオグリだった。
「ああ。 私が力になれるなら、きっと力になろう。 私もイチと居ると楽しかった」
「……よかった。 じゃあ、イチのことお願いするわね。 これからもよろしく」
話はひと段落した。 オグリが、ふんす、と気合を入れたように見えた。 その日は4人でじゃれあいながらたわいもない話をして、校門の前で解散した。

───翌日
「イチ! 昼休憩だ! グラウンドに行かないか!」
「アタシ、食べてすぐは走れないの。 ごめんね」

⏰

「イチ! 明日の放課後に走りに行かないか!」
「オグリさん、明日は昼から雨よ」
「そ、そうか……」

⏰

「なーんか変に懐かれたわね……オグリはオグリで芦毛仲間の同級生が嬉しいのかしら?」
あはは、と乾いた笑いを浮かべるギャルウマ娘の一人は、イチもまんざらでは無さそうだし、良いよね? と自分を正当化しながらも、ちょっと気が早かったかな、と遠い目をしていた。

一旦お出かけ兼顔見せ編のおしまい。
風呂敷が広がってしまった。 本当に大丈夫だろうか。

イチ
ぽっと出を遊びに誘ったら懐かれた。 友達はあんまりおらず、ごりごり距離を詰められるのははじめての体験。 消して嫌なだけでは無いが、誘いのたび少しずつ心をささくれ立たせている。「転校生様は良いわよね、自信があって」

ギャルウマ娘1
今回は空気。 懐かれたイチを面白がって、「ひゅ〜、情熱的じゃ〜ん」とちょくちょくイチをからかっている。 イチの“しんどさ”については不干渉。 ?>「だってシューズじゃどうにもできないじゃんね」

ギャルウマ娘2
変にけしかけた自覚があるので、少し罪悪感を持っている。 イチの“しんどさ”を自分ではどうにもできないことをよく知っている。 「道を外れたあたしじゃ、だめだったから」

オグリ
空回りウマ娘。 とりあえず走りに誘っている。 走ることは一番楽しいことで、一番燃えるものだから。 “しんどさ”だってきっと吹き飛ばしてくれる。 >「イチはどこを走るのが好きなんだろうか」
ページトップ

2つ目(>>141)

ギャルウマ娘2
オグっちが来てから、イチのフンイキちょっと変わったよね〜。 ま、ウチも半年そこらくらいしかイチのこと知らないケド。 芦毛のユージョーパワーってやつ?

オグリ
走りに誘っているけど、あまり乗り気じゃ無いみたいだ……どうしよう? 一回イチのことを相談したほうが良いんだろうか? でもイチの目の前でするのも……

「イチ、走りに行こう。 今日はカラッと晴れていて良い天気なんだ」「イチ、朝は起きられる方か? もしよければ一緒に走ろう」「イチ、トレーニングが終わってから一緒にジョギングしないか?」

変な懐かれ方をした。 ベッドの上で横になって、イチはそう思った。 のらりくらりと断ってはいるが、 ずっと誘われ続けて、もう三日になるか。 いつまでも断り続けているのも申し訳なくなってきた。
……それでも、走るのは嫌だ。 自分の走りには自信がないし、勝てないことも知ってる。 それに……それに、なんだっけ?

目をつぶっていたはずが、気がつくとアタシは幼くなって、誰かと二人で並んで走っていた。 公園の一角の小さなコースだった。

───どうしたら速くなるんだろ?
───イチの走り方、綺麗だからそのままで良いんじゃない?
───正面から褒められると照れるわね……。
───好きよ、イチの走り。
───さては揶揄ってるなぁ!?
───ふふふふ、そうかもね。 でも本当よ。 ずっと一緒に走ってたいくらい。

そうだ、あの頃の私は走るのが好きだったんだ。 ……いつから嫌になったんだっけ?
目の前に横並びに歩く背中が見えた。 成長した私たちだ。 中学生の私が、いつかのあの子と歩いていて、私たちは一足先に憧れの制服を着て、それで……

───あれ、制服の靴、蹄鉄付かないの?
───言ってなかったっけ。 ……あたし、トレーナー目指すことにしたから。 走れない靴にしたの。
───え。 ……そ……っか。 応援してる。
───うん、……一緒に頑張ろうね。 イチ。

あの時、あの子はどんな顔をしてたんだろう。 私はあの時、なんで、落ち込んで……。

ふ、と目が開いた。 同室の子は泊まりで出掛けているし、いつもつるんでいる二人は別の寮だし、だから、ぽろぽろと溢れる涙を拭ってくれる人も、当然いるわけがなかった。
思い出した全部がないまぜになって、ひとかたまりになって胸を占めた。
楽しかったあの頃が、もう戻れない昔だということ。 自分の走りを好きだと言ってくれた友人は、きっと二度とレースを走らないこと。 ───自分は、この先ずっと一人で走るしかないということ。
アタシは、胸に詰まった、息苦しいかたまりから染み出してくる寂しさに、声を押し殺して泣いて、泣いて、泣いて、そして疲れて眠った。

じめじめした、気分の重くなる日だった。 低気圧と寝不足と体調不良とで、午後の授業が終わっても、何も頭に残らなかった。 耳も顔もふせって、二人の雑談を浴びている。
「イチ、明日から休日だ。 明日はどうだろうか?」
「ぁぃ」
廊下からの声に生返事を返した。 誰だろう? 頭が全然回らないや。
「あー、今イチは体調悪いから、代わりに聞くよ」
ぱたぱた足音が聞こえる。 廊下に行った。
「そうか……わかった、ありがとう。それで───」
もーいーや。 任せよう。 上げかけた耳を下ろして、アタシは眠った。 アイツなら、きっといいようにしてくれる。



あたしは廊下に出て、オグリと二人、教室から離れながら話していた。
「イチに走りの誘いをかけているが、全部断られてしまうんだ、どうしたらいいだろう?」
「……」

やっぱりダメか。 そういう諦めの気持ちも無くは無かった。 目を閉じて、過去を話す覚悟を決めた。 開けた目に映るオグリは、怪訝そうな顔をして立ち止まったあたしを見ていた。

あたしは言った。 この恥ずかしい自分語りがとっかかりになれば、と思いながら。
「これから話すのはイチとあたしの話」
「イチとね、一緒に走るのが好きだったの。 小学生くらいの時の話よ」
「イチと一緒に走るのは好きだった。 あの子の走りは綺麗だったし、よく笑うからあたしもつられて楽しくなった」
「あたしはそんなイチとレースをすることから逃げたわ。 あたしが“走らない”ウマ娘だと決まるのが怖かったから。 きっとイチが“走る”んだろうと思ったから。 だから、あたしは走らないことを決めてトレーナーになろうとしてる」
「でも、イチは中央にきて一年間、全然楽しそうに走らなくなったの。 だから一緒にいて楽しそうだったオグリに「ちょっと待ってくれ」……どうしたの?」

話を遮ったオグリは、頭にはてなマークでも浮かんでいるように言った。
「話がよく見えないぞ。 イチの走りと、えーと……あなたの走りになんの関係があるんだ?」

あ、と気づいた。 そういえば名前を教えていない。 この話の核心、あたしとイチの持つ宿命に関わる大事な名前。

「あたしとイチは“同名バ”、レスアンカーワン。 少なくともどちらかが、最悪どちらともが“走らない”ウマ娘なのよ」

イチ
ひとりぼっちで寂しい。 走るのが苦しい。 ……なんでこんなとこ来ちゃったんだろ。

レスアンカーワン(トレーナー志望の姿)
あたしは逃げた。 アスリートのイチに寄り添う資格もない。 だけど、オグリさんなら、きっと。

補足
現実世界では、G1を勝利したり、他にない優秀な働きをした馬の名前は新たに登録できませんが、それ以外であれば期間を開ければ再登録が可能です。
裏を返すと、複数の馬に同じ名前がつくということは、成績が振るわなかった馬だったということです。(重賞を勝った馬も10年で再登録できるので、めちゃくちゃな誇張ですが)
また、同名の馬が同期間に存在することはありません。 ウマ娘ワールドは時期も前後しているのでこういうこともあるかな、と

Part42

1つ目(>>85)

「あたしとイチは“同名バ”、レスアンカーワン。 少なくともどちらかが、最悪どちらともが“走らない”ウマ娘なのよ」

オグリはその言葉を受けて、ぱちくりと目を瞬かせた。 首を傾げて、ううん、と一つ唸って、それから口を開いた。

「それがどうしてあなたの走らない理由になるんだ? レスアンカーワン」

心底不思議そうに話すその姿に、あたしは、なんていうか、面食らった。 この話を知ったみんなは毎度、同情的な目を向けてきたから。 なんだか、心がざわざわしている。 でも、だって、と言い訳にもなってない言い訳が口をつく。 そんなあたしを意に介さず、オグリは続けた。

「だって、走るのは楽しいだろう?」

───ぷつり、と音がした。

「あんたには……あんたなんかには分からないでしょうね! 地方からわざわざ中央がスカウトするような力と期待のかかったあんたには! 自分の上に、自分と同じ名前があって、周りが勝手に腫れ物に触るみたいに、レースの話題を出さなくなって、仲の良かったみんなが妙に優しくなって───」

声を思い出す。 『気にすることない、いつかイチにだって勝てるよ』。 あたしは気にしたことなんてなかったのに。 笑顔でありがとうなんて返すたびに、胸に澱みが溜まる気がしたんだ。

「───イチの後ろで走ってる時だって、ずっと周りがうるさくて、楽しいことに変な気持ちが混ざって───」

フラッシュバック。 目の前に、あの頃のイチの背中が見える。 背筋がピンと伸びた前傾姿勢、大きなストライド、いつ見ても綺麗な走り姿。 これに勝てるって? ずっとイチに助けてもらってるあたしが?

「───ずっと好きだった背中だって、見てるとどんどんその気持ちが膨らんで───」

勝つ。 そんなの、どうやって? でも───負けたく無い。 追いつきたい。 “負かせてやりたい”。
───大好きなイチを? 記憶もあやふやな頃からずっと一緒にいるイチを? そんな、恩を仇で返すような。

「───こんな気持ちでイチと走るなんて、ありえない」

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