【名前】東方不敗
【出典】機動武闘伝Gガンダム
【性別】男
【年齢】老人
【名ゼリフ】「小童の拳が泣いている……。そうか、キサマもワシと同じか、
仙水忍!」
「フッ、見事だ…」
【支給武器】シャイニングガンダム頭部バァルカン@機動武闘伝Gガンダム、火星丼@スーパーロボット大戦W
【本ロワでの動向】
武人の達人であり、なんと素手でロボットを破壊できるクラス。
ガンダムファイターとしても優秀だが、そのあまりのインパクトに、生身で戦ったほうが強いとさえ言われるほど。
そんな彼も病魔には勝てず、時々咳き込んでいる。
全ての環境汚染の原因は人間であるとして恨んでいるため、本ロワでは強敵マーダーとして活躍した。
ロワ開始時、東方不敗はD-4の右下端にいた。
そこはエリアの中央であり、いわゆる『東西南北中央不敗』であった。
支給されたのがシャイニングガンダムの頭部バルカンという使えなさもあり、近くの家からTシャツを調達しマスタークロスの代わりに使用する。
このようなインパクトのあるスタートを切った東方不敗は
食堂の男と遭遇。
東方不敗はまだ戦っていなかったので気持ちも高まってない落ち着いた状態だった上に食堂の男がアレだったので情報交換のみ行い、何事もなく別れる。
その日の夜中、たびたびマーダーと出遭いボロボロになっていた
ヨシュアと対峙。
ヨシュアもまた人間に失望したことのある身だったが、エンディング後参戦で
ネクを信じていたこともあり、東方不敗と対立。
コンポーザーとしての力を開放したヨシュアに、それでも東方不敗は優勢に立ちまわる。
が、東方不敗がトドメをさそうとするとそこに愚か者と弱い者の味方
球磨川禊が割って入った。
球磨川禊の能力は『あったもの』を『なかったこと』にする能力であり、汎用性も高い強力無比な能力者であった。
しかし単純に強い男である東方不敗は大嘘憑きを正面から打ち破り、強靭な精神力も相まって球磨川が得意とする揺さぶりにも打ち勝つ。
大嘘憑きによるデビルガンダムをも思わせる再生力に、病気のこともあり、長期戦に持ち込まれるわけにいかなかった東方不敗は石破天驚拳によりヨシュアごと球磨川を一掃。
そしてその直後、球磨川と因縁のある
安心院なじみと遭遇。
自分以外の人間は平等にカスと断じるなじみだったが、だからといって東方不敗と相容れるわけでもなく戦闘となる。
いくら東方不敗とはいえ、主人公ではない彼に安心院なじみを倒すことは不可能だった。
一京のスキルによる時間稼ぎの前に長期戦に持ち込まれ、咳き込んだ東方不敗は敗走してしまう。
損傷したマスタークロス代わりのTシャツを球磨川より得たエプロンで補充した東方不敗だが、第三回放送後、エヴァ参号機に乗り込む
上条当麻を発見。
東方不敗はエヴァを新手のモビルファイターかと勘違いしたこともあり、攻撃を仕掛ける。
東方不敗の十二王方牌大車輪に当麻は『幻想殺し』を使用するも、純粋な格闘技に幻想殺しは通用せずエヴァ参号機は破壊される。
まあ分身を生み出してぶつける技が格闘技などと思うはずもなく、当麻が勘違いするのも無理はなかった。
とはいえそこは渋とさに定評のある上条当麻。
エヴァ破壊時の隙をついて逃走する。東方不敗は逃さなねどと追跡する。
結局、上条当麻を見失ってしまった東方不敗だったが、新たなる敵を発見。
カズマ・アーディガンと
東風谷早苗が乗りこむ
デモンベインであった。
これまた
ガンダムかと勘違いした東方不敗は当然の如く拳一つで特攻。
短絡的に思えるかもしれないが、東方不敗は地球が荒れていくのを他所にガンダムファイトにうつつを抜かすファイターこそを許せなかったのだ。
東風谷早苗に奇跡の力で応戦されるも、“東方不敗”が東方キャラに負けるはずもなく、デモンベインをも
マスターテリオン顔負けにぶちのめす。
倒れたデモンベインのファイターを探していると、東方不敗の強さに惹かれた
陸奥九十九と
七夜志貴の挑戦を受けることになる。
「むぅ、この小僧ども……」
「俺には、あんたみたいに巨大メカを壊すことはできないけど。けど、人は殺せる。
あんたも人だ。なら俺は……あんたには絶対に負けない。何故なら俺は……陸奥、だからな」
「もしもあんたが人から外れた存在だというのなら、それもまた好し。我が一族は、退魔の血族。
我が一族の誇りを懸けて……その首を貰い受ける」
二対一だというのに互角の戦いであった。いや、東方不敗のほうが僅かにだが強かった。
それでも二人の修羅を相手に東方不敗も無傷とはいかず、『極死・七夜』と『無空派』の連携を前に痛み分けに持ち込まれる。
その様子を見ていた
ミスター・ブシドーが何か言ってたけど関係ないから置いておくとする。
「凄い!クラウザーさんが巨大ロボットをレイプしている!」
若造に遅れを取ったこともあり、一度精神を落ち着けようとした東方不敗だが、そんな彼を挑発するかのように突如響きだすデスメタル。
東方不敗は怒り、自分を動揺させた音楽の主を探し出す。
音楽の主は
ヨハネ・クラウザーⅡ世であった。ギターを持ち、鎧をもち、暴れまわる魔王であった。
魔王はいきなり東方不敗が先ほど倒したロボにしがみつき腰を振るいだした。
俗にいう
デモンベインレイプ事件である。
いつのまにか周りには
安心院なじみ、
巴マミ、
ヒュンケルといったデモベレイプ事件の遭遇者の面子が揃っていた。
カオスの極みである、その有様に東方不敗は興が冷め、戦う気を無くし、その場を去った。
ブシドーによるゴッドガンダムの演舞に未熟未熟と顔をだしたりしていたのは気にしてはいけないことである。
第四回放送後、ある道場にはいりこみ支給されていた 火星丼@スーパーロボット大戦W を食し精神状態を回復させる。
その隙を狙うかのように
アサキム・ドーウィンが殺しかかるが一瞬のことの様に返り討ちにする。
アサキムの主催者と繋がっていると取れる言い回しから、ウルベのように裏でコソコソ這いまわる存在としてこれを容赦なく排除。
不死身を称する彼を文字通り粉砕した。
夜にはかつて一度ボコったデモンベインと再び遭遇。蚊を叩きつぶすかのように空に殴りとばす。
このように精神も体力も十分に回復した東方不敗。
そんな東方不敗も最期の戦いを迎えることになる。
「フッ、見事だ…」
二日目の深夜、東方不敗は町を捜索していると殺気を感じ緊急回避。
東方不敗を襲ったのは同じくマーダーである
仙水忍であった。
ビル街の中心を舞台としたその拳の戦いは凄まじいものであり、外れた拳がビルに当たればそのビルは吹き飛び、
衝撃波が外れれば並木は全て吹き飛び、踏みつけが避けられればそこに大きな穴があくほどであった。
その闘いの音はエリア中に響きわたる程であった。そして数多の影響を与えた。
例に
セフィロスはその音のもとへ行こうとすれば
黄金コンビと遭遇し黄金大戦を勃発させてしまう。
闘いは放送の直前まで続き、遂に決着の刻を迎える。
仙水忍の拳が東方不敗の胸を貫いた。
しかし東方不敗の拳もまた、仙水忍の胸を貫いていた。
その闘いは相打ちであった。
人間に絶望して地球を守ろうとした東方不敗。
人間に絶望して魔界に行こうとした仙水忍。
互いに死病を患っていた二人の戦いは文字通り、拳で語り合い、互いを理解しあう結果となった。
相打ちとなり死を待つだけだった東方不敗。
地球のことを愛しつつも、自分が根っからの武闘家(ファイター)であることを痛感してしまったこと自嘲しつつも、仙水と語り合いながら静かに息を引き取った。
地球再生こそなしえなかったが、力と感情を全てぶつけあい出し切った東方不敗の死に顔は悔いのない満足した表情であった。
東方不敗はとことんマーダーしていたことに定評があり、トップマーダーであった仙水との相打ちは一時厨二ロワスレを騒然とさせた。
ちなみにデモベに二度も勝ってしまったのは『東方不敗』という名と東風谷早苗の出典せいらしいが真意は定かではない。
最終更新:2013年11月29日 19:19