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愛しの彼にはライバルが多い~暗黒ヴァニラ編~

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shinatuki

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このヴァニラ アイスは少し黒いです

愛しの彼にはライバルが多い~暗黒ヴァニラ編~

「DIO様………」
ヴァニラは自室でハート型のアクセサリーを見つめながらDIOの事を思い浮かべていた。
このアクセサリーは数ヶ月DIOと一緒に買い物へ行き買ってくれた物であり、それをヴァニラは後生大事に身に付けていた。
この時、ヴァニラは単なるDIOの護衛で行っただけなのだが本人にとっては二人っきりのデートだと思い込んでいた。
「あの頃は本当に楽しかった……だが今の現状はなんだ?」
幻想郷へ来てからDIO様は私の事を全く構ってくれなくなった。
健気に尽くしていてもDIO様は一向に振り向いてくれない。
少しでもフラグ立てようとブルマ履いて生足見せつけても
DIO様は中国の無駄乳ばかり見て私の事なんて見向きもしない。
何がいけないッ!?やはり私が女じゃないから?
これだけ配下にスタンド使いがいるのに性転換の能力持ちはいない
壊れるほど愛しても1/3も伝わらないッ!
純情(?)な感情は空回りI Iove youさえ言えないでいる My heart!!
「ハッ!?いかん落ち着け……奇数を数えるんだ………」
これはきっと昨晩にフランの奴が「今日はお兄ちゃんと遊ぶの~」と言いながら
DIO様の腕にしがみついたのを見たのが原因だ。
それによく考えるとあの姉妹が一方的に絡んでくるだけでDIO様は本当は迷惑しているに違いない。
きっとそうだ よしDIO様はあの女達をどう思っているのか聞いてこよう。
ヴァニラはそんな一方通行な想いを胸に秘めDIOの部屋へと向かう。
「私がスカーレット姉妹をどう思っているかだと?」
ヴァニラにそんな質問をされたDIOは血の入ったワインを置き考えだす。
(さあDIO様 あの女は嫌いだと 迷惑していると言ってください)
DIO様の言葉を聞けば私は安心出来る。こんな胸の張り裂けるような思いはしなくてすむ。
ヴァニラは願った。だがDIOが語り出した言葉は願いとは真逆の物だった。
「私は彼女達をとても気に入っているぞ」
「な……正気ですかDIO様!?一体あの女達の何処を気に入って……」
「そうだな……強いて上げるなら肉体と言った所だな…」
「―――――――ッ!!?」
(そ……そんなDIO様がペドに目覚めるなんて……)
その時、ヴァニラの心の何処かがガラスが割れるように砕け瞳は色を失い目が死んだ状態に変わる。
スカーレット姉妹……石仮面を使い吸血鬼化した私とは違い生まれつきの純粋な吸血鬼。
彼女達は私より日光耐性が高く肉体を蝙蝠や霧に変える能力を持っている。
吸血鬼としての能力なら私より数段上だろう。
彼女達の存在が私の能力を更に強化出来る鍵になるかもしれん。
「あと咲夜やパチュリーもだな」
「あいつらもですか!?」
「ああ、彼女達はとても私を楽しませてくれる」
十六夜咲夜……私と同じ能力を持つ女、とても興味深い。
パチュリー ノーレッジ……魔法と呼ばれる私のいた世界では存在しない技法を使う魔女。
魔法を自在に利用出来れば私の世界征服はより確実の物となるだろう。
それに幻想郷にはまだまだ私の知らない強力な生物や能力者達が多数存在していると言う。
「素晴らしい世界ではないか」
そいつらが私をより高みへと押し上げるか。
それとも我が敵として立ち塞がるか。
フフフ……どちらにしても面白い。
私はまだ現状の力に満足していない。この世界で更なる力を手に入れてみせよう。
どんな手段を使ってもだ。
かつて私がジョースター家を利用したようにな。
「アイスよ……君は彼女達の事をあまり快く思っていないようだが仲良くしてやってほしい」
「はい………分かりました……DIO様………」
どうも最近のアイスの様子が変な様だ何も起こらなければよいが…

「…………」
DIO様がこんな発言をなされるとは思ってもいなかった。
あの姉妹だけでなくPADやもやしまでとは。
DIO様がそんな発言をする筈が無い、それなのに……。
あいつらさえいなければ………いなければ?
そうか…いなくなればいいのか!
「ククク……ハハハハ!アーハハハハッ!!」
そうだよ 何故そんな簡単な事も気づかない?
邪魔なら消してしまえばいいじゃないか。
私のスタンドで暗黒空間でバラ撒けばよいのだ。
あいつらがいなければDIO様も目が覚め私に振り向いてくれるだろう。
待っていてくださいDIO様を惑わす悪女達は私が退治してみせましょう。
目指すは紅魔館!我が恋路の邪魔をする奴は暗黒空間に呑まれて地獄行きだ!
ヴァニラはスタンドモードになり紅魔館へと突き進むのだった。
その頃、紅魔館への門を守護する番人である紅 美鈴は門の前で立ったまま眠りこけていた。
「美鈴や…おきなさい!美鈴や…」
「!」
美鈴が目を開けるとそこにはタキシードを着た小太りのオッサンが目の前にいた。
「………あんた……誰?」
「私は『ロードローラー』の精です」
明らかに怪しい不審者過ぎる。
美鈴は警戒し撃退するべく構えをとった。
「ああッ待ってください!今日はガンバル君にこのワタクシ応援をしにまいりました
さあこの精霊様になんでも言ってみなさい」
「それじゃ精霊様 一個だけ聞きたい事があります!
私、誰にも名前で読んでくれず酷い有り様です
この先もずっと不幸にまみれる人生なのでしょうか………」
「………………まーね」
「うわあああああああん!!」
「まッまちなさい美鈴ッ今のナシッ!ウソ!ノーカン!ノーカン!
そんな事より美鈴よくお聞きねている場合じゃないのよ
今、君たちにはゴイスーなデンジャーが迫っているのだよ」
「え!?」
「さ はやく起きなさい咲夜さんも待っていますよ」
「はあ」
その時 ガオンッ!と大きな音が響き美鈴は目が覚め辺りを見回す。
すると門の真ん中部分がコルク栓を抜いたような綺麗な穴が空いていた。
「な……なんじゃこりゃーッ!!?」

同時刻、ヴァニラは紅魔館奥深くへと既に侵攻しており館の主であるレミリアを捜索していた。
「易々と侵入出来たな 無駄乳女は相変わらず間抜けだ……ん?」
ヴァニラの周りに突然ナイフが出現し一斉に襲いかかる。
「フンッ……そんなバニッシュのパクリ技が私に通じると思ったか!」
ヴァニラはナイフを回避し地面に着地し前を見るとジョジョ立ちしたメイドが立っている。
「やはり貴様か!十六夜咲夜……DIO様の二番煎じが……エセヴィルヘルミナが!!」
「ヴァニラ アイス……何の様か知りませんが館に穴を開けながら侵入するのは感心しませんね」
ドドドドドドドドドッ!!(ダンデム音)
ヴァニラがスタンドと同時に咲夜に攻撃を仕掛け
咲夜はナイフを一斉に投合し迎撃する。
「このド畜生がァ――――――ッ!!」
「なんて殺気……!本気で戦う必要が有りそうね………」
両者の衝突により辺りに凄まじい衝撃音が響き渡った。
戦闘による地響きが続いている中、レミリアとパチュリーは優雅に紅茶タイムを取っていた。
「……騒がしいわね」
「侵入者退治にだいぶ苦戦しているようね咲夜は」
騒音は静まる処か徐々に大きくなり始め轟音と共にレミリア達のいる部屋の壁がぶち破られ
そこからボロボロに傷付いた咲夜が吹き飛ばされた。
「咲夜!?」
「申し訳ありませんお嬢様、直ぐに片付けますので」
「見付けたぞレミリア・スカーレットォーッ!」
破壊された壁の中からナイフが身体中に突き刺さり血を流したヴァニラが現れレミリアを睨み拳を降り下ろす。
殺気を読んだレミリアはパチュリーを抱えその場から離れると同時にヴァニラの豪腕がテーブルを粉砕する。
「ねえヴァニラ、私が貴方に何か恨まれる様な事をしたかしら?」
「とぼけても無駄だ」
考えなくてもわかる あいつがDIO様をたぶらかし私から奪おうとしたのだ。
「レミリア・スカーレット!お前はこのヴァニラ・アイスが冥土へ送ってやる!
心配いらない瞬殺ゥ!泥棒猫は未来永劫暗黒空間にさまよってろ!」
「なんなんだアンタ」
レミリアも思わず突っ込まざるを得ない位ヴァニラはイカれていた。
「レミィ……ゴホッゴホッ!」
テーブルが破壊された時に埃が舞ったのか喘息持ちのパチュリーは咳き込む。
「咲夜、あいつは私が引き受けるからパチェをお願い」
「はいお嬢様」
咲夜がパチュリーを連れ離れると同時にレミリアは指先から紅い霧を出し辺りを包み込む。
「目眩ましか?だが姿は隠せても貴様の気配で居場所は読めるぞ」
「姿は隠せても?私は逃げも隠れもしないわ」
余裕の笑みを見せながらレミリアが仕掛けた。
短いリーチを補って余りある速さを生かしたヒット&ウェイ戦術でヴァニラを翻弄するが
ヴァニラも不可視によるスタンドを生かしダンデムを使いレミリアを圧倒する。
レミリアの体制が崩れたのを見計らいヴァニラはスタンドの中に入りレミリアをバラまくべく体当たりで突っ込む。
ガオンッ!
「殺ったk!?」
「甘いわねヴァニラ・アイス」
ヴァニラが顔を出した瞬間グングニルが顔面を突き刺した。
「ぎ……ぎざま………」
「馬鹿ね紅い霧の中では貴方の行動はバレバレよ」
「だが……この程度の傷など愛の力の前では擦り傷同然ッ!」
「フフッなかなか楽しませてくれるじゃない」
ヴァニラが再び特攻しレミリアもグングニルを構え突き進む。
だが二人の間にワープしかの如く突然に男が現れた。その男の名は
「DIO様ッ!?」
「DIO?」
DIOは天地魔闘の構えをとった。
天地魔闘の構え
それは某大魔王や冥王が得意とする複数の攻撃を同時に捌きカウンターも可能な構えである。
まず左手の手刀でレミリアのグングニルを捌き
右手でヴァニラの顔を鷲掴みにし進撃を止めた。
「悪い予感がして来てみたがアイスよ……お前はどうしたのだ……?」
その声を聞いた瞬間、ヴァニラの背筋が凍り、まるで蛇に睨まれた蛙のように動けなくなった。
「私は彼女達と仲良くするよう言ったが殺し合えとは言っていない君は私の力になる為にスタンド使いにしたが
こんなくだらない事に使ったら能力与えたを意味が無いじゃないか……私の言っている事、そんなに間違っているか?」
「で……ですが私はDIO様に近づく悪い虫を排除する為に……」
「少し……頭冷やそうか」
「DIOさまああああああッ!!」
DIOの体からザ・ワールドが出現するとヴァニラを思いっきりぶん殴り空高く吹き飛ばされた。
「すまないなレミリアよ私の部下が迷惑をかけた」
「別に良いわよ ただし館の修理費はしっかり払ってもらうけど」
「……そうか それよりレミリアよ。何か新しいゲームを欲しがっていたよな?」
「ええ、そう言えばそんな事を言ったわね」
「ならばコレを与えよう『ゆめにっき』と言うゲームだ
 これは主人公の少女が夢の中で様々な世界に行き冒険をするファンタジーなゲームだ」
「なかなか面白そうじゃない感謝するわ」
「フフ、二人の中ではないか では私は失礼するよレミリア」
「じゃあねDIO」
こうしてDIOはヴァニラを回収し帰っていった。
美鈴は門番をサボっていたのが咲夜にばれ食事抜きの罰を受ける事になる。

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