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パルスィのバレンタイン 後編

最終更新:

shinatuki

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だれでも歓迎! 編集
三行でわかる前回のあらすじ
帰ってきたパルスィ
オラバレンタインさ潰すだ
破壊とカオスな幻想郷

「そんなわけでバレンタインの本場イタリアにやってきたわ!
 前もここで酷い目にあったけど今回は問題ナッシングなはず!
 ああ、やっぱり外の嫉妬はおいしいわぁ!」
外界の濃厚な嫉妬をたっぷりと浴び、生き生きとするパルスィ
「うう…あ…はあ…」
対象的に、厄を溜めすぎた雛はぐったりとしている
「さて、今回も現地の協力者を探さないと。厄神、この辺りで最も強い厄を探しなさい!」
「北西…200m…大きな厄が…」
雛は息も絶えだえに、感知した厄の場所をパルスィに伝えた
「よし、行くわよ!」
「鎖引っ張っちゃらめえぇぇ!」

パルスィ達が見つけたのは、外見からしてかなり厄い男だった
「ひょっとしてこいつ?嫉妬は感じられないけど、ヤバそうな雰囲気の人間ね」
呟くパルスィ。すると、こちらに気がついた男が話しかけてきた
「君はひょっとして水橋パルパルか?
 私はチョコラータ。君のことはボスから聞いている」

ディアボロは前回DIO様にやられた後、さすがに命に関わると思ったのか、チョコラータを呼びつけて治療させていたのだ
もちろん素性を知られないように真犯人御用達の全身黒タイツを身につけ、ヴィネガー・ドッピオと偽名を名乗っていた
だがチョコラータにしてみれば、そこまで正体を隠そうとする人物は組織のボスくらいしか思い当たらないので、結局バレバレだった
『チョコラータよ』
『何だいボ…ドッピオ』
『手術しながらでいいから聞いてくれ。私がこの怪我を負ったのは、とある悪事の片棒を担いだからなのだ
 お前には興味のないことかもしれんが、我々の悲願であるクリスマス撲滅…それが後一歩という所に邪魔が入ったのだ
 計画の首謀者の水橋パルパルとかいう女…彼女は次のイベントの時も姿を現すだろう
 もしお前が彼女に会うことがあれば、私の代わりに力を貸してやってほしい。ローマの一つや二つ、好きにして構わん
 あと一緒にいるであろうゴスロリ少女は俺の嫁…って麻酔が切れてきたぞ!痛い!痛い!ぐわぁぁぁあぁぁあ!』
『セッコ、しっかりと撮れてるだろーなッ!』
『ふおっ、うお!?うおっ!!』
『良ぉおーしッ!よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし』
『おのれぇぇ!今月も暗殺チームの給料カットだーッ!』
ということがあったが、その後カビで傷口を塞いでおいたので、春には完治して無事にジョジョ5部に出られるだろう

「ボス?あのピンク髪のオッサンのことかしら
 それなら話は早いわ、私はパルパルじゃなくて水橋パルスィ。バレンタインを潰すために協力してもらうわ」
「ふん、私はバレンタインへの嫉妬などに興味はない。が、浮かれた人々の苦しみ悶える姿は是非見たいから力を貸そう」
割とあっさり協力を決めたチョコラータ
「決まりね。ところであなたの能力は?」
「カビだ。生物に条件付きでカビを生やすことができる」
「カビね、うーん…」
能力の活用法を必死に考えるパルスィ
「よし、閃いたわ!
 まず嫉妬力でカビの発動条件を、カップルがチョコレートを交換した時に変更する
 そしてここら一帯のチョコレートにカビを混入して明日を待てば…」
「イタリア中は大混乱というわけだな。さらにカビは死体を介して世界中に広がっていく…
 これはセッコに撮影させなくてはな」
本来バレンタインにチョコレートを贈るのは日本ぐらいのものだが、せっかくチョコラータがいるので気にしないことにしよう
そんなこんなで二人は、ローマ中の店でチョコレートに次々とカビを混入していった
その光景を目撃されていたとも知らずに…


そしてバレンタイン当日、二人はカップルがよく訪れると評判の公園の植え込みに身を隠していた
ちなみにセッコは、他の場所に設置された複数のカメラを、別の場所で同時に遠隔操作している
知能の低いセッコにこんな器用なことができるのも、チョコラータの角砂糖調教の賜である
と、二人の目の前に男が現れた
「向こうから男が来たわ!」
「反対方向からもう一人、別の男もきたぞ」
二人の男は互いを発見すると、歩みよっていった
「スクアーロ、わたしのチョコを受け取ってください」
「ありがとうティッツァーノ、オレのも貰ってくれ」
どうやらこの二人もカップルのようだ
「おのれ…野郎同士とはいえ妬ましいわ!早くカビないかしら」
「落ち着け、発動は交換の直後だろう
 それにしてもあいつらどこかで見たような…」
「あ!交換したわ!」
そして、ついに二人はチョコレートを交換した!
だが、カビる気配は全くない
「なんで何も起きないのよ!」
とぉるるるるる
「おいセッコ、そっちはどうなって…何?誰も死んでないだと!?」
カビが不発なことに動揺するパルスィとチョコラータ
と、彼らの背後に二人の男が現れた
「当然だ。あんたのカビは俺達が無力化したからな」
「誰だッ!」
驚いて振り返るパルスィとチョコラータ
そこには髪型をリーゼントにした日本人の少年と、イタリア人の成人男性がいた
「たまたま立ち寄った洋菓子屋で、あんたらがスタンドを出してコソコソしてるのが気になってな
 チョコレートを殴ってみたらカビが出てきたってわけさ
 全く…暇つぶしにトニオさんの料理修行についてきた先でもスタンド使いに会うとは思わなかったぜ」
「仗助がなおし漏らシタ時のタメニ、ワタシのパール・ジャムも撒いておきマシタ
 食べ物にあんなモノを混ぜるナンテ、タダじゃあおきマセンッ!」
激昂している男達を見て、パルスィ達も立ち上がった
「やっぱり邪魔が入ったか…仕方ない、やるわよチョコラータ!嫉妬よ、我らに力を!」
「私の楽しみを邪魔するとは許せんッ!グリーン・ディ!」
臨戦態勢に入るパルスィとチョコラータ
仗助達も、相手の攻撃に備えて身構えた
「あのスタンド使いの男はオレに任せてくれ!トニオさんはあの女の子を!」
「わかりマシタ!」
トニオはパルスィに向かって走りだした
「何をゴチャゴチャと!パワーAのグリーン・ディのパンチを受けるがいい!」
「させるか!クレイジー・ダイヤモンド!」
先制攻撃を仕掛けるチョコラータ
一方、仗助もスタンドを出してそれを迎え撃とうとする
本来のパワーはクレイジー・ダイヤモンドのほうがグリーン・ディより上だ
だが、今のグリーン・ディは嫉妬力で大幅に強化されているため、仗助が正面から迎え撃つのは不利である
「ドラァッ!」
しかし、仗助はグリーン・ディの攻撃に合わせ、クレイジー・ダイヤモンドの拳を繰り出した!
二つの拳がぶつかり合った瞬間、辺りに衝撃波が広がる!
「ふん、パワー自慢のスタンドのようだが、今のグリーン・ディには…何ィ!?」
なんと、グリーン・ディの拳にヒビが入っていた!
「テメーのスタンド…何らかの要因でパワーアップしているようだが、クレイジー・ダイヤモンドで殴って元のパワーに『直した』」
そう、クレイジー・ダイヤモンドの能力で、グリーン・ディはパワーアップ前の状態に戻ってしまったのだ
「なんてチートな能力…」
「テメーもだろうが!
 ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララ!」
「ヤッダーバァァァァァァ!」
スタンドでガードしたが、それでも遠くに吹き飛ばされたチョコラータ
まあチョコラータなら、死んでさえいなければ怪我の治療は自分でできるだろう
「っと、こっちは終わったけどトニオさんのほうは…」
2ボスとはいえ、パルスィは妖怪である
さらに嫉妬力でパワーアップしているため、戦闘向きのスタンド使いでないトニオさんは歯が立たないだろう
しかし…
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「思い知りマシタか!食べ物の恨みハ恐ろシイのデス!」
決着はすでについていた
さすがのパルスィも、ブチ切れたトニオさんにはかなわなかったようだ
「さあ、ツイテきなサイ!ワタシの料理でアナタの歪んだココロを矯正シマスッ!」
「ひぃえぇぇぇ…」
「本当におっかねえな…」
パルスィはトニオさんに引きずられていった

この後、パルスィはトニオさんの料理できれいなパルスィになったそうな
しかし、幻想郷に戻ったパルスィを待っていたのは、みんなの壮絶な仕返しでした
やっと真妖怪になりそうになったけれど、パルスィはまたしてもフルボッコされてしまったのです
人の性格がそんなに簡単に変えられ成長できるなら、誰も苦労はしません
パルスィは前以上に暗ーい性格のまま地底に引き込もったのでした…!
でもくじけちゃだめだよ、パルスィ!人生とはそういうものだから!
「えーと、私は?」
そして雛は外界に置き去りにされ、拐われたことさえ気づかず今回のお話は終わったのです
チャンチャン

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