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  • 真贋バトルロワイヤル
  • 冥黒色の舞台裏にて

真贋バトルロワイヤル

冥黒色の舞台裏にて

最終更新:2025年07月13日 10:09

sinjitsurowa

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だれでも歓迎! 編集
「アッハッハッハ!!!マジか!マジか!!
 可奈美ちゃん死んでるじゃん!これは刀使の皆泣いちゃうなぁ~!!」
 青白い蛍光灯が照らす無機質な部屋で、古波蔵エレンの顔をした少女は壁にもたれ掛かりケラケラと腹を抱えて笑い転げていた。
 放送で告げられた死者、特に衛藤可奈美に対して向けられたそれは、部屋中に響く大声とは裏腹に何の感情も籠っていない。
 コメディ番組を見ている時のような、面白いから笑っているだけの無邪気で残酷な哄笑だ。

 からからと笑いながらエケラレンキスは五道化専用の黒いホットラインを取り出し名簿を開く。
 参加者が持つ名簿どころかエンヴィーが持つ簡易名簿よりなお詳細な名簿には、顔写真と令呪の残数まで記録されている。
 衛藤可奈美の名簿を開くと、学生証に乗っていそうな愛らしい写真の上に赤くおどろおどろしい文字で『GAMEOVER』と記されている。

 衛藤可奈美の死を前に、益子薫は恩讐と激情に突き動かされた。
 この場に居たのが古波蔵エレンだったならばきっと同じ衝動に駆られただろう。
 古波蔵エレンではない少女――魔獣装甲のエケラレンキスにとって、その死に何の感情もない。
 管理すべき参加者の数にマイナス1。エケラレンキスにとってその死の価値はただの数字だ。

 「まあ、一応覚えておくかぁ。
 これは姫和ちゃんや薫ちゃんと会うのが楽しみデス!なんつって!」
 声だけは喜劇的に。しかしその眼は枯れた雑草を前にしたように空虚なまま、少女の指は次の情報へと移っていく。
 戦いの果てに死んだ者。
 誇りを守り果てた者。
 答えを見失ったまま朽ちた者。
 誰にどんなドラマがあったのかエケラレンキスには分からない。
 40を超える死者のうち、彼女が知る様はアビドス周辺で果てた数名に留まる。

 宇蟲王ギラに特攻をかけ多くの参加者を逃がしたディアッカ・エルスマン。
 致命傷ながら黒見セリカにその力を受け継がせた柊うてな。
 グリオンの奇襲を受けてなお他の参加者をその魔手から遠ざけたシノン。
 その死にざまを知る名を前に、か細い指がわずかに止まる。
 その指を止めたのは敬意なのか、はたまたある種の感嘆なのか。エケラレンキスには分からない。

「でもこいつら死んじゃったんだよねぇ。じゃあ意味ないなぁ!負け犬じゃん!」
 胸にこみあげる何かを振り払うように、勢いよくホットラインを動かした。
 エケラレンキスに分かることは、そいつらは既に脱落したこと。
 そして負け犬には、何の価値もないということだ。

 ◇

 殺し合いのゲームエリアでは、通信設備が生きている。
 イザーク・ジュールたちが確認したこの事実は、ただ参加者に都合がいいだけの設定ではない。
 エケラレンキスの手元で黒いホットラインが音を立てて振動し、ポチポチと操作したのち耳に当てた。

「よおレンキス。」
 デバイスの通話機能の先で、男の気だるげの声が聞こえた。
 凶星病理のコルファウスメット。そう名付けられた五道化のものだった。

「おっ、コルコルじゃ~ん。元気?」
「元気なわけねえだろ。
 ルルーシュの野郎のせいで退屈で仕方ない。
 アイツ『機士の聖域』に入り込まねえからな。とっくに存在には気づいているだろうにビビり皇帝め。」
 子供っぽくイラついた声だ。この6時間が余程暇だったことは聞くまでもない。

「それで、何か要件があるからわざわざ連絡してきたんじゃないの?」
「ああ。ルルーシュについて少しな。
 奴が本格的にトップランク退治に動き出した。
 現状の狙いはノワルとジュナオだが、おそらく俺たち『五道化』も奴の討伐対象だろうし一応共有しとくべきだと思ってな。」
「マジで?その上であのバカみたいな放送してんのアイツ?」
 情報から伝わる真剣みに、エケラレンキスの口角がわずかに下がる。
 対都市級の怪物の存在を前にしても『皇帝』としてのスタンスを崩さず、参加者に喧嘩を売るような真似をしているということになる。

「まあ仮にもルルーシュ・ランペルージだし、自分よりも強い奴がいることくらい気づくか。
 未だにテレビ局から動いてないから、ただの雑魚寄せパンダで終わると思っていたけど。
 ……というかどうやって知ったの?遠征でもしてた?」
「ノワルとジュナオに接触した参加者がアイツの庇護下に来た。ドラえもんと松坂さとう。
 卜部って奴の差し金らしい。その当人はジュナオだかノワルだかに殺されたっぽいがな。
 ついでにコーカサスカブト城が吹っ飛んだとは聞いたが、まあ当事者が当事者だからなァ。」
「ノワルとジュナオ両方と接触して城の1つで済んだなら儲けものでしょ。」
 エケラレンキスの言葉に、コルファウスメットも端末越しに頷いた。
 これでも羂索やヒースクリフの手で弱体化されているという点にはあえて互いに触れなかった。

「話を戻すけど、ルルーシュ側で実力差に関する油断や認識のズレはほぼ無いと見たほうがいいのかな?
 ルルーシュは馬鹿だけど無能じゃない。部下が関わってる情報を妄言だと切り捨てたりはしないでしょアイツ。」
 ・・・・・・・・・・
「ルルーシュに関してはその認識でいいはずだ。
 現にエターナル相手に戦力フル投入して勝っている。早々にダインスレイヴまで切るのは正直意外だった。思い切りがいいのは嫌いじゃない。」
 含みのある言葉にエケラレンキスは「ん?」と首をかしげた。
 風都を震撼させた青い炎を正面から打ち破ったことだとか、支給品されていないはずのダインスレイヴがルルーシュの手元にあること――これは間違いなくクルーゼ様の仕業だろう――だとか。
 聞きたい情報は他にもあったが。優先すべき点は他にあるとエケラレンキスは訝しげに尋ねた。

「綾小路清隆は違うって事?」
 綾小路清隆。ホワイトルームの最高傑作である言葉通りの『天才』。
 現在のルルーシュの腹心にして、こと頭脳戦においてはルルーシュと並ぶ盤上最強の参加者だ。
 その名前を前に、端末越しの声は困ったようにため息をついた。

「違うってことはない。綾小路清隆も状況を誤認したり与えられた情報を頭から否定するような参加者じゃねえだろ?
 だがそうだな……ルルーシュと綾小路では見えているものが少し違うんだわ。」
 言葉を吟味するよう数秒呻り、男は続ける。

「ルルーシュはノワルやジュナオの脅威を認識したうえで、勝つ気概や勝つための策はあっても『必ず勝てる』という楽観はない。
 むしろああいう個人で滅茶苦茶やる連中は、ルルーシュにとっちゃ天敵も同然だろ。
 だからこそ自分が劣勢であることを自覚したうえで盤面を覆そうと動いている。今だってノワルを倒す気満々だしな。」
「ちゃぶ台返しからの逆転勝利は綾小路清隆も得意でしょうよ。」
 ・・・・・・・・・・・・・・・
「自分が劣勢だと自覚していればな。」

 かたや国やギアスユーザー、かたや学園のシステムや数多の天才たち。彼らは何度も戦いを繰り返し勝利を収めてきてる。
 だがその勝利は綿密な戦略や計画の上になされている。想定外の事態に崩される可能性を秘めている。
 事実ルルーシュ・ランペルージは枢木スザクというイレギュラーに何度も状況をひっくり返されているのだ。
 コルファウスメットから見れば、綾小路清隆の現状は枢木スザクどこどれないほど不安定だ。
 ――前提となる情報が食い違っていれば、いかな計略も意味をなさない。

「俺の主観になるが、綾小路清隆はルルーシュを過大評価……というより、ルルーシュ以外の参加者を過小評価している。
 はっきり言うと、綾小路はルルーシュの勝利を疑っていない。ルルーシュにはない『必ず勝てる』という楽観に近い意識が間違いなくある。」
「そんなにバカかなぁ?仮にもホワイトルームなんて蠱毒育ちでしょ?」
「あいつは松坂さとうにルルーシュと協力する理由を尋ねられ、こう答えたんだよ。
『オレはあの方が一番の勝ち馬だと思ったからだ。』ってな。ちなみにこれ言ってから一時間も経ってねえぞ。」
「……はぁ?」
 テレビ局内部の会話はコルファウスメットには筒抜けである。
 数秒の沈黙ののち、端末から女の甲高い笑い声が響きわたった。

「アッハッハッハ!!マジ???
 松坂さとうからの情報ってことはコーカサスカブト城をぶっ壊された後だよね?危機感無いのアイツ?」
「実際無いんだろう。綾小路清隆はルルーシュ以上に負け知らずの天才だ。何より異能や暴力に対する知識がない。
 だから001なんてポンコツライダーで満足するし、ルルーシュのギアスを見ただけで常識が塗り変わっちまう。
       ・・・・・・・
 エターナルを倒せてしまったのも良くねえな。ルルーシュもエターナルもノワルもジュナオもあいつにとっちゃ規格外のバケモンって意味じゃ違いがねえ。
 自分の力でバケモンを……ルルーシュ流に言えば『特記戦力』か。それを倒せると身をもって理解しちまった。」 
「流石にエターナルとジュナオを同列に数えるほどどんぶり勘定じゃないでしょ。」
「だとしてもだ。
 魔法も変身アイテムも起動兵器もない世界の人間が、バケモンの詳細なスペックをどれだけ正確に認識できる?
 強い奴を『どう強いか』なんて分かるためには、その分野に対する理解があってこそだろ?
 天才だろうと知らねえもんは理解できない。」

 それはチェスの試合を見て騎手の強さを理解することに等しい。
 一流の騎手たるルルーシュや綾小路ならともかく、チェスのルールさえ知らない者には騎手が駒を動かす根拠や戦略など分からない。途中経過を見てもどちらが優勢さえ分からないことだってざらだ。
 綾小路清隆にとっては、そのチェスは異能や起動兵器の類だといえた。

 綾小路清隆は、放送前のチェスゲームでルルーシュに敗れている。
 勝負の前に交わした条件を『勝利すれば』ではなく『負けないこと』に設定したルルーシュを前に、実力を過小評価したことが原因だった。
 その条件のように、エターナルに対する勝利が『無知』により曇った綾小路の目をさらに曇らせている。
 綾小路清隆に尋ねればきっと否定するだろうが。少なくとも彼の頭脳が精彩を欠いていることは明らかだ。
 もし普段通りの彼ならば、短慮に成見亜里紗を殺しルルーシュの頭を悩ませたりはしなかっただろう。

「まあ俺としては、甘ちゃん皇帝が男を見せてくれ始めてるってのにホワイトルームの傑作がそんな体たらくじゃつまんねえわけですよ。」
 男の声があっけらかんとした笑い交じりの言葉に変わる。
 先ほどまで1人の人間として綾小路清隆に向けていた眼は、『冥黒の五道化』として盤上の駒を見るものに変わっていた。

「過度な干渉は羂索様に怒られるよ。
 ……ってコルコルには釈迦に説法か。羂索様派だもんね。」
「んなこと言われるまでもねえ。羂索様が望むのは『混沌』だ。
 そこに俺ら五道化の意思が介在しちゃ、八百長もいいところだろ?
 だが道化ってのは、他人を楽しませてナンボ。盤面の駒を磨くのも俺たちの仕事でしょ?」
 悪びれもせず、しかし悪意があるわけでもなく。
 冥黒の五道化。殺し合いの調整者(レギュレーター)としての矜持が、個人の参加者への肩入れを許さない。
 ただ、彼らにも意思がある以上介在者(イレギュラー)にはなりうる。羂索がヒースクリフの反対を押しのけてまで用意した高性能な自立意識だ。

「俺はただ俺が持ってた『神のカード』を五道化落ちに渡してやっただけだよ。」
「綾小路関係の五道化落ちって……坂柳有栖ゥ?」
 綾小路清隆の同級生だった言葉通りの天才。その名前にエケラレンキスは怪訝な顔を浮かべた。
 NPCとして冥黒の五道化には劣る存在ではあるが、こと頭脳で言えば正式実装された面々を凌駕するだろう。
 五道化落ちの中でも禪院扇などとは比にならないほどの脅威。

「あんな性悪に三幻神なんて持たせて大丈夫?」
「アイツがどこに居て、誰に出会うかは知らねえよ。
 でもよ、あいつが綾小路清隆と出会えば間違いなく戦いになる。他の高育連中に会っても同じことだ。
 フィジカルがモヤシ以下ってのもいい。勝てない戦いをする奴じゃねえから忍者だの刀使だのに喧嘩売ったりもしないだろうしな。」 
「それで高育の奴らに三幻神が渡れば、誰であっても綾小路清隆を止めに向かうはず。
 確実ではないにしても、綾小路清隆に三幻神という脅威を突き付けることはできる……か。悪くないね。あのカードならルルーシュ相手にも有利が取れるし。
 坂柳有栖に負けたら負けたで雑魚掃除にはなる。どう転んでも得はあるか。」
 滔々と語られるプランに納得がいったと笑う女。端末の先で男も釣られて子供じみた笑いを上げた。

 この場の2人は知らぬことだが、坂柳有栖に渡った『三幻神』のカードは綾小路清隆とは無関係な少女たちの手に渡っている。
 『心を込めた歌で殺し合いを止める』という荒唐無稽に思えるプランを前に、贋作の少女の心を動かした三人の歌姫。
 この展開はコルファウスメットも坂柳有栖自身でさえ予想していなかったが、これもまた羂索の望む『混沌』だろう。
 しばらく笑いあっていた二人だが、ふとコルファウスメットが思い出したように尋ねた。

「そういや三幻神で思い出したけど。お前が持ってる『三幻魔』はどうしたんだ?」
「んー?
『ウリア』と『ラビエル』はまだ持ってるよ。」
 軽い返事と共に、エケラレンキスはポケットから2枚のカードを取り出した。
 赤い竜の描かれたカードと、青い魔人が描かれたカード。
 デュエルアカデミアに封じられている『三幻神』に並ぶ伝説のカードをひらひらと揺らめかせ、笑い声を交えて返した。

「そっちの『オベリスク』と違って純度100%の本物だしねぇ。使いどころは考えないと。」
「うるせえ。『オシリス』と『ラー』は本物だし、『オベリスク』も質そのものには問題ねえんだよ。」
 遊城十代と対戦経験がある三幻神は『オシリスの天空竜』と『ラーの翼神竜』の2枚だけ。
 残る神のカード『オベリスクの巨神兵』は、遊城十代が戦った決闘王のデッキが持つ莫大なエネルギーをNPCや支給品のエルドリッチのような純粋なカードゲームとしての遊戯王カードに注ぎ込んだ再現品だ。
 だからといって質に優劣があるわけでもない。そう気丈に噛みつくコルファウスメットだったが、これ以上突っつかれても面倒だと思い話題を切り替えた。

「んで?『ハモン』はどうしたのさ。」
「駄賃にあげた。泥人形ちゃんにタクシーしてもらったからさぁ。
 今頃グリオンの手元にあるんじゃないかな。」
「グリオンってお前ふざけてんのか?
 綾小路清隆どころじゃなくやべえじゃねえか。
 仮にも世界を一度支配した魔王だぞ。」
 端末から聞こえる素っ頓狂な声に、エケラレンキスはコロコロと笑う。
 してやったり。悪戯が成功した子供のように清々しい笑顔を女は浮かべていた。

「まあ、元の形は保ってないだろうね。
 アイツはルルーシュ・ランペルージよりも、よっぽど何しでかすか分からない。
 でもいいでしょ。こういうのが『混沌』ってやつデスよ!」
 語尾を歪ませ古波蔵エレンの真似事を返す。
 エケラレンキスがこういう喋りをするときはロクでもないことをしでかすときだとコルファウスメットは知っていた。

 遊城 十代が戦った『本物の幻魔』が何を引き起こすのか。
 端末越しに男は肩をすくめ、遥かなる場所にいる上司の1人の心労を思う。
 クルーゼや羂索はともかく、ヒースクリフが胃を痛めていることはもはや想像するまでもなかった。

 【エリアD-7/テレビ局地下 『機士の聖域』/9月2日午前12時】

【凶星病理のコルファウスメット】
状態:健康
■■:???@???
装備:黒いローブ、ガンダム・シュバルゼッテの起動鍵@機動戦士ガンダム水星の魔女
令呪:NPCモンスター扱いの為無し
道具:五道化専用ホットライン@オリジナル ????
基本:この場所(テレビ局地下 『機士の聖域』)を守護する。
01:グラファイトに釘は刺したけど、実際どうなるかな
02:綾小路清隆なぁ。勿体ねえよなぁ。
03:レンキスの奴め、滅茶苦茶しやがるな・・・。
参戦時期:なし
備考
※NPCモンスター扱いの為、令呪無し、名簿に記載無し、支給品無しです。
※データストームの完全耐性を得ておりGUND-ARMのフルスペックを遺憾なく発揮できます。
※歴代ユニバースロボ@スーパー戦隊シリーズの能力を模した劣化複製権能(デッドコピースキル)を持たされています。
ただし宇蟲王ギラ以外を相手に使うと技の持続時間や射程が短くなってしまうようです。

 【エリアC-9/アビドス自治区『????』/9月2日午前12時】

 【魔獣装甲のエケラレンキス】
状態:健康
肉体:古波蔵エレン@刀使ノ巫女
装備:魔獣装甲エケラレンキス
   小烏丸@刀使ノ巫女
   ???の魔戒剣@牙狼<GARO>シリーズ
令呪:NPCモンスター扱いの為無し
道具:神炎皇ウリア@遊戯王GX 幻魔皇ラビエル@遊戯王GX 五道化専用ホットライン@オリジナル ????
基本:冥黒の五道化として行動する。
01:思うままに楽しむ。
02:エルちゃんの連れてった二人もあの辺に居るだろうし遊んであげよっかな
03:さーて、アタシが戻るまでに何人集まるかな?
04:ママっ子先生とお医者さん人形は生きてたら相手をしてあげる。
05:エルちゃんったら、真面目が過ぎるから騙されるんだよ♪
06:特級呪霊に柊の鬼子……あのクラスの参加者はもっとガンガン暴れてほしんだけどなぁ
07:コルコルも色々考えてるんだねぇ。こっちも好きにやるけど
08:これからどうしよっかなぁ。可奈美ちゃんをネタに薫ちゃんを弄るかそれとも・・・
参戦時期:なし
備考
※NPCモンスター扱いの為、令呪無し、名簿に記載無し、支給品無しです。
※刀使としての能力を概ね高い水準で発揮できます。
※肉体が女性ですが両腕に魔戒騎士の遺骨を埋め込まれているので魔戒剣をはじめとした生物的に男性であることが前提条件の武器は使えます。
※魔獣装甲は魔戒の鎧を召喚出来ない彼女の為の固有武装です。
 冴島鋼牙シリーズに登場した魔獣装甲コダマ同様自由に脱着できます。
※帝具@アカメが斬る!の能力を模した劣化複製権能(デッドコピースキル)を持たされています。

【支給品紹介】

五道化専用ホットライン@オリジナル
  • ドゴルドを除く冥黒の五道化が持つ専用のホットライン
エンヴィーの持つ簡易名簿と同じ機能のほか、顔写真と令呪の残数が記録されている。
通話機能も付いている優れもの

三幻魔のカード@遊戯王GX
 魔獣装甲のエケラレンキスが所持
 『三幻神』に並ぶとされる、デュエルアカデミアに封じられていた伝説のカード
 現在のエケラレンキスは『神炎皇ウリア』『幻魔皇ラビエル』を保有している。



 ◆◇◆
 アビドス区画。カイザーコーポレーションの研究施設の一角にグリオンの姿はあった。
 パイプ椅子に腰かけ、更新された名簿の一角をコツコツと叩き男は目を細める。
 荒れた指先の先には彼の知る唯一の脱落者――黒鋼スパナの名があった。

「黒鋼スパナが死んだか。
 また私の傀儡にしてやってもよかったが、あれでも野良犬程度には厄介な錬金術師。脱落するに越したことはない。
 後は……ルルーシュの放送によればあのエターナルなる仮面ライダーは死んだようだ。実力を測るのならばこちらの方が喜ばしいな。」
 そう独り言ち名簿を眺めても、黒鋼スパナとエターナル(変身者の名前は分からないが、もはや興味もない)のほかには特に気になる名前もない。
 ホットラインへの興味を失ったころ、コンコンと扉を叩く音が部屋に響いた。

「アヤネだね。入り給え。」
「失礼いたします。
 例の三人の実験の結果を……ん?」
 一例をして部屋に入るアヤネ。その視線は、グリオンからその背後に立ち上る煙に向けられた。
 煙が立ち上るフラスコの中は、黄金色の砂を溶かしたような粘り気のある液体で満たされている。
 異様な存在感を放つ液体をグリオンが持ち上げると、揺れたフラスコがちゃぷんと音をたてた。

「これが気になるかね?」
「ええ。それは一体……」
「ダークマイトの腕だったものだ。
 調べたところ、奴の体には金属の変化や操作を行う因子のような物が組み込まれていた。
 私の錬金術でその因子を抽出しフラスコに収めたというわけだ。
 突貫だったのでまだ無駄が多いがね。」
 ダークマイトの世界で『個性因子』と呼ばれる、未だ研究中の材質。
 元の世界には存在しない未知の『素材』を前にどこか恍惚ささえ見える笑みをグリオンは浮かべた。

 「人体実験など飽きるほどしてきたはずだがな。このような体組織は見たことがない。異世界人と言うだけでこうも違うか。心が躍るよ。
 フフフ……奴に言わせれば、これもまた『ガッチャ』というのかな。
 この場所に研究設備があったのがよかった。製薬会社か兵器会社かは知らないがね。アヤネの手柄だ。」
「勿体なきお言葉。
 この場所が『カイザーコーポレーション』なる企業の施設だと奥空アヤネの知識にありましたので。
 かの企業はキヴォトスにおいて有数の大企業。研究施設も一級品かと。」
 そこまで言い終えたアヤネであったが、あることに気づき顔を上げる。

「しかしグリオン様。ダークマイトの肉体の分離が可能なら、運営が仕込んだ『バグスターウイルス』も除去できるのでは?」 
「無駄が多いと言っただろう。全く未知の因子やウイルスを容易く切り分けられるほど錬金術は万能ではない。この液体にもバグスターウイルスどころかダークマイトの血肉さえ含まれている。
 しかしそうだね。バグスターウイルスの知識……例えばルルーシュの持つプロトガシャットを調べれば、バグスターウイルスの除去や性質の変化はできるかもしれないね。
 パラケルススがそうであるように。錬金術は医学にも転用できる技術でもある。」 
「では標的はルルーシュにいたしますか?」
 グリオンを蝕むバグスターウイルスの除去はいずれ必要になる事項だろう。
 アヤネの提案に「ふむ……」と顎に手を当てたグリオンだが、テレビ局に居座り敵を作りすぎているルルーシュよりも錬金術で手駒を無数に増やしかねないギギストの方が排除の優先度は高い。
 何より、ギギストの持つ『賢者の石』を取り込めばグリオンの力はさらに増すのだ。

「いや、今はまだいい。無造作に敵を作るあの男をわざわざ手づから戦う理由はない。むしろ奴の放送による情報が無くなる方が損なくらいだ。
 ここからの標的はギギストと『もう1つ』。そのために造った『転入生』たちだが、首尾はどうかな。その報告に来たのだろう?」
 その言葉に、アヤネはここに来た要件を思い出す。
 多数の支給品と回収した骸をベースに生み出された、新たなる冥黒のデスマスクたち。

「はい。三名共に自我、スキルともにオールグリーン。『ラウズカードとの融合係数』も期待以上です。
 回収したNPCとの模擬戦闘もクリア済み。出力で言えばホシノやノノミ以上かと。」
「ふむ、ダークマイトの因子同様私にとっては未知の要素も合わせた錬成だったが上々のようだな。」
 氷竜となったキラ・ヤマトの存在をグリオンは思い出していた。
 コズミック・イラとは無関係の技術によるだろう変貌にギギストの錬金術まで組み合わさった怪物だが、暴力と悲劇に彩られたその姿は『異なる世界の存在を掛け合わせること』の有用性を示している。
 その再現にといくつかのアイテムやスキルに加え、シノンが持っていた『リ・イマジネーションのラウズカード』を素材として利用していたが、どうやら成功らしい。
 くつくつと満足げな笑みを浮かべ、男は一枚のカードを取り出した。

「これで私も、心置きなく自らの進化に着手できるというものだ。」
 グリオンの手にあるカードは、ライドケミートレカでもなければラウズカードでもない。
『降雷皇ハモン』 。
 五道化から手渡された黄金色のデュエルモンスターズカード。『三幻魔』と呼ばれる存在の最後の一枚だ。

(あのカードはただのカードじゃない。
 エケラレンキスが手づから持っていただけはある。ケミーの比にならないほどのエネルギー。)
 稲妻のように迸るエネルギーにアヤネの肌が粟立っている。
 対するグリオンは不易な笑みを崩さない。これから起こる事柄にワクワクしているような無邪気ささえ感じさせた。

 (だがグリオン様にとっては、それさえも素材の1つでしかない。)
 「本来は人々の絶望から錬成する手はずだったが……、ダークマイトの因子に幻魔のカード。
 これほどの素材があれば今の私の宿す賢者の石でも十分己の分身を錬成できる。」

――冥黒に染まれ。

 幾度となく絶望を生み出した言の葉を前に、ハモンのカードが黒い炎のような物に包まれる。
 心なしかカードの中で黄金の幻魔が抵抗しようともがいているように見えたが、グリオンが指を動かすとフラスコの中の黄金色の液体がハモンの全身に纏わりつきその色を染め上げていく。
 最強の幻魔も、偽りの象徴も。ことこの場においてはグリオンの管理するフラスコの中。
 錬金術師の悪意から逃げるすべは無い。

「ふむ、想定していたものとは違うが。これはこれで。」
「これは……」
 冥黒の炎が消え、現れた存在にアヤネは思わず感嘆の声を漏らす。

――『エルドラゴン』

 そう記されたカードを前に、アヤネは無意識のうちに片膝をついていた。
 まるで神の誕生を祝う様に、グリオンの生み出した新たな力を崇めんがために。

◇

 冥黒のデスマスクには欠員が出ている。
 ホシノはデクとの戦いで文字通り惨敗し。ノノミもダークマイトや九堂りんねを巡る攻防で存在ごと霧散した。
 黒見セリカの武器は未だグリオンが所持しており、いわば『冥黒セリカ』と言える存在を生み出すことは可能だが、グリオンは今のところその手を使うつもりはない。
 アビドス生の贋作たるアヤネが無事である以上、アビドス生に絶望を振りまくのは彼女だけで充分だ。
 代わりに生み出す従僕がいるのならば、より多くの参加者の心を苛む存在がいい。

 ディアッカ・エルスマン。シノン。柊うてな。
 回収された3つの骸は、グリオンの望む条件を満たしている。満たしてしまう。

 彼らは全て、グリオンの作り出す冥黒のデスマスクが一員となった。
 ホシノやノノミがそうであるように、グリオンの生み出す人形たちは元の人格を嘲るような破綻を必ず起こしている。
 3人の『転入生』の様子を見るためグリオンとともに赴いたアヤネは、彼らの部屋から聞こえる声にその事実を嫌でも理解した。

「いやだいやだいやだいやだいやだ!!もう見たくない!見たくないって言ってるのに!!」
「私のせいじゃない!みんなやってた!みんな言ってた!だから……」
「なんで!なんでわたしばっかり!あの魔女がわるいのに!なんでよ!」
「知らなかったの!先輩があんなに苦しんでるなんて!知らなかった!!ねえ知らなかったのよ!!ねえ!!」

 悲鳴、嗚咽、懺悔、憎悪、絶望。
 心の中を切り開いたような声が部屋中から響く。
 『転入生』たちの声ではない、性能テストのために連れてきたNPC達の声だった。

「素晴らしい、こういう弱い者が嘆き苛む声が私は大好きでね。
 おそらくうてなだ。彼女にあのソードスキルが適合したようで嬉しいよ。」
 目を背けたくなる悲鳴のする方にグリオンは笑みを浮かべていた。


「あぁ!グリオン様じゃないっすかぁ!どうされたんですかこんな場所まで?
 あっ、部屋うるせえですよね。うてなの奴がいろいろやってるんですけど。ブチ殺して黙らせますか?」
 部屋に入ったアヤネとグリオンに、ディアッカ・エルスマンだった男が清々しい笑顔を向けた。顔と声だけなら非の打ち所がない好青年だろう。
 その右足が地面ではなく、土下座する少女の頭を踏みつけていなければだが。
 少女の頭を踏んでいることではなく、グリオンを前にしても蛮行を止めていないディアッカに対して眉をひそめ、アヤネは尋ねた。

「うてなよりも前にお前は何をしている?
 NPCを虐める指示など出した記憶はないが。」
「それがっすねアヤネ先輩。
 どうもディアッカの記憶の中じゃ『コーディネイター』てのが偉くて、それ以外の『ナチュラル』ってのが屑みたいなんですよ。
 でも俺様が偉いと思えるのなんてグリオン様だけですしね。どれがコーディネイターかんなんてさっぱり分かんねえし。
 あ、アヤネ先輩は例外ですよ。俺様は誇り高きザフト軍人なんで先輩のことはちゃーんと敬います。」
 敬意の一片も感じられない、へらへらとした笑いを浮かべディアッカは続ける。
 その間もディアッカの足元では頭を踏みつけられている少女が「いたい・・・もうやめて・・・」と羽音のように呻いている。
 誰も少女に視線さえ向けない中、ディアッカは雄弁に続けた。

「俺様は思ったんですよ。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 じゃあ俺が偉いと思わない奴は全部ナチュラルのクズどもってことにすればいいって。
 そう考えるとそいつらが俺様と同じように二本足で歩いてこっちを見てるのが無性にムカつきまして。
 試しに四つん這いにさせたり殴って見たりして自分がスッキリするポジションを探してて、いまこんな感じっす。」
「その理屈だと、グリオン様とどうもお目こぼしを受けたらしい私以外全員ナチュラルにならないか?」
「まあ、はい。そういうことっすね。
 でもディアッカの記憶でもナチュラルは俺たちと対等じゃないんですし、どうせ全員絶望させるなら同じでしょ?」

 この場にコーディネイターとナチュラルの確執の狭間で苦悩した本物のディアッカがいれば、なんとしてもこの男の口をふさいだことだろう。
 喋っているのが当のディアッカ・エルスマンというのは、キラ・ヤマトの話からコズミック・イラの差別や戦乱を知るアヤネには悪趣味な冗句のようだ。
 ため息をつくアヤネとからからと笑うディアッカだが、割って入るような笑いが響いた。

「そーそ、絶望するなら全員同じだってあーしもずっと言ってるし。」
 ディアッカよりもさらに砕けたシノンの声。その姿は右腕をライフルに変換した水色の怪人――トリガー・ドーパントと化している。
 その銃口がディアッカの足元、さっきまでディアッカに足蹴にされていたNPCに向いていた。

「ぇ……」
 シノンに注意を向いたことでディアッカの足は止まっていた。
 今なら逃げられる。ここから逃げればたすかる。もう痛いことをされない。
 絶え間なく続いた苦痛から抜け出せる一筋の希望に輝いていたはずの少女の目にトリガー・ドーパントの銃口が映る。

「残念でしたァ。」
「なんで……なんでよぉ……!」
 逃れられない『死』に顔を歪めたまま、悲鳴を上げる間もなく少女の脳天に孔が空いた。
 トロトロと赤い液体が額の穴から垂れ、潰れた無視のように哀れな最期をシノンはけたけたと笑う。
 面白くないのはディアッカだ。さっきまで玩具にしていた死体をを舌打ちと共に蹴り飛ばす様に、好青年の面影は残っていなかった。

「テメエシノン何しやがる!」
「いいじゃんいいじゃん。『死』を前に歪んだツラ!最高じゃん!
 コーディネイターもナチュラルも、最後はブッサイクな死体でしょ。んなもん気にする神経が分かんねえわ。」
「あの……ディアッカもシノンもアヤネ先輩もうるさいので黙っててくれませんか?
 彼女たちの声が聞こえないじゃないですか。はっきり言って耳障りです。」

 顔を付き合わせ殺意を向きだす2匹の骸に、これまた部屋の片隅からもう一匹の骸が鬱陶し気に投げかける。
 グリオンを含めた全員が一斉にその方向を向いた先では、巨大な茨に縛り上げられているNPCの少女たちが虚ろな目で叫び続けていた。
 その様はノワルが持つポケット闇檻の中のNPCやアスナの惨状と大差ない。
 少女たちのその中心に柊うてなの姿はあり、部屋の外まで響く悲鳴をレコードを聴くかのように楽しんでいたらしい。
 悪趣味極まる態度にディアッカとシノンどころかアヤネさえも言葉を失っていた。

「その茨は君に混ぜた『プラントアンデッド』のものか。
 彼女たちの心を蝕んでいるのも、君に与えたスキルだね。」
「は……はい。グリオン様より賜ったソードスキルを試しているんです。
 NPCでも記憶やトラウマってあるみたいで、みーんなわんわん泣いているんです。素晴らしいでしょう?」
「ふむ……劇作家の宝具(ノウブル・ファンタズム)などどの程度のものかと甘く見ていたが、評価を改める必要がありそうだ。」

 唯一上機嫌なグリオンの声もまた、昼下がりのティータイムを思わせる穏やかなものだ。
 シノンに手渡したT2トリガーメモリ同様、柊うてなに渡したソードスキル『開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を(ファースト・フォリオ)』もまた、アヤネが回収したアイテムだ。
 グリオンにとっては異世界の産物も、自身の錬成物に十全に馴染んでいるようだ。

「成果は上々。といったところだね。
 本格的に君たちにも動いてもらおう。うてな、悪いがコンサートは中止だ。」
「……グリオン様がおっしゃるなら。」
 不服そうに頬を膨らませながらも、うてなが指を鳴らすと茨に縛り上げられた少女が電源を落としたように一斉に口を閉ざした。

「君たちには今から冥黒王ギギストを討伐してもらう。
 奴もやり手の錬金術師。ケミーを素体もなくマルガムにさえできる男だが、君たちに与えた力は奴にとっても未知だ。
 殺した後は賢者の石――ちょうどこの指輪についた石のような物が出てくるはずだ、これを必ず私の元に届けるのだ。」

 ディアッカとシノンの喧騒もうてなが起こした少女たちの悲鳴もない。しんと静まり返った部屋にグリオンの声が溶けていく。
 それが当然のように人形たちはグリオンの前に膝をつき、その眼はグリオンが取り出した赤い宝石のついた指輪――コーネロの指輪に向いていた。

「了解っす。」
 ディアッカの馴れ馴れしい声。
「かしこまりぃ。」
 シノンの軽薄な声。
「わ……わかりました。」
 うてなのびくついた声。

 各々の個性を徹底的に貶めたような悪意人形たちに、グリオンに逆らうという選択肢は存在しない。
 従順な態度を満足げに眺めたグリオンは指輪をしまうと、一枚のカードと金色のルービックキューブを取り出した。
 そのカード――エルドラゴンの正体を知るアヤネが目を丸くする中、金色のルービックキューブがグリオンの腰でその姿を変える。
 さかしまの三角の意匠が施されたバックルは、仮面ライダーが変身するためのアイテムそのものだ。

「君たちのおかげで異世界の技術も私の錬金術と適合させる実験が進み、私の力も大幅に向上した。
 君たちへの報酬だ。見せてあげよう。」
『EL DRAGON!』
 降雷皇ハモンのカードにダークマイトの因子を混ぜ合わせ錬成したカードをベルト――エルドラドライバーにスキャンし。グリオンが唱える。

「変身。」
 『イース・トン・エオーナ!エル・ドラード……!』

 冥黒と黄金の竜が浮かび上がり、グリオンの全身を黄金の魔人に変える。
 悪魔を思わせる角を頭から生やし、赤色の複眼からの視線には神々しささえ感じられる。
 魔王ならぬグリオンが至るはずの力に、■■■■ではない悪魔が至った。

「字は……そうさな。
 仮面ライダーエルド。とでも名乗るとしよう。」
「おめでとうございます。グリオン様。」
「「「おめでとうございます。」」」

 本来あり得ない、ある意味最悪の未来を想起させる光景。
 その生誕を魔王の配下たちは目を輝かせ見届けていた。

◇

 冥黒ディアッカ。冥黒シノン。冥黒うてな。
 3人の人形が旅経つ中、アヤネの姿は未だグリオンの前にある。

「良かったのですか。
 奴らはアンデッドと融合したことで耐久性は折り紙付き。その上各々に適した異能を得ていますが、それでも最上位の存在に及ぶとは思えません。
 私もギギスト討伐に向かうべきでは……。」
「元より奴らは参加者減らしと偵察が主だ。
 奴らが削ったところで私自身がギギストを狩る。元よりそのプランだ。
 このエルドラゴンはデュエルモンスターズカードが元、正式なケミーではない以上奴では干渉できないだろうしな。」

 ――つまり、あの3人は捨てる前提の駒か。あるいは私でさえも。

 冷徹さを隠そうともしない言葉に、どこか他人事のようにアヤネは考える。

 ――ここに居るのが本物の奥空アヤネならば、反抗の1つもしただろうが。
 ――私にとっては、グリオン様のお役に立てないほうがはるかに苦痛だ。

 贋りの心に浮かんだ思いは、どこまでいっても忠節だ。
 心も顔も平静そのもののまま、アヤネは尋ねた。

「では私は何を?」
「この賢者の石だ。
 支給品にこのようなアイテムがある以上、その関係者が参加者にいるかもしれない。」
 コーネロの指輪はグリオンとは異なる世界の物質ながら、賢者の石がはめ込まれている。
 贋作の粗悪品ながら、その存在をグリオンは無視できない。

「知識を有する者、あるいは保有している者がいるかもしれない。
 可能な限り調査して、より品質のいい賢者の石があれば如何なるものでも私に献上してくれ。」
「お任せください。」
 僅かな逡巡もなく答える。
 恐怖でも強制でもなく、冥黒人形としてのアヤネはグリオンに従うことこそ至上の喜びだ。

「そう言ってくれると思っていた。
 選別だ。これも君に渡そう。」
 そうグリオンが取り出したのは、コーネロの指輪ともう2つ。
 シノンが扱ったリ・イマジネーションの仮面ライダーカリスのベルトカリスラウザー、そしてその変身に用いられた♡1のラウズカード。
 その全てが淀んだ光を纏い光の球となってアヤネの中に入り込んでいく。

「ぐっ……がぁっ……!!」
 内側から作り替えられるようなエネルギーに苦悶の声が上がる。それが賢者の石のものかはたまたラウズカードの中の不死生物のものなのかアヤネには分からない。
 ただただ耐える。苦痛にも変化にも必ず耐えて見せる。
 それがアヤネの示せる、グリオンに対する忠義だ。

 光が収まり体が感覚を取り戻すと同時に、アヤネは己の変化に気づく。
 右中指に黒い指輪がはまり、腰には黒い羽根の意匠が施された大きなバックルが装着されていた。
 いつの間にか所有していた2枚のケミーカード。『ヨアケルベロス』と『ネミネムーン』もアヤネの手の中にあった。

「これは……九堂りんねの指輪とドライバー。」
「カードの力を引き出し使用者の姿を変えるベルトに、賢者の石を有する指輪。
 これほどの素体があれば、作り出すことは造作もない。」
 仮面ライダーマジェードが持つ、ハイアルケミストリングとアルケミスドライバー。
 容易いことのように言ってのけるが、錬金術を扱えるアヤネにはドライバーの錬成が極めて難易度の高い絶技であることが見て取れた。

 「しかしこの色。九堂りんねの物とは異なりますね。」
 白と橙で色づけられた九堂りんねのものとは違い、エルドラゴンと同じ黒と黄金のカラーリング。
 その色が九堂りんねと最後に心を通わせた冥黒の少女。その形見から受け着いだ指輪――プロミスアルケミストリングと同じということは、この場の誰も知らないことだ。

『YOACERBERUS!』『NEMINEMOON!』 

 アヤネの操作に合わせ、ドライバーから響く動作音が九堂りんねの変身と同じように響き渡る。
 そこに九堂りんねが変身した時のような意志や決意は存在しない。
 兵器の性能をテストするような淡々とした動作と、己に力を与えてくれたグリオンへの信仰心。
 それだけがアヤネの行動理由だ。

「変身。」
 『『ガガガガッチャーンコ!』』
『スリーヘッドスリーパー!』 『『ムーンケルベロス!』』

 水色と白を基調とした本来のムーンケルベロス。
 しかしアヤネの変身したムーンケルベロスは、エルドラゴンのカラーリングをそのまま参照したように全体が黒く、水晶部分はメッキを張ったように黄金色だ。
 『黒いマジェード』。
 知る人が知ればこれほどの侮辱も無いだろう変身に、グリオンは大きく手を広げ高笑いを浮かべた。

「いい姿だ。私手づから名を与えよう。
 今よりお前は、『マジェード*テラー』だ。」
 アヤネの元となった武器のある。崩壊したキヴォトスに生まれた変貌者(テラー)。
 グリオンの手に染まったマジェードの贋作には、異様なほど適した名であるように思えた。
 新しく作り出した3人といい、仮面ライダーエルドといい、彼にとって都合のいい成果が次々と運ばれてくる。
 人でなしで人ならぬ■■■のグリオンであっても、その興奮は抑えきれない。

「賜りました。
 その字、このお力。グリオン様の名誉と栄光のためにありがたく使わせていただきます。
 ところでグリオン様。シノンの言っていた件についてはどのようにお考えで?」
「『心意システム』だったか。少し気になるね。」
 その発言はシノンが出立前に伝えてきたことだ。
 茅場の放送と合わせて『心意システム、実装完了』が確かに聞こえたらしい。
 ディアッカやシノンは「だーかーら、そんなの聞こえてねえって。」「シノンさんの幻聴じゃないんですか……感覚機能に問題があるならグリオン様に創りなおしていただいたほうが……」とまるで信じていなかったが。
 アヤネやグリオンにはどうにも無視できない要素に思えた。

「ヒースクリフが言うには彼はゲームのルールに介入できるらしい。
 ならば、その『心意システム』とやらもこのゲームにおける追加のルールだろう。」
「参加者のグリオン様にさえ聞こえない声が、シノンにだけ聞こえたのはなぜでしょうか。」
「ヒースクリフ……茅場晶彦なる男はもともとキリトやシノンと同じ世界の人間だそうだね。
 自分の世界の住人、あるいは自分が選定した参加者にだけこの情報を与えアドバンテージを持たせたかった。などいったところだろう。
 シノンも『心意システム』の詳細は知らないというのは残念だったが、あると分かった以上利用しない手はない。」

 会場のシノンはアンダーワールドの戦いを経験していない。
 そのため『心意システム』の用語を聞くことは出来ても、それが何なのかを説明することができないのだ。
 だがグリオンにとっては本来知るはずの無かった情報が手に入っただけでも僥倖と言える。
 分からないなら調べればいい、あるのなら理解し使えばいい。

「最低でも『心意システム』を知る参加者がまだ生きているはずだ。でなければこのタイミングで実装する理由もない。
 キリトやアスナあたりが筆頭候補だろうね。この意味が分かるね?」
 これ見よがしな言葉はアヤネにとっては絶対遵守の命令も同じである。

「かしこまりました。
『賢者の石』の捜索と並行し、『心意システム』の調査も遂行いたします。」
「ああ、期待している。」
 言葉通りの意味などないだろう言葉に、アヤネは一例をし研究所を出立する。
 1人残ったグリオンが研究室の古びた椅子に腰かけ。残る支給品を取り出すと、一丁の銃とラウズカードの束にある1枚を拾い上げ、嘲笑うように語り掛けた。

「さて、お前たちにはどう役立ってもらおうか。」
 視線の先には黒見セリカのシンシアリティと人間の祖が封じられた♡2のラウズカード。
 この素材がいかな悪意を振りまく弾丸となるのか。
 それは誰にもまだ分からない。



 【エリアD-9/アビドス自治区・カイザーコーポレーション研究施設/9月2日午前12時】

 【魔王グリオン@映画 仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク】
状態:ダメージ(小)、疲労(中)、冥黒のアビドス対策委員会を率いる
服装:いつもの服装
装備:エルドラドライバー@仮面ライダーガッチャード エルドラゴンケミーカード(偽)@仮面ライダーガッチャ―ド(オリジナル) 心刀・無垢@SHY-シャイ-
令呪:残り三画
道具:ホットライン、テラー世界線のシンシアリティ@ブルーアーカイブ、ガッチャードローホルダー@仮面ライダーガッチャード、双眼鏡@現実簡易救急キット@オリジナル
  金の指輪と金貨@僕のヒーローアカデミア オールマイトのシルバーエイジ時代のコス@僕のヒーローアカデミア
  ラウズカード♡2 ♡3~10(7を含む三枚は使用済み)
基本:このゲームを利用して目的を達成する。
01:まずは悪意を振りまき、抗う者たちを蹂躙する。
02:アビドス高校か。別の歴史の一ノ瀬宝太郎共々絶望を見せてやろう。
03:いずれホシノを仕留めた連中もじわじわと嬲り殺す。
04:キラ・ヤマト…惜しかったが、絶望と悪意を振り撒いてくれるだろうと期待。
05:ギギストの賢者の石を手に入れ、さらなる力を手に収めたいところだ。
06:ノノミが死んだか。まあホシノよりはよくやった。
07:亀井美嘉は思いのほか揺らいでいたな。エンジェリードを回収できなかったことだけが失策か。
08:思いのほか収穫があった。さてここからどうすべきか
09:ギギストを初め賢者の石は回収する。ルルーシュのプロトガシャットもいずれ手にする必要があるな
参戦時期:少なくとも本編時間軸にドレットルーパー軍式を送り込み始めた後
備考
※■■■の意■に肉体を■■■られています。
※アヤネ(デスマスク)にネミネムーンとヨアケルベロスのカードを支給しました
※シノン(デスマスク)、ディアッカ・エルスマン(デスマスク)、柊うてな(デスマスク)にギギストの討伐を指示しています。

【冥黒アヤネ(非参加者)@ブルーアーカイブ+仮面ライダーガッチャ―ド+ロワオリジナル】
状態:グリオンへの信望(絶大) 
服装:アビドス高校の制服
装備:アルケミスドライバー(偽)@仮面ライダーガッチャ―ド ハイアルケミストリング(偽)@仮面ライダーガッチャ―ド ラウズカード♡1(チェンジ)@仮面ライダーディケイド
道具:ネミネムーンケミーカード@仮面ライダーガッチャ―ド ヨアケルベロスケミーカード@仮面ライダーガッチャ―ド 
思考
基本:グリオンの望みを叶える
00:グリオンと共に悪意を振りまく
01:黒見セリカと水色の女を見逃した失態は必ず挽回する
02:ノノミめ、大口をはたいてこうもあっさり消えるとは
03:エケラレンキス……奴は危険かもしれない。
04:首尾は上場、さてここからだな
05:どいつもこいつも、まともなデスマスクは私だけか。
06:マジェード*テラーか・・・・良い名だ。
備考
※魔王グリオンが生み出した錬金人形です
※コーネロの指輪@鋼の錬金術師 カリスラウザー@仮面ライダーディケイド ラウズカード♡1@仮面ライダーディケイド は再錬成されました
※変身する『黒いマジェード』は『マジェード*テラー』と命名されています

【冥黒ディアッカ(非参加者)@機動戦士ガンダムSEED+仮面ライダーガッチャ―ド+ロワオリジナル】
状態:グリオンへの信望(絶大)
服装:
装備:ラウズカード♡『スート不明』@仮面ライダーディケイド 錬金アカデミーの制服(赤)@仮面ライダーガッチャード
道具:ストライクガンダムの起動鍵@機動戦士ガンダムSEED 九堂りんねのドロップアイテム×1
思考
基本:グリオンの望みを叶える
00:グリオンと共に悪意を振りまく
01:俺様という暴力を前に無力さに嘆く顔が見てえ
備考
※魔王グリオンが生み出した錬金人形です
※グリオンとデスマスク以外を『ナチュラル』と認定し、見下しています
※♡のラウズカードと融合しており、耐久性が向上しています。 スートに応じた能力も使えますが何のカードと融合したのかは後述の書き手様にお任せします

【冥黒シノン(非参加者)@SAOシリーズ+仮面ライダーガッチャ―ド+ロワオリジナル】
状態:グリオンへの信望(絶大)
服装:いつもの服装
装備:T2トリガーメモリ@仮面ライダーW ラウズカード♡『スート不明』@仮面ライダーディケイド
道具:マナメタルの結晶@戦隊レッド 異世界で冒険者になる
思考
基本:グリオンの望みを叶える
00:グリオンと共に悪意を振りまく
01:死の運命を前に絶望する顔が見たい
備考
※魔王グリオンが生み出した錬金人形です
※♡のラウズカードと融合しており、耐久性が向上しています。 スートに応じた能力も使えますが何のカードと融合したのかは後述の書き手様にお任せします

【冥黒うてな(非参加者)@魔法少女にあこがれて+仮面ライダーガッチャ―ド+ロワオリジナル】
状態:グリオンへの信望(絶大)
服装:学生服
装備:ソードスキル:開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を(ファースト・フォリオ)@Fate/Apocrypha ラウズカード♡7(バイオ)@仮面ライダーディケイド
道具:柊うてなのランダムアイテム×1 
思考
基本:グリオンの望みを叶える
00:グリオンと共に悪意を振りまく
01:屈辱に泣き叫ぶ顔が見たいです♡
備考
※魔王グリオンが生み出した錬金人形です
※♡7のラウズカードと融合しています。

【支給品紹介】

 ・エルドラドライバー@仮面ライダーガッチャード
  金色のルービックキューブ@仮面ライダーガッチャードが変化した変身ベルト
  『仮面ライダーエルド』のほかもう一体の仮面ライダーの変身に使用する

 ・エルドラゴンケミーカード(偽)@仮面ライダーガッチャ―ド(オリジナル)
  仮面ライダーエルドの変身に用いる、グリオンの分け身ともいえるケミーカード。
  原典とは異なり本ロワでは 『降雷皇ハモンのデュエルモンスターズカード@遊戯王GX』と『ダークマイトの個性因子@僕のヒーローアカデミア』より魔王グリオンが錬成した。

 ・アルケミスドライバー(偽)@仮面ライダーガッチャ―ド ハイアルケミストリング(偽)@仮面ライダーガッチャ―ド
  仮面ライダーマジェードの変身に用いる。九堂りんねが有するドライバー、指輪と同一の物。
  アヤネが持つ者は『カリスラウザー@仮面ライダーディケイド』と『コーネロの指輪@鋼の錬金術師』を素体としグリオンが錬成し、白と橙の意匠がある原点と違い黒と金の色合いをしている。

  • T2トリガーメモリ@仮面ライダーW
 アヤネが回収していたドロップアイテム
 次世代型ガイアメモリである銃士の記憶を宿すメモリ 使用者をトリガー・ドーパントへと変身させる

  • 開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を(ファースト・フォリオ)@Fate/Apocrypha
 アヤネが回収していたドロップアイテム
 『赤のキャスター』の宝具であり、対象者の精神に働きかけ物語を幻覚のように体験させることができる世界改変型対心宝具。世界を閉塞させ、脚本を産み出し、物語を強制させる。
 冥黒うてなが使用する場合、対象の精神を凌辱することに重きが置かれる。基本的にはトラウマを再現させ徹底的に痛めつけるものとなる



087:ワタシだけのアルジサマ 投下順 089:バッドダンサー・イン・ザ・ダーク
091:前坂リュージは嘘は視える 時系列順 090:戦隊レッドと絆の力
071:空と虚④ ナラティブ 魔獣装甲のエケラレンキス
078:最後 の 五道化 凶星病理のコルファウスメット
071:空と虚④ ナラティブ 魔王グリオン
冥黒アヤネ
GAME START 冥黒ディアッカ
冥黒シノン 095:Gの迷宮/守護心PARADOX
冥黒うてな 094:亀井美嘉:ライトニング/大河くるみ:リオリジン

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