「さっき別れたばかりなのにわざわざ私の所に来て何のようだい?私も暇じゃないんだが」
羂索が居座っている部屋にて茅場が転移してきたのだ
「先程から気になっていた事があった、最初はわざわざ質問する必要がない事かとは思ったが…しばらく考えてからやはり聞いた方がいいと考えて聞く事にした」
「良いけど手短に頼むよ、私も忙しいんだから」
「良いけど手短に頼むよ、私も忙しいんだから」
2人は共にモニターをみながらとある矛盾について問いかける
「ゼインについてだ、私は彼は今までのレジェンドライダーの軌跡など知らないと思っていた。故にパラドを彼の太元である仮面ライダークロニクルのデータにおいて人類に危害を加えるバグスターウイルスと登録されていると
いう事だけで敵視するというのは筋が通っていると思っていたのだが…実際はゼインカードの力を十全に振るう為にレジェンドライダーの情報も知っていてチェイスが仮面ライダーチェイサー、正しく生きたライダーである事を知っていて、アークが今まで行ってきた事を知っている…という事だった、開発者があのライダーオタクであるジョージ狩崎である以上筋は通っていたと言える…だが」
いう事だけで敵視するというのは筋が通っていると思っていたのだが…実際はゼインカードの力を十全に振るう為にレジェンドライダーの情報も知っていてチェイスが仮面ライダーチェイサー、正しく生きたライダーである事を知っていて、アークが今まで行ってきた事を知っている…という事だった、開発者があのライダーオタクであるジョージ狩崎である以上筋は通っていたと言える…だが」
そこで言葉を区切ると…ここからは事実確認ではなく、異常があると認識した場所を話し始める。
「おかしくないか?だとしたら何故パラドを悪だと認識した?彼はエグゼイドの歴史の終盤にてエグゼイドの変身者、宝生永夢と和解し、人間の命の為に戦う仮面ライダーになっている、それを知らないとは到底考えにくい、更に言うならチェイスもドライブの世界における敵勢力、ロイミュードだ、序盤において魔進チェイサーとしてドライブと敵対した事は確かにあった、それを知っているはずなのに、何故彼だけ正義のライダーとして認識した?」
律儀にライダーの歴史について知っていた茅場の指摘について…羂索は
「多分ゼインの知能が2人に抱いた印象の違いじゃないかな?チェイスは確かに敵対した事はあったが、その前にプロトドライブ…ドライブの歴史の始まりにおいてグローバルフリーズの時に多くのロイミュードを倒して被害を極小にする事に成功するという偉業をしている、これに対してパラドは彼の大元のデータに登録されている情報がバグスターとして登録されている上、彼が味方になったのは終盤も終盤だった。だからゼインの中で正義と見なすには情報不足だったということかもしれないよ?私だってあの人工知能について詳しく知っているわけじゃないんだ、推測でしか話せないよ」
「そうか、もしかしたらお前達が揉め事を起こしやすくするためにゼインの知能に改変を加えたと私は疑ったのだが」
「もしそうだとしたら君にも伝えているさ、そういう情報格差でこの殺し合いが面倒な事になるのは防ぎたいからね」
「そうか、もしかしたらお前達が揉め事を起こしやすくするためにゼインの知能に改変を加えたと私は疑ったのだが」
「もしそうだとしたら君にも伝えているさ、そういう情報格差でこの殺し合いが面倒な事になるのは防ぎたいからね」
羂索の答え…もとい推測に対し納得した茅場は黙って部屋を立ち去ろうとする。
「茅場、次はこっちが今思いついた質問していいかな?」
「なにかな?」
「先程心意システムの実装のついでに他にした事ってあったりするかい?万が一の事があったらと思うと確認をした方がいいと思ったんだけど」
「特に何もしていない、しいて言うなら支給アイテムの説明書の内容をより詳しくしただけだ」
「なにかな?」
「先程心意システムの実装のついでに他にした事ってあったりするかい?万が一の事があったらと思うと確認をした方がいいと思ったんだけど」
「特に何もしていない、しいて言うなら支給アイテムの説明書の内容をより詳しくしただけだ」
そういって次は茅場の研究スペースに二人揃ってワープ、目の前の機械を弄ると2つのモニターがとあるアイテムの説明書を映す、それは改変前と改変後の物であった。
「例えばドンブラスター&アバタロウギアセットの説明書、これには② その時にドンモモタロウのギアを使った場合のみ、変身時は必ず肉体は男になるとしか描かれていなかった…だから変身時は『桃井タロウ』の肉体になると書き直しておいた」
アバターチェンジは戦士に変身すると肉体も変身した本来の世界の戦士の物に変わる。例えばこの世界において確認されたキョウリュウレッドへのアバターチェンジは肉体を桐生ダイゴのアバターへと変質させていた。
変身アイテムに内蔵されているデータが変身者の肉体に合わさるように形を変えるのではなく、変身者の肉体が変身アイテムに内蔵されているデータに合わせて変えられるのだ。
羂索達はこのシステムを本来のドンブラザーズにも適応、この世界においてドンブラザーズにアバターチェンジすると本来の変身者である桃井タロウ、鬼頭はるか、以下略の肉体へ変化させるのだ(アバターチェンジしたギラはそれを既に実感している、言葉から自然と『祭りだ祭り』だが出たのはその為)。因みに桃井タロウ以外の措置はオニシスター、サルブラザー以下略のアバタロウギアが使われた場合に備えた措置である。
だがそれを最初の説明書において端折ってしまった。女性は男性になるというあいまいな書き方をしてしまった。故にそれを遠隔で修正したのだ。
これ以外にも他のアイテムの説明書を書き換えて…いるかもしれない、この殺し合いが面白くなるように、加速するようにと
(それぐらいならいいかな、殺し合いに大きな影響は起きないだろうし)
そう納得すると羂索は自分の部屋に戻っていった。
※ドンブラスター+アバタロウギア×6(ドンブラスター+アバタロウギア×6(ドンモモタロウ、キョウリュウジャー、マジレンジャー、他戦隊のアバタロウギア×3)@王様戦隊キングオージャ―VSドンブラザーズの説明書を変更しました。
② その時にドンモモタロウのギアを使った場合のみ、変身時は必ず肉体は男になる→② その時にドンモモタロウのギアを使った場合のみ、変身時は必ず肉体はドンモモタロウのものになる、というように制限の描き方を変更します。
※他にも支給品の説明書が変化しているものがあるかもしれません
② その時にドンモモタロウのギアを使った場合のみ、変身時は必ず肉体は男になる→② その時にドンモモタロウのギアを使った場合のみ、変身時は必ず肉体はドンモモタロウのものになる、というように制限の描き方を変更します。
※他にも支給品の説明書が変化しているものがあるかもしれません
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