◆
正面入口へチェイス達が先行し、少し遅れてはるか達も合流。
案内を終えたバイラルコアが再び手元に戻り、足を速める。
対話で戦闘を回避し、穏便に事が済む。
という理想的な展開が現実になると、楽観的に考える者は6人の中にいない。
既にそれぞれ死闘を経験し、殺し合いが如何に過酷な環境か身を以て味わった。
齢9歳の千佳でさえ、言葉に出さずとも直感的に分かるのだ。
入り口を出た先で、新たな闘争が待ち受けていると。
案内を終えたバイラルコアが再び手元に戻り、足を速める。
対話で戦闘を回避し、穏便に事が済む。
という理想的な展開が現実になると、楽観的に考える者は6人の中にいない。
既にそれぞれ死闘を経験し、殺し合いが如何に過酷な環境か身を以て味わった。
齢9歳の千佳でさえ、言葉に出さずとも直感的に分かるのだ。
入り口を出た先で、新たな闘争が待ち受けていると。
かくして一行は緊張の面持ちで、来訪者と対峙する。
双方にとって予期せぬ、だがいずれ必ずぶつかる筈の存在と。
双方にとって予期せぬ、だがいずれ必ずぶつかる筈の存在と。
「お前は……」
声色に驚愕と警戒を乗せ、チェイスが見据えるは純白の騎士。
黒で汚れることのない、いっそ神々しさをも感じさせる鎧を纏い。
スカイブルーの瞳に捉えれれば、どんな悪も逃げ場なしと思い知る。
善意を矛に悪意を貫き、善意の盾で悪意を寄せ付けない。
世界の救世主にして、人類を滅亡へ誘う者。
仮面ライダーゼインとの再会が、ここに果たされる。
黒で汚れることのない、いっそ神々しさをも感じさせる鎧を纏い。
スカイブルーの瞳に捉えれれば、どんな悪も逃げ場なしと思い知る。
善意を矛に悪意を貫き、善意の盾で悪意を寄せ付けない。
世界の救世主にして、人類を滅亡へ誘う者。
仮面ライダーゼインとの再会が、ここに果たされる。
「ゼイン……!」
「ほう、まさかこのような場所で会うとは思いませんでしたよ。チェイス」
「ほう、まさかこのような場所で会うとは思いませんでしたよ。チェイス」
機械音声のように淡々と、全く驚いた風でなくゼインは言う。
脅威と危険性を知るチェイス達の視線が、一段と険しさを増す。
面識のないキリト達もまた、事前情報で警戒を抱くに十分な相手と理解。
漂う空気が自然と剣呑なものへ変わる中、チェイスの視線はもう一人に移る。
脅威と危険性を知るチェイス達の視線が、一段と険しさを増す。
面識のないキリト達もまた、事前情報で警戒を抱くに十分な相手と理解。
漂う空気が自然と剣呑なものへ変わる中、チェイスの視線はもう一人に移る。
「果穂……」
「わあっ!チェイスさん達も無事だったんですね!安心しました!」
「わあっ!チェイスさん達も無事だったんですね!安心しました!」
跳ねっ毛のある赤茶色の長髪。
小学生らしからぬ長身と、好奇心旺盛さを隠さない声色。
チェイスの記憶にある、小宮果穂と変わらない部分はあれど。
全てが同じではない。
小学生らしからぬ長身と、好奇心旺盛さを隠さない声色。
チェイスの記憶にある、小宮果穂と変わらない部分はあれど。
全てが同じではない。
腹部へ装着された、白くおぞましいドライバー。
衣服に隠れた胸元へ、幸福(破滅)を齎す羽が今もあるのだろう。
でなければ、ゼインの傍へいる筈がない。
貼り付けた仮面のように、空虚な笑みを果穂が浮かべる筈がない。
衣服に隠れた胸元へ、幸福(破滅)を齎す羽が今もあるのだろう。
でなければ、ゼインの傍へいる筈がない。
貼り付けた仮面のように、空虚な笑みを果穂が浮かべる筈がない。
「あたしの知らない人達までいます!ありがとうございますチェイスさん!ゼインさんの為に戦ってくれる人を、こんなに集めてくれて!」
「……っ」
「気が早いですよ、果穂。まずは私に賛同する意思があるかどうか、確認するのが先です」
「あっ!そうでした!でもきっと、チェイスさんなら分かってくれます!」
「……っ」
「気が早いですよ、果穂。まずは私に賛同する意思があるかどうか、確認するのが先です」
「あっ!そうでした!でもきっと、チェイスさんなら分かってくれます!」
気味が悪い程に満面の笑みで、ゼインと言葉を交わす。
絶対の信頼を置いてるようにも、無条件で正しいと言い張る思考停止状態にも思えた。
放送前に出会い、果穂の本当の顔を知る者達には悪夢同然の光景だろう。
チェイス達がゼインに従うと、疑う素振りも見せない。
幼い体に秘めた勇気が、無惨に削ぎ落とされた末に残った痛ましい傀儡。
それこそが今の果穂だという、受け入れ難い現実があった。
絶対の信頼を置いてるようにも、無条件で正しいと言い張る思考停止状態にも思えた。
放送前に出会い、果穂の本当の顔を知る者達には悪夢同然の光景だろう。
チェイス達がゼインに従うと、疑う素振りも見せない。
幼い体に秘めた勇気が、無惨に削ぎ落とされた末に残った痛ましい傀儡。
それこそが今の果穂だという、受け入れ難い現実があった。
「改めて聞きましょう。チェイス、私の正義を理解し共に戦ってくれますか」
果穂の様子へ打ちのめされるに等しい衝撃を、一同が受けたのを些事で片付け。
己へ手を貸す善意の使徒を、ゼインは求める。
提案にチェイスは暫し無言、無機質な仮面と視線が交差。
何故、自分のみならずブレンや蛮野も知っていたのか。
如何なる経緯でゼインが生み出されたかは、考え続けても推測の域を出ない。
素直に配下となれば、答えが齎されるのだろうか。
己へ手を貸す善意の使徒を、ゼインは求める。
提案にチェイスは暫し無言、無機質な仮面と視線が交差。
何故、自分のみならずブレンや蛮野も知っていたのか。
如何なる経緯でゼインが生み出されたかは、考え続けても推測の域を出ない。
素直に配下となれば、答えが齎されるのだろうか。
しかしその疑問も、チェイスには重要じゃない。
「先に聞きたい事がある。お前は俺を善側に所属するライダーと、そう言ったな」
「ええ、間違っていないでしょう?」
「ならば何故、パラドの排除を目論んだ?」
「ええ、間違っていないでしょう?」
「ならば何故、パラドの排除を目論んだ?」
参加者の命を縛るバグスターウイルス、その完全体が別行動中の仲間。
パラドだとは、出発前に本人から聞いた。
成程確かに、ゼインが敵意を抱く理由が全く分からないとは言えない。
元々人類の脅威であり、此度も参加者を苦しめる存在。
危険視する者が現われるのは避けられないだろう。
パラドだとは、出発前に本人から聞いた。
成程確かに、ゼインが敵意を抱く理由が全く分からないとは言えない。
元々人類の脅威であり、此度も参加者を苦しめる存在。
危険視する者が現われるのは避けられないだろう。
だが覆しようのない事実を踏まえても、チェイスはパラドを倒すべき敵とは見ていない。
千佳から聞いた内容と、己の目で見た身を削る献身。
それらはあの青年を信じようと思える、確かな意味があった。
千佳から聞いた内容と、己の目で見た身を削る献身。
それらはあの青年を信じようと思える、確かな意味があった。
「奴は俺達と同じく、羂索達を倒し殺し合いを終わらせようとしている。お前の目的も違わない筈だ。
人間の脅威であるバグスターというのが理由なら、俺とて嘗ては人間の敵だった。なのに何故お前は、パラドを敵視する?」
「難しい話ではありませんよ。チェイス、あなたはパラドと違う完璧な正義のマシンだからです」
人間の脅威であるバグスターというのが理由なら、俺とて嘗ては人間の敵だった。なのに何故お前は、パラドを敵視する?」
「難しい話ではありませんよ。チェイス、あなたはパラドと違う完璧な正義のマシンだからです」
完璧な正義のマシン。
富良洲高校でゼインが掛けた言葉だが、以前クリムにもそのように言われた。
己を仮面ライダーたらしめる象徴であり、そう作られたが為に人間を守る本能が根付いた。
けれど不思議なことに、発言者が違えば籠めたモノも違って来る。
自身の正義を信じてくれたクリムと、ゼインの言う理由が同様とは思えない。
富良洲高校でゼインが掛けた言葉だが、以前クリムにもそのように言われた。
己を仮面ライダーたらしめる象徴であり、そう作られたが為に人間を守る本能が根付いた。
けれど不思議なことに、発言者が違えば籠めたモノも違って来る。
自身の正義を信じてくれたクリムと、ゼインの言う理由が同様とは思えない。
「確かにあなたが一度、悪しきロイミュード達の手先と化したのは否定できません。ですがあなたは魔進チェイサーとなっても、仮面ライダー以外の人間には危害を加えませんでした。
それ程に強固な基底プログラムを持つあなただからこそ、私は善の仮面ライダーと認めているのです」
それ程に強固な基底プログラムを持つあなただからこそ、私は善の仮面ライダーと認めているのです」
語った内容は間違っていない。
『人間を守る』という基底プログラムは、改造に長けたメディックですら消去出来なかった。
『人間を守る』という基底プログラムは、改造に長けたメディックですら消去出来なかった。
「一方でパラド、彼もまたゲームクリアと称し殺し合いの打破を目論んでいるでしょう。羂索達を裁く、という点では同じ方針と言えるのかもしれません。
しかし彼はあなたのプログラムと違い、感情に振り回されるバグスター。その都度善にも悪にも傾く不安定な彼は、枷でしかありません」
しかし彼はあなたのプログラムと違い、感情に振り回されるバグスター。その都度善にも悪にも傾く不安定な彼は、枷でしかありません」
正史においてパラドがCRに協力し、宝生永夢達と共に仮面ライダークロニクルを終わらせた理由。
それは永夢の荒療治に近い方法で命を奪われる恐怖を知り、罪悪感を自覚したから。
罪の重さにに圧し潰され、泣き叫ぶしか出来ないパラドを永夢は放って置かなかったから。
結果として、パラドの助力の甲斐もあり檀正宗の野望が潰えた。
が、ゼインからすれば罪悪感という理由は余りにも不確定。
感情の揺れで善に尻尾を振るなら、逆もまた然り。
バグスターウイルスであるだけで排除に迷いはなく、ましてチェイスのような確固たるプログラムがないとくれば。
倒さない方がどうかしている。
それは永夢の荒療治に近い方法で命を奪われる恐怖を知り、罪悪感を自覚したから。
罪の重さにに圧し潰され、泣き叫ぶしか出来ないパラドを永夢は放って置かなかったから。
結果として、パラドの助力の甲斐もあり檀正宗の野望が潰えた。
が、ゼインからすれば罪悪感という理由は余りにも不確定。
感情の揺れで善に尻尾を振るなら、逆もまた然り。
バグスターウイルスであるだけで排除に迷いはなく、ましてチェイスのような確固たるプログラムがないとくれば。
倒さない方がどうかしている。
「ゼインさんの言う通りですよ!」
きっぱりと断言したゼインを肯定し、響く明るい声。
元の彼女なら絶対に言わないだろう、一つの正義への絶対的な狂信。
集まる視線に籠められた想いをまるで気にせず、飛び出る内容は善意の怪物への完全同意。
元の彼女なら絶対に言わないだろう、一つの正義への絶対的な狂信。
集まる視線に籠められた想いをまるで気にせず、飛び出る内容は善意の怪物への完全同意。
「皆で一緒にパラドさんをやっつけましょう!ゼインさんが悪いって言うなら、なんにも間違ってないんですから!」
「――っ、違うよ!」
「――っ、違うよ!」
これ以上は我慢できないとばかりに、叩きつける否定の叫び。
自分でも驚くくらいに大きな声が出て、視線が一気に集中。
けれど怯んでなんかいられない。
他ならぬ果穂自身を傷付ける醜悪な言葉を、これ以上言わせたくなかった。
自分でも驚くくらいに大きな声が出て、視線が一気に集中。
けれど怯んでなんかいられない。
他ならぬ果穂自身を傷付ける醜悪な言葉を、これ以上言わせたくなかった。
「ど、どうしたんですか千佳ちゃん。あたし、何か変なこと言いました?」
「言ったよ!さっきからずっと、果穂ちゃんの言ってることおかしいよ……!」
「言ったよ!さっきからずっと、果穂ちゃんの言ってることおかしいよ……!」
さも不思議そうに首を傾げ、本気で意味が分からないと伝えて来る。
変わり果てた友達の姿に、拳を握る力が強まった。
こんな風にしたゼインへの怒りが湧き、同時に今の己をおかしいと思うことすら出来ない果穂へ悲しみが募る。
変わり果てた友達の姿に、拳を握る力が強まった。
こんな風にしたゼインへの怒りが湧き、同時に今の己をおかしいと思うことすら出来ない果穂へ悲しみが募る。
「あの時、パラドくんを助けようとしてた果穂ちゃんは…チェイスくんやレッドくんにも負けないくらい、かっこいいヒーローだった!今の果穂ちゃんは、胸を張って自分がヒーローだって言えるの!?」
「ヒーロー……?あたし、が……」
「ヒーロー……?あたし、が……」
問い掛けの答えは、肯定以外に有り得ない。
ゼインの正義を信じ戦う自分は、誰が見てもヒーローだろうに。
なのにどうして、言葉に詰まるのか。
言葉を口に出そうとすると、喉に引っ掛かってしまうのか。
不可解な自身へ戸惑いを覚える中、果穂に代わって返答があった。
尤も、千佳の望む答えとは到底言えまい。
ゼインの正義を信じ戦う自分は、誰が見てもヒーローだろうに。
なのにどうして、言葉に詰まるのか。
言葉を口に出そうとすると、喉に引っ掛かってしまうのか。
不可解な自身へ戸惑いを覚える中、果穂に代わって返答があった。
尤も、千佳の望む答えとは到底言えまい。
「私の協力者を惑わせるのは止めて頂きたい。案の定、幼い故に悪意へ影響を受けましたか。残念ながらあなたも消さざるを得ません」
怒りも苛立ちも、嘲笑すらなく。
ただ機械的に排除を決めた白の善意が、無機質に千佳を射抜く。
後退る千佳を庇う二人の魔法少女も、邪魔立てする気なら同罪と見なす他ない。
理不尽な殺意が緊張感を高める中、静かに否定が投げかけられた。
ただ機械的に排除を決めた白の善意が、無機質に千佳を射抜く。
後退る千佳を庇う二人の魔法少女も、邪魔立てする気なら同罪と見なす他ない。
理不尽な殺意が緊張感を高める中、静かに否定が投げかけられた。
「ゼイン。千佳の言葉を聞いた上で悪と断じるなら、お前は間違っている」
「…なんですって?」
「家族や友、大切な者を守る為に立ち向かう勇気。俺が人間から教えられた大切なものを、千佳も持っている。悪意ではない、本当の善意をだ」
「…なんですって?」
「家族や友、大切な者を守る為に立ち向かう勇気。俺が人間から教えられた大切なものを、千佳も持っている。悪意ではない、本当の善意をだ」
千佳にとって本来戦う場所は、悲鳴が飛び交う戦場ではない。
応援してくれる人々を笑顔にすべく、とびっきりの魔法を届ける煌びやかなステージ。
凄惨な争いと、本当なら一生関わらなかった少女だ。
怯えて隠れ、一言も発さず縮こまっても誰一人文句は言わない。
けれど恐怖を押し殺してでも、立ち向かう道を選んだ。
霧子や剛、進ノ介達と時間を共有し感じた時と同じ。
守りたいと、心からそう思わせる人間の強さをチェイスは見た。
応援してくれる人々を笑顔にすべく、とびっきりの魔法を届ける煌びやかなステージ。
凄惨な争いと、本当なら一生関わらなかった少女だ。
怯えて隠れ、一言も発さず縮こまっても誰一人文句は言わない。
けれど恐怖を押し殺してでも、立ち向かう道を選んだ。
霧子や剛、進ノ介達と時間を共有し感じた時と同じ。
守りたいと、心からそう思わせる人間の強さをチェイスは見た。
「答えは変わらない。人間を守るのが俺の使命だ。篝を手に掛け、果穂を利用するお前と共に往く気はない」
百度同じ問いをぶつけられ、千度罵られようと答えは同じ。
決定的な否を示すかのように、腹部へ装着される青の機械。
バイクのマフラーを模した、自分に再起の機会を与えてくれた希望。
マッハドライバー炎へ、魂の欠片たるシグナルチェイサーを装填。
正義を盾に人間の命を奪おうと言うのなら、何度でも立ち塞がろう。
決定的な否を示すかのように、腹部へ装着される青の機械。
バイクのマフラーを模した、自分に再起の機会を与えてくれた希望。
マッハドライバー炎へ、魂の欠片たるシグナルチェイサーを装填。
正義を盾に人間の命を奪おうと言うのなら、何度でも立ち塞がろう。
「変身!」
『SIGNAL BIKE!』
『RIDER!CHASER!』
ハイテンションな電子音声と共に、シルバーメタリックの装甲が全身を覆い隠す。
パープルのラインを走らせ、各部に高純度のエネルギーが供給。
左右非対称の仮面が射抜くは、倒すべき善意と言う名の怪物。
パープルのラインを走らせ、各部に高純度のエネルギーが供給。
左右非対称の仮面が射抜くは、倒すべき善意と言う名の怪物。
「ふむ……」
仮面ライダーチェイサーの登場に、ゼインは動揺を一切見せない。
思案するかの仕草を取り、視線を移す。
半ば何と返って来るか予想しつつも、温度を感じない声で問う。
思案するかの仕草を取り、視線を移す。
半ば何と返って来るか予想しつつも、温度を感じない声で問う。
「あなた達もチェイスと答えは同じですか?」
「まあな。悪いが、アンタと馬が合うとは思えないからな」
「まあな。悪いが、アンタと馬が合うとは思えないからな」
冗談交じりの挑発とは裏腹に、キリトが纏う空気は刃の如く鋭い。
自分自身の目で、直接ゼインと果穂を見て確信が抱けた。
他者の感情を身勝手に操り、従順な奴隷に変える。
ALOのGMとして君臨し、非道な実験に手を染めた許し難き男。
須郷伸之と同じゲスの類にしか思えない。
アスナの心身を徹底的に汚そうとした記憶は、今でも腸が煮えくり返る。
動機は違えど、人間を都合の良い傀儡として扱うゼインはキリトにとっても見逃す気はない。
自分自身の目で、直接ゼインと果穂を見て確信が抱けた。
他者の感情を身勝手に操り、従順な奴隷に変える。
ALOのGMとして君臨し、非道な実験に手を染めた許し難き男。
須郷伸之と同じゲスの類にしか思えない。
アスナの心身を徹底的に汚そうとした記憶は、今でも腸が煮えくり返る。
動機は違えど、人間を都合の良い傀儡として扱うゼインはキリトにとっても見逃す気はない。
「掲げる正義がお前にとって絶対に譲れないのなら、そこに至った理由も知らない俺に否定する資格はない」
頭ごなしに否定せず、ジークも己の答えを返す。
ゼインの言う正義が最終的に、どこを目指しているのか。
何があってその結論に達したかを、知りはしない。
仮に一から聞かされた所で、納得に足るとも限らない。
しかしその正義がゼインにとって、他の何より譲れぬ根底にあるのであれば。
安易な言葉で間違いだと言うつもりはない。
ゼインの言う正義が最終的に、どこを目指しているのか。
何があってその結論に達したかを、知りはしない。
仮に一から聞かされた所で、納得に足るとも限らない。
しかしその正義がゼインにとって、他の何より譲れぬ根底にあるのであれば。
安易な言葉で間違いだと言うつもりはない。
「だがお前が彼女から自分で選ぶことも、声を上げることも奪うならそれは止める」
消費された末に朽ち果てる終わりを、最初から決められ造り出された。
短き生で何も為せず死ぬのを、自分は受け入れられなかった。
生きたいと願い、聞き届けた英霊が助かる道を与え、果てに自分で自分を救った。
始まりの瞬間を決して忘れずにいるが故に、ジークは此度も剣を手に取る。
果穂が己の意思でゼインへの協力を決めたのなら、選んだ事自体は否定しない。
だが声なき声で、彼女が解放を望むのならば。
心臓(ほこり)に懸けて、聞かなかった振りは出来なかった。
短き生で何も為せず死ぬのを、自分は受け入れられなかった。
生きたいと願い、聞き届けた英霊が助かる道を与え、果てに自分で自分を救った。
始まりの瞬間を決して忘れずにいるが故に、ジークは此度も剣を手に取る。
果穂が己の意思でゼインへの協力を決めたのなら、選んだ事自体は否定しない。
だが声なき声で、彼女が解放を望むのならば。
心臓(ほこり)に懸けて、聞かなかった振りは出来なかった。
「……」
小夜は僅かに沈黙を挟む。
都合良く、思いのままに操る。
数時間前の小夜自身が正にそうであり、シェフィと左虎は恐らく今もそのまま。
善か悪かで問えば、100人中100人が後者と答えるだろう。
されど純然たる憤怒を抱けないのもまた、小夜からすれば事実。
小学校時代の恩師とは偽りの記憶、一方で命を救われたのは揺るがぬ真であるが為に。
マイ=ラッセルハートは小夜から親友達の記憶を奪った敵にして、死を遠ざけた恩人。
シェフィ、左虎、そしてマイ。
誰か一人でも欠けていたら、激怒戦騎の雷刃は確実に己が命を焼き払ったに違いない。
だから話を聞きたい、抱えたものの正体を知りたい。
悪を倒すのみならず、困っている人を助けるのが魔法少女の在り方だから。
都合良く、思いのままに操る。
数時間前の小夜自身が正にそうであり、シェフィと左虎は恐らく今もそのまま。
善か悪かで問えば、100人中100人が後者と答えるだろう。
されど純然たる憤怒を抱けないのもまた、小夜からすれば事実。
小学校時代の恩師とは偽りの記憶、一方で命を救われたのは揺るがぬ真であるが為に。
マイ=ラッセルハートは小夜から親友達の記憶を奪った敵にして、死を遠ざけた恩人。
シェフィ、左虎、そしてマイ。
誰か一人でも欠けていたら、激怒戦騎の雷刃は確実に己が命を焼き払ったに違いない。
だから話を聞きたい、抱えたものの正体を知りたい。
悪を倒すのみならず、困っている人を助けるのが魔法少女の在り方だから。
「だけど大事な記憶を、心を思い通りに作り替えるのは認められないわ」
浮かべた顔は迷いを断ち切るかの如き、麗しくも凛々しい戦士の表情。
堕ちた心を、傷付いた手で包み込んでくれた少女がいた。
わたしがきたと、そう言った少女がいた。
彼女がくれた救いを裏切らない為にも、水神小夜は魔法少女を決して捨てない。
堕ちた心を、傷付いた手で包み込んでくれた少女がいた。
わたしがきたと、そう言った少女がいた。
彼女がくれた救いを裏切らない為にも、水神小夜は魔法少女を決して捨てない。
「それに、はるかはもうとっくにやる気満々みたいだもの」
「あったり前だよ!」
「あったり前だよ!」
隣に立つ親友の変わらぬ姿に、自然と笑みが零れる。
今口にした通りだ。
改めて聞かれるまでもない、答えは最初から決まってる。
魔法少女になろうと決意した、己の原初(オリジン)は変わっていない。
今口にした通りだ。
改めて聞かれるまでもない、答えは最初から決まってる。
魔法少女になろうと決意した、己の原初(オリジン)は変わっていない。
「あたし達の友達を、返してもらうから!」
これ以上ない、ゼインを拒絶する宣言。
敵意を一身に浴び、かといって今更怯む者に非ず。
全く予想しなかったとは言わないが、実際こうなると少々落胆もするというもの。
尤も長々と引き摺る程の未練も持たず、シンプルな結論へ辿り着くのに時間は掛からない。
敵意を一身に浴び、かといって今更怯む者に非ず。
全く予想しなかったとは言わないが、実際こうなると少々落胆もするというもの。
尤も長々と引き摺る程の未練も持たず、シンプルな結論へ辿り着くのに時間は掛からない。
排除すべき悪意が増えた、それ以上でも以下でもなかった。
「どうやら理解は得られなかったようですね。ならばもう、生かしておく理由もありません。果穂」
「…あっ、はいっ!酷いです!チェイスさん達は分かってくれるって思ったのに……」
「…あっ、はいっ!酷いです!チェイスさん達は分かってくれるって思ったのに……」
呆けていたが名を呼ばれ、すぐに元の調子を取り戻す。
宿す感情は心底の失望、唯一無二の正義へ背く者達への怒り。
疑問が挟まる余地はない。
最高の幸福を齎す羽をくれたゼインは、何も間違っていない。
この世でたった一つだけ信じられる正義の持ち主で、彼が敵と見なせば正しく敵なのだから。
だから前に仲間だった人達だって、殺されるのは仕方のない事。
宿す感情は心底の失望、唯一無二の正義へ背く者達への怒り。
疑問が挟まる余地はない。
最高の幸福を齎す羽をくれたゼインは、何も間違っていない。
この世でたった一つだけ信じられる正義の持ち主で、彼が敵と見なせば正しく敵なのだから。
だから前に仲間だった人達だって、殺されるのは仕方のない事。
(そうです!あたし、間違ってないですよね?)
誰に向けてか分からない確認を、声に出さず投げ掛ける。
不可解な己への疑問は、幸か不幸か闘争の予感が消し去ってくれた。
ゼインは変身状態を解かずにいる為、準備が必要なのは自分の方。
名刀を引き抜く勢いで、プログライズキーを起動状態へ。
不可解な己への疑問は、幸か不幸か闘争の予感が消し去ってくれた。
ゼインは変身状態を解かずにいる為、準備が必要なのは自分の方。
名刀を引き抜く勢いで、プログライズキーを起動状態へ。
「変身っ!」
<ZEIN RISE>
<JUSTICE!JUDGEMENT!JAIL!ZEIN!>
善意の使徒の鎧を纏うように。
或いは、自ら拘束具を身に着けるように。
マントを靡かせた白き騎士、二体目のゼインが降臨。
或いは、自ら拘束具を身に着けるように。
マントを靡かせた白き騎士、二体目のゼインが降臨。
直接の戦闘経験があるのは千佳のみであり、どちらかといえばミカと篝のサポートが主だった。
なれど発せられる、悪を認めぬ刺し貫く威圧感を受ければ。
油断を一切持ち込めぬ強敵と、誰もが理解。
緊張すらも戦意へ注ぐ燃料に変え、場は一触即発の四文字へ染まる。
なれど発せられる、悪を認めぬ刺し貫く威圧感を受ければ。
油断を一切持ち込めぬ強敵と、誰もが理解。
緊張すらも戦意へ注ぐ燃料に変え、場は一触即発の四文字へ染まる。
「はっ、ぞろぞろきったねェネズミみたいに群れやがって」
だからこそ、聞き覚えのない9人目の声に誰もが意識を割かれた。
ゼインが動くか、チェイス達が動くか。
先手を切る時を互いに見極め、集中を高めたタイミングでの乱入。
張り詰めた感覚を削がれ、弾かれたように視線を動かす。
先手を切る時を互いに見極め、集中を高めたタイミングでの乱入。
張り詰めた感覚を削がれ、弾かれたように視線を動かす。
女、否、少女と言うべきか。
腰まで届く長髪を揺らし、浄水場前に集った者達を見据える。
本来なら意志の強さが見え隠れするだろう瞳は今や、蔑みと憎悪で彩られた。
豊満な肢体を覆うのは、大胆にも腹部を露出させたセーラー服。
改造制服の類にも見え、不思議と少女にマッチしている。
腰まで届く長髪を揺らし、浄水場前に集った者達を見据える。
本来なら意志の強さが見え隠れするだろう瞳は今や、蔑みと憎悪で彩られた。
豊満な肢体を覆うのは、大胆にも腹部を露出させたセーラー服。
改造制服の類にも見え、不思議と少女にマッチしている。
「あなたは……」
思わず疑問が口を突いて出たはるかを、ギロリと睨む。
顔立ちは整っているが、如何せん負の念が滲み出ている。
隠す気も無い嘲笑を浮かべ、自身が何者かを吐き捨てた。
顔立ちは整っているが、如何せん負の念が滲み出ている。
隠す気も無い嘲笑を浮かべ、自身が何者かを吐き捨てた。
「浅垣灯悟。名簿に載ってる方ならキズナレッドって言えば良いか?」
「はぁっ!?」
「はぁっ!?」
告げられた名に、異なる反応を見せたのは一名。
堪らず大声を上げるキリトに直接の面識はないが、知っている。
何せキズナレッドに強い信頼を置く者と、定時放送前に一緒だったのだから。
しかしおかしい、彼女の口振りではキズナレッドは男。
というか、本名もどう聞いても男だが。
堪らず大声を上げるキリトに直接の面識はないが、知っている。
何せキズナレッドに強い信頼を置く者と、定時放送前に一緒だったのだから。
しかしおかしい、彼女の口振りではキズナレッドは男。
というか、本名もどう聞いても男だが。
「いやちょっと待て。お前、何でキズナレッドの本名を知ってる……?」
「あ?俺がそのキズナレッド本人だからに決まってんだろ。つーかよ、テメェこそその反応はなんだ?まさか……イドラから俺の話でも聞いたか?」
「えっ、イドラさん?」
「あ?俺がそのキズナレッド本人だからに決まってんだろ。つーかよ、テメェこそその反応はなんだ?まさか……イドラから俺の話でも聞いたか?」
「えっ、イドラさん?」
出された名前に、今度ははるかも反応を見せる。
確か最初に会った時、アルカイザーを見て彼女の知るレッドにも触れていたか。
名簿上でもイドラのすぐ上に、キズナレッドと載っていた。
だとすれば彼女こそ、イドラの仲間だというレッドなのか。
確か最初に会った時、アルカイザーを見て彼女の知るレッドにも触れていたか。
名簿上でもイドラのすぐ上に、キズナレッドと載っていた。
だとすれば彼女こそ、イドラの仲間だというレッドなのか。
「まぁ……もうどうだっていいわな。イドラは殺されちまったんだからよ」
心強い味方が来てくれたと、そう言うにはキズナレッド改め灯悟の態度がおかしい。
キリトが聞いた灯悟の人物像は、正にテレビの中のヒーローが飛び出たかのよう。
なのに自分達の前に姿を見せた少女から、ヒーローらしい熱を全く感じない。
目に見える全てを見下し、呪うかの獰猛な顔。
これではヒーローではなく、
キリトが聞いた灯悟の人物像は、正にテレビの中のヒーローが飛び出たかのよう。
なのに自分達の前に姿を見せた少女から、ヒーローらしい熱を全く感じない。
目に見える全てを見下し、呪うかの獰猛な顔。
これではヒーローではなく、
「あいつが死んだ世界に、何の価値もありゃしねぇ!!」
ドス黒く、粘り付く憎悪を乗せ叫ぶ。
いつの間にやら、片手にはマゼンタ色の奇妙な機械。
十五を超えるクレストが刻まれ、一つ一つが異なる形で存在を示す。
腹部へ当てた瞬間、自動でベルトが装着。
独自の形状のバックル、ネオディケイドライバーを殺し合いで見たのはこの場に二人。
いつの間にやら、片手にはマゼンタ色の奇妙な機械。
十五を超えるクレストが刻まれ、一つ一つが異なる形で存在を示す。
腹部へ当てた瞬間、自動でベルトが装着。
独自の形状のバックル、ネオディケイドライバーを殺し合いで見たのはこの場に二人。
「貴様…どこでそれを手に入れた!?」
「んだよ、こいつの持ち主のお仲間か?殺して奪ったんだよ!生徒がどうのとうるっせぇボケカスだったけどなぁ!」
「んだよ、こいつの持ち主のお仲間か?殺して奪ったんだよ!生徒がどうのとうるっせぇボケカスだったけどなぁ!」
問い質すチェイスへの返答は、少女らしからぬ口汚さ。
仮面の下で驚いてるだろう相手を鼻で笑い、取り出すは一枚のカード。
マゼンタ色のバックルが初見の者達も、次に何が起こるかは察しが付く。
腹部の機械で装甲を纏う戦士は、既に殺し合いで珍しくない。
仮面の下で驚いてるだろう相手を鼻で笑い、取り出すは一枚のカード。
マゼンタ色のバックルが初見の者達も、次に何が起こるかは察しが付く。
腹部の機械で装甲を纏う戦士は、既に殺し合いで珍しくない。
「変身」
『KAMEN RIDE WIZARD!』
『ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』
複数のプレートが突き刺さった、バーコード模様の仮面。
ではなく、顔面に宝石を填め込んだ奇怪な造形。
黒いローブを靡かせる姿は、仮面ライダーディケイドと全くの別物。
指輪の魔法使い、仮面ライダーウィザードへの変身を完了。
各々反応を見せる一同を小馬鹿にするように笑い、続けてカードを手に取る。
何をする気か分からないが、良い事が起きるとは誰も思えない。
得物を手に駆け出すも、一手遅い。
澱みのない動作でカードを装填、ドライバーがデータを読み取り解放。
ではなく、顔面に宝石を填め込んだ奇怪な造形。
黒いローブを靡かせる姿は、仮面ライダーディケイドと全くの別物。
指輪の魔法使い、仮面ライダーウィザードへの変身を完了。
各々反応を見せる一同を小馬鹿にするように笑い、続けてカードを手に取る。
何をする気か分からないが、良い事が起きるとは誰も思えない。
得物を手に駆け出すも、一手遅い。
澱みのない動作でカードを装填、ドライバーがデータを読み取り解放。
『ATTACK RIDE SMELL!』
電子音声を合図に、ウィザードから汚らしい色のガスが広範囲へ放射。
警戒し足を止め、或いは構わず突き進もうとするも無駄だ。
警戒し足を止め、或いは構わず突き進もうとするも無駄だ。
「ゲホッゲホッ!なん、だ、この臭い……!」
「す、凄く臭いよぉ……!」
「す、凄く臭いよぉ……!」
ここまで不快な臭いがこの世にあるなど、到底信じられない。
鼻どころか五感が狂いそうな悪臭に、堪らずむせ返る。
身体への痛みはないが、無視するには大きい攻撃だ。
そしてウィザードは自らが作った隙で、何もしないような馬鹿じゃない。
鼻どころか五感が狂いそうな悪臭に、堪らずむせ返る。
身体への痛みはないが、無視するには大きい攻撃だ。
そしてウィザードは自らが作った隙で、何もしないような馬鹿じゃない。
「おらとっとと仕事しろよボロキレ!そのガキ連れて行くぞ!」
「えっ、きゃあっ!?」
「えっ、きゃあっ!?」
怒声が響くや千佳の体が宙へ浮き、がっしりと固定。
何が起きたと確認させる暇は与えられず、足を地面から離したまま移動開始。
正確に言うと、正体不明のナニカへ捕らえられ連れ攫われた。
何が起きたと確認させる暇は与えられず、足を地面から離したまま移動開始。
正確に言うと、正体不明のナニカへ捕らえられ連れ攫われた。
「千佳ちゃん!」
「精々必死こいて追い掛けて来いよ!」
「精々必死こいて追い掛けて来いよ!」
『ATTACK RIDE LIGHT!』
咄嗟に手を伸ばすが、はるかが掴むのは叶わない。
悪臭から一変、強烈な光をウィザードが放つ。
殺傷能力は皆無に等しいが、目晦ましとしては上出来だ。
怯んだ者達を嘲笑い、リュックサックからバイクを取り出し跨る。
エンジンを吹かし、千佳を捕えたナニカと共に去って行った。
悪臭から一変、強烈な光をウィザードが放つ。
殺傷能力は皆無に等しいが、目晦ましとしては上出来だ。
怯んだ者達を嘲笑い、リュックサックからバイクを取り出し跨る。
エンジンを吹かし、千佳を捕えたナニカと共に去って行った。
「っ!千佳ちゃんが……!」
「ゼイン達は俺達で引き受ける、お前は千佳の元へ行け!」
「う、うん!」
「悪い、俺もあっちを追い掛ける!」
「ゼイン達は俺達で引き受ける、お前は千佳の元へ行け!」
「う、うん!」
「悪い、俺もあっちを追い掛ける!」
灯悟の乱入に場は未だ混乱から覚めないが、モタつけばその分千佳が危険だ。
はるかとキリトが急いで追い掛け、これで残ったのは5人。
数では未だチェイス達が有利なれど、勝った気にはなれない。
こちらの緊張を知ってか知らずか、ゼインが開戦を告げる。
はるかとキリトが急いで追い掛け、これで残ったのは5人。
数では未だチェイス達が有利なれど、勝った気にはなれない。
こちらの緊張を知ってか知らずか、ゼインが開戦を告げる。
「少々予定が狂いましたが、何も問題ありません。チェイス、どうやら欠陥が含まれるらしいプログラム諸共破壊して差し上げましょう」
無機質ながら、傲慢さの宿る破壊宣言。
絶対の善意へ歯向かう愚者共へ、救世主が裁きを下す時だ。
上等だ、簡単に折れる牙しか持たないと思うなら大間違い。
仲間を取り戻し、歪んだ正義を打ち砕くまで。
絶対の善意へ歯向かう愚者共へ、救世主が裁きを下す時だ。
上等だ、簡単に折れる牙しか持たないと思うなら大間違い。
仲間を取り戻し、歪んだ正義を打ち砕くまで。
誇り高き追跡者と、全ての悪意の駆逐者。
両名の激突を以て、今ここに新たな闘争が幕を開ける。
両名の激突を以て、今ここに新たな闘争が幕を開ける。
112:正義Ⅰ:溢れ出す涙なら今は止めなくていい | 投下順 | 112:正義Ⅲ:Nothing Helps |
時系列順 | ||
チェイス | ||
花菱はるか | ||
横山千佳 | ||
キリト | ||
ジーク | ||
水神小夜 | ||
仮面ライダーゼイン | ||
小宮果穂 | ||
エンヴィー | ||
サビルバラ | ||
レン |