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  • 真贋バトルロワイヤル
  • 正義Ⅲ:Nothing Helps

真贋バトルロワイヤル

正義Ⅲ:Nothing Helps

最終更新:2025年08月26日 22:29

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
◆


睨み合いを永遠に続けた所で、戦況に変化は訪れない。
先手を打ったのはチェイサー。
此度の戦闘は足止め目的のように、時間を掛ける類に非ず。
慎重さは捨てず、なれど臆さず仕掛ける。
シルバーのボディスーツが身体能力を限界以上に引き上げ、魔進チェイサーを超える走力を発揮。

『BREAK』

愛用武器、ブレイクガンナーも機能に一切の不調無し。
駆ける速度を緩めないまま、銃口を押し込み形態変化。
外見は変わらずとも、近接戦闘へ適した状態へ。
弾丸もかくやの勢いで突き出した拳が、真っ直ぐに突き進む。

標的は勿論ゼイン、同じ仮面ライダーだろうと倒すのに躊躇は不要。
軍服を思わせる形状の装甲は、既存の兵器では破壊困難な強度。
広く知られるメリケンサックで叩こうと、10発目の到達前に装備した拳共々砕けるのがオチだ。
当然チェイサーが放つ打撃に、そういった例は当て嵌まらない。
腕部アーマーは強固な盾としてだけでなく、攻撃性能を強化可能な機能が搭載済。
圧縮エネルギーが腕力を高めた上で、更にそのエネルギーがブレイクガンナーのスパイク部分へ収束し増幅。
打撃一つ取っても、基本スペックを優に超える威力を叩き出す。

分厚い鉄板を重ねようと、障子紙同然に貫くだろう。
とはいえ敵もまた並の枠に収まる機能のライダーではなく、まして素直に拳を受け入れる理由もない。
速度と威力の両面で油断ならない一撃を見据え、ゼインも動きに出る。

張り巡らされた動力ケーブルが、無駄を削いだ動作を実現。
振るわれた剣の刀身へ、己の得物を添えるように。
前腕部装甲をスパイク部分へ走らせ受け流す。
砕き割る勢いの攻撃は虚しく宙を殴るに終わるも、この程度はチェイサーの予測出来た範囲。

右腕を引き戻すと同時に、ゼインも攻めに移った。
チェイサーと違い無手なれど、秘めた破壊力は決して侮れない。
胸部目掛けて突き出された拳に対し、左腕を防御に回す。
装甲越しへ伝わる衝撃に、左頭部の複合モジュールが威力を測定し結果を知らせる。
ダメージ無し、装甲の破損個所もゼロ。
だが自身のスペックを超えていると、即座に判明。

次いで放たれる膝蹴りを、半歩の後退で回避。
三撃目に出るより早く、チェイサーが放つのもまた蹴り。
長い足をうならせ、鞭の如き勢いで脚部が空気を切り裂く。
電磁式の強化機能を備えたアーマーにより、その気になれば樹木だろうと真っ二つが可能。

脇腹へ走らせた脚からの、攻撃命中の感触はない。
そこいらのNPC程度なら回避が間に合わず、みっともなく悲鳴を上げただろう。
ゼインを有象無象の雑魚と一緒くたに括るのは間違いだ。
見えない手に引き上げられるかのように跳躍し、チェイサーから距離を取る。

プログライズキーシステムで変身する仕様上、同種のライダーと同じ機能をゼインは幾つか持つ。
内の一つが脛部装甲に内蔵された、バリア発生による引力操作装置。
本来の世界では滅亡迅雷.netのヒューマギアや、飛電インテリジェンス社長の飛電或人が。
殺し合いにおいては皇帝にして魔王、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが得た力。
アークと同様の機能を使い回避、マントを靡かせ優雅に着地。

『GUN』

再度距離を詰めるのに、指五本で数えるまでもない。
かといって接近されるまでの僅かな猶予で、棒立ちになる気も皆無。
ブレイクガンナーを遠距離形態へ変化、射撃アシスト機能が最大効率で稼働。
視覚センサーと、変身者自身が幾多の戦闘で培った能力も加わり精密な銃撃を行う。
引き金を引くやエネルギー弾を連続発射、急所を的確に狙う。

「優秀な機能と言えますね。相手が私でなければ、ですが」

嘲るでもなく、覆らない事実を無情に告げ疾走。
右手には先程まで無かった剣、メダジャリバーを装備。
元々は別のライダーの得物だろうと、ゼインが握れば前々から愛用していたように使いこなせる。
エネルギー弾を斬り落とし、時には最小の動作で躱しながら急接近。
先程は跳躍力の強化に使った機能で、今度は移動速度を急激に高めた。

到達はあっという間だ、既にメダジャリバーの間合いへ標的は閉じ込められている。
取り回しの点ではブレイクガンナーが勝り、至近距離での迎撃も不可能じゃあない。
尤も、ゼインが余計な抵抗をむざむざ許すかは別。
己が正義へ背いた罰を下すべく、首を狙い刃が迫る。
ヤミーやグリードの強固な皮膚を切り裂いた、鴻上ファウンデーション製の剣だ。
ゼインの膂力と相俟って、まともに受ければチェイサーでも無傷とはいくまい。

「はああああああっ!!」

気合一閃の剣が華麗に、それでいて獲物を刈り取る苛烈さを伴い振るわれた。
メダジャリバーが弾き返され、チェイサーへの直撃を遠ざける。
青い衣装を纏った少女の視線と、冷え切ったアイスブルーのレンズが交差。
仲間を傷付けさせはしない意思、悪意を決して認めないが故の判決。
相容れない両者が用いるは言葉に非ず、敵意を籠めた刃以外に有り得ない。
トレスマジアが魔法少女の一人、マジアアズールが得物を握る手に力を強める。
切れ味が一層高まるように、魔力の剣が輝きを増した。

上段からの振り下ろしは、生半可な抵抗へ無駄の二文字を突き付ける勢いだ。
仮面を叩き割り、強制的に素顔を晒す末路を歓迎するか。
ゼインの答えは当然否、最適解の動作を即座に弾き出し実行。
どの位置へ動けば避けられるか、既に予測は完了している。
大振りな動作には出ず、あくまで必要最小限で躱す。

攻撃が空振った直後というのは、大なり小なり隙が生じる。
そこを見逃すゼインではなく、メダジャリバーが標的を変え襲来。
自ら首を差し出しに来たと、後悔させる刃へマジアアズールは取り乱さない。
この程度の展開十分予測出来た、戦術の構築ならこっちだって完了済なのだから。

片足を軸に回転、更に構えた剣から魔力を放出。
刃状へ変化しゼイン目掛け射出、美しさと裏腹に先端は震えが走る程の切断力。
目障りな羽虫を掃い落とすかの動作で、一本残らず砕く。
生身の相手ならまだしも、仮に当たったとて装甲を切り裂く程ではない。

「無意味な抵抗を……」
「本当に無意味かどうか、あなた自身で確かめなさい!」

ダメージなど最初から期待していない。
剣の到達を僅かにでも遅らせた、その一点で上出来。
突きの構えを取り踏み込み、胸部目掛けて切っ先が吸い込まれる。
装甲を砕く威力とは思えずとも、いらぬダメージを負うのは論外。
メダジャリバーで弾き返し、空いた左手で手刀を放つ。
五指が魔法少女の衣服を引き裂き、柔らかな素肌をも貫くだろう。
急速に引き戻した剣で以て受け流し、刀身へ掛かる重さに眉を顰めた。

『TUNE CHASER SPIDER』

ゼインの敵はマジアアズール一人じゃない。
バイラルコアを装填し、武装展開。
蜘蛛を思わせる形状の得物、ファングスパイディーを装備しチェイサーが参戦。
魔進チェイサー時代に度々使い、殺し合いでも複数回活用されて来た。
斬撃の威力に翳りなく、一度クロー部分が走れば火花の雨を降らす事間違い無し。
無論、敵に当たればという大前提の上でだが。
メダジャリバーを翳し防御、刃同士が擦れ不快な音を聴覚機能が拾う。

剣をチェイサー相手に使ったチャンスを、もう一人は見逃さない。
紙一重で拳をすり抜け、マジアアズールが更に踏み込む。
懐へ潜り込み魔力を操作、剣の刀身を縮め近接戦により適したリーチへ。
放つ突きは杭の射出同然の勢いで、純白の装甲を食い破らんとする。

しかし甘い、ゼインの予測を上回るには至らない。
振り上げた足が刃を弾き飛ばし、マジアアズールも下方からの衝撃で腕が跳ねた。
マズいと思った時には既に、敵は拳を強く握り締めた後。
肌が粟立つ感覚は、マジアベーゼの折檻に背徳的な期待を抱いた時とまるで違う。
遊びも何もない、殺意以外が入り込む余地のない鉄拳が迫り来る。

『EXECUTION SPIDER』

仲間が危機に陥った状況で、知らぬ振りを決め込むチェイサーではない。
銃口を押し込み、バイラルコアのエネルギーを最大出力へ移行。
タイヤ型の背部ユニットを通じ、銀色の蜘蛛へ流し込む。
迸る赤い光へ、大技が来るとゼインも察知。
地を蹴り後方へ跳んだ瞬間、ファングスパイディーに集まった力を解放。
先端に収束された光球が弾け、ゼインの視界を真紅が覆い隠す。
仮面ライダードライブへ痛手を負わせた高威力の技を前に、装填済のプログライズキーを押し込んだ。

<ジャスティスパニッシュメント!>

エネルギーを纏わせ、平時以上に威力を上げた拳を叩き込む。
不意打ちとはいえ、ガンダムバルバトスの起動鍵を装着解除へ追いやった一撃だ。
光球を打ち消し霧散、儚く消え去る赤い輝きには目もくれない。
技を呆気なく無効化されたチェイサーだが、悔しさは抱かず改めて斬り掛かる。
何より、もう一人の方も立て直しは済んだ。
チェイサーが作った隙に急ぎステッキを回収、再度魔力の光剣を生成。
短く礼を告げたマジアアズールも加わり、刃同士の衝突が再び起こった。


○


「せっりゃああああああっ!!」

気合を十二分に籠めた声を乗せて放つ、正義の鉄拳。
本来の果穂であれば、秘めた決意は何者にも消せない炎の如き熱さだったろう。
恐怖に苛まれて尚も、羂索達へ立ち向かう勇気を見せた。
悲しくも譲れない正義を抱く、人造の戦士を支えたいと強く願った。
残念ながら今の彼女に宿るのは、植え付けられた偽りの決意。
善意の化身の言うがままに動き、一切の疑問を持つ事を許されない傀儡。
詳細な背景を知らずとも、酷く空虚な拳だとジークも感じずにいられない。

(だが操られているにしろ、普通の少女が出せる威力ではないな)

痛ましさを覚えつつも、戦闘への油断には繋げない。
齢12歳の、ランドセルを背負う少女が放つには異常なまでの脅威。
並以上に打たれ強いジークの体とて、無傷で凌げる頑強さはない。
竜殺しの英雄を我が身に憑依させたならともかく、二画目の令呪を切る気は現状なかった。

(素早く力強いが、躱せない程じゃない!)

油断なく見据えながら、軽快に地を蹴って横へ跳ぶ。
直後、立っていた場所を突っ切る果穂に接近。
両手に構えた得物は既に、解号を済ませてある。
オリジナルに劣るとはいえ、宇蟲王の斬撃を抑え込んだ実績を持つ大剣だ。
仮面ライダー相手にも有用な武器なのは、間違いない。
狙うは腹部の機械、破壊ないし強制解除へ追い込む。

「ひゃっ!?危ないですよっ!」

風を切り裂き疾走する刃を、活性化した感覚が察知。
元々運動神経に秀でた果穂だが、今現在は超人の域にまで押し上げられている。
可愛らしい抗議とは裏腹の動きで躱し、反対に蹴りを叩き込む。
脚部の動力ケーブルが補強を働きかけ、やや不安定な体勢からも十全の威力と速度を発揮。
人体を蹴り砕く靴底へ、ジークも身を捩っての回避を行う。
直撃はせずとも、頬を叩く風に鋭い痛みが走った。

避けられたからといって、当然諦める理由にはならない。
斬られる前に果穂は距離を詰め、拳を連続して放った。
一発当たるだけでも、枷となるだろう負傷が付き纏う。
理解しているが為に神経を張り巡らせ、標的の対処へ動き出す。
先程と同じだ、速いが回避不可能とまではいかない。
空気の震えや僅かな動きも情報として取り入れ、己が身へ当てさせなかった。

竜告令呪を切らずとも、ジークの身体能力は常人を遥かに超える。
与えられた英雄の心臓は死の淵から引き戻すのみならず、戦って抗えるだけの力を授けた。
聖杯大戦を経て練り上がった胆力も含め、猛攻を前にしても怯む様子は見られない。
変身していようと、果穂は本来争いと無縁の一般人。
ゼインの機能で補強されたのを加味して尚、どうしたって動きに粗が生じるのは避けられなかった。
一つ一つ、確実に捌きドライバーを斬る瞬間を見極める。

「だったら……!」

自身の不利は果穂も悟ったのだろう。
脛部装甲の機能を使い、跳躍力の大幅な強化を実行。
大きく跳んで仕切り直し、ジークが接近する前に新たな手に出る。

<X!>

<執行!ジャスティスオーダー!>

取り出したカードを装填し裁断。
ライダーの力を読み砕き、己が技として使い捨てる。
ゼインドライバーの真価であり、同時に歴代の英雄達へ唾を吐くに等しい。

GOD機関と激闘を繰り広げた、神敬介の変身する戦士。
カイゾーグこと仮面ライダーXの装備、ライドルが出現。
基本形態であるサーベルを装備し、ジーク相手に斬り合いへ持ち込む。

「なに……?」

魔矢の射出を思わせる突きを弾き、間髪入れずに斬り返す。
だがドライバーを切り裂く筈の刃は、細い刀身に阻まれた。
得物の分厚さで言ったらジークのが上、されど果穂の持つライドルも切れ味のみならず耐久性も高い。
逆に弾かれ、次いで急所を狙われるも得物を引き戻し防ぐ。
竜告令呪を使った時程でなくとも、ジークとて剣の扱いは心得ている。
聖杯大戦中は“黒の”ライダーことアストルフォから譲渡された剣を手に、戦場を駆けて来た。

だからこそ、猛烈な違和感を感じたのだ。
身体機能に任せたごり押しだった果穂の動きが、明らかに精細さを増している。
構え一つ取っても、戦闘に覚えのある者のソレ同然ではないか。

「今度はこっちです!」

ジークの困惑を余所に、果穂がライドルを操作。
切っ先でアルファベットの『X』を描き実体化、高出力のエネルギーとなり襲い掛かる。
同じ形に斬られるか、消し炭と化すまで焼かれるか。
どっちだろうと御免だ、地面を転がってやり過ごす。
背後で浄水場の壁が消し飛ぶ音は聞き流し、立ち上がるとすぐ傍まで果穂が迫っていた。

ライドルもサーベルから、両端に柄の付いたスティックへ変形。
剣術から一転、棒術を巧みに操る。
武芸百般と言える器用さは果穂自身の技能に非ず、ゼインドライバーが齎す恩恵。
仮面ライダーXと謙遜ない力を、発揮可能になったのだ。

(しかし彼女が得たのが強さ“だけ”なら、やりようはある)

驚きこそしたが、激しい動揺を引き出すには至らない。
自身の手札を冷静に思い浮かべ、切るべきタイミングを見極める。
顔面狙いで突き出されたスティックを躱し、片手を自由に。
掌を装甲へ近付けると、敵も何かをされると察したのだろう。
腕をへし折るべく掴みかかるが、既にジークの攻撃は発動段階へ入っていた。

「きゃっ…!?」

装甲越しに痺れが襲い、思わず悲鳴を上げ後退る。
目立った傷こそないものの、突然の事で怯み隙を見せた。
“黒の”バーサーカーから受け継いだ、第二種永久機関を用いた力。
本来よりも殊更に威力を落とし果穂の虚を突くのに成功。
振るった大剣は抵抗に出るよりも早く、ライドルを遠くへ弾き飛ばす。
武器が手元を離れた影響で、果穂の武術も神敬介とは程遠い。
ただの小学生のものへ落ちるも、安堵を抱くには気が早過ぎる。
ゼインカードが読み砕いたXライダーの力は、まだ消えていない。

「とうっ!」

大剣で斬り付けられるより早く、空中へ跳び上がる。
両手両足を広げ『X』の一文字を作り、急降下。
GOD機関の改造人間を幾度も屠った蹴り技が、生身のジークを相手に繰り出された。

「くっ……!」

勢いの強さに回避は間に合わないと判断。
大剣へ緑色の電撃を流し込み、強化を行ったうえで防御に回す。
刀身を靴底が叩き、両腕に痺れが走った。
構えたままの体勢で後方に蹴り飛ばされるが、どうにか受け身を取る。
どっと息を吐きながら立ち上がると、敵もまた多少ふらつきつつこちらを睨んだ。

「ゼインさんがくれたヒーローの必殺技で倒れないなんて……そんなのおかしいです!早くやっつけられてください!」
「その提案を受け入れる者は普通いないと思うが……」

仮面の下で頬を膨らませてるだろう果穂へ、冷静に拒否を返す。
不機嫌な子供そのものの声色だが、秘められてるのは確かな狂気。
ゼインの傀儡と化す前の果穂を、ジークは話でしか知らない。
なので本来の彼女とのギャップへ驚きはせず、だが思う所がないとも言えなかった。

「君が言うやっつける対象には、俺以外の全員も入っているのか?」
「……?そうですよ?ゼインさんが悪い人って言ったんですから、間違いありません!」

何を当然の事をとでも言うような態度は、ゼインへ全面の信頼を向けてる証拠だろう。
いっそ痛ましさを覚える姿へ顔を歪めるでもなく、ハッキリと見据え更に問う。

「君は、チェイス達を手に掛けるとしても構わないと言う気か?」

富良洲高校を出発し、ゼイン達と再会するまでに。
ただの一度も、チェイス達は『万が一の時は果穂を倒さなければならない』等の話はしなかった。
チェイス、はるか、千佳。
必ずや果穂を助け出すとの決意に、三人の想いは共通していたのだ。

「伊達や酔狂じゃなく、君を助ける事を彼らは絶対に諦めない。2時間程度一緒にいただけの俺でも分かるなら、君だって気付いてる筈だ。
君を助けようとするチェイス達を殺すのは、君自身が本当に納得して出した答えなのか」
「あたしの、答え……?」

迷わず首を縦に振れば良い。
ゼインは幸せの羽をくれた、自分に死んでもいいと思える程の幸福を齎した。
そのゼインが死ぬべきだと言った、ゼインの正義に逆らったのだから。
他に正しいものなんて何一つないだろうに。

――『本当に……あなたの心がそう言ってるの?』

内側で、軋む音が聞こえた。
銀毛の少女が、斬り結んだ刀使が再度胸中で問い掛ける。
ふと、これは良くない気がしてならない。
耳を傾けるのは、自分にとって苦痛だと明確な理由もないのに思った。

「あたし、の……答えは変わりませんっ!」

張り上げた声は自分を惑わす戯言を、一笑に伏す為か。
或いは、必死になって誤魔化す為か。
どちらが正しいかを深く考えないで、拳を振り被る。
これ以上の会話は難しいと判断し、ジークも大剣を構え直す。
果穂を見据える双眸に、ある確信を宿して。


○


「くっ……!」

苦悶の声が自分の口から出たと、マジアアズールに気付く余裕はない。
チェイサーとの二人掛かりで攻撃を続け、致命的な一撃は未だ受けていない。
傍目にも自分達相手に、ゼインは防戦一方と映るだろう。

実際、チェイサーとマジアアズールの連携は悪くなく、むしろ見事と言って良い。
両名共に殺し合いの前から戦闘経験を積み、闘争へ挑む気概も戦士のものに相違ない。
加えて前者は泊進ノ介や詩島剛と、後者はトレスマジアのメンバーと肩を並べ戦って来た。
共闘の際の立ち回りにも慣れており、互いの足を引っ張る展開は回避している。

だが現実には未だゼインへ、有効打を与えられずにいる。
豪快に得物を振り回したドゴルドとは打って変わって、ゼインの動きは精密な機械のよう。
どの位置からどのタイミングで攻撃が来るかを全て見極め、的確に捌く。
人間味というものを感じさせない対処へ、薄ら寒いものが背を滴り落ちた。

数十度目の刃を防がれ、次の剣を振るおうとした時。
冷え切った青いレンズがマジアアズールを射抜き、喉がヒュッと音を立てた。
言葉にされてはいない、けど何を伝えたいかが分かる。
「もう覚えた」と、非情に告げられた瞬間。
自分達の攻撃をすり抜け、遂にゼインの魔の手に触れられた。

「ぐっ……!」
「うぁっ!?」

咄嗟の判断で、共に後方へ跳んだのは正解だった。
メダジャリバーの刀身が装甲を切り裂き、出血代わりの火花を散らす。
ガントレットで覆われた拳が腹部を叩き、内臓まで響く痛みが駆け巡る。
しかしどちらも直撃には至っていない、ある程度ダメージの軽減に成功。
再起不能には程遠い、戦闘続行が十分可能な範囲。
とはいえ怯んで隙が出来たのも事実、ゼインは既に次の手を打った後。

<V3!>

<執行!ジャスティスオーダー!>

ゼインカードを裁断し、空中目掛けて跳躍。
先の引力操作時をも超える位置まで跳び上がり、地上の罪人達を見下ろす。
標的へ蹴りを叩き込むべく右脚を伸ばすが、敵もまた的になる殊勝さは持ち合わせていない。

『ヒッサツ!』

『FULL THROTTLE!CHASER!』

ドライバーに手を伸ばし操作、噴き出す火炎がコンディションの最高潮を知らせる。
放出したエネルギーを右脚に収束、地を蹴ってチェイサーがゼインを迎え撃つ。

デストロンの機械怪人を倒して来た、仮面ライダーV3の蹴り技。
それがよりにもよって、人間を守る為に戦う戦士へ放たれた。
風見志郎や、彼に力を与えたダブルライダーが知れば憤慨は確実。
仮にそうなった所で、ゼインの思考に何ら影響は与えられない。
罪人を裁くギロチンの刃として、ライダーの力を使い潰すまでのこと。

改造人間やロイミュードを一撃で下す、高威力の技だ。
激突と同時に双方弾かれ、揃って地面へ転がる。
といった予想に反し、アスファルトへ叩きつけられたのはチェイサーのみ。
蹴り同士の衝突の反動を利用し、ゼインは宙で更に一回転。
ここからが技の真骨頂、V3反転キックで逃れられない終焉を与える。

「小癪な真似を……!」

二段構えの攻撃で優位を奪った筈のゼインだが、漏れ出た声は勝利への歓喜に非ず。
ライダー二人の激突を前に、魔法少女も見物に徹してはいない。
魔力を操作し複数枚の刃を生成、標的をゼインに一斉飛来。
倒せないのは百も承知だ、仲間の支援に少しでも役立てたなら問題ない。

「チェイスさん!」
「助かった!」

短く礼を返すチェイサーの手には、リュックサックから飛び出たトレーラー砲。
マジアアズールが作った猶予を無駄にせず、素早くシフトカーを装填。
バイラルコアとシフトデッドヒートが弾丸となり、膨大なエネルギーで銃身が熱を帯びる。

『フルフルデッドヒート大砲!』

電子音声を合図に、ゼインを撃ち落とすべくトリガーを引く。
鮮烈な真紅の光線を前に、蹴りで突き進むもややあって弾き飛ばされた。
焼き払われて当然の威力なれど、ゼインカードを使った技は原典のライダーよりも強化されている。
その為致命傷となるダメージはなく、トレーラー砲の砲撃も威力を大幅に削がれた。
まるでチェイサー達の足掻きを嗤うように降り立つ。
再度ゼインカードを手に取り、

「ッ、フンッ!」

裁断を急遽中断、メダジャリバーで後方を薙ぎ払う。
背後から放たれた電撃が霧散し、儚い光を最後に消え失せた。
この程度の不意打ちで倒そうなど、浅はかと言う他ない。
無論、放った本人も期待して電撃を浴びせたつもりはなかった。
ゼインの頭上を跳び越え、仲間の元へ着地。
今しがた攻撃を防いだ救世主と、自分を追って来たもう一人を視界に納める。

「卑怯ですよ!いきなり逃げるなんて!」
「逃げたつもりはない。ただ、俺のやるべき事が分かっただけだ」

怒り心頭の果穂へ律儀に返しつつ、視線はゼインへ固定。
ここから自分が相手取るのは少女じゃなく、操った張本人だ。

「交代だチェイス。あなたは果穂を頼む」
「なに……?」
「彼女の心は完全に侵食されていない。助けを願う声を上げたくても許されず、口に出すのはゼインへの肯定だけだ。彼女を救えるのも、彼女が自分で自分を救えるようになるのも、必要なのはあなただろう」

果穂の心に僅かなりとも、波紋を広げはしただろう。
だがそこより先、救う為の言葉を掛けられるのはチェイスだけだとジークは言う。
本当の願いを雁字搦めにされ、偽りの善意と幸福が何重にも覆い被さっている。
救われたいとの声を出せず、救われるための一歩を踏み出すのすら許されない。
彼女の味方でいたいと思うも、果穂を捕えた檻を壊せるのは自分じゃない。

「行ってあげてください、チェイスさん。私達が絶対に邪魔させませんから」

マジアアズール…小夜もまた力強い言葉でチェイスを送り出そうとした。
自分の道を、こうなりたいと願った己を見失い取り返しのつかない所まで堕ちる。
殺し合いに巻き込まれた当初の自分と、今の果穂が重なるなら。
あの時、手を差し伸べてくれた少女のように。
自分にとっての小さなヒーローが、きっと果穂にも必要だから。

「……分かった、任せるぞ」

迷う素振りを見せるのは一瞬、仲間達の選択を無駄にはしない。
果穂の元へ駆け出すチェイサーを、ゼインが妨害に動く。

「邪魔はさせないって言ったでしょう!」

余計な手出しは断じて認めない。
氷の長剣と竜殺しの大剣が咆え、ゼインを仲間の元へは行かせない。

背後から聞こえる戦闘音に背を押され、遂に辿り着いた。

「果穂」
「……っ、チェイス、さん」

ヒーローと守られる者として出会い、ヒーローとヒーローを支える者になり、
そして今、相容れぬ正義を掲げる敵として彼らは対峙する。



112:正義Ⅱ:彼らを戦いへ駆り立てるのはなにか 投下順 112:正義Ⅳ:Mystic Liquid
時系列順
チェイス
花菱はるか
横山千佳
キリト
ジーク
水神小夜
仮面ライダーゼイン
小宮果穂
エンヴィー
サビルバラ
レン

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