時刻は15時19分。―小会議室内。
「…すまない。ドラえもんから聞いているかも知れないが、彼は元々人間を奴隷にする為に来た侵略者だ。
羂索を倒す為に【同盟】を組んだが、独自の考えで独断行動を取る事もある。
…彼の挙動は私が目を光らせるから、安心してほしい。」
羂索を倒す為に【同盟】を組んだが、独自の考えで独断行動を取る事もある。
…彼の挙動は私が目を光らせるから、安心してほしい。」
マクギリスの言葉にゼロも続く。
「…私からもお願いする。どうかマクギリスを信用して貰いたい。
そして、総司令官殿の事も信じてほしい。
彼とは多少考え方は違うが、現時点では共通の敵を倒す“仲間”だ。その事は彼も理解している筈。
今は納得できなくとも、協力してほしい。」
そして、総司令官殿の事も信じてほしい。
彼とは多少考え方は違うが、現時点では共通の敵を倒す“仲間”だ。その事は彼も理解している筈。
今は納得できなくとも、協力してほしい。」
二人の言葉に鈴音は口を開く。
「大丈夫よ。気にしてないわ。
こんな状況なら例え悪党でも組むしかないものね。」
こんな状況なら例え悪党でも組むしかないものね。」
鈴音の返事にゼロは仮面で表情は見えないものの、明るい口調で答える。
「…ありがとう。鈴音の様な善良な参加者が来てくれて此方も頼もしい限りだ。」
鈴音に答えた後、ゼロはマクギリスに今後の事を訊ねる。
「…さて、どうするマクギリス?
先に彼女の話だけでも聞くべきか?それともコッソリと総司令官殿の様子を伺うべきか?」
先に彼女の話だけでも聞くべきか?それともコッソリと総司令官殿の様子を伺うべきか?」
鈴音に答えた後、ゼロはマクギリスに今後の事を訊ねる。
返事を求められたマクギリスは会議室の扉の方へと視線を向ける。
扉の外側からは僅かながら、会話の声が聞こえて来る。
返事を求められたマクギリスは会議室の扉の方へと視線を向ける。
扉の外側からは僅かながら、会話の声が聞こえて来る。
「…いや、ドラえもんの話も合わせて聞きたい。情報交換は一時保留にしよう。
また今は総司令官殿を信用し、彼の言う5分程度は待つべきだ。…それ以降は私が確かめに行く。
先に今の放送で追加された要素―、【墓標アプリ】とやらを確認しよう。
……ゼロ、アプリの内容は私が確認して伝えよう。」
……ゼロ、アプリの内容は私が確認して伝えよう。」
マクギリスの言葉にゼロは反応する。
「…心遣いは嬉しいが、それには及ばない。
私も確認する。…でなければ、皆と話についていけないだろう。」
私も確認する。…でなければ、皆と話についていけないだろう。」
「…そうだな。無理はしないように。」
会話の後、三名はそれぞれホットラインを取り出す。
彼らの様子を見て、鈴音は思考する。
(…ゼロとマクギリスさんはルルーシュが危険人物を多数殺したのではないかと考えているのね。
それでマクギリスさんが気を遣って、先に確認をしようとした…。
やはり、ゼロはルルーシュの知人。
そしてアッシュフォード学園の資料の中の3人の確率が高くなったわね。)
それでマクギリスさんが気を遣って、先に確認をしようとした…。
やはり、ゼロはルルーシュの知人。
そしてアッシュフォード学園の資料の中の3人の確率が高くなったわね。)
鈴音がゼロの正体を推理している時、マクギリスはアプリを開く前に部屋の出入口に立つ少女―いや少女型ロボットのリルルに目をやる。
(リルルが総司令官殿に肩入れしているか確かめたかったが、後回しにせざるを得ないな。
…色々と不安要素が溜まってくるな。)
…色々と不安要素が溜まってくるな。)
心の中で僅かな愚痴をこぼしつつ、【墓標アプリ】を開く。傍の2人も後に続く。
殺害された者の名前が並ぶ中、真っ先に殺害数が多い者を確認する。その中に探し人はいた。
マクギリスはホットラインから視線をずらし、正面のゼロ―シャーリーの様子を見る。
―彼女の表情は見えない。ルルーシュがそれ程人を殺していない事に、安堵しているのだろうか?それとも数人でも犠牲を出した事に哀しみを感じているのだろうか?
すぐに視線をホットラインに戻すと殺人数上位陣の中に気になる名前を見つけた。
マクギリスが困惑を覚える中、目の前の鈴音は何かに気付いたような様子を見せる。
「蛮野が上位に…、ならこのアプリが配布された本当の目的は…。」
鈴音が何か言おうとした時、小会議室の扉が開かれる。
どうやらドラえもん達が帰って来たようだ。
どうやらドラえもん達が帰って来たようだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
時間は数分前へと戻る。
会議室の扉の前にて―、二体のロボットが向き合っていた。
一体は赤い兜と昆虫を思わせる外見をしたロボット―
人間奴隷化計画を推し進めるメカトピアの尖兵―総司令官。
人間奴隷化計画を推し進めるメカトピアの尖兵―総司令官。
もう一体は数々の冒険を行い、多くの世界を回って来た22世紀のお世話ロボット―ドラえもん。
元の世界の敵同士が対峙する中、先ずは総司令官が口を開く。
「さて、改めて…待ち侘びたぞ。…“地球のロボット”、ドラえもんよ。
先ずは再会を喜びたい。初めに仲間の誘いを断られ、貴様の身を案じていたが、真の英雄が羂索如きの放つ雑兵や、信念もない獣同然の危険人物共に狩られる筈もなく、杞憂だったようだ。」
先ずは再会を喜びたい。初めに仲間の誘いを断られ、貴様の身を案じていたが、真の英雄が羂索如きの放つ雑兵や、信念もない獣同然の危険人物共に狩られる筈もなく、杞憂だったようだ。」
再会を喜ぶ総司令官に対し、ドラえもんは先に頭を下げる。
「総司令官…。さっきは済まなかったよ。」
自分に銃口を向けた相手に対し、総司令官は静かに応対する。
「…貴様にしては軽率な行動だったな。内心では快く思わなくとも、それを表面に出しても状況は悪くなるだけだ。
…だが、それも貴様に戦意のある証しと捉えよう。これからは共に戦うのだからそれは望ましい事。
我が兵団の精鋭達を罠に嵌め、多くの者を鉄塊とした貴様だが、味方にすればこれほど心強い者はいない。
…だが、それも貴様に戦意のある証しと捉えよう。これからは共に戦うのだからそれは望ましい事。
我が兵団の精鋭達を罠に嵌め、多くの者を鉄塊とした貴様だが、味方にすればこれほど心強い者はいない。
先程の連中は敵意を露わにした貴様を咎め頭を下げさせたが、気にする事もない。奴らは貴様の実力を見誤っているのだ。
事情を聞けばゼロもマクギリス准将もお互いに戦乱の絶えぬ世界から来たとの事。
そんな戦しか知らぬ奴らのほざく“綺麗事”など聞く価値すらあるまい。」
そんな戦しか知らぬ奴らのほざく“綺麗事”など聞く価値すらあるまい。」
地球侵攻時、本来なら数多くの部下を破壊したドラえもんに対し、恨み言をぶつけてもおかしくない筈だが、総司令官はそれを忘れたかの様に快く宿敵を迎えた。
「総司令官…、ぼくは…。」
その言葉に対し、ドラえもんは言葉を紡ごうとする。―それを総司令官は片手を出して制する。
「言葉に出さなくても分かる。
貴様は恐らく地球の軍隊に所属し、兵団の威力偵察及び戦力を削る斥候の任を仰せつかったのであろう。
寧ろ捨て駒同然の未成熟の人間を率いてよくぞ我が兵団と戦った。
貴様は恐らく地球の軍隊に所属し、兵団の威力偵察及び戦力を削る斥候の任を仰せつかったのであろう。
寧ろ捨て駒同然の未成熟の人間を率いてよくぞ我が兵団と戦った。
我ら兵団は貴様の策にまんまと掛かり、全体としては微々たるものだが、数百~数千の兵を失い、増援まで求める始末だ。
リルルからの情報があるとはいえ、地球は我らにとっては未知の星。
少数相手に手こずった上に、貴様の後ろには地球軍本隊が控えている。
兵団のデータが地球軍にある以上、兵器類の差があるとはいえ、最早易々と勝てる戦ではなくなった。
リルルからの情報があるとはいえ、地球は我らにとっては未知の星。
少数相手に手こずった上に、貴様の後ろには地球軍本隊が控えている。
兵団のデータが地球軍にある以上、兵器類の差があるとはいえ、最早易々と勝てる戦ではなくなった。
本来の戦場では我らの優位性が損なわれた事に対し、苦々しく思う所だが、この場は共に戦う同士だ。…期待しているぞ。」
本来、敵であるドラえもんを高く評価する総司令官。
(何だか、目茶苦茶褒めてくるなぁ。逆に『ぼくはただのお世話ロボットだよ』って言いづらくなるよ。)
無論、ドラえもんは地球軍などに所属しておらず、データをとって地球の有力な軍隊や組織に情報を提供していない。
あくまで一市民として、生活しているロボットに過ぎない。
鉄人兵団や総司令官はドラえもん達が自分達の住む町やそこに住まう人々を守る為に戦った事を知らないのだ。
鉄人兵団や総司令官はドラえもん達が自分達の住む町やそこに住まう人々を守る為に戦った事を知らないのだ。
侵略者の言葉に複雑な物を感じながらも、数々の冒険をして来た未来のお世話ロボットは先程のリルルの様子が気になっていた。
「…リルルに関しては、本当に何もしていないのか…?」
先程とはトーンを落とし、再度訊ねるドラえもん。
その言葉に少しの間を空け、総司令官は返事を返す。
その言葉に少しの間を空け、総司令官は返事を返す。
「ふむ、流暢に話す事もあったのだがな。
奴は此処のガイドだが、質問によっては最低限の話しか出来ないように“設定”されているのかも知れんな。
気になるのなら、解体するなりして調べればいい。幸いこの施設には必要な道具が揃っているのだろう?
まぁ、殺し合いの最中では長く調べる時間は許されてはいないがな。」
奴は此処のガイドだが、質問によっては最低限の話しか出来ないように“設定”されているのかも知れんな。
気になるのなら、解体するなりして調べればいい。幸いこの施設には必要な道具が揃っているのだろう?
まぁ、殺し合いの最中では長く調べる時間は許されてはいないがな。」
そう言い、話を切り上げる総司令官。
その様子にドラえもんは違う話題を切り出す。
その様子にドラえもんは違う話題を切り出す。
「…さっき、『調べ物』をしていると言っていたけど…、もしかしてここの【ひみつ道具】の事を…、殺し合いでも使える物を探していたんじゃないのか?」
目の前の赤いロボットはその話には間を置かず、反応する。
「ほぅ、流石に察しがいいな。その通りだ。
丁度良い所にハッキングの道具が手元にあってな。
そこで、施設内のひみつ道具とやらのリストと、館内地図を読み取らせてもらった。
今、ハッキングの道具―電子端末の中には大半のひみつ道具と館内の情報が入っている。
…尤もマクギリスは『主催の情報』と勘違いしていたがな。
そそっかしいものだ。主催側へのアクセスは厳重な為、情報を盗むのが難しいというに。」
丁度良い所にハッキングの道具が手元にあってな。
そこで、施設内のひみつ道具とやらのリストと、館内地図を読み取らせてもらった。
今、ハッキングの道具―電子端末の中には大半のひみつ道具と館内の情報が入っている。
…尤もマクギリスは『主催の情報』と勘違いしていたがな。
そそっかしいものだ。主催側へのアクセスは厳重な為、情報を盗むのが難しいというに。」
「何故そんな事を?」
「何故だと?簡単な事だ。先程、貴様も聞いた参加者に呼び掛けた放送…。あの中でゼロは“館内の探索を考えている”と言っていただろう。
それを聞き、私は奴の手助けをする為に先手を打ったまで。
館内の情報があるだけで探索はスムーズに進む。
無論、貴様らが来るまでに、ゼロ代表とマクギリス准将には伝えるつもりだったのだがな。」
それを聞き、私は奴の手助けをする為に先手を打ったまで。
館内の情報があるだけで探索はスムーズに進む。
無論、貴様らが来るまでに、ゼロ代表とマクギリス准将には伝えるつもりだったのだがな。」
「調べれば『時間を止める道具』、『強敵でも同じ強さに抑える道具』そして『どんな悪事でも許される道具』…、使える物は意外と多い。
これほどの道具が手に入れば、地球の侵攻も上手く行きそうだ。」
これほどの道具が手に入れば、地球の侵攻も上手く行きそうだ。」
目の前のロボットの言葉に対し、ドラえもんの脳裏に該当する道具が思い浮かぶ。
(『ウルトラストップウォッチ』と『ハンディキャップ』、そして『悪魔のパスポート』…。まずいな、そんな物が総司令官の手に渡ったら…。)
――[これだけあれば、世界を征服できるかもな・・・。むひひひ]――
かつて、未来の道具を手に入れたジャイアンが四次元ポケットも狙って呟いた一言。
そして凶悪なひみつ道具がドラえもん達が対峙した最大の敵組織の首魁の手に落ちようとしている。
ジャイアンの言葉通りの事が―いやそれ以上の事が起きようとしている現実にドラえもんの背筋に冷たい物が走る。
「だがな、それらの道具はリストにあるものの地図上に位置は表示されなかった。
…そして地図にも使途不明の部屋が幾つか存在していた。
私はな。殺し合いを円滑に進める為に一部の道具は分かりにくい場所に保管してあると踏んでおる。
…探索時にはそれらを調べるつもりだったが、どうやら情報交換が先のようだ。」
…そして地図にも使途不明の部屋が幾つか存在していた。
私はな。殺し合いを円滑に進める為に一部の道具は分かりにくい場所に保管してあると踏んでおる。
…探索時にはそれらを調べるつもりだったが、どうやら情報交換が先のようだ。」
「……本当は役に立つ道具は独り占めするつもりだったんじゃないのか?」
「まさか、今そんな事をすれば、マクギリス准将に今度こそ八つ裂きにされてしまうであろう。
…思えば配下を失い、マクギリス准将に処断されてもおかしくない状況の私に対し、ゼロは救済の手を差し伸べた。そして奴は人間の必要性を説き、『人間奴隷化計画』の中止を求めた。
その行動に対し、私は人間と云う物を見直す為に奴のデータを収集する必要があると判断した。
だから、恩のあるゼロを見限る事はせんよ。
…思えば配下を失い、マクギリス准将に処断されてもおかしくない状況の私に対し、ゼロは救済の手を差し伸べた。そして奴は人間の必要性を説き、『人間奴隷化計画』の中止を求めた。
その行動に対し、私は人間と云う物を見直す為に奴のデータを収集する必要があると判断した。
だから、恩のあるゼロを見限る事はせんよ。
…今の所はな。」
赤いロボットの将、異星からの侵略者は最後に含みのある言い方で締める。
「ところで…、2つ程聞きたい事がある。
一つはこの殺し合いの会場の事だ。地図を見ると様々な地形が脈絡もなく存在する不思議な物となっている。マクギリスらの話だと、参加者由来の建物も存在しているとの事だ。
…これは我が【鉄人兵団】を嵌めた“偽の地球”とよく似ている。同じ様な作りなら脱出方法も分かる筈だ。心当りがあれば教えてくれ。
もう一つは私が殺した男―、ゼロからその男はカラレスと言う名前だと聞いたが…、奴のレジスターはどうなった?」
一つはこの殺し合いの会場の事だ。地図を見ると様々な地形が脈絡もなく存在する不思議な物となっている。マクギリスらの話だと、参加者由来の建物も存在しているとの事だ。
…これは我が【鉄人兵団】を嵌めた“偽の地球”とよく似ている。同じ様な作りなら脱出方法も分かる筈だ。心当りがあれば教えてくれ。
もう一つは私が殺した男―、ゼロからその男はカラレスと言う名前だと聞いたが…、奴のレジスターはどうなった?」
総司令官は突然話題を変え、ドラえもんに質問する。
ドラえもんは数秒迷った後、正直に答える。
ドラえもんは数秒迷った後、正直に答える。
「…最初の質問に関しては、何とも言えないな。ぼくもこの会場が作られた世界と云うのは分かるけど、“ひみつ道具”を使った物とは考えづらい。まだ調べないと結論は出ないや。
それともう一つの質問、……カラレス…さんのレジスターなら彼と一緒に埋葬したよ。
ぼくも腕を切り落としてレジスターを回収するか迷ったけど、卜部さんが『コイツも俺達と同じ、巻き込まれた被害者だ。日本人を弾圧した憎むべき男だがブリタニアにはコイツの友人や家族もいるだろう。……今は遺体を傷付けずに弔ってやりたい。』
その言葉で一緒に埋葬したんだ。」
ぼくも腕を切り落としてレジスターを回収するか迷ったけど、卜部さんが『コイツも俺達と同じ、巻き込まれた被害者だ。日本人を弾圧した憎むべき男だがブリタニアにはコイツの友人や家族もいるだろう。……今は遺体を傷付けずに弔ってやりたい。』
その言葉で一緒に埋葬したんだ。」
その言葉に目の前のロボットの巨大な瞳から一瞬、光が消える。
「…愚かな事だな。一時の感情でそのような行動を取るなど。
まぁいい、今後はそんな感情に惑わされずに、行動する事だな。
まぁいい、今後はそんな感情に惑わされずに、行動する事だな。
……話はそれだけだ。これから我が“同士”として宜しく頼む。
話す事はまだあるが、折を見て続きを話そう。」
話す事はまだあるが、折を見て続きを話そう。」
話は終わりと総司令官は小会議室の扉に向かう。
その背中に22世紀のネコ型ロボットは質問を投げ掛けた。
その背中に22世紀のネコ型ロボットは質問を投げ掛けた。
「…もう一つ、あそこの自販機の横のベンチの石像…。あれはお前の“部下”だろう。何でここにいるんだ?」
ドラえもんの言葉に総司令官は足を止めた。
「…さてな。大方、NPCとして配置されたのであろう。何故、石像になっているかはリルルから聞いている。しかし、今はあまりゼロを待たせる訳にはいかぬだろう。…理由は後で話してやる。」
そう言って総司令官は会議室の扉に手を掛ける。
ドラえもんもその後に続くしかなかった。
ドラえもんもその後に続くしかなかった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
小会議室の自販機近くのベンチにある石像―。
逆立ったチューリップの様な頭、両手には鋭い爪。角張った身体。
口はなく代わりに嘴の様な器官があり、顔の中央には単眼が備わるロボット―。
口はなく代わりに嘴の様な器官があり、顔の中央には単眼が備わるロボット―。
それはドラえもんがかつて戦ったロボットの一群。
【鉄人兵団】に所属する『マンティス』と呼ばれる〈下級兵〉であった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
第二回放送から数分後―、
ドラえもんと総司令官は小会議室の扉を再びくぐっていた。
ドラえもんと総司令官は小会議室の扉を再びくぐっていた。
ドラえもんの姿を確認した鈴音はすぐに駆け寄る。
「ドラえもん、…大丈夫?」
「大丈夫だよ。少し話しただけさ。」
元の世界での敵との一対一での会話に少なからず危害を加えるのではないかと心配した鈴音は安堵した。
反対に総司令官にはマクギリスが詰め寄り、許可のない行動をした事を咎めていた。
「勝手な行動は取らないで下さい。
皆で足並みを揃わなくては、主催陣は倒せません。
今は個人的な話より、『情報の共有』が優先されるべきでしょう。」
皆で足並みを揃わなくては、主催陣は倒せません。
今は個人的な話より、『情報の共有』が優先されるべきでしょう。」
マクギリスの言葉に総司令官は車のヘッドライトの様な巨大な瞳を彼に向ける。
「…おかしな物言いだな。貴公の言葉を聞くと、まるで【同盟者】ではなく、【配下への命令】に聞こえる。
私は貴公の下僕に成り下がった覚えは無いのだが。
私は貴公の下僕に成り下がった覚えは無いのだが。
―そういえば『情報の共有』で思い出したが、ゼロと貴公は先程の情報交換で二人に伝えなかった事があるのではないか?
貴公に配慮して、ドラえもんとの挨拶では話さなかったのだが、再び此奴と一緒になった時につい口に出るやも知れぬ。」
貴公に配慮して、ドラえもんとの挨拶では話さなかったのだが、再び此奴と一緒になった時につい口に出るやも知れぬ。」
(伝えなかった事…。それはゼロが省いた『シャーリーという恋人がいたがギアスに翻弄されて結局失った』という下り…。つまり、ゼロの正体。)
――総司令官がマクギリスらと【同盟】を組んだのは『主催に対抗する為』…。
つまりそれ以外の『ゼロの正体を口外しない事』は同盟の維持に含まれてはいない。
寧ろ、代表降ろしを考えている総司令官からすれば、いつバラしても不思議ではない。
「…分かりました、貴方の気を悪くしたのなら謝ります。
ですが、その事は今はご内密にお願いします。
貴方の信頼するドラえもんや堀北女史は確かに善良な参加者でしょう。
しかし、代表であるゼロの素性が他の者に伝われば、利用される恐れがあります。」
ですが、その事は今はご内密にお願いします。
貴方の信頼するドラえもんや堀北女史は確かに善良な参加者でしょう。
しかし、代表であるゼロの素性が他の者に伝われば、利用される恐れがあります。」
その言葉を聞いた赤いロボットは目の前の人物を見つめ、呟く。
「……理解出来んな。」
「…何がですか?」
「貴公のゼロに対する肩入れよ。見ての通り、奴はただの人間、強者ではない。
“四凶”や“五道化”と対峙すればあっさりと命を奪われるだろう。
にも関わらず、貴公はゼロを担ぎ、守ろうとする。
……私からすれば、“弱者”を守るなど意味のない行動だ。
そんな行為を続ければ、貴様はいずれ命を落とすぞ。」
“四凶”や“五道化”と対峙すればあっさりと命を奪われるだろう。
にも関わらず、貴公はゼロを担ぎ、守ろうとする。
……私からすれば、“弱者”を守るなど意味のない行動だ。
そんな行為を続ければ、貴様はいずれ命を落とすぞ。」
「…忠告と思い、心に留めて置きます。ですが、私がゼロを見限る事はありません。」
総司令官の言葉に対し、マクギリスは強い口調で答える。
「…その言葉覚えておこう。後悔しなければ良いがな。」
ロボットの将は、機械らしく冷たい口調で目の前の人間に返事を返した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
一悶着の後、総司令官は先程の調べ物は『役に立つ【ひみつ道具】を探す事』だと皆の前で説明した。
「それなら、私からノートPCを借りる時に話せば良かったものの。」
「……初めに話すつもりだったがな。マクギリス准将が『演説後のゼロには休息が必要』と言った為、事後報告で良いと思ったまでの事。」
総司令官はゼロと話しながら、ノートPCを開く。
そこには確かに『ひみつ道具のリスト』と『ひみつ道具博物館の地図』がダウンロードされていた。
それを見てマクギリスは考える。
(……総司令官殿が言っていることは正しいようだ。しかし『調べ物』がこれで全てとは限らない。
だが、これ以上追求しても、話さないだろう。)
だが、これ以上追求しても、話さないだろう。)
故に切り口を変え、総司令官に訊ねる。
「……調べ物が終わったのなら、起動鍵とPCをゼロに返して頂けませんか?武力を持たない今のままでは、彼の身の危険は防げません。」
それに対し、目の前のロボットは表情は変わらないものの、神妙な口調で話し出す。
「残念だが、今説明した通り、強力な【ひみつ道具】の所在が分からんのだ。
これらが見つからんまま【四凶・五道化】と当たるのは厳しいであろう。故に今しばらく時間を頂きたい。
…何、ゼロには貴公が付いておる。身に危険が及ぶ事になっても、命懸けで守るであろう。」
これらが見つからんまま【四凶・五道化】と当たるのは厳しいであろう。故に今しばらく時間を頂きたい。
…何、ゼロには貴公が付いておる。身に危険が及ぶ事になっても、命懸けで守るであろう。」
その言葉に直感する。
―総司令官は起動鍵を返す気がない事に。
―総司令官は起動鍵を返す気がない事に。
(…初めから、そのつもりでいたのか?それともナイトメアの性能を見て、欲が出たのか?
――マズイな、私だけでは彼女を守れない。)
――マズイな、私だけでは彼女を守れない。)
マクギリスは一時だけでも返す様に説得しようと口を開く。
それをゼロが制止する。
それをゼロが制止する。
「マクギリス、気持ちはありがたいが、総司令官は皆の事を思って働いてくれたのだ。私は彼の事を『信じたい』。
だから、今しばらく起動鍵らは彼に預けようと思う。
…心配する事はない。総司令官殿は私の演説後にはナイトメアを返してくれた。
今回は多少時間がかかるだけだ。」
だから、今しばらく起動鍵らは彼に預けようと思う。
…心配する事はない。総司令官殿は私の演説後にはナイトメアを返してくれた。
今回は多少時間がかかるだけだ。」
二代目ゼロ―シャーリーの言葉に対し、総司令官は腕を広げ、満足気な様子を見せる。
「流石は代表、懐が深い。マクギリス准将も要らぬ詮索に力を削ぐよりも、今は主催を倒す事のみを考えるべきであろう。私達は共に戦う【仲間】なのだから。」
赤いロボットの言葉に歯痒い物を感じながら、マクギリスは思考する。
(演説後に一度返したのは、次回も返してくれると云う『先入観』を植え付ける為か。…甘かった。やはり容易く支給品を貸し出す事は止めるべきだった。)
彼が当時のゼロの判断を過ちと考える中、総司令官が口を開く。
「さて…、疑問が解ければ、情報交換に移るべきだが、良いかな?」
その言葉にドラえもんも腑に落ちない部分があった。
(…『調べ物』の事は話しても、『石像』の事…。自分の配下の事は話さないな…。やはり知られたくないのか…?)
ドラえもんの思考とは裏腹に、総司令官の問いに対し、二代目ゼロが答える。
「…ああ、構わない。情報交換を行おう。」
「…待て。当然、ドラえもんが主体で話してよいな。なにせ先程言い掛けたからな。私は此奴の武勇伝を聞きたい。」
「私はそれで構わない。
ドラえもん・鈴音女史が主体で、総司令官殿、私達の順番で情報を開示し合おう。…宜しく頼む。」
ドラえもん・鈴音女史が主体で、総司令官殿、私達の順番で情報を開示し合おう。…宜しく頼む。」
彼らに対し、二代目ゼロは深々と頭を下げる。
「ゼロ…!」
「マクギリス、総司令官殿ではないがルルーシュと会い、多くの情報を持っているあろうドラえもんが優先されるべきだ。
私とマクギリスは圧倒的に情報が足りてない。
…この場では【鉄華兵団】の代表ではなく、一参加者として、彼らに頭を下げ、教えを請うべきだろう。」
私とマクギリスは圧倒的に情報が足りてない。
…この場では【鉄華兵団】の代表ではなく、一参加者として、彼らに頭を下げ、教えを請うべきだろう。」
「…ゼロが良いならそれでいい。
しかし、内容は要点のみの簡略化した物にして貰いたい。
ゼロの放送を聞いて、いつ危険人物が此方に来るか分からない。敵襲にも備えなければ。」
しかし、内容は要点のみの簡略化した物にして貰いたい。
ゼロの放送を聞いて、いつ危険人物が此方に来るか分からない。敵襲にも備えなければ。」
「ふん、…今更危険人物が寄って来るなどと、元は貴様が撒いた種であろうに。」
マクギリスの言葉に総司令官は不満を表す。
「…今は仲間割れしている場合ではない。ドラえもん、話を頼む。」
「分かった。―第一回放送前、初めに森の中を歩いていると二体のロボット―ナイトメアが戦っているのが見えて―」
そして、ドラえもんはこれまでの経緯を話し始めた。
―総司令官の目もあり、自身が『お世話ロボット』である事を伏せたままで。
―総司令官の目もあり、自身が『お世話ロボット』である事を伏せたままで。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ブリタニア―いや、ルルーシュ軍はぼくがいた時はルルーシュくんと鈴音さんの友達の清隆くんしかいなかったよ。
後は大量のロボット系のNPC達。テレビ局も要塞化していたし、普通の殺し合いならあれだけの戦力があれば優勝は間違いなしだったと思う。
後は大量のロボット系のNPC達。テレビ局も要塞化していたし、普通の殺し合いならあれだけの戦力があれば優勝は間違いなしだったと思う。
―ただその軍勢と同等に戦える参加者が計算違いだった。
そして、ぼくと卜部さんが出会った二人の参加者―。
そして、ぼくと卜部さんが出会った二人の参加者―。
ルルーシュくんにも話したけど、ぼくは多くの“敵”と対峙して来た。
時間犯罪者、異星人、異世界からの侵略者…、
強敵とも何度も戦ったから分かる。
後に戦った蛮野も強いけど、初めの二人は桁違いだった。
…だから、多分彼らが【四凶】だと思う。」
強敵とも何度も戦ったから分かる。
後に戦った蛮野も強いけど、初めの二人は桁違いだった。
…だから、多分彼らが【四凶】だと思う。」
ドラえもんは【鉄華兵団】の面々にコーカサスカブト城での死闘を話していた。
【四凶】と思われる『黒い神の様な男性』と『魔女の様な女性』ー
途中、神という単語に反応し、総司令官は呟いた。
「ふん、“黒い神”か。
いくら強大な力を持とうとも、人間を模した神なぞ紛い物に過ぎん。所詮は“邪神”よ。
“真の神”はロボットにのみ、祝福を与えるものよ。」
いくら強大な力を持とうとも、人間を模した神なぞ紛い物に過ぎん。所詮は“邪神”よ。
“真の神”はロボットにのみ、祝福を与えるものよ。」
その呟きには誰も耳を貸さず、ドラえもんは話しを続け、卜部の助けで脱出できた所まで語る。
「凄まじいものだな。たった二人で巨大建造物を壊滅させ、周囲のエリアにも影響を及ぼすとは…。」
「よく生き延びられたものだ。やはり貴様には運も味方をしているな。
我らメカトピアの神は異星のロボットにも微笑んだらしい。」
我らメカトピアの神は異星のロボットにも微笑んだらしい。」
「しかし、その四凶も残り一人に絞られた。
…五道化の大半が生きている以上、安易には喜べないが…。」
…五道化の大半が生きている以上、安易には喜べないが…。」
ゼロ、総司令官、マクギリスは各々の反応を見せていた。
特に総司令官は自身が体験した爆風が彼らの起こした物だったと理解する。
反対にアッシュフォード学園にて大まかな話を聞いていた鈴音は静かであった。
特に総司令官は自身が体験した爆風が彼らの起こした物だったと理解する。
反対にアッシュフォード学園にて大まかな話を聞いていた鈴音は静かであった。
「学園での情報交換で聞いたザビルバラさんが倒した勇者風の男は恐らく、【四凶】二人が来る前にぼくと卜部さんが対峙した男と同一人物だと思う。
…結局、卜部さんの説得に耳を貸さなかったみたいだけどね。」
…結局、卜部さんの説得に耳を貸さなかったみたいだけどね。」
ドラえもんは悲しそうに呟く。
「…その男も、卜部氏も通常の殺し合いなら間違いなく、優れた使い手だ。
…ただ彼らを赤子同然に扱う“化け物”が参加者に混じっていたと云う事だ。」
…ただ彼らを赤子同然に扱う“化け物”が参加者に混じっていたと云う事だ。」
「あの卜部と云う武士(もののふ)もよくやったものよ。
“英雄”を―ロボットを守り、死ぬとは中々の者だ。できればルルーシュの配下なんぞより、我が兵団へ加わってほしいものだったわ。」
“英雄”を―ロボットを守り、死ぬとは中々の者だ。できればルルーシュの配下なんぞより、我が兵団へ加わってほしいものだったわ。」
マクギリスと総司令官が間に感想を挟む。
続いて、客将とはいえルルーシュ軍に加わった話をした後、二代目ゼロが話し掛ける。
「そうか、卜部に続いてルルーシュとも話をしたか…。
卜部は私が黒の騎士団を継いだ時は既に故人だったが、その人柄は周りの団員から聞いている。…つくづく失うのには惜しい人物だった。
ルルーシュは現ブリタニア皇帝で我らと敵対していた人物。放送でも強硬な姿勢を崩さずにいた為、彼に対する組織を作ろうとしたが、嬉しい方向で誤算が生じたようだ。」
卜部は私が黒の騎士団を継いだ時は既に故人だったが、その人柄は周りの団員から聞いている。…つくづく失うのには惜しい人物だった。
ルルーシュは現ブリタニア皇帝で我らと敵対していた人物。放送でも強硬な姿勢を崩さずにいた為、彼に対する組織を作ろうとしたが、嬉しい方向で誤算が生じたようだ。」
二代目ゼロはルルーシュのカウンター放送に触れ、言葉を続ける。
「ドラえもん、鈴音…、ギアスを掛けられた君達の友人の清隆の件もあり、ルルーシュとは思う所もあるだろう。
…しかし、主催を倒す為に我が【鉄華兵団】とブリタニア…もとい【ルルーシュ軍】。最終的にはこの二つの組織は手を組む必要があると思う。
その時は仲立ちを頼むかも知れない。…よろしく頼む。」
…しかし、主催を倒す為に我が【鉄華兵団】とブリタニア…もとい【ルルーシュ軍】。最終的にはこの二つの組織は手を組む必要があると思う。
その時は仲立ちを頼むかも知れない。…よろしく頼む。」
「あ、ありがとうございます。」
二代目ゼロに頭を下げながら、ドラえもんは考える。
(卜部さんの話によると黒の騎士団でゼロ―ルルーシュくんと親しかった女性は2人。
零番隊隊長の紅月カレンさんといつの間にか傍にいたと云う素性不明の女性、C,Cさん…。
鈴音さんの『ゼロは女性』という推測が正しければこの2人のどちらか…、なのかな?
まだ情報が少ないから何とも言えないな。
卜部さんは1年間一緒にいて、『二人共、美人だが生活能力が低過ぎる』と愚痴を言っていたけど、ちょっと違う気もするな。)
零番隊隊長の紅月カレンさんといつの間にか傍にいたと云う素性不明の女性、C,Cさん…。
鈴音さんの『ゼロは女性』という推測が正しければこの2人のどちらか…、なのかな?
まだ情報が少ないから何とも言えないな。
卜部さんは1年間一緒にいて、『二人共、美人だが生活能力が低過ぎる』と愚痴を言っていたけど、ちょっと違う気もするな。)
ゼロについて考察するが、会ったばかりでは明確な答えは出ない。
そして、ドラえもんと鈴音の【アッシュフォード学園組】の話は並行して進み―、
彼らがここに来た原因の一つ、『蛮野天十郎の裏切り』に話は移った。
「…残念だ。それだけの人材が揃った対主催の集団が悪意を持った支給品の裏切りで壊滅とは。」
「……良かったではないか。その事態にならなければ、蛮野と云う男は正体を現さずに潜り込んでいただろう。結果的に、主催と対峙する前に暴かれてよかったわ。無論、家康と云う戦力を失ったのは惜しいがな。
…それにしてもかつては人間で有りながら、機械の身体に成るとは不条理な奴よ。まぁ、脆弱な存在が“神”の与えた優れた身体を求めるのは当然の事だがな。」
…それにしてもかつては人間で有りながら、機械の身体に成るとは不条理な奴よ。まぁ、脆弱な存在が“神”の与えた優れた身体を求めるのは当然の事だがな。」
沈痛の面持ちを見せるゼロとマクギリスに対し、総司令官は合流前に蛮野の本性が暴かれた事に安堵の言葉を紡ぐ。―彼への侮蔑を付け加えて。
その発言に鈴音は針の様な視線を総司令官に向けたが、赤いロボットは無反応を装った。
「それから…、ここに来た理由は蛮野から逃げて来た以外にもあって…。」
ドラえもんは蛮野から清隆を元に戻す為に、戦力と必要な道具を求めて、ひみつ道具博物館に来たと説明した。
「成る程…。事情は理解した。情報を整理したいが、先ずは私達の情報も伝えよう。」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
先に総司令官が自らの歩みを話す。
カラレスから奪った支給品にドラえもんの知る『トモダチロボット』ロボ子がいた事、【桃太郎印のきびだんご】で『熊科の下僕』―シャチパンダヤミーを仲間にした事を話す。
ゼロもマクギリスも既に聞いた話であったが、新しい来訪者の為に黙って耳を傾けた。
カラレスから奪った支給品にドラえもんの知る『トモダチロボット』ロボ子がいた事、【桃太郎印のきびだんご】で『熊科の下僕』―シャチパンダヤミーを仲間にした事を話す。
ゼロもマクギリスも既に聞いた話であったが、新しい来訪者の為に黙って耳を傾けた。
(ロボ子もいたのか…。蛮野といい、厄介な物を支給するなぁ。)
ドラえもんは彼女が支給された事に不安を感じる。
案の定、ロボ子はキズナレッドこと浅垣灯悟と云う『女性』を拷問したらしい。
「…前回の時にも感じたが、名簿の名前だけで男性と判断してしまったな。先入観は良くないな。」
二代目ゼロがそう呟く。
しかし、拷問中に一時取り上げたキズナレッド一行の支給品内に性転換する道具―【ころころダンジョくん】がある話が出て会議室内はざわめく。
その話は前回の情報交換の際に総司令官が“必要ない”と省いた部分だった為、ゼロらも初耳であった。
その話は前回の情報交換の際に総司令官が“必要ない”と省いた部分だった為、ゼロらも初耳であった。
「それって…、その道具を使って性別を変えたんじゃないのかしら?だって、キズナレッドさんは口調は男性そのものだったんでしょ?」
「そうだな、…支給品の効能を試そうとしたか、或いは誤って使用してしまったかどちらだろう。」
それぞれの意見を言う鈴音とマクギリス。
「…しかしな、キズナレッドは人間の女学生が着る『セーラー服』とやらを―女性物の服を身に着けていた。
――元が男性なら、わざわざ異性の服に着替えるか?」
――元が男性なら、わざわざ異性の服に着替えるか?」
―――会議室内は静まり返った。
皆の考える事は同じだった。
殺し合いの序盤で異性の服を着る理由―
それはキズナレッドに【女装癖及び女体化願望】がある事を示していた。
「…きっと戦闘中で服が破れたのよ。それで…。」
「…しかし、殺し合いの序盤で服が破れる程の戦闘があるだろうか?」
再び沈黙―。その沈黙を破ったのはドラえもんだった。
「―――いいじゃないか、男の子が女の子の服を着ても。きっとこんな殺し合いに巻き込まれて、本来の自分を解き放ったんだよ。」
そう言ったドラえもんの目は“温かい目”になっていた。
「…そうよ!生きるか死ぬかの時にやりたい事をやってもいいじゃない!」
「…そうだな、別に個人の性癖に文句を付ける必要はないな。」
「お前達、何を言っているんだ?以上の事からキズナレッドは正真正銘の女性だろう。」
「ジョソウ、ハズカシクナイ!ジョソウ、ハズカシクナイ!!」
三者三様でキズナレッドの“性癖”を認める【鉄華兵団】の面々。ハロもけたたましい電子音で、それに同意する。
それを二代目ゼロはただならぬ様子で聞いていた。
(そんな強いヒーローでさえ、女装癖が出てくる過酷な環境なら、ルルは…?お願い、ルル。どんな状況でも女の子に目覚めないで…。)
二代目ゼロ―シャーリーは想い人の性癖がマトモである事を心から祈った。
――こうして、【鉄華兵団】に『鮮血』の情報が足りない事により、赤いヒーローに対する風評被害が起こったのであった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ゼロとマクギリスの情報も端的に伝え、議題は放送内であった茅場晶彦のNPC落ちに移っていた。
「放送の中で一番喜ばしい知らせだな。主催は一枚岩ではない。この隙を突けば、戦力で劣る我らにも勝ち目があるやも知れん。」
真っ先に喜びの言葉を口にしたのは総司令官だった。
「できれば茅場を捕らえ、主催の内情を聞き出したい所だが…、難しいだろうな。」
「放送からして、想定外の参加者を始末しようとして、他参加者らの介入があり、止むなく殺してしまった…そんな所だろう。
今、茅場の周りには、彼に対して様々な怒りや憎しみを持った者が集まっている筈だ。
中には情報を得ようとする者もいるだろうが、主催からも口封じの刺客―強NPCか五道化が送り込まれ、奴は四面楚歌になっている筈だ。」
今、茅場の周りには、彼に対して様々な怒りや憎しみを持った者が集まっている筈だ。
中には情報を得ようとする者もいるだろうが、主催からも口封じの刺客―強NPCか五道化が送り込まれ、奴は四面楚歌になっている筈だ。」
ゼロに続き、マクギリスが己の考察を述べる。
「いずれにしても、彼の周りは今頃戦場ね。
僕達がアッシュフォード学園からここに来る時には、争いの気配がなかったからこの周囲ではない事は確かだけれど…。
茅場との戦いに巻き込まれないのは良い事だけど、情報が得られないのも困り物ね。」
僕達がアッシュフォード学園からここに来る時には、争いの気配がなかったからこの周囲ではない事は確かだけれど…。
茅場との戦いに巻き込まれないのは良い事だけど、情報が得られないのも困り物ね。」
「…今は博物館が戦いに巻き込まれなかった事を喜ぼう。
主催以外にも、危険人物の事など手に入れなければならない情報は多いからね。」
主催以外にも、危険人物の事など手に入れなければならない情報は多いからね。」
最後に鈴音、ドラえもんが発言した。
【鉄華兵団】内でも茅場については現状では何もできないとの結論に行くしかなかった。
【鉄華兵団】内でも茅場については現状では何もできないとの結論に行くしかなかった。
「―情報といえば、放送で【墓標アプリ】の導入――『殺された参加者の最期が分かる様にした』と言っていたわね。
さっき見たけど、もう少し詳しく確認した方がいいわね。」
さっき見たけど、もう少し詳しく確認した方がいいわね。」
数秒の間の後、鈴音は『新しい仕様』についての話題を切り出す。
「ああ、殺した下手人も分かる様にしたとも言っていたな…。これで誰が【四凶・五道化】か分かればいいが…。」
「ほう…。見てみるか。」
【鉄華兵団】の面々は皆、アプリを開く。
「ほう、上位の者はかなり殺しているな。
つまり、殺害数が多い上位4人が『四凶』…。――と云うワケではないな。」
つまり、殺害数が多い上位4人が『四凶』…。――と云うワケではないな。」
「そうね、そんな単純な話ではないでしょうね。
彼らが強い事と、多くの人数を殺せたかはまた別の話になるわね。」
彼らが強い事と、多くの人数を殺せたかはまた別の話になるわね。」
総司令官の言葉に鈴音が続く。
「…アプリ内に卜部氏を殺した者の名前が載っているな。
ノワルとアルジュナ・オルタ…。彼らが『黒い神』の『魔女』か…。」
ノワルとアルジュナ・オルタ…。彼らが『黒い神』の『魔女』か…。」
マクギリスの言葉にドラえもんもアプリを確認する。
その中でノワルを倒したのがルルーシュだと判明する。
その中でノワルを倒したのがルルーシュだと判明する。
(ルルーシュくん、…ありがとう。)
心の中で、かつての同盟者へ感謝の言葉を紡ぐ。
図らずとも卜部の仇をルルーシュが討った事で、ドラえもん内の溜飲は下がった。
図らずとも卜部の仇をルルーシュが討った事で、ドラえもん内の溜飲は下がった。
一方、鈴音はザビルバラの項目を確認していた。
「…勇者アレフ。ドラえもんの話した卜部さんが説得して、僕達が戦い、ザビルバラさんが倒したのは恐らく彼ね。」
墓標アプリのお陰で、各々が対峙した参加者の名前が明らかになる。
「しかし…、ノワルとアルジュナ・オルタ…。この二人の殺害人数は少ない。
君の話した卜部氏以外には一人ずつしか仕留めていない。
先程、話したドラえもんの説明を信じるなら、たった二人で一施設を崩壊させ、周囲のエリアに被害を与える者としてはスコアが伴っていないのではないのか?」
君の話した卜部氏以外には一人ずつしか仕留めていない。
先程、話したドラえもんの説明を信じるなら、たった二人で一施設を崩壊させ、周囲のエリアに被害を与える者としてはスコアが伴っていないのではないのか?」
疑問を口にするマクギリス。
「ふん、それに付いては説明が出来る。
アルジュナとやらの犠牲者に『満艦飾マコ』とあるだろう。奴はキズナレッドの同行者だ。
アルジュナとやらの犠牲者に『満艦飾マコ』とあるだろう。奴はキズナレッドの同行者だ。
市街地での戦闘の際、城を破壊した下手人から逃れる為、私はその場を去ったが、奴は市街地に留まった。
別れ際に『この爆発では生存者は存在しないだろう。仮に生きていたとしても、負傷し、戦闘の足手まといになるだけだ。』と忠告し早く去る様に促した。」
「…ここからは想像になるが、どうやら奴はそれを無視し、城へ向かったようだ。
そこでアルジュナとやらと遭遇し、戦闘の末、マコと云う小娘を失った。
そこでアルジュナとやらと遭遇し、戦闘の末、マコと云う小娘を失った。
もしかしたら、ノワルとやらもそこにいたかも知れんな。
奴らと戦い、同行者の小娘は死んだが、キズナレッドは生き延びた。
そして二体の【四凶】は自分と同格の者や自分達と劣っても戦える者がいる事に気が付き、慎重になった…。
奴らと戦い、同行者の小娘は死んだが、キズナレッドは生き延びた。
そして二体の【四凶】は自分と同格の者や自分達と劣っても戦える者がいる事に気が付き、慎重になった…。
そう考えるべきなのではないのか?」
「…他にも、証拠がある。もう一度アプリをよく見て見ろ。
下の方にある【亡失鎮魂の???】と【死告邪眼のザラサリキエル】。
そして脱落した【凶星病理のコルファウスメット】…。
名前の法則から、この二人が【五道化】であると推測できる。
だが、この二人も一人ずつしか殺しておらん。
仮に小奴らが【五道化】でないとしても、蛮野以外の非参加はスコアを伸ばしてはいない。どちらにせよ【五道化】は成果を上げておらんのだ。
…これは『参加者の思わぬ抵抗があり、【四凶・五道化】が苦戦をしている』…。その証しと考えられぬか?」
そして脱落した【凶星病理のコルファウスメット】…。
名前の法則から、この二人が【五道化】であると推測できる。
だが、この二人も一人ずつしか殺しておらん。
仮に小奴らが【五道化】でないとしても、蛮野以外の非参加はスコアを伸ばしてはいない。どちらにせよ【五道化】は成果を上げておらんのだ。
…これは『参加者の思わぬ抵抗があり、【四凶・五道化】が苦戦をしている』…。その証しと考えられぬか?」
「しかし…、」
マクギリスの声に思わぬ所から、反論が上がる。鈴音が手を上げたのだ。
「総司令官…さんを擁護する訳ではないけど、【四凶・五道化】が主催の思い通りの結果を残していないのは確かだわ。
他でもない【墓標アプリ】が配布されたのがその証明よ。
……さっき思った事だけど、その事で少し話があるわ。長くなるけど大丈夫かしら。」
他でもない【墓標アプリ】が配布されたのがその証明よ。
……さっき思った事だけど、その事で少し話があるわ。長くなるけど大丈夫かしら。」
「……構わない。役に立つ意見なら是非聞きたい。」
マクギリスの言葉の後、鈴音は再び口を開く。
「…殺し合いの始まり―最初の広間で何で羂索は素直に名乗ったのか、ずっと気になっていたの。
頭を開かずに『梔子ユメ』と名乗っていれば、参加者の怒りの矛先は彼女に向いた筈よ。」
頭を開かずに『梔子ユメ』と名乗っていれば、参加者の怒りの矛先は彼女に向いた筈よ。」
「ほう…、私もアレにはおかしいと思った。尤も短絡的な者なら誤解する可能性があるが。」
「確かに。何か理由でもあるのか?」
疑問を口にする総司令官、マクギリス。
「…今の放送を見て、考えたのだけど、アレは“ヒント”だったんじゃないかしら。
つまり、会場内に『他人の身体を乗っ取る事の出来る存在』がいると示したと思うのよ。
―私達が出会った蛮野天十郎みたいに。」
つまり、会場内に『他人の身体を乗っ取る事の出来る存在』がいると示したと思うのよ。
―私達が出会った蛮野天十郎みたいに。」
鈴音の話にドラえもんが口を挟む。
「…つまり、初めの話で羂索はルール説明をしただけでなくて、『寄生生物』の存在を示し、またゼロさんが指摘した様にルルーシュくんを利用して『洗脳能力』を持っている者もいる事も示したってこと…?」
ドラえもんの言葉に鈴音は頷き、話を続ける。
「この殺し合いは“四凶”のように参加者の力の差が大きい。でも羂索は放送での情報提供など出来るだけ立場を“平等”にしようとしている
。だから、最初の行動にも意味がある筈よ。
そして今回『殺し合いの下手人』が分かる様にしたのは、恐らく蛮野の騙し討ちで多量の犠牲者が出たから―いえ、彼以外にも『ステルスマーダー』がいるから、その埋め合わせをしていると考えられるわ。」
。だから、最初の行動にも意味がある筈よ。
そして今回『殺し合いの下手人』が分かる様にしたのは、恐らく蛮野の騙し討ちで多量の犠牲者が出たから―いえ、彼以外にも『ステルスマーダー』がいるから、その埋め合わせをしていると考えられるわ。」
「どういう事だ?『四凶・五道化』だけで殺し合いは回っているのではないのか?」
ゼロの質問に対し、鈴音は自身の推理を口にする。
「…多分、違うと思うわ。彼らだけで殺し合いが回っているのなら、こんな仕様は追加されない筈。
確かにドラえもんの話を聞く限り、彼らの力は強大だと思う。
でもそれが、“殺し合い”で生かされる事とは別の話。
考えても見て、『神のような黒い半裸の男』と『相手を見下す魔女のような女』…。
しかも強そうな雰囲気を持った彼らが現れた時、真っ先に“戦う”事を選択するかしら。」
でもそれが、“殺し合い”で生かされる事とは別の話。
考えても見て、『神のような黒い半裸の男』と『相手を見下す魔女のような女』…。
しかも強そうな雰囲気を持った彼らが現れた時、真っ先に“戦う”事を選択するかしら。」
彼女の質問に答えたのはマクギリスだった。
「…いや、大抵の者は“逃げ”を選択するだろう。
無論、腕に自信のある者や、守るべき者がいる場合は状況が変わって来るだろうが。」
無論、腕に自信のある者や、守るべき者がいる場合は状況が変わって来るだろうが。」
「その通りよ。ドラえもんが二人の四凶から逃げ切った様に、力の差があっても個人の実力や支給品の力で逃げる事なら出来る。
加えて、二人の四凶の様子だと“弱者”に興味がないようだったから、同じ様に彼らの魔の手を逃れた者は多い筈よ。…恐らく、強さに自信があるから四凶は“令呪”を使わないでしょうね。」
加えて、二人の四凶の様子だと“弱者”に興味がないようだったから、同じ様に彼らの魔の手を逃れた者は多い筈よ。…恐らく、強さに自信があるから四凶は“令呪”を使わないでしょうね。」
「そして、五道化らに対抗して、多くの参加者が徒党を組む…。
対する彼らは個人では強いけど、仲間を作れず連携が取れない…。
だから多少の犠牲が出ても集団対一になって、脱落していったのよ。」
対する彼らは個人では強いけど、仲間を作れず連携が取れない…。
だから多少の犠牲が出ても集団対一になって、脱落していったのよ。」
「だけど、四凶・五道化が存在する事で恩恵を受けた者達がいる。それが『ステルスマーダー』よ。
彼らは表向きは対主催を装い、集団に入り込む…。
集団は戦力が欲しいから、仲間を次々と呼び込むわ。
入り込んだマーダー達は頃合いを見て、正体を現す…。アッシュフォード学園を壊滅させた蛮野の様にね。
彼らは表向きは対主催を装い、集団に入り込む…。
集団は戦力が欲しいから、仲間を次々と呼び込むわ。
入り込んだマーダー達は頃合いを見て、正体を現す…。アッシュフォード学園を壊滅させた蛮野の様にね。
今回の仕様―【墓標アプリ】はそんな状況に納得できない主催がステルスマーダー達の勢いを殺す為に、用意した物だと思われるわ。
下手人の名前や殺害数が分かれば、皆警戒するもの。」
下手人の名前や殺害数が分かれば、皆警戒するもの。」
「…面白い仮説だな。仮にそうだとすれば、思い通りに事が進まず、歯軋りする主催共の顔が目に浮かぶ。」
機械でありながら、茅場の失脚と同じ位に喜びを現す総司令官。
その横でマクギリスが口を開く。
「その件で聞きたい事がある。ドラえもん…、【墓標アプリ】がルルーシュを嵌める為とは考えられないか?彼は多くの協力者とNPCで構成された軍隊を持っている。主催からすれば、脅威の一つだ。内部分裂を狙っている可能性はないか?」
マクギリスが言っているのは、ドラえもんの話とアプリに表示された『清隆による殺人』の事だろう。
ドラえもんは悩みながら、話し出す。
ドラえもんは悩みながら、話し出す。
「…考えられる事ではあるけど、難しいだろうね。ぼくは見てないけど、ルルーシュくんの放送で彼の本心は皆に伝わった。
仮に清隆くんの殺人が公になったとしても、現状対主催で一番の戦力を持っているのはルルーシュくんだ。
皆、多少の諍いは置いて、生きる為に彼に協力する者は多い筈だ。」
仮に清隆くんの殺人が公になったとしても、現状対主催で一番の戦力を持っているのはルルーシュくんだ。
皆、多少の諍いは置いて、生きる為に彼に協力する者は多い筈だ。」
ドラえもんの答えに頷くマクギリス。
「分かった、ありがとう。ルルーシュ軍については安心だな。」
マクギリスが礼を言った時だった。
―会議室の隅にいたリルルが近づいて来た。
「…たった今、連絡を受け取りました。
間もなく新しい参加者がこの施設を来訪します。」
間もなく新しい参加者がこの施設を来訪します。」
「連絡?誰からだ?」
リルルの言葉に総司令官が訊ねる。
「…この施設と同じ世界に存在する施設にいる者からです。
その施設とこの『ひみつ道具博物館』は隠されたゲートで繋がっています。
それを利用する者がいれば、ガイドである私に連絡が来るようになっています。
…尤も危険人物かは分かりませんが。」
その施設とこの『ひみつ道具博物館』は隠されたゲートで繋がっています。
それを利用する者がいれば、ガイドである私に連絡が来るようになっています。
…尤も危険人物かは分かりませんが。」
「…では、全員で迎える事にしよう。
相手が危険人物でも多数で迎えれば対処できる。」
相手が危険人物でも多数で迎えれば対処できる。」
二代目ゼロの言葉に総司令官が反対する。
「それでも【四凶・五道化】クラスが来れば、不安だ。
…リルル、指から“熱線”は撃てるな。」
…リルル、指から“熱線”は撃てるな。」
「ええ、そこは“オリジナル”と変わっていません。」
「…ではリルル、貴様は物陰に隠れておけ。
そして、やって来る参加者が危険人物なら、熱線で撃て。
当てる必要はない。あくまで威嚇射撃だ。
相手に伏兵がいると伝われば、迂闊に動けなくなる。」
そして、やって来る参加者が危険人物なら、熱線で撃て。
当てる必要はない。あくまで威嚇射撃だ。
相手に伏兵がいると伝われば、迂闊に動けなくなる。」
「…私の主な仕事はガイドです。館内が損傷を受けるなどの事がないと戦うようにプログラムされていませんが…。」
「…ならそれでいい。危険人物が攻撃して来たら、撃て。」
「…話は終わったな。では、行こうか。
話せなかった部分は時間がある時に聞くとしよう。」
話せなかった部分は時間がある時に聞くとしよう。」
マクギリスの言葉で皆が席を立つ。
―こうして情報交換は終わり、【鉄華兵団】は会議室を後にした。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ゼロさん!大丈夫!?ゼロさん!!」
回想をしていたマクギリスはハッとする。
心身に疲労が重なった為か、目の前で二代目ゼロ―シャーリーが倒れたのだ。
すぐにドラえもんと鈴音が駆け寄ろうとする。
すぐにドラえもんと鈴音が駆け寄ろうとする。
が、間を置かずに安全を確認したからか、隠れていたリルルが現れる。
「言わん事ではないな。…来い、リルル。
ガイドとしての仕事だ。動けない参加者を運べ。」
ガイドとしての仕事だ。動けない参加者を運べ。」
「分かりました。」
総司令官の指示に従い、小学生高学年くらいの背丈のリルルは女性とはいえ、自分よりも背丈があるシャーリーを軽々と抱き抱える。
「さて…、残念ながら、ゼロが【鉄華兵団】の代表を務めるのはここまでのようだ。」
「勝手な事を…、」
マクギリスが口を挟む前に、総司令官が会話を続ける。
マクギリスが口を挟む前に、総司令官が会話を続ける。
「マクギリス准将…、ここは【戦場】だ。
貴公のように“弱者”に肩入れしては生き残れん。
…安心しろ、ゼロは一先ず別室で休養させる。代表は貴公が務めろ。」
貴公のように“弱者”に肩入れしては生き残れん。
…安心しろ、ゼロは一先ず別室で休養させる。代表は貴公が務めろ。」
「私が…?」
総司令官が代表になりたいものだと思っていたマクギリスは逆に驚く。
「何だ、不服か?それとも、放送の草案のように自身はゼロの影に隠れて、人を操る方が好みなのか?」
「…そんな事はありません。…が、分かりました。ゼロの代わりを務めましょう。但し、あくまで代表“代行”で…、ゼロが回復する迄の間だけです。」
「…ふん、貴公も意固地な物だな。
こんな状態のゼロについていく者など最早おらんだろうに。
まあいい、ゼロを休ませた後、ひみつ道具の回収と新しい来訪者の情報交換を行いたい。
…また逃げる準備も考えて置かねばな。
あの高速移動の刺客が此方に来るとも限らん。」
こんな状態のゼロについていく者など最早おらんだろうに。
まあいい、ゼロを休ませた後、ひみつ道具の回収と新しい来訪者の情報交換を行いたい。
…また逃げる準備も考えて置かねばな。
あの高速移動の刺客が此方に来るとも限らん。」
マクギリスは総司令官の言葉に納得出来ない部分はあるものの、今は協力を求めるしかなかった。
――こうして【鉄華兵団】の面々はそれぞれ不安を抱えつつも、『代表』不在のまま、緊急の対応を余儀なくされたのだった。
【エリアE-2/ひみつ道具博物館/9月2日午後5時48分】
【堀北鈴音@ようこそ実力至上主義の教室へ】
状態:絶対遵守のギアス(極大) 蛮野に対する怒り、腹に傷(処置済み)
服装:高度育成高校の制服(女子)(腹部に横一文字の切れ込みあり)
装備:ソーディアン・ディムロス@テイルズオブデスティニー(DC版)
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1(武器以外)、身がわり紙人形@ドラえもん〔20枚入り〕(残り18枚)、ホットライン
思考
基本:このゲームから生還する。
00:『一人称は僕、二人称は君を使う』
01:僕は……なにもできないかも知れない。でも綾小路君を救いたい。……でもこんな状況でどうすればいいの?
02:羂索にルルーシュ・ヴィ・ブリタニア……。まさか魔法が実在したなんて。
03:戻った時に何て言われるかしら。
04:アッシュフォード学園も失ってしまった。このひみつ道具博物館で鉄華兵団と協力して立て直したい。…総司令官の様子が気になるけど。
05;今のままでは蛮野にもルルーシュにも立ち向かえない。力が欲しい。…何でもいいから。
06:ルルーシュがしていたという放送のことは聞けたけど…謝罪の一つもなしに穏健派に宗旨替えなんて虫が良すぎないかしら?
07:情報交換をしたけど…、総司令官はまだ何かを隠しているわね。
08:ゼロは恐らく女性ね。
09:なんてこと……。ゼロが…、代表がいなくなるなんて…。
10:敵は【四凶・五道化】だけではないわ。
蛮野の様な寄生する参加者―、【ステルスマーダー】に気を付けなければ。
11:…キズナレッド…、ヒーローだって“女装”したくなるよね!おかしくなんかないわ!
状態:絶対遵守のギアス(極大) 蛮野に対する怒り、腹に傷(処置済み)
服装:高度育成高校の制服(女子)(腹部に横一文字の切れ込みあり)
装備:ソーディアン・ディムロス@テイルズオブデスティニー(DC版)
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1(武器以外)、身がわり紙人形@ドラえもん〔20枚入り〕(残り18枚)、ホットライン
思考
基本:このゲームから生還する。
00:『一人称は僕、二人称は君を使う』
01:僕は……なにもできないかも知れない。でも綾小路君を救いたい。……でもこんな状況でどうすればいいの?
02:羂索にルルーシュ・ヴィ・ブリタニア……。まさか魔法が実在したなんて。
03:戻った時に何て言われるかしら。
04:アッシュフォード学園も失ってしまった。このひみつ道具博物館で鉄華兵団と協力して立て直したい。…総司令官の様子が気になるけど。
05;今のままでは蛮野にもルルーシュにも立ち向かえない。力が欲しい。…何でもいいから。
06:ルルーシュがしていたという放送のことは聞けたけど…謝罪の一つもなしに穏健派に宗旨替えなんて虫が良すぎないかしら?
07:情報交換をしたけど…、総司令官はまだ何かを隠しているわね。
08:ゼロは恐らく女性ね。
09:なんてこと……。ゼロが…、代表がいなくなるなんて…。
10:敵は【四凶・五道化】だけではないわ。
蛮野の様な寄生する参加者―、【ステルスマーダー】に気を付けなければ。
11:…キズナレッド…、ヒーローだって“女装”したくなるよね!おかしくなんかないわ!
参戦時期:少なくとも髪を切る前
備考
※絶対遵守のギアスをかけられました。
異能力解除の異能力をかけられない限り一人称が僕、二人称が君のままです。
※ソーディアン・ディムロスにスタン・エルロンの術技がソードスキルとして内包されてます。
※蛮野に対して絶望と生理的悪寒を抱いています。
※隆二、アンク、帆波、清隆、ドラえもん、二代目ゼロ(シャーリー)、マクギリス、総司令官と情報交換しました。
※2代目ゼロは女性ではないかと推測しています。またその正体についてミレイ・アッシュフォード、シャーリー・フェネット、アーニャ・アールストレイムの三人にまで絞り込んでいます。
※16時以降のルルーシュの放送を聞き逃しましたが鉄華兵団から大まかに内容を教わりました。
少なくとも「シャーリーという恋人がいたがギアスに翻弄されて結局失った」というくだりは省かれています。
※【墓標アプリ】が配布された真の目的は〈寄生する参加者〉や『ステルスマーダー』を抑える為と考察しています。
※キズナレッドが『女装癖・女体化願望』があると思っています。
備考
※絶対遵守のギアスをかけられました。
異能力解除の異能力をかけられない限り一人称が僕、二人称が君のままです。
※ソーディアン・ディムロスにスタン・エルロンの術技がソードスキルとして内包されてます。
※蛮野に対して絶望と生理的悪寒を抱いています。
※隆二、アンク、帆波、清隆、ドラえもん、二代目ゼロ(シャーリー)、マクギリス、総司令官と情報交換しました。
※2代目ゼロは女性ではないかと推測しています。またその正体についてミレイ・アッシュフォード、シャーリー・フェネット、アーニャ・アールストレイムの三人にまで絞り込んでいます。
※16時以降のルルーシュの放送を聞き逃しましたが鉄華兵団から大まかに内容を教わりました。
少なくとも「シャーリーという恋人がいたがギアスに翻弄されて結局失った」というくだりは省かれています。
※【墓標アプリ】が配布された真の目的は〈寄生する参加者〉や『ステルスマーダー』を抑える為と考察しています。
※キズナレッドが『女装癖・女体化願望』があると思っています。
【ドラえもん@ドラえもん】
状態:ダメージ(中)、悲しみと決意
服装:全裸(ロボットなので)
装備:空気砲@ドラえもん、ひらりマント@ドラえもん
令呪:残り三画
道具:ホットライン、チーターローション@ドラえもん、復元光線@ドラえもん、インペリアルセプター@コードギアスシリーズ
思考
基本:皆が殺し合いから脱出出来る様に行動する。
01:このひみつ道具博物館で清隆くんを救う道具を探す。
02:2代目ゼロは総司令官を信用してる?鈴音さんが言うには女の人らしいけど……。当たりっぽいな。
03:総司令官の『謝罪』が気になる…。本当に改心したのか、見極めたい。…今の所、厳しいな。
04:ルルーシュくんが態度を変えてくれたらしいのは嬉しいしまた手を組めるのならその方が良いと思う。
でもルルーシュくんが自分や清隆くんのやったことをきちんと自分の言葉で皆に謝って反省するまで僕は心の底からは認めないよ。
…でも、卜部さんの仇をとってくれて、ありがとう。
05:卜部さん、家康さんの意思を継ぎ、戦えない人々を守る。
06:ルルーシュくん…、蛮野や『黒い神様』の様な存在がいる以上、【不殺】の約束は守れとは言わない。ただ清隆くんは殺さないで。
07:まさかリルルがいるなんて……。何もされてないよね?…解剖なんて出来ないよ。
08:総司令官はここで何をしているんだ?
…少なくとも石像―『下級兵』の事を隠すなんて!
09:情報交換をしたけど…、総司令官はまだ隠し事をしているな…。
10:グリオン……なんてひどいことを!
11:ゼロさんが倒れた…。これからどうすれば…。
12:キズナレッドさん…、自分を偽らなくてもいいんだよ。
参戦時期:不明。(少なくとも、鉄人兵団の事件の後)
備考
※四次元ポケットは主催側によって没収されています。
※卜部とルルーシュから『反逆のルルーシュ』に関する大まかな流れを知りました。
※ルルーシュの計らいによりテレビ局内を案内されています。
※テレビ局の保管してある手首の持ち主は、清隆くんが忠誠のあまり独断で殺したものだと推測しています。
※16時以降のルルーシュの放送を聞き逃しましたが鉄華兵団から大まかに内容を教わりました。
少なくとも「シャーリーという恋人がいたがギアスに翻弄されて結局失った」というくだりは省かれています。
※二代目ゼロ、マクギリス、総司令官に自身が『お世話ロボット』である事を伝えていません。
※堀北鈴音から【墓標アプリ】が配布された真の目的は〈寄生する参加者〉や『ステルスマーダー』を抑える為との考察を受けました。
※キズナレッドが『女装癖・女体化願望』があると思っています。
状態:ダメージ(中)、悲しみと決意
服装:全裸(ロボットなので)
装備:空気砲@ドラえもん、ひらりマント@ドラえもん
令呪:残り三画
道具:ホットライン、チーターローション@ドラえもん、復元光線@ドラえもん、インペリアルセプター@コードギアスシリーズ
思考
基本:皆が殺し合いから脱出出来る様に行動する。
01:このひみつ道具博物館で清隆くんを救う道具を探す。
02:2代目ゼロは総司令官を信用してる?鈴音さんが言うには女の人らしいけど……。当たりっぽいな。
03:総司令官の『謝罪』が気になる…。本当に改心したのか、見極めたい。…今の所、厳しいな。
04:ルルーシュくんが態度を変えてくれたらしいのは嬉しいしまた手を組めるのならその方が良いと思う。
でもルルーシュくんが自分や清隆くんのやったことをきちんと自分の言葉で皆に謝って反省するまで僕は心の底からは認めないよ。
…でも、卜部さんの仇をとってくれて、ありがとう。
05:卜部さん、家康さんの意思を継ぎ、戦えない人々を守る。
06:ルルーシュくん…、蛮野や『黒い神様』の様な存在がいる以上、【不殺】の約束は守れとは言わない。ただ清隆くんは殺さないで。
07:まさかリルルがいるなんて……。何もされてないよね?…解剖なんて出来ないよ。
08:総司令官はここで何をしているんだ?
…少なくとも石像―『下級兵』の事を隠すなんて!
09:情報交換をしたけど…、総司令官はまだ隠し事をしているな…。
10:グリオン……なんてひどいことを!
11:ゼロさんが倒れた…。これからどうすれば…。
12:キズナレッドさん…、自分を偽らなくてもいいんだよ。
参戦時期:不明。(少なくとも、鉄人兵団の事件の後)
備考
※四次元ポケットは主催側によって没収されています。
※卜部とルルーシュから『反逆のルルーシュ』に関する大まかな流れを知りました。
※ルルーシュの計らいによりテレビ局内を案内されています。
※テレビ局の保管してある手首の持ち主は、清隆くんが忠誠のあまり独断で殺したものだと推測しています。
※16時以降のルルーシュの放送を聞き逃しましたが鉄華兵団から大まかに内容を教わりました。
少なくとも「シャーリーという恋人がいたがギアスに翻弄されて結局失った」というくだりは省かれています。
※二代目ゼロ、マクギリス、総司令官に自身が『お世話ロボット』である事を伝えていません。
※堀北鈴音から【墓標アプリ】が配布された真の目的は〈寄生する参加者〉や『ステルスマーダー』を抑える為との考察を受けました。
※キズナレッドが『女装癖・女体化願望』があると思っています。
【ゼロ(シャーリー)@コードギアスGenesic Re;CODE】
状態:深い悲しみ、強い決意、自己嫌悪、気絶中、鉄華兵団代表?
服装:ゼロの服
装備:パトリオット@メタルギアソリッドシリーズ
令呪:残り三画
道具:マリヤの手作りサンドイッチ×7、黒の騎士団制服@コードギアスGenesic Re;CODE、ホットライン×2
思考
基本:この殺し合いを止める
00:心労により気絶中
01:引き続き大博物館を拠点として味方になる参加者を募る。
02:強者による蹂躙はゼロが……鉄華兵団が裁く!…【四凶・五道化】は強そうだけど、皆が揃えば何とかなるよね?
03:どうしよう、ルルに酷いことを言っちゃった……。
04:総司令官さんに人間を信じてほしい。そのために私も総司令官さんを信じる。
…ナイトメアとノートPCも返してくれるよね?
05:もう何十人も犠牲が出ている。ギアスもそれ以外も警戒しないと。鈴音さんの考察に出た『ステルスマーダー』にも。
06:マクギリスさんに言われたこと、ちゃんと気をつけないとね。
07:ロロ……生きていてほしかったけど、ルルの傍で逝けたのは救いだったのかな……。
08:スザク君、そんな……
09:堀北さん、確かルルにギアスを……。
10:また、間に合わなかった…。いつ間に合うの…?
11:ルル、ストレスで『女の子』に目覚めないでね。
参戦時期:「そして、話し合いのテーブルへ」後から参戦
備考
※情報交換をしました(ロシデレ、鉄血、ドラえもん)
※情報交換のうちドラえもんは、メカトピアに関してとひみつ道具関連が中心です。
※この会場に居るルルーシュは自分の知る彼とは別人だと理解しました。
また鉄華兵団の放送に対するルルーシュのカウンター放送の中で彼の詳細なバックボーンを把握しました。
※マクギリス、総司令官に正体を明かしました。堀北鈴音、ドラえもんには明かしていません。
※ドラえもんが『お世話ロボット』である事を知りません。
※堀北鈴音から【墓標アプリ】が配布された真の目的は〈寄生する参加者〉や『ステルスマーダー』を抑える為との考察を受けました。
※キズナレッドがストレスのあまり女装癖に目覚めたと思っています。
状態:深い悲しみ、強い決意、自己嫌悪、気絶中、鉄華兵団代表?
服装:ゼロの服
装備:パトリオット@メタルギアソリッドシリーズ
令呪:残り三画
道具:マリヤの手作りサンドイッチ×7、黒の騎士団制服@コードギアスGenesic Re;CODE、ホットライン×2
思考
基本:この殺し合いを止める
00:心労により気絶中
01:引き続き大博物館を拠点として味方になる参加者を募る。
02:強者による蹂躙はゼロが……鉄華兵団が裁く!…【四凶・五道化】は強そうだけど、皆が揃えば何とかなるよね?
03:どうしよう、ルルに酷いことを言っちゃった……。
04:総司令官さんに人間を信じてほしい。そのために私も総司令官さんを信じる。
…ナイトメアとノートPCも返してくれるよね?
05:もう何十人も犠牲が出ている。ギアスもそれ以外も警戒しないと。鈴音さんの考察に出た『ステルスマーダー』にも。
06:マクギリスさんに言われたこと、ちゃんと気をつけないとね。
07:ロロ……生きていてほしかったけど、ルルの傍で逝けたのは救いだったのかな……。
08:スザク君、そんな……
09:堀北さん、確かルルにギアスを……。
10:また、間に合わなかった…。いつ間に合うの…?
11:ルル、ストレスで『女の子』に目覚めないでね。
参戦時期:「そして、話し合いのテーブルへ」後から参戦
備考
※情報交換をしました(ロシデレ、鉄血、ドラえもん)
※情報交換のうちドラえもんは、メカトピアに関してとひみつ道具関連が中心です。
※この会場に居るルルーシュは自分の知る彼とは別人だと理解しました。
また鉄華兵団の放送に対するルルーシュのカウンター放送の中で彼の詳細なバックボーンを把握しました。
※マクギリス、総司令官に正体を明かしました。堀北鈴音、ドラえもんには明かしていません。
※ドラえもんが『お世話ロボット』である事を知りません。
※堀北鈴音から【墓標アプリ】が配布された真の目的は〈寄生する参加者〉や『ステルスマーダー』を抑える為との考察を受けました。
※キズナレッドがストレスのあまり女装癖に目覚めたと思っています。
【マクギリス・ファリド@機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ】
状態:通常、鉄華兵団代表[代行]
服装:ギャラルホルンの制服
装備:紅蓮聖天八極式の起動鍵@コードギアス 反逆のルルーシュR2、ブレッシング@ブルーアーカイブ、陽竜刀@ソードアートオンラインシリーズ
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン
思考
基本:自身の正義を成す
00:ひみつ道具博物館を拠点に参加者を募り、戦争の準備をする。
01:蘇ったのだ、これは私に今度こそ成すべきを成せという世界の意思だろう。
02:私をわざわざ参加させたのだ、このゲームにはバエルが用意されているだろう。ならば、手に入れなければ。
03:借り物の力など不要だ。私の自由は、バエルと純粋な力によってのみ成立する……それが正しいはずだ。
04:彼女(シャーリー)とはこのまま協力していきたい。そう思っていた理由が自分でもようやくわかった。
…総司令官が言うように『見限る』事はしない。
05:未知の力や放送で語られたシステムなど、警戒すべきことは多い。
鈴音女史の話す蛮野の様な〈寄生する参加者〉や『ステルスマーダー』には気を付けなければ。
06:彼女(シャーリー)ほど無条件には信じられないが、総司令官殿と友好的な関係を築けるに越したことはない。
07:総司令官…、あのNPC(シャチパンダヤミー)を復元して戦力化しようとしているなら危険だ。何とか思い留まってもらわなければ。
08:ドラえもんには総司令官の抑え役を期待したい。例の石像についても聞いてみるべきか。
09:【四凶・五道化】は凄まじい力の持ち主らしい…。
しかし、ノワルやアルジュナ・オルタの殺害数が少ないのが気になる…。
10:思ったより、状況は最悪だな。しかも代表不在とは…。
11:……キズナレッドの性癖をとやかく言う事ではないな。
参戦時期:死亡後から参戦
備考
※情報交換をしました(ギアス、ロシデレ、ドラえもん)。また、ゼロの正体についても教わりました。
※情報交換のうちドラえもんは、メカトピアに関してとひみつ道具関連が中心です。
※「地図に記された施設の中で一般名詞の場所には何かある」という仮説を立てています。
※総司令官の人間への認識は思うところはあるが、殺し合いを打倒する大義の前に横に置いています。
※ドラえもんが『お世話ロボット』である事を知りません。
※堀北鈴音から【墓標アプリ】が配布された真の目的は〈寄生する参加者〉や『ステルスマーダー』を抑える為との考察を受けました。
※キズナレッドが『女装癖・女体化願望』があると思っています。
※総司令官を疑い、何かをリルルに頼んだと思っています。
状態:通常、鉄華兵団代表[代行]
服装:ギャラルホルンの制服
装備:紅蓮聖天八極式の起動鍵@コードギアス 反逆のルルーシュR2、ブレッシング@ブルーアーカイブ、陽竜刀@ソードアートオンラインシリーズ
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン
思考
基本:自身の正義を成す
00:ひみつ道具博物館を拠点に参加者を募り、戦争の準備をする。
01:蘇ったのだ、これは私に今度こそ成すべきを成せという世界の意思だろう。
02:私をわざわざ参加させたのだ、このゲームにはバエルが用意されているだろう。ならば、手に入れなければ。
03:借り物の力など不要だ。私の自由は、バエルと純粋な力によってのみ成立する……それが正しいはずだ。
04:彼女(シャーリー)とはこのまま協力していきたい。そう思っていた理由が自分でもようやくわかった。
…総司令官が言うように『見限る』事はしない。
05:未知の力や放送で語られたシステムなど、警戒すべきことは多い。
鈴音女史の話す蛮野の様な〈寄生する参加者〉や『ステルスマーダー』には気を付けなければ。
06:彼女(シャーリー)ほど無条件には信じられないが、総司令官殿と友好的な関係を築けるに越したことはない。
07:総司令官…、あのNPC(シャチパンダヤミー)を復元して戦力化しようとしているなら危険だ。何とか思い留まってもらわなければ。
08:ドラえもんには総司令官の抑え役を期待したい。例の石像についても聞いてみるべきか。
09:【四凶・五道化】は凄まじい力の持ち主らしい…。
しかし、ノワルやアルジュナ・オルタの殺害数が少ないのが気になる…。
10:思ったより、状況は最悪だな。しかも代表不在とは…。
11:……キズナレッドの性癖をとやかく言う事ではないな。
参戦時期:死亡後から参戦
備考
※情報交換をしました(ギアス、ロシデレ、ドラえもん)。また、ゼロの正体についても教わりました。
※情報交換のうちドラえもんは、メカトピアに関してとひみつ道具関連が中心です。
※「地図に記された施設の中で一般名詞の場所には何かある」という仮説を立てています。
※総司令官の人間への認識は思うところはあるが、殺し合いを打倒する大義の前に横に置いています。
※ドラえもんが『お世話ロボット』である事を知りません。
※堀北鈴音から【墓標アプリ】が配布された真の目的は〈寄生する参加者〉や『ステルスマーダー』を抑える為との考察を受けました。
※キズナレッドが『女装癖・女体化願望』があると思っています。
※総司令官を疑い、何かをリルルに頼んだと思っています。
【総司令官@ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち~】
状態:正常(爆風により、ボディに若干の傷あり)、ゼロへの失望、マクギリスに対する憤り
服装:ロボットなので服は着ない
装備:総司令官の杖@ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち~
ガウェイン・リゼロの起動鍵@コードギアスGenesic Re;CODE(シャーリーからの借り物[永久に借りておく。])
令呪:残り三画
道具:パーシヴァルの起動キー、サイコントローラー@ドラえもん のび太と鉄人兵団、桃太郎印のきびだんご〔50個入り〕(残り48個[43個+ロボ子に渡した5個])@ドラえもん、純生石油十億年物@ドラえもん のび太とブリキの迷宮、ホットライン×2、セルメダル約50枚(シャチパンダヤミーの身体から出た物)@仮面ライダーオーズ/OOO、P90@現実、渋井丸拓男の遺体@DEATH NOTE(上半身と下半身に分かれている物をゴミ袋に包んでいる。)、クルミのノートPC@リコリス・リコイル(シャーリーからの借り物[永久に借りておく。])
思考
基本:元の世界に戻り、地球人の奴隷化計画を進める。今はその予定に変更はない。
00:鉄華兵団の名の下に戦力を集め、羂索を打倒する。
01:ゼロが倒れたか…。これで私が【兵団】の主導権を握るのに一歩近付いたな。…しかし、当面はマクギリスの指揮に任せなければ。野心がバレたらマズイからな。
02:リルルとのやり取りを伝えるのは後回しでいい。【四凶・五道化】に備えなければ。
03:今後鉄華兵団としての交渉が決裂、もしくは出来ない場合、きびだんごを食べさせ、洗脳することを考えておく。
…新しく来た小娘共に食べさせて、『死兵』として使うか。だが、マクギリスの目があるな…。慎重にいかねば。
04:“バグスターウィルス”を調べる為、市街地にて回収した遺体(渋井丸拓男)の解剖及び腕のレジスターが外れないか確かめる。
出来れば、専門の医師・技術者を探したい。
05:地球のロボット、ドラえもんと言うのか。…人間なんぞ守らず、ロボットらしく『支配者』側にくればよいものを。いずれ分かってくれるだろう。
06:『熊科の下僕(シャチパンダヤミー)』“共”は……、あの【空間】ならバレる事はあるまい。
07:キズナレッドは残念だったがキョウリュウゴールドとその協力者は“戦士”として使えると判断。…生きていると良いがな。
08:鉄華兵団……悪くない。…名付け親は気に入らんがな。
09:裏切り者のリルルを使うのは釈だが、手が足りん以上、仕方あるまい。
ロボットなので、きびだんごを食べさせられんのが歯痒いな。
10:どうやらマクギリスにはまだ疑われているらしい。…私を疑う暇があれば、戦力を強化しろ…。“弱者”など守っている場合か。
11:蛮野の様な寄生虫…、【ステルスマーダー】には気を付けなければな。
12:マンティス〈下級兵〉の石化も解かなければな。【四凶・五道化】には劣るが、『肉壁』にはなるだろう。
13:キズナレッド…、“女性”ながら優れた戦士だった。
状態:正常(爆風により、ボディに若干の傷あり)、ゼロへの失望、マクギリスに対する憤り
服装:ロボットなので服は着ない
装備:総司令官の杖@ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち~
ガウェイン・リゼロの起動鍵@コードギアスGenesic Re;CODE(シャーリーからの借り物[永久に借りておく。])
令呪:残り三画
道具:パーシヴァルの起動キー、サイコントローラー@ドラえもん のび太と鉄人兵団、桃太郎印のきびだんご〔50個入り〕(残り48個[43個+ロボ子に渡した5個])@ドラえもん、純生石油十億年物@ドラえもん のび太とブリキの迷宮、ホットライン×2、セルメダル約50枚(シャチパンダヤミーの身体から出た物)@仮面ライダーオーズ/OOO、P90@現実、渋井丸拓男の遺体@DEATH NOTE(上半身と下半身に分かれている物をゴミ袋に包んでいる。)、クルミのノートPC@リコリス・リコイル(シャーリーからの借り物[永久に借りておく。])
思考
基本:元の世界に戻り、地球人の奴隷化計画を進める。今はその予定に変更はない。
00:鉄華兵団の名の下に戦力を集め、羂索を打倒する。
01:ゼロが倒れたか…。これで私が【兵団】の主導権を握るのに一歩近付いたな。…しかし、当面はマクギリスの指揮に任せなければ。野心がバレたらマズイからな。
02:リルルとのやり取りを伝えるのは後回しでいい。【四凶・五道化】に備えなければ。
03:今後鉄華兵団としての交渉が決裂、もしくは出来ない場合、きびだんごを食べさせ、洗脳することを考えておく。
…新しく来た小娘共に食べさせて、『死兵』として使うか。だが、マクギリスの目があるな…。慎重にいかねば。
04:“バグスターウィルス”を調べる為、市街地にて回収した遺体(渋井丸拓男)の解剖及び腕のレジスターが外れないか確かめる。
出来れば、専門の医師・技術者を探したい。
05:地球のロボット、ドラえもんと言うのか。…人間なんぞ守らず、ロボットらしく『支配者』側にくればよいものを。いずれ分かってくれるだろう。
06:『熊科の下僕(シャチパンダヤミー)』“共”は……、あの【空間】ならバレる事はあるまい。
07:キズナレッドは残念だったがキョウリュウゴールドとその協力者は“戦士”として使えると判断。…生きていると良いがな。
08:鉄華兵団……悪くない。…名付け親は気に入らんがな。
09:裏切り者のリルルを使うのは釈だが、手が足りん以上、仕方あるまい。
ロボットなので、きびだんごを食べさせられんのが歯痒いな。
10:どうやらマクギリスにはまだ疑われているらしい。…私を疑う暇があれば、戦力を強化しろ…。“弱者”など守っている場合か。
11:蛮野の様な寄生虫…、【ステルスマーダー】には気を付けなければな。
12:マンティス〈下級兵〉の石化も解かなければな。【四凶・五道化】には劣るが、『肉壁』にはなるだろう。
13:キズナレッド…、“女性”ながら優れた戦士だった。
参戦時期:鉄人兵団の援軍が来て、ジュド(ザンダクロス)やドラえもん達を圧倒していた所から。〔消滅前〕
備考
※将来、鉄人兵団が消滅する事は知りません。
※様々な世界から参加者を集めたと知りました。
※ドラえもんの名前を知りましたが、元の世界の地球軍に所属するロボットと思っています。
※シャチパンダヤミーの特性を知りました。
また、羂索が作ったものと勘違いしています。
※羂索の事を寄生生物と思っています。
※参加者に戦力差があるので、主催は“優勝者”を出すつもりはなく、殺し合いで何らかの“得るもの”(データ収集)を目的としているのではと考察しています。
※情報交換をしました。(ギアス、鉄血、ドラえもんの道筋、アッシュフォード学園組分)
※ひとまず自分の世界以外の人間は奴隷としないことと発言しています。(本当は苦々しく思っています。)
※2代目ゼロ(シャーリー)の正体を知りました。ドラえもん達に正体を隠す必要があるのか疑問に思っています。
※『調べ物』はひみつ道具博物館の地図とひみつ道具のリストであると堀北鈴音、ドラえもん、マクギリス、二代目ゼロ(シャーリー)に伝えました。
※堀北鈴音から【墓標アプリ】が配布された真の目的は〈寄生する参加者〉や『ステルスマーダー』を抑える為との考察を受けました。
※キズナレッドを正真正銘の“女性”と思っています。
備考
※将来、鉄人兵団が消滅する事は知りません。
※様々な世界から参加者を集めたと知りました。
※ドラえもんの名前を知りましたが、元の世界の地球軍に所属するロボットと思っています。
※シャチパンダヤミーの特性を知りました。
また、羂索が作ったものと勘違いしています。
※羂索の事を寄生生物と思っています。
※参加者に戦力差があるので、主催は“優勝者”を出すつもりはなく、殺し合いで何らかの“得るもの”(データ収集)を目的としているのではと考察しています。
※情報交換をしました。(ギアス、鉄血、ドラえもんの道筋、アッシュフォード学園組分)
※ひとまず自分の世界以外の人間は奴隷としないことと発言しています。(本当は苦々しく思っています。)
※2代目ゼロ(シャーリー)の正体を知りました。ドラえもん達に正体を隠す必要があるのか疑問に思っています。
※『調べ物』はひみつ道具博物館の地図とひみつ道具のリストであると堀北鈴音、ドラえもん、マクギリス、二代目ゼロ(シャーリー)に伝えました。
※堀北鈴音から【墓標アプリ】が配布された真の目的は〈寄生する参加者〉や『ステルスマーダー』を抑える為との考察を受けました。
※キズナレッドを正真正銘の“女性”と思っています。
【全体備考】
※9月2日16時15分に会場に存在する全てのホットラインに二代目ゼロ(シャーリー)による放送の動画が流れる、またはその通知が入りました。
主催者の定時放送と同じ通信回線を使用しているため、主催者の判断で削除されるまでは視聴アプリで見返すことが可能です。
※ひみつ道具博物館の真下にガニメデ@コードギアス 反逆のルルーシュが放置されています。
※ひみつ道具博物館内に多数のマンティス〈下級兵〉@ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち~の石像があります。
※他にも館内には、それ以外の多種多様な石像があります。
※9月2日16時15分に会場に存在する全てのホットラインに二代目ゼロ(シャーリー)による放送の動画が流れる、またはその通知が入りました。
主催者の定時放送と同じ通信回線を使用しているため、主催者の判断で削除されるまでは視聴アプリで見返すことが可能です。
※ひみつ道具博物館の真下にガニメデ@コードギアス 反逆のルルーシュが放置されています。
※ひみつ道具博物館内に多数のマンティス〈下級兵〉@ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち~の石像があります。
※他にも館内には、それ以外の多種多様な石像があります。
[NPC紹介]
マンティス〈下級兵〉@ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~
総司令官率いる【鉄人兵団】の〈地球方面軍〉が来る前にリルルの指示で前線基地を作るように地球に送り込まれたロボット兵士。
原作・旧作における下級兵に相当する。単眼からビームを撃てるほか、前腕部に人間捕獲用の伸縮性の檻を内蔵している。
名前や外見はカマキリのイメージだが、再起動し暴れるジュドの所へ急ぐ際には猿のような四足歩行を行っていた。
原作・旧作における下級兵に相当する。単眼からビームを撃てるほか、前腕部に人間捕獲用の伸縮性の檻を内蔵している。
名前や外見はカマキリのイメージだが、再起動し暴れるジュドの所へ急ぐ際には猿のような四足歩行を行っていた。
回想シーンによれば、昔は彼等も労働階級だったとの事。
原作・旧作と違い、話す場面が幾つかある。
原作・旧作と違い、話す場面が幾つかある。
今ロワではひみつ道具博物館内で石像となっているが…?
| 177:選ばれし者 | 投下順 | 178:星野温泉へようこそ |
| 時系列順 | 168:いざ、約束の地へ | |
| マクギリス・ファリド | 184:Sの誤算/歌姫は目覚めた | |
| 二代目ゼロ | ||
| 総司令官 | ||
| ドラえもん | ||
| 堀北鈴音 |