お前が大事にしているものを全部並べて
片っ端から笑い飛ばしてやるよ
冷蔵庫の片隅で異臭を放っている果物が
いつかお前の朽ち果てる姿だと思うよ
未来なんてろくに見えてないくせに
先行き不透明だなんて偉そうに言ってみたのか
お前がしているセレブになるための努力ってのは
どんなものなのか教えてくれよ
拳銃を突きつけられて死ぬそのときでも
お前はPRADAのバッグを離そうとはしないのかい
今有名なセレブより
きっと沢山の人を殺した奴の方が
歴史の記憶には残るんだってことを
お前はどのくらい理解してるんだろうな
10年前お立ち台で踊ってた奴らが
今じゃ何をしてるか知らないが
どうせろくでもないだろうよ
すべては消費されていくだけなんだ
誰の記憶にも残らないし
爪あとひとつ残すことだってできない
カウンターパンチを食らわそうにも
もう革命なんて過ぎた日の幻なんだ
いつまで平和なんてもん信じてるんだ
いつまで平等なんてもん信じてるんだ
ああつまらない世の中だね
そんなこと誰だって知っている
だから踊らされている人もそうでない人も
このヘンテコな島国でただ死ぬのを待っている
待ちきれない奴らは首を吊ってみたり
電車に飛び込んでみたり
とかく綺麗な死に方なんてないけど
最期があるんなら笑ってたいとは思う
何故かってそれはよくわからないけどさ
笑いながら白くなってたい
真っ白な状態に戻れるとしたらそれは死
生まれたことを何度後悔しても意味がない
運命と宿命のわずかな違いみたいなもので
死ぬことを願うのも間違っている
イメージの中でなるべく人間の原型を留めないようにしている
そうすれば姿は人間でも少しずつ変化していける
腐った果実のにおいに耐えられないように
俺は人間であることに耐えられない
破壊も陵辱も一瞬の産物だ
それが死に至るものでも同じことだ
生きた分だけ鈍感になっていく
だからもう何が無くてもいいんだって
幸せが無くても苦痛がなくても
お前たちはもう鈍感なんだからいいんだって
何にも無くても
何にも気付かないだろう?
ほら 今君の指が手から離れたよ
ほら 今君の身体にナイフが食い込んだよ
ほら 今君の目玉に大きな穴が開いたよ
ほら 今君の首に針を刺したよ
ほら もう君の血液はすべて流れたよ
でも もう何もないけど
君はそこに生きているんだ
だからもういいじゃないか
俺のことは放っておいてくれないか
最終更新:2007年05月31日 19:58