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思い出すはずじゃなかった

頭の先からすっと もやが晴れるように

だけど胸は締め付けられて 痛い


もう誰を見てもそんな気持ちにはならない

それなのに 気持ちだけが湧き上がる

誰に対して? 過去に問いかけても取り戻せはしない


誰でもよかったの? 身体だけが目当てなの?

そんなことはない そんなことはないんだ

君のことしか 見て無いんだよ


純粋で 透き通って 繊細で だけど強くて


夜道を歩く寂しさも ひとりで切符を買う切なさも

誰もいない部屋に帰る 明かりをつけるその瞬間も

もう聞き飽きて 擦り切れた再生テープのように


もう一度誰かを信じてみたくなった

その度に 心が沈んでいく

傷跡を探して ほら見てごらんと指を差す


ねえ 誰を愛してたの? 誰を好きだったの?

これから誰かを好きになれる余裕なんてあるの?


違うんだ 全部忘れたはずなんだ

何もかも捨てて 残さず全部 手放したはずなのに


ただ 何一つ無い 真っ白な空間の中でひとり

誰のことを思うわけでも 思い出すわけでもなく

誰かのことをまだ愛している自分の気持ちに向き合う


お願いだ もう終わりにしよう

このままで生きていけなくなりそうだ

だから もう終わりにしよう

記憶を消すスイッチがあるなら

それでも迷うだろうね

そんなに好きだったんだね

未練なんてらしくないね


どうすればいいんだろうね
最終更新:2011年03月04日 06:41