「ピルソイン」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ピルソイン - (2013/04/19 (金) 01:56:14) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
紅世の徒”、通称

【初出】
XVI巻

【解説】
真名は“蠱溺の盃”(こできのはい)。の色は菖蒲色。
仮装舞踏会]に所属する自在師
戦時平時を問わず恐れられ、忌避されている“徒”。世界屈指の悪名高さを持つ自在法ダイモーン』を使用する。
姿はやぶにらみの子供。袖が地に着くほどのぶかぶかのローブに、盗人のような大袋を背負っている。
名の知れた捜索猟兵であり、相方の巡回士リベザルとともに挙げた大功も多い。
巡回士に見下される者が多い捜索猟兵所属の“徒”でありながら、参謀直属の“”リベザルとも対等に付き合っている。
ウィネザロービが、オルゴンビフロンスから真名での呼びかけを要求されるのとは大きな違いである。

御崎市決戦までは、リベザルと共に『大地の四神』とまともな交戦経験のある唯一の[仮装舞踏会]の将帥であった。『四神』からの呼び名は「忍び寄る毒」。1864年に、リベザルと共に『内乱』の最中の北米大陸に東から入り込んでいたことから、『大地の四神』と交戦したのはこの時期だと思われる。

盟主お披露目の式典では、盟主に挑もうとするリベザルをストラスと共に止めようとした。
将帥・部隊長クラスが出席する御前会議に参加し、デカラビアの態度に激昂するリベザルをなだめていた。
決戦前の酒保では、リベザルに掴み上げられて振り回され遊ばれたりしていた。

フレイムヘイズ陣営との戦争では、外界宿征討軍東部方面主力軍に従軍し、リベザルの副官として、外界宿東京総本部攻略作戦の指揮を補佐していた。その後、リベザルと共に『星黎殿』へと撤退を始めていた。
その途中、谷川岳でミカロユス・キュイたちに足止めを食らわされている最中に発生した『朧天震』には、自在師ゆえの惑乱を起こしていた。

御崎市決戦では、市東部の御崎市駅を拠点として、リベザルとともに『大地の四神』の一人イーストエッジと交戦に入った。
その最中、盟主より[百鬼夜行]の捜索を命じられ、リベザルと別れた。
真宰社』周辺で『極光の射手キアラ・トスカナらと交戦するマモンが致命傷を受けた現場に遭遇し即座に救出するが、マモンは残された力で自らの責務を果たして散った。
そして、新世界『無何有鏡』創造によって戦火が止んだ後、『非常手段』でベルペオルらの前に呼び出され、新世界に渡る呼び水として、リベザルと共に一番乗りを命じられた。リベザルが上官と些事の確認をした後は、彼と共に『天梯』を通って新世界『無何有鏡』へ旅立った。

新世界へ渡り来た後もリベザルと行動を共にしており、一年後の四月には日本で坂井悠二を丁重な態度で人化したリベザルのいる定食屋へ案内するが、坂井悠二に対してはレライエと同じく警戒心を抱いているようで、案内後はすぐに悠二と別れて周囲を警戒していたようだ。

【由来・元ネタ】
名前の元ネタは、ソロモンの72柱の悪魔 “賢明公”グシオン(Gusion)の異称のひとつ、ピルソイン(Pirsoyn)と思われる。
グシオンは、序列11番の悪魔で、サフラン色のローブを着た頑強な男の姿をしている。
召還されると、現在・過去・未来のあらゆる質問に答えるという。
また、他者の敵意を好意にすり替えることが出来るという。

「蠱」は迷わし乱す、また(毒)薬の意、「溺」は液体に浸かって死ぬ様を、「盃」は酒や毒薬を仰ぐ際のグラスを指す。総じて、「心を惑わす毒に浸して殺す杯」を示すと思われる。その本質を、悪名高い自在法『ダイモーン』として顕現させている。

【コメント】
☆なんか苦労人のにおいがする。
☆サンタクロースみたい。
☆全力で萌えた。そっちの趣味は無いんだがな。
☆リベザルがそりを引きこいつがプレゼントを配って欲しい。
☆こいつやリベザルといい、虞軒といい、XVI巻はイラストのない新キャラが多かったな。まあ、ピルソイン&リベザルのペアは、この先出番があれば描かれることもあると推測されていた。
☆御前会議に出席していたということは[仮装舞踏会]内でもかなり地位が高いのだろう。
☆XVIII巻で待望の口絵登場。ソラト以来の少年型“徒”に相応しいかわいさを見せた。
☆やたらと殺傷能力の高い『ダイモーン』を持ちながら、何故か捜索猟兵。
☆『清めの炎』を使えば防げる以上、他に有効な攻撃手段がないなら単独での戦闘には向かない。乱戦か援護だけに特化しているので巡回士ではないのだろう。
☆逆に言えばアレだけの戦闘能力に加え、捜索猟兵としての索敵能力を有するんだろうな。
☆自在師だけに、索敵に使える自在法も持っているのだろうな。
アニメ第3期で登場した。