海外紳士元ネタ解説 > 9話

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海外紳士元ネタ解説/9話 - (2009/04/10 (金) 16:01:21) のソース

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*第9話「守りたいもの」の元ネタ解説翻訳
&color(red){このページは常に有志の翻訳を募集中です。翻訳の修正はお気軽にどうぞ}
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#ref(海外ミリヲタ紳士元ネタまとめTop絵up用.jpg,海外紳士元ネタ解説,width=500,center)
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&font(b){目次}
#contents_line(level=2,sep=/)
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**Kübelwagen Type 82
#areaedit()
#ref(ep9pic1.jpg,,width=500)
>The Volkswagen Kübelwagen (short for Kübelsitzwagen, meaning bucket-seat car)
>was a military vehicle designed by Ferdinand Porsche and built by Volkswagen
>during World War II for use by the German military (both Wehrmacht and Waffen-SS).
>Based heavily on the Volkswagen Beetle, it was prototyped as the Type 62, but
>eventually became known internally as the Type 32.
>With its rolling chassis and mechanics built at KDF Stadt (now Wolfsburg) and its
>body built by US owned firm Ambi Budd in Berlin, the Kübelwagen was for the
>Germans what the jeep was for the Allies.
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&sizex(6){キューベルヴァーゲン 82型}

フォルクスヴァーゲン・キューベルヴァーゲンは、
フェルディナント・ポルシェが設計し、第二次世界大戦中にフォルクスヴァーゲン社がドイツ軍(国防軍および武装親衛隊)のために生産した軍用車輌である。
なおキューベルヴァーゲンとは、バケットシート自動車を意味するキューベルズィッツヴァーゲンを短縮したものであり、直訳するのならばバケツ自動車となる。
フォルクスヴァーゲン・ビートルをベースに、62型という試作車が作られ、82型として制式採用された。
KdF市でシャーシと足回りが製造され、元々米国人が設立したベルリンのアンバイ-バッド社の工場で車体が製造されていた。
ドイツにおけるキューベルヴァーゲンは、連合国におけるジープに相当する自動車である。

KdF市はKdFヴァーゲンの製造のために建設された街であり、第二次大戦後に現行のヴォルフスブルク市に改称されている。

Kdf→独語:Kraft durch Freude(喜びを通じて力を)、歓喜力行団(かんきりっこうだん)
      →http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%93%E5%96%9C%E5%8A%9B%E8%A1%8C%E5%9B%A3

(翻訳を修正してくれる有志求む)

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#areaedit(end)
**"Thach Weave"
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#ref(ep9pic2.jpg,,width=500)
>The Thach Weave was an aerial combat tactic developed by naval aviator John S.
>Thach of the United States Navy early during World War ll.
>
>Thach had heard, of the Japanese Mitsubishi Zero's extraordinary maneuverability
>and climb rate. Before even experiencing it for himself, he began to devise tactics
>meant to give the slower-turning American F4F fighters a chance in combat, he
>eventually came up with what he called "Beam Defense Position", but what soon
>became known as the "Thach Weave". It was executed either by two fighter aircraft
>side-by-side or by two pairs of fighters flying together. When an enemy aircraft
>chose one fighter as his target (the "bait" fighter: his wingman being the "hook"), the
>two wingmen turned in towards each other. After crossing paths, and once their
>separation was great enough, they would then repeat the exercise, again turning in
>towards each other, bringing the enemy plane into the hook's sights. A correctly-
>executed Thach Weave (assuming the bait was taken and followed) left little chance
>of escape to even the most maneuverable opponent.

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&sizex(6){サッチ・ウィーヴ (サッチの機織り)}

サッチ・ウィーヴとは空戦での戦技の名称。第二次世界大戦の初期、アメリカ合衆国海軍の海軍飛行士 ジョン・S・サッチが考案した。

サッチは、日本の三菱零式艦上戦闘機が非常に卓越した機動性と上昇率を誇る機体であるとの噂を耳にし、我が身をもってその長所を体験する以前から、旋回性に劣るアメリカ海軍のF4F戦闘機に空戦で勝機を与えるべく空戦技法の開発を始めていた。その戦法を作り上げたサッチは「ビーム・ディフェンス・ポジション」と命名したが、すぐに「サッチ・ウィーヴ」として広まっていった。この戦法は、2機の戦闘機が並んで、あるいはペアを組んだ2機の戦闘機によって行う。敵機が味方の1機を目標にした場合(狙われた戦闘機を「囮」機といい、図上では左上からの太線で動きが示された機; その僚機を「鎌(フック)」機といい、同じく右上から細線で示された機がこれにあたる)、それぞれ僚機がいる方向に向けて旋回する。航路が交差した後、いったんは互いに離れて十分に距離をとり、またこの機動を繰り返す。そして次に僚機のいる方向に旋回したら、敵機は「鎌」機の射線に入る。サッチ・ウィーヴが正しく実行されれば(敵機が囮機に食い付くことも含めて)、きわめて機動性の高い敵でさえ離脱する事は難しかった。

→ジョン・サッチ: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%83%E3%83%81
→サッチ・ウィーヴ(En): http://en.wikipedia.org/wiki/Thach_Weave

(翻訳を修正してくれる有志求む)
//「ペアを組んだ2機の戦闘機」ではなく、2機ずつのペアが2つで計4機では?(英語版Wikipediaの図およびO'Hareの改良を参照)

//↑サッチウィーブは間違いなくロッテ(2機一組)戦術です。2機が横に並んで約200mあけた状態から始まります。
//辻俊彦「零戦 アメリカ人はどう見たか」(芸立出版 2007年)P84-91にサッチウィーブの詳細解説がありますが。2機一組で説明されています。
//また、もっさんもとい坂井三郎「続・大空のサムライ」(光人社NF文庫 2003年)P457-P460で「サッチウィーブ」を食らった時の零戦側の状況が書いてあります。
//坂井氏の記述を以下引用。「二機づつになってから、もう一つ敵は変わった事をやり始めた。二機の中のどちらかの一機が零戦に攻撃されると、もちろん他の一機は猛然と反撃し、妨害してくることは今までどおりであったが、零戦がまもなく射距離にはいる直前に気がついたときは、零戦には向かわず全速力で零戦と喰い下がられた機の間に割って入り、狙われた味方機の後上方にかぶさるように占位しながらジグザグ運動を始めるのである。」(同書P458、8-12行目)
//サッチウィーブとは明言されていませんが特徴は一致します。以上のことから「サッチウィーブは2機一組の機動」であると言えます。
//おそらくWikipedia(en)の4機の画像はシュヴァルム戦術(ロッテ戦術を4機で実行、この場合「囮2機」「鎌2機」)です。

//↑解説ありがとう。確かにサッチウィーヴがRotteの戦技なのは間違いないです。その点は完全に同意。
//Wikipedia英語版では、2機一組(つまりtwo fighter aircraft side-by-side (eine Rotte); a pair of fighters)の戦術と、二組みのロッテ・zwei Rotten=ein Schwarm (two pair(-s) of fighters)のパターンの二通りを挙げて、前者のRotteの動きだけ解説してあるのではないでしょうか。したがって、Wikipedia (en)から引用された部分ではSchwarmの囮2機・鎌2機のパターンはぜんぜん触れてないと思われます。
//そのWikipediaの記事をほぼそのまま流用したのが元ネタの文章なので、英語版Wikipediaも元ネタの人もサッチウィーヴの解説としてはやや正確性に不足するように感じられてなりません。
//そうすると、訳としては元ネタ解説を書いた人(とその引用元のWikipedia (en))の記述を一応そのまま訳し出して、そしてせっかく資料まで調べてくれたのですから、注釈として上記の辻・坂井両氏の記述を付記してはどうでしょう。
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#areaedit(end)
**"at high altitude, it wouId've been a different story." &br()(Zero's excelent maneuverability at lower altitudes)
#areaedit()
#ref(ep9pic3.jpg,,width=500)
>After Yoshika performs Mio's maneuver to beat Francesca and Charlotte. Francesca
>makes a subtle reference to the A6M Zero's excellent maneuverability at lower
>altitudes.
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&sizex(6){「高高度だったら、こうはいかなかったけどねェ~」}

&sizex(4){(低高度では卓越した零戦の機動性)}

美緒の機動戦技を真似た芳佳がフランチェスカとシャーリーを摸擬撃墜したあとで、フランチェスカがA6M零戦について些か判りにくいことを言っていたが、零戦が低高度では機動性に秀でていたことを指している。

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#areaedit(end)
**Mio's magic shield not working &br()(The A6M Zero's "little problem")
#areaedit()
#ref(ep9pic4.jpg,,width=500)
>Designed for attack, the Zero gave precedence to maneuverability and firepower at
>the expense of protection ---most had no self-sealing tanks or armor plate--- thus
>many Zeros were lost too easily in combat along with their pilots. One shot in the
>tanks and the Zero will burst into flames...
>
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&sizex(6){美緒の魔法シールドが機能していないことに関して}
&sizex(4)(三菱A6M零式艦上戦闘機の「小さな問題」)

攻撃に重きを置いて設計された零戦は、防禦性能を犠牲にして高機動性と火力を優先していた。零戦のほとんどが、自動閉鎖式燃料タンクや防弾板を装備していなかった。そのため零戦の多くが、その操縦士とともにあまりにもたやすく失われる結果となった。燃料タンクに一発、被弾すると、零戦は炎に包まれて四散した....。

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#areaedit(end)
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