エルダス・ノウラー
初老のハーフエルフのバード。白髪・無髭の、柔らかい物腰の社交的な人物。ファーガソン傭兵団で参謀として長らく働いてきたが、引退を機に地図屋を開業した。店に常駐する傭兵は、その関係からファーガソン傭兵団の兵士が派遣されているようだ。
「ふむ、その地域の地図なら確か……」
「ゴライアスの宝が盗まれたようだ、一つ奪還を引き受けてはくれないかね?」
「ゴライアスの宝が盗まれたようだ、一つ奪還を引き受けてはくれないかね?」
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エルダスは実は前の戦争で活躍したファーガソン傭兵団の団長 ファーガソンその人である。ファーガソン傭兵団は戦の時には東町側に属し、ヴォルグガング・ゴードン前男爵麾下、時には彼と肩を並べて剣を振るったという。
彼の傭兵団は神出鬼没の部隊として有名で、特に思いもよらぬ場所での待ち伏せと素早い退き足とで敵を混乱に陥らせる戦術を得意としていた。 この戦法を可能としたのはファーガソンが戦場地域の者との協力体制を築き上げる手腕に長けていたこと、そしてそうした協力者の助力を得て、戦場の地勢を徹底的に知り尽くし、それを最大限に利用することができたためであろう。 戦後、爵位の提示を断って傭兵団を引退したファーガソンは、代わりに地図屋としての営業許可を求めた。 戦争の多かったこの地方では地図は重要な戦略物資であったためなかなか許可が下りなかったものの、ゴードン前男爵からの強い要請もあって地図屋としての営業を認められるに至った。 エルダス自身はファーガソン傭兵団を後進に譲り、また自分がファーガソンであることを秘密にしている。しかし15年前の戦に参戦していたものたちの間では公然の秘密であり、またエルダス自身もその軍事的手腕から一目置かれた存在のままである(いまも時折、騎士や貴族が意見を求めて店を訪れることもあるという)。知人の多い西町でなく東町に店を構えたのも自らの活動がスパイ活動と疑われぬようにとった配慮であったが、貴族たちの一部には未だ彼を疑う向きもあるようだ。
[ファーガソン傭兵団]
ハーフエルフのファーガソンが設立した傭兵団で、先の戦争では東側に属して多くの戦功を立てた。 強行軍、奇襲攻撃、待ち伏せなどを多用し、またハーフオーク、リザードフォーク、ラプトラン、ハーフオーガなどを始めとする様々な異種族が参加していることから、正規軍からは異端の傭兵団として敬遠されている。 |
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