スーパー戦隊(ヒーロークラブ/作品別)

ここでは、ヒーロークラブシリーズで発売された作品別のタイトルを扱います。

ジャンル 再編集作品シリーズ
メーカー 東映ビデオ(ヒーロークラブ版)
メディア VHS
発売年月 1989~2004年
収録時間 30分
巻数 作品ごとに異なる
ポイント 各戦隊の名エピソードを30分に凝縮
その反面、若干疑問点を感じる回のチョイスもいくつか
ファイブマン1・3巻のみ、SVS版も存在
スーパー戦隊シリーズ
ヒーロークラブシリーズ
SVSシリーズ


概要

ヒーロークラブシリーズにおいて、スーパー戦隊シリーズの単独タイトルが発売されたのは、シリーズ開始から約1年を経過した1989年12月の『高速戦隊ターボレンジャー』が初。
その後、次作の『地球戦隊ファイブマン』からは本格的に単独タイトルとしての発売が定着し、年間を通して平均3巻(最低でも2巻、最高は4巻)発売される看板シリーズとなった。
選ばれる回の傾向としては、パイロット扱いとなる#1・2はもちろん、各戦隊のメインロボ*1の初登場回(初登場が#3以降にずれ込んだ場合のみ)、追加戦士もしくは新ロボの登場回が取り上げられる傾向が強い。
なお、ファイブマンはバンダイからSVSシリーズとしても発売されたが、同作限りでヒーロークラブ版とSVS版の同時展開が終了したため、以降は両シリーズとも、別々の内容へ切り替わることになった。
2000年代以降もシリーズは継続されたが、ハリケンジャーをもってVHSオンリーの展開が終了し、3巻以上発売されなくなる。
アバレンジャーからは家庭用映像メディアの主流がDVDへと移ったことを受け、VHSとDVDの双方で展開されたが、これも次作のデカレンジャーをもって完全にVHSとしての展開を終了し、マジレンジャーからはDVDオンリーとなった。

ラインナップ一覧

作品名 巻数 型番 タイトル 発売年月 使用話数 ナレーション*2 備考
高速戦隊ターボレンジャー 1 VSTV00224 発進せよ!スーパーターボロボ 1989/12 #28~30 なし 初の戦隊単独タイトル
2 VSTV00228 明日に飛べ!ターボレンジャー 1990/3 #49~51 炎力
(演:佐藤健太)
ファイブマン放送開始後に発売されたため、巻末にファイブマン#1の予告(15秒版)を収録
地球戦隊ファイブマン 1 VSTV00232
SVS-34(SVS版)
無敵のパワー・アースカノン! 1990/7 #1・2・12 小野田英一 SVS版としても発売
2 VSTV00235 決戦!銀河無敵の五兄弟戦士 1990/9 #14・15 本巻から東映ビデオのロゴマーク映像がクリスタルマウンテンに変更
3 VSTV00237
SVS-41(SVS版)
スーパー合体!最強ロボ 1990/10 #19・20 SVS版としても発売
鳥人戦隊ジェットマン 1 VSTV00245 超(スーパー)ロボ誕生!! 1991/11 #23・24
2 VSTV00247 激闘!ジェットマンVSトランザ 1992/2 #36・37
恐竜戦隊ジュウレンジャー 1 VSTV00250 伝説の戦士!ジュウレンジャー!! 1992/6 #1・2・4~6 大平透 初版の旧パッケージサイズは本作まで
2 VSTV00255 6人目の戦士登場!合体 剛龍神!! 1992/11 #21・22 本巻から初版のパッケージサイズが拡大
3 VSTV00258 究極合体!復活 究極大獣神!! 1993/2 #28~31 大平透 巻末に「新番組のお知らせ」として、ダイレンジャー放送開始のテロップあり
五星戦隊ダイレンジャー 1 VSTV00261 転身せよ!ダイレンジャー!! 1993/5 #1~4 宮田浩徳
2 VSTV00267 新戦士登場!新星合体・牙大王!! 1993/10 #5~8・17・18・21・22 本巻からOP前にヒーロークラブのタイトルロゴ映像が追加
3 VSTV00270 最強パワー!七星合体・重甲気殿!! 1994/1 #29~31
忍者戦隊カクレンジャー 1 VSTV00274 カクレンジャー超戦力ガイド 1994/5 #1~5 講釈師
(演:三遊亭円丈)
2 VSTV00279 カクレンジャー最大の危機!スーパー無敵将軍参上!! 1994/9 #14~16・20・23~24 百地三太夫
(演:坂本あきら)
3 VSTV00283 大魔王復活!戦えスーパー隠大将軍!! 1995/1 #30・31
超力戦隊オーレンジャー 1 VSTV00287 バラノイヤ襲来!出撃!!超力戦隊オーレンジャー 1995/4 #1~4 田中信夫 本巻から映像が発色の良いビデオ用マスターに変更
2 VSTV00291 完成!無敵のオーレンジャーロボ 1995/8 #6・7・10
3 VSTV00296 戦力アップ!オーレンジャー!! 1995/12 #19・22・26~28 田中信夫
激走戦隊カーレンジャー 1 VSTV00301 神秘のパワー全開!新戦隊誕生!! 1996/5 #1・2 陣内恭介
(演:岸祐二)
2 VSTV00304 ニューパワー結集!RVロボ&シグナルマン 1996/7 #12・13 ダップ
(声:まるたまり)
本巻からラベルシールがライトグリーンの共通ラベルに変更
3 VSTV00310 ニューパワー炸裂!登場VRVロボ!! 1996/11 #29~31 陣内恭介
(演:岸祐二)
4 VSTV00313 エンジン全開!VRVロボ&サイレンダー 1997/2*3 #35~37 恭介&ダップ 戦隊ならびに特撮としては初となる単独4巻目
電磁戦隊メガレンジャー 1 VSTV00318 誕生!デジタル戦隊 1997/4 #1・2
2 VSTV00322 危機一髪!!まけるな!メガレンジャー 1997/7 #8・9
3 VSTV00326 超電磁合体!スーパーギャラクシーメガ 1997/10 #20・21 久保田衛吉
(演:斉藤暁)
星獣戦隊ギンガマン 1 VSTV00333 誕生!銀河戦士!! 1998/5 #1~4 若本規夫
2 VSTV00336 無敵のパワーだ!ギンガイオー 1998/8 #5~7
3 VSTV00338 敵か味方か?謎の黒騎士 1998/10 #19~26
4 VSTV00341 戦え!鋼の星獣!! 1999/1 戦隊最後の4巻目
救急戦隊ゴーゴーファイブ 1 VSTV00346 地球を救え!新ヒーロー!! 1999/6 郷里大輔
2 VSTV00351 連結合体!グランドライナー誕生!! 1999/9
3 VSTV00356 無敵の戦士マックスビクトリーロボ 1999/12
未来戦隊タイムレンジャー 1 VSTV00363 みらいから来た戦士たち 2000/6 タック
(声:沼田祐介)
2 VSTV00367 参戦!タイムシャドウ!! 2000/9
3 VSTV00370 登場!ブイレックス!! 2000/12
百獣戦隊ガオレンジャー 1 VSTV00375 聖なる獣に選ばれし戦士たち 2001/6 増岡弘
2 VSTV00379 誕生!新たな力!! 2001/9
3 VSTV00384 ガオレンジャー超戦力大図鑑 2002/1
忍風戦隊ハリケンジャー 1 VSTV00389 シュシュッと参上!超忍者戦士 2002/5 宮田浩徳
2 VSTV00391 敵か!味方か?ゴウライジャー見参! 2002/8
3 VSTV00393 天空忍者シュリケンジャー参上! 2002/11 VHSのみで発売された最後のタイトル
爆竜戦隊アバレンジャー 1 VSTV00395 大アバレ!爆竜戦士 2003/5 爆竜ティラノサウルス
(声:長嶝高士)
本作からDVDとの同時発売に変更
2 VSTV00397 爆竜大集合! 2003/8 爆竜トリケラトプス
(声:宮田幸季)
特捜戦隊デカレンジャー 1 VSTV00399 緊急変身(エマージェンシー)!デカレンジャー 2004/5 古川登志夫
2 VSTV00401 大活躍!ボス&デカレンジャー 2004/7 最後のVHSタイトル

各作品ごとの概要


高速戦隊ターボレンジャー

ターボレンジャー関連は、どちらも『仮面ライダー』関連との同時発売であった*4
なお、背ジャケットは、どちらも番組名ではなく、サブタイトルがメイン表記となっている。
  • 1巻『発進せよ!スーパーターボロボ』
記念すべき初の戦隊関連の単独タイトルにして、ターボラガーとスーパーターボロボが初登場した#28~30を1本に再編集したもの。
のちのシリーズとは異なり、OP・ED映像は収録されておらず、独自の編集の映像にOPがラストに流れる形式となっている。
  • 2巻『明日に飛べ!ターボレンジャー』
放送終了から約1ヶ月後に発売された、最終決戦編を編集したもの。
こちらもOP・EDは未収録だが、ラストに力(レッドターボ)のナレーションが収録されている*5
なお、発売時点ではすでにファイブマンが放送されており、巻末にはファイブマン#1の15秒版の予告映像が収録されている*6
ターボ関連は、どちらもSVS版としては発売されず、ヒーロークラブ版オンリーである。

地球戦隊ファイブマン

ファイブマン関連は、すべて同時期のメタルヒーローである『特警ウインスペクター』関連の単独タイトルと同時発売であった。
本作から、各巻の背ジャケットでは、基本的に番組名がメイン表記されるようになり、『ダイレンジャー』1巻以外の全作品で受け継がれる。
  • 1巻『無敵のパワー・アースカノン!』
パイロットの#1・2および、アースカノン初変形となる#12を再編集したもの。
本作から、ノンテロップOP・EDが収録されており、以降のヒーロークラブの戦隊単独タイトルの基本形が確立された。
また、SVS版には、DXファイブロボ→DXアースカノンの玩具CM(どちらも15秒版)および、『スーパー戦隊大図鑑』&『変身ヒーロー大図鑑』のCM*7が収録されている。
おまけは、データファイルが付属。
  • 2巻『決戦!銀河無敵の五兄弟戦士』
前巻から2ヶ月後に発売された本巻は、これまたマニアックなセレクトとなる#14・15を再編集したものだが、#14のパートには、アイキャッチ部分*8まで収録されている。
1・3巻と異なり、OP・ED映像はカットされている。
なお、ファイブマン関連では、本巻のみ、SVS版が未発売である。
  • 3巻『スーパー合体!最強ロボ』
前巻の翌月に発売された本巻は、スターファイブ&スーパーファイブロボ登場編を編集したもの。
1巻同様にOP・EDはノンテロップ版だが、OPでレミ(イエロー)までを紹介後の映像がスーパーファイブロボの合体シーンに差し替えられており、ラストカットに本作のサブタイトルが表示される。
ヒーロークラブ版の巻末には、「作品紹介」扱いで、同時発売のWSP3巻のOPのイントロ映像*9→文字のみでヒーロークラブのラインナップ紹介が収録されている。
なお、本巻はSVS版と同時展開された最後のタイトルであり、ジャケット裏面にも「このビデオはバンダイSVSの同タイトル作品(品番SVS-41)と同じ映像を使用しています。」との表記がある*10
SVS版のおまけは、組み立て式のファイブくん指人形

鳥人戦隊ジェットマン

ジェットマン関連は、ファイブマン終盤との混載である『スーパー戦隊 スペシャルレポート 誕生!鳥人戦隊ジェットマン』に序盤のエピソードの編集版が収録されたため、単独タイトルの発売はわずか2巻のみとなった*11
また、どちらも、大きな動きのあった前後編のエピソードを編集しており、OP・EDはノンテロップ版ではなく、本編同様のクレジット付きのものを使用している。
  • 1巻『超(スーパー)ロボ誕生!!』
ターボレンジャー同様、単独タイトル1巻でありながら、ジェットガルーダ&グレートイカロス初登場編の#23・24を編集したもの。
なお、OPのタイトルロゴ部分の下部に、丸ゴシック体で本巻のサブタイトルテロップが導入される構成になっている。
  • 2巻『激闘!ジェットマンVSトランザ』
番組終了直後に発売*12された本巻は、トランザ登場となる#36・37を編集したもの。
ジェットマンそのものがドラマ性の強い作品ということもあるが、トランザ登場でバイラム側の動きが激しくなる前後編をチョイスしたためか、ヒーロー側の出番が少ない編集*13になっており、有名なラディゲとトランザのやり取りはもちろん、ラストに表示される「つづく」のテロップもそのまま収録されている。
巻末には、92年4月から発売されるジェットマンのテレビシリーズのビデオ版発売告知が収録されているが、このテロップではラインナップが全10巻予定*14とされている。
なお、裏ジャケットには、スマッシュボンバーのスチールと記述があるが、実際のビデオ本編には反映されていない。
おまけは『仮面ライダー⑦』同様、「はってはがせるシール」である。

恐竜戦隊ジュウレンジャー

これまで、各巻のサブタイトルは、一部作品では表示されなかったが、本作以降、全作品の冒頭にサブタイトル付きのタイトルカードが表示されるようになる。
巻末にスタッフ紹介がクレジットされるようになるのも、この時期からである。
1巻と2巻のみ、巻末に「作品紹介」扱いで前作『ジェットマン』のビデオ告知が収録された。
  • 1巻『伝説の戦士!ジュウレンジャー!!』
ジュウレンジャー初変身から伝説の武器の入手、そして大獣神の初合体までを編集した#1・2、4~6の編集版。
使用されている回の画質にばらつきがあり、#1・2の画質は前作までと同じだが、#4以降の画質は本放送用のマスターになっているため、若干古めのような印象を受ける。
なお、東映ビデオのVHSソフトの旧サイズパッケージは本巻が最後となり、ヒーロークラブ以外のタイトルも含めた東映ビデオ発売のVHSソフトは、本巻発売翌月の92年7月以降、パッケージのサイズが拡大された。
  • 2巻『6人目の戦士登場!合体 剛龍神!!』
レギュラー扱いとしては初の6人目の戦士となるドラゴンレンジャーに合わせ、彼の守護獣となるドラゴンシーザーの登場、ゲキ(ティラノレンジャー)とブライ(ドラゴンレンジャー)の和解、そして剛龍神への合体を取り上げた#21・22の編集版。
タイトル上は剛龍神の活躍をクローズアップしているかのように思えるが、本編同様、剛龍神の出番はラストの合体シーンのみである。
本巻は前巻よりは若干、画質が改善されているが、高画質マスターを使用した全話収録のVHSとは異なる画質である。
また、当時の東映ビデオ作品全般の共通事項だが、パッケージサイズが拡大された本巻から、ロゴマーク映像の前に、警告文が流れるようになる。
  • 3巻『究極合体!復活 究極大獣神』
サンダースリンガー入手、キングブラキオン登場、そして獣帝大獣神→究極大獣神への合体を取り上げたもの。
画質は1巻の#4~6同様、放送用マスターを使用している。
放送終了間際に発売されたため、巻末には「新番組のお知らせ」として、ダイレンジャーの告知テロップが収録されている。

五星戦隊ダイレンジャー

ダイレンジャー関連は、冒頭のタイトルカードの代わりに、OPラストで表記される2回目の番組ロゴの下部にサブタイトルのテロップが表記されている。
なお、背ジャケットで番組名を大きく表記し、サブタイトルを小さめにしているパターンが多いヒーロークラブの戦隊関連ソフトの中で、本作の1巻のみサブタイトルが大きく優先されていたが、2巻からは番組名メインの背ジャケットとなったため、背ジャケットを並べると、かなり印象の違うものになっている。
  • 1巻『転身せよ!ダイレンジャー!!』
ダイレンジャー初変身から基本装備の紹介をまとめた#1~4の再編集版。
  • 2巻『新戦士登場!新星合体・牙大王!!』
気伝獣&大連王の初登場となる#5~8、キバレンジャーの初登場となる#17・18、そしてウォンタイガー&牙大王の初登場となる#21・22を一気に取り上げたもの。
本巻から、OP前にヒーロークラブのタイトルロゴ映像が追加された。
  • 3巻『最強パワー!七星合体・重甲気殿!!』
スーパー気力バズーカ、ダイムゲン&重甲気殿の初登場となる#29~31の再編集版。
OPは収録されているが、ED映像はカットされている。
残念ながら、大神龍登場は取り上げられなかった。

忍者戦隊カクレンジャー

カクレンジャー関連は、前作同様にOPラストで2回目のタイトルロゴが表記されているが、前作とは異なり、従来通りのタイトルカードから続けて、ノンテロップOPに入る形式を取っている。
  • 1巻『カクレンジャー超戦力ガイド』
講釈師がカクレンジャーの初期戦力について紹介する#1~6の再編集版。
#1
  • 2のパイロット版の再編集が多い傾向のある他作品とは異なり、どちらかといえば内容的にSVS寄りの雰囲気である。
  • 2巻『カクレンジャー最大の危機!スーパー無敵将軍参上!!』
貴公子ジュニア登場の#14から、第一部最終話となる#24までを編集したもので、三太夫役の坂本あきら氏がナレーションを務めている。
タイトル上はスーパー無敵将軍の活躍を大きくクローズアップしているが、実際の映像におけるスーパー無敵将軍の出番は少なめである。
  • 3巻『大魔王復活!戦えスーパー隠大将軍!!』
超忍獣が集結し、隠大将軍&スーパー隠大将軍への合体となる#30~31の再編集版。
放送用マスターが使われたのは、本作が最後となる。
残念ながら、ニンジャマン登場までは取り上げられなかった。

超力戦隊オーレンジャー

本作以降、画質がそれまでの放送用マスターから、VHS用の高画質マスターに変更された。
本巻から、タイトル画面に表記されていた番組タイトルロゴが、ゴシック体タイトルに変更されている。
  • 1巻『バラノイヤ襲来!出撃!!超力戦隊オーレンジャー』
バラノイア襲来から超力戦隊の結成までを編集した初期4話の編集版であり、メンバーと戦力を紹介するパートもある。
なお、商品名は「バラノイヤ」と誤記されているが、実際は「バラノイア」である。
また、サブタイトルにおいて、戦隊名が「◯◯戦隊」も含めたフルネーム表記なのは本作が唯一。
  • 2巻『完成!無敵のオーレンジャーロボ』
超力モビル、オーレンジャーロボ、ジャイアントローラーの初登場を編集したもの。
オーレン関連の編集ソフトで唯一、ノンテロップEDが収録されている。
  • 3巻『戦力アップ!オーレンジャー!!』
レッドパンチャー&バスターオーレンジャーロボ、キングレンジャー、キングピラミッダーの初登場を一気に取り上げたもの。
本巻はOP・EDともカットされており、タイトルロゴすら流れない異例の編集である。
残念ながら、オーブロッカー以降は取り上げられなかった。

激走戦隊カーレンジャー

本作は、特撮作品で史上初となる4巻もの単独タイトル発売を達成した。
一方、本作では専属のナレーターがおらず*15、メインキャラの恭介(レッドレーサー)とダップのどちらかがナレーションを務めている。
  • 1巻『神秘のパワー全開!新戦隊誕生!!』
カーレンジャーの初結成を取り上げたもの。
  • 2巻『ニューパワー結集!RVロボ&シグナルマン』
シグナルマン&サイレンダーの初登場および、RVロボの活躍について取り上げたもの。
RVロボの登場編はばっちしVに譲っており、ここではあえてシグナルマンをメインとしている。
本巻から、ラベルシールの仕様が、それまでの黄色主体で緑文字のものから、ライトグリーンの共通ラベルに変更された。
なお、本巻はカーレンのヒーロークラブで唯一、ノンテロップEDが収録されている。
  • 3巻『ニューパワー炸裂!登場VRVロボ!!』
VRVマシンの初登場から、VRVロボへの初合体までを取り上げたもの。
  • 4巻『エンジン全開!VRVロボ&サイレンダー』
戦隊ならびに、特撮作品でも初となる単独タイトル4巻目で、番組終了直後に発売されたもの。
3巻とタイトルが若干ややこしいが、悪に染まったシグナルマンが正義の心を取り戻すまでのストーリーをメインに構成されている。

電磁戦隊メガレンジャー

本作も前作同様、専属ナレーターが不在だったが、1・2巻では新録のナレーションは一切なく、そのまま本編を編集する構成となっている。
なお、本作から、エンドロールに表記されていたシリーズ恒例の「番組名『毎週◯よう日、テレビ朝日系で大人気放送中!』」のテロップ表記が「毎週◯曜日」の漢字表記に変更された。
  • 1巻『誕生!デジタル戦隊』
メガレンジャーの初結成を取り上げたもの。
なお、本巻と2巻では、ノンテロップEDが収録されている。
  • 2巻『危機一髪!!まけるな!メガレンジャー』
放送時間が現在の一つ前の世代となる日曜朝7:30枠へと変更された#8・9の2話分を取り上げたもの。
  • 3巻『超電磁合体!スーパーギャラクシーメガ』
デルタメガおよび、スーパーギャラクシーメガの初登場を取り上げたもので、シリーズでは唯一、久保田博士役の斉藤暁氏がナレーションを務めている。
残念ながら、メガシルバー登場以降は発売されず、メガシルバーはいわゆるレギュラー扱いの追加戦士では唯一、番外戦士およびゲスト戦士の類を別として、ヒーロークラブで紹介されなかった*16

星獣戦隊ギンガマン

カーレン同様、全4巻まで発売されたが、4巻発売は本作で最後となった。
途中の巻から警告文が2種類に変更されている。
本作から「番組名『毎週◯曜日、テレビ朝日系で大人気放送中!』」のテロップ表記に「(一部地域を除く)」という表記が追加された。
  • 1巻『誕生!銀河戦士!!』
ギンガマンの初結成を取り上げたもの。
  • 2巻『無敵のパワーだ!ギンガイオー』
機刃の入手から、ギンガイオーの初合体までを取り上げたもの。
  • 3巻『敵か味方か?謎の黒騎士』
黒騎士ブルブラック登場から獣装光ギンガマン&超装光ギンガイオー、そしてヒュウガが黒騎士の魂を受け継ぐまでのストーリーを取り上げたもの。
3・4巻では、タイトル画面にふりがなが入っている。
  • 4巻『戦え!鋼の星獣!!』
戦隊最後の4巻目にして、鋼星獣初登場の#29と#30の前後編を取り上げたもの。

救急戦隊ゴーゴーファイブ

本作以降、これまでテロップロールだった放送中の告知が、東映ビデオのロゴマーク前に提供クレジットの静止画で表示される形式に切り替わった。
  • 1巻『地球を救え!新ヒーロー!!』
ゴーゴーファイブの初結成を取り上げたもの。
  • 2巻『連結合体!グランドライナー誕生!!』
グランドライナーの初合体までを取り上げたもの。
  • 3巻『無敵の戦士マックスビクトリーロボ』
ライナーボーイ&マックスビクトリーロボの初登場を取り上げたもの。
残念ながら、ビクトリーマーズ登場以降は発売されなかった。

関連シリーズ

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最終更新:2025年09月05日 21:23

*1 設定上はロボではなく、巨神扱いのものも含む。

*2 新録分のみ記載。出演キャラが担当する場合は「キャラ名(演or声:キャスト名)」で表記

*3 発売された時点ではすでにメガレンジャーが開始されており、ED部分でも「電磁戦隊メガレンジャー『毎週金曜日夕方5時30分より、テレビ朝日系で大人気放送中!』」のテロップロールが流れる。

*4 1巻はライダー5巻、2巻はライダー6巻との同時発売。なお、6巻の発売の際には、同じ特撮関連タイトルである『スーパーギャルズメイト』も発売された。

*5 ただし、本編とは異なり、一人称が「僕」になっている。

*6 同シーンで紹介される番組放送日時のテロップも、ファイブマンのものとなっている。

*7 両作品をまとめて紹介しており、ナレーションは関俊彦氏と思われる。

*8 専用のアイキャッチが用意されていた当時の戦隊シリーズで唯一、本作のみ、本編内にロゴが表記される形式だった。

*9 宮内洋氏のナレーション入り。

*10 SVS版の場合は「このビデオは東映ヒーロークラブの同タイトル作品(品番VSTV00237)と同じ映像を使用しています。」との表記

*11 本作に限らず、1991年は全体的にヒーロークラブそのものの発売タイトルの総数が前年より激減しており、2巻は番組終了後の92年2月発売である。

*12 番組終了時に発売された作品の場合は、テロップロールで表記される「(番組名)『大人気放送中!』」のテロップ部分がすでに新番組のものになっているパターンが多いが、本作では表記されていない。

*13 特に#37では、主人公のレッドホークの変身後の出番が少なく、彼以外の4人でバイオ次元獣のギョライピラニアを倒す展開になっており、巨大戦もない。

*14 実際は11巻まで発売。

*15 カクレンジャーの場合は講釈師。

*16 ただし、その代わりとして、終了直後に本作の全ロボを紹介した『スーパー戦隊④ 最強合体!スーパー戦隊ロボ』が発売された