メタルヒーローシリーズ(ヒーロークラブ/作品別)


ジャンル 再編集作品シリーズ
メーカー 東映ビデオ(ヒーロークラブ版)
メディア VHS
発売年月 1988~98年
収録時間 30分
巻数 作品ごとに異なる
ポイント 各作品の名エピソードを30分に凝縮
SRS、JP、BSは1巻のみの発売
ジライヤ1巻とWSP1・3巻はSVS版も存在
メタルヒーローシリーズ
ヒーロークラブシリーズ
SVSシリーズ

概要

ヒーロークラブシリーズにおいて、メタルヒーローシリーズの単独タイトルが発売されたのは、意外にも戦隊より早く、1988年12月の『世界忍者戦ジライヤ』が初*1
ジライヤ以前の過去作との混載となった次作の『機動刑事ジバン』を経て、その次作の『特警ウインスペクター(WSP)』から、本格的に単独タイトルとしての発売が定着したが、安定したラインナップの戦隊に対し、本シリーズの単独タイトルは作品ごとの扱いの差が大きく、ソルブレイン(SRS)、ジャンパーソン(JP)、ブルースワット(BS)のように1巻のみの発売に終わったものもある*2
なお、SRSは厳密にはWSP終盤との混載であるが、本項での紹介とする。
また、ジライヤの1巻および、WSPの1・3巻はバンダイからSVSシリーズとしても発売されたが、WSPをもってヒーロークラブ版とSVS版の同時展開が終了したため、以降は両シリーズとも、別々の内容へ切り替わることになった。

ラインナップ一覧

作品名 巻数 型番 タイトル 発売年月 使用話数 ナレーション*3 備考
世界忍者戦ジライヤ 1 TE-V209(初版)
VTSV00209
SVS-09
ジライヤVS漢忍・火忍 1988/12 #10・11 SVS版としても発売
2 VSTV00220 磁雷神VS妖魔巨獣 1989/7 #34・35
特警ウインスペクター 1 VSTV00233
SVS-35
激走!ファイヤースコード 1990/7 #13・14 SVS版としても発売
本巻のみOP前の東映ビデオのロゴ映像がピラミッド型のものに変更*4
2 VSTV00236 保存版 ウインスペクター名場面集 1990/9 #13~17 本巻から東映ビデオのロゴマーク映像がクリスタルマウンテンに変更
3 VSTV00238
SVS-42
犯罪捜査ファイル 1990/10 #9・12・19・22・23 正木俊介
(演:宮内洋)
SVS版として発売された最後のタイトル
特救指令ソルブレイン 1 VSTV00242 出動!スーパーレスキューポリス 1991/5 『WSP』#48・49(終)
『SRS』#1・2・8
桑原たけし WSPとの混載
初版の旧パッケージサイズは本作まで
特捜エクシードラフト 1 VSTV00254 対決!スペードを撃て!! 1992/10 #1~4・7・8 寺杣昌紀
(現:てらそままさき*5
本巻から初版のパッケージサイズが拡大
2 VSTV00257 巨大な敵を撃破せよ! 1993/1 #33・34
特捜ロボ ジャンパーソン 1 VSTV00262 無敵の戦士 ジャンパーソン! 1993/6 #2~6 ボンバー森尾
ブルースワット 1 VSTV00272 ブルースワット超兵器ファイル 1994/5 #1~5 垂木勉 本巻からOP前にヒーロークラブのタイトルロゴ映像が追加
重甲ビーファイター 1 VSTV00289 ビーファイター 激闘スーパー図鑑 1995/6 #1~10 稲葉実 本巻から映像が発色の良いビデオ用マスターに変更
2 VSTV00292 戦力増強!ビーファイター 1995/9 #19~24
3 VSTV00297 最強戦士スーパーブルービート誕生! 1996/1 #35・36
ビーファイターカブト 1 VSTV00302 超重甲!戦え!若き超戦士 1996/5 #1・2 甲斐拓也
(演:土屋大輔)
2 VSTV00306 発進!ネオビートマシン 1996/7 #8・13 本巻からラベルシールがライトグリーンの共通ラベルに変更
3 VSTV00309 集結!!6人のビーファイター 1996/10 #25~27
ビーロボカブタック 1 VSTV00319 対決!カブタック 1997/5 カブタック
(声:草尾毅)
2 VSTV00324 スーパー修行だ!カブタック!! 1997/8
3 VSTV00327 新しい仲間 ゲロタン登場!! 1997/11
テツワン探偵ロボタック 1 VSTV00334 ジシャックチェンジだ ロボタック! 1998/6 ロボタック
(声:佐々木望)
2 VSTV00337 登場!モグラ刑事 1998/9
3 VSTV00340 大激闘!ハラッパ国を救え!! 1998/12

各作品ごとの概要


世界忍者戦ジライヤ

  • 1巻『ジライヤVS漢忍・火忍』
記念すべき初のメタルヒーロー関連の単独タイトルにして、磁雷矢(第二装着)が初登場した#10・11の前後編を1本に再編集したもの。
OP・EDはスタッフクレジット入りのものだが、一部のクレジットが編集されている。
なお、#10の画質は放送用の画質だが、#11は若干画質が向上したものになっている。
また、本巻はSVSとしても発売されているが、SVSのみ、巻末のラインナップ紹介PVの次に『ウルトラビッグファイト』シリーズの予告映像が収録されている。
SVS版のおまけは、データファイル。
  • 2巻『磁雷神VS妖魔巨獣』
放送終了から約半年後に発売された、磁雷神初登場となる#34・35の前後編を編集したもの。
なお、本巻と同時に、次作『機動刑事ジバン①』、『スーパー戦隊②』、アニメ作品の『マジンガーZ②』の各タイトルも発売されており、同時期に発売されたラインナップ4本中、3本が特撮関連かつ、2本がメタル関連タイトルとなった*6
本巻は1巻とは異なり、SVSとしては発売されなかったが、SVSシリーズの巻末に収録されたラインナップ紹介PVには、ヒーロークラブ版同様、本巻に収録された磁雷矢(第二装着)のシーンを採用したカットが使われている。

特警ウインスペクター

WSP関連は、すべて同時期の戦隊である『地球戦隊ファイブマン』関連の単独タイトルと同時発売であった。
  • 1巻『激走!ファイヤースコード』
ファイヤースコード、ウインチェイサー初登場の#13・14を再編集したもの。
そのためか、どちらも重要エピソードでありながら、後年、WSP本編が傑作選として発売された際、この前後編はチョイスされなかった。
本作には、ノンテロップOP・EDが収録されており、以降のヒーロークラブのメタルヒーロー単独タイトルの基本形が確立された。
また、SVS版の巻末には、ヒーロークラブ版の巻末に収録されているラインナップ紹介PVの代わりに、デイトリックM-2&マックスキャリバーの玩具CM*7および、『スーパー戦隊大図鑑』&『変身ヒーロー大図鑑』のCM*8が収録されている。
なお、SVS版のラベルでは、なぜか強化前の「ウインスコード」表記になっている。
SVS版のおまけは、従来同様のデータファイルだが、本作では「極秘報告書」との表記がある。
  • 2巻『保存版 ウインスペクター名場面集』
前巻から2ヶ月後に発売された本巻は、#17*9の再編集に加えて、挿入歌をバックに#13~16の名シーンを抜粋したもの。
1・3巻と異なり、OP・ED映像はカットされている。
なお、WSP関連では、本巻のみ、SVS版が未発売である。
  • 3巻『犯罪捜査ファイル』
前巻の翌月に発売された本巻は、宮内洋氏演じる正木本部長がナレーションを務め、#22・12・9*10・19・23の5話分のダイジェスト映像を紹介したもの。
本編とはOPが異なり、OP1番に当たる部分の映像はそのまま本編と同じだが、そこからダイジェストシーンに続けて2番以降も流れる形式であり、ナレーションも通常の政宗一成氏ではなく、宮内氏のものに変更されている。
ヒーロークラブ版の巻末には、「作品紹介」扱いで、同時発売のファイブマン3巻のスーパーファイブロボの合体シーンの短縮版*11→文字のみでヒーロークラブのラインナップ紹介が収録されている。*12
なお、本巻はSVS版と同時展開された最後のタイトルであり、ジャケット裏面にも「このビデオはバンダイSVSの同タイトル作品(品番SVS-42)と同じ映像を使用しています。」との表記がある*13
SVS版のおまけは、「WSP特別隊員証」である。

特救指令ソルブレイン

SRS関連は、1991年のヒーロークラブの発売タイトル数が前年より大きく激減したため、わずか1巻のみの発売にとどまった。
また、傑作選が発売されたWSP、初の本編終了後の全話ソフト化を果たしたSREDと違い、本作のVHS関連は全体的に不遇な印象である。
  • 『出動!スーパーレスキューポリス』
同時発売となる『スーパー戦隊 スペシャルレポート 誕生!鳥人戦隊ジェットマン』に合わせるかのような構成として、冒頭数分間で前作WSPの終盤のダイジェスト、そこから本作の#1・2のダイジェストを経て、#8*14のプロトスーツ編を編集したもの。
SVS版とは逆に、OPは未収録だが、EDはしっかりノンテロップ版が収録されている*15
なお、WSPの続編であることを強調しているためか、本作はSVSのオリジナル作品2本でもWSPの要素*16が入っており、厳密的な意味でSRS単体を扱ったVHS作品は存在しない。
そのあおりを受けてか、後発の作品とは異なり、前作の主人公の竜馬*17が新スーツを装着した後半登場の追加戦士、ナイトファイヤー関連のVHS作品は一切発売されなかった*18
本巻を最後に、巻末のラインナップ紹介が廃止されている。

特捜エクシードラフト

ヒーロークラブそのものの展開が終盤間際の発売だったジライヤを別として、基本的に番組開始から1~2クール以内に発売されるパターンが多かったメタル系だが、SREDは諸事情から、放送開始から半年以上を経過した1992年10月になって発売*19された。
本作以降は戦隊同様、各巻冒頭にタイトルカードが表示されるようになり、ロゴマーク映像の前に、警告文が流れるようになる。
ED後に、スタッフの名前が表記されるようになったのも、本作から。
本作と『ロボタック』のみ、背表紙に番組タイトルロゴをアレンジしたものが使用された。
  • 1巻『対決!スペードを撃て!!』
冒頭でSREDメンバーの紹介および、装備の解説を振り返り、赤いスペードとの決着編となる#7・8を編集したもの。
ジャケットでは「ナレーション:小林昭二」との表記*20があるが、実際のナレーションは寺杣昌紀(現:てらそままさき)氏が務めている。
なお、放送時点でのナレーションは鳥居賞也(現:鳥井林太郎)氏であり、OPナレーションも同氏の担当した時期のものである。
この巻から、巻末の次巻予告に番組タイトルロゴ*21が使われるようになり、ラストに「毎月25日発売」*22という表記に統一された。
次巻予告の後には、『ジュウレンジャー②』同様「作品紹介」扱いで『ジェットマン』のビデオ発売中の告知が収録された。
  • 2巻『巨大な敵を撃破せよ!』
強化SREDの登場回となる#33・34の再編集版であり、ノンテロップOPも強化後のものを使用している。
本巻では、放送用のマスターを使用しているため、過去作と比べて若干古びたような画質になっている*23
放送終了間際に発売されたため、巻末には「新番組のお知らせ」として、ジャンパーソンの告知テロップが収録されている。

特捜ロボ ジャンパーソン

戦隊の人気の再燃に加え、当時、女児向けアニメの『美少女戦士セーラームーン』シリーズが絶大な人気を博した関係で、同シリーズにリソースを割いていた関係からか、JP関連はSRS同様、わずか1巻のみの発売にとどまった。
  • 『無敵の戦士 ジャンパーソン!』
JPの序盤の活躍を、ギルド→ネオギルド→SS-N→帯刀コンツェルンの敵組織順に編集した#2~6の編集版。
ギルドは#2、ネオギルドは#5、SS-Nは#6、帯刀コンツェルンは#3・4の映像を使用している。
2巻以降は発売されておらず、ガンギブソンやビルゴルディは取り上げられなかった*24
タイトルカードのロゴ部分は、本編映像の流用である。

ブルースワット

前年同様、根強い人気のあった戦隊&セラムンにリソースを割いたため、BSもわずか1巻のみの発売にとどまった。
その代わりとして、次作との混載である『重甲ビーファイター&ブルースワット』が本編終了直後に発売された。
本作から、戦隊同様、タイトルにナンバリングが付くようになり、背表紙ジャケットも番組名がメインとなった。
  • 『ブルースワット超兵器ファイル』
BSのメンバーおよび、序盤の装備を解説した#1~5の編集版。
冒頭にアバンタイトル的なパートを挿入し、そこからタイトルロゴ表示前の序盤数秒をカットしたノンテロップOP→BSの紹介パートへとつながる構成だが、ノンテロップEDは収録されていない*25

重甲ビーファイター

本作以降、戦隊同様に画質がそれまでの放送用マスターから、高画質マスターへと変更された。
また、作品そのものの人気も回復したため、本作以降、戦隊同様に3巻発売が定着し、平成ライダーシリーズへ移行後の『仮面ライダー龍騎』まで続く。
戦隊同様、本作からタイトル画面に番組タイトルロゴが使われなくなる。
いずれも、ノンテロップEDは未収録である*26
  • 1巻『ビーファイター 激闘スーパー図鑑』
初期キャラ・メカ・怪人を#9までの映像で紹介後、#10の再編集パートを取り上げたもの。
  • 2巻『戦力増強!ビーファイター』
ブラックビート、2代目レッドルこと舞、メガヘラクレス登場までを一気に取り上げたもの。
  • 3巻『最強戦士スーパーブルービート誕生!』
スーパーブルービート誕生編を編集したもの。
メタル系の単独タイトルで3巻が発売されたのは、WSP以来、実に約5年ぶりのことであった。

ビーファイターカブト

同年の『激走戦隊カーレンジャー』同様、本作では専属のナレーターが不在であり、前作の続編なこともあってか、前作主人公の拓也(ブルービート)がナレーションを務める形式を取っている。
  • 1巻『超重甲!戦え!若き超戦士』
新BFの初登場である#1・2をメインに構成したもの。
ノンテロップEDはナレーション付き。
  • 2巻『発進!ネオビートマシン』
タイトル通りにネオビートマシンの活躍をメインに、マニアックな#8・13*27の2回分を取り上げたもの。
  • 3巻『集結!!6人のビーファイター』
重甲BFと新BF、6人のBFの共闘編を取り上げたもの。
残念ながら、メダルBFの4人とビークラッシャーの登場までは発売されなかった*28が、ラストには拓也が再び戦線に復帰することを示唆するナレーションを伝えており、#47への再登場フラグとなる。

関連シリーズ

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最終更新:2025年07月19日 18:37

*1 もっとも、当時はメタルヒーローシリーズという言葉が作られていなかったことに加え、本作は忍者モチーフなのもあってか、完全にメタルヒーローとは別枠扱いであった。

*2 その一方、バンダイのSVSシリーズでは3作とも2巻まで発売された。

*3 新録分のみ記載。出演キャラが担当する場合は「キャラ名(演or声:キャスト名)」で表記

*4 ヒーロークラブ版のみ。

*5 ジャケットでは小林昭二氏との誤記がある。

*6 もっとも、本作は発売時点ではメタルヒーローシリーズとしては扱われなかったため、ジバンには収録されていなかった。

*7 1本の30秒CM。

*8 両作品をまとめて紹介しており、ナレーションは関俊彦氏と思われる。

*9 声優としても活動している、子役時代の本名陽子さんがゲスト出演。

*10 伴直弥(現:伴大介)氏がゲスト出演。

*11 コクピット内のファイブマンのメンバーが映らない編集である。

*12 巻末のラインナップ紹介が映像付きとなったのは、本巻が最後でもある。

*13 SVS版の場合は「このビデオは東映ヒーロークラブの同タイトル作品(品番VSTV00238)と同じ映像を使用しています。」との表記

*14 ソルブレイバーのプロトスーツを奪った元警察官・笹本役で春田純一氏がゲスト出演。

*15 SVS2巻に収録されたものとは画質が異なる。

*16 1巻は本巻同様にWSP終盤と本作序盤の再編集版、2巻は本作#21~23の2チーム共演のメサイア編3部作を再編集したもの。

*17 WSP隊長のファイヤー。

*18 ナイトファイヤーの映像が収録されているVHS作品は、SREDテレビシリーズの最終巻に収録されている正木本部長の回想パート(SRED#47)に数秒映るのみである。

*19 本編ではすでに全員とも強化後である。

*20 おそらく、発売当時、立花藤兵衛回想録シリーズを展開していた『仮面ライダー』シリーズと混同した可能性がある。

*21 後にゴシックタイトルに変更

*22 後に「毎月21日発売」および「毎月発売!」表記になる。

*23 これは同時期のスーパー戦隊シリーズの『恐竜戦隊ジュウレンジャー』も同様。

*24 ただし、2人とも、『スーパー戦士 必殺技大図鑑』で部分的に数秒のみ映像が使用されている。

*25 SVS版1巻に収録あり。

*26 『ビーファイター&ブルースワット』に収録されたため。

*27 望月祐多氏ゲスト出演。

*28 ビークラッシャーについては、劇中同様、メダルとしての描写あり。