Deoptilia heptadeta (Meyrick, 1936)
2021年9月 神奈川県南足柄市産 開帳7.5 mm
幼虫はアカメガシワの葉の辺縁に潜る。アカメガシワは人目に付く所に生えていることが多く、食痕があればすぐ分かるが、市街地ではめったに見つからない。アカメガシワの大群落でも見つからないことが多く、寧ろ、道路脇に生えているような孤立した株で稀に見つかる。下記開成町で見つけた本種が寄生した株は翌年すぐ伐採されてしまった。成虫は孤立株をわざわざ見つけて産卵しているくらいだから、本種は単に見つけにくいだけで、稀種というわけではないと思われる。
その後気付いたが、山地の林道沿いに生えているアカメガシワには高確率で本種の食痕が見つかるようである。
2019.11.17 神奈川県開成町
マインの中にいる幼虫
マインから出て蛹化場所を探す
繭を紡ぎ始める
二重構造の繭
羽化した成虫
2019年11月幼虫採集後羽化 神奈川県開成町産
2021年7月幼虫採集後羽化 神奈川県南足柄市産
最終更新:2021年10月13日 22:48