Metriochroa fraxinella Kumata, 1998
厚木市内近所の中津川の土手に
トウネズミモチがたくさん生えており、潜葉食痕のある株が見つかった。食痕のある株は数株のみで、寄生率は低い。本種はマインの中で蛹化するらしい。越冬も幼虫か蛹。
その後の調査で、河川敷のトウネズミモチの群落を見て回ると、本種の生息地が局所的に見つかるのが分かったが、冬季以外で幼虫が入っているマインが見つからない。年に数回発生していると思うが。
2020.03.01 神奈川県厚木市 トウネズミモチの潜葉食痕
マインの中にいた蛹
2020.03.22 シャーレの中に湿らせたティシューペーパーを敷き、そこに蛹を置いておいた。羽化直前の蛹。
2020.03.23 羽化した成虫。
2022年2月上旬 海老名市産 トウネズミモチ?の葉に潜っていた幼虫
寒さで完全に休眠していたようでピクリとも動かず。葉ごと持ち帰って飼育し、成虫を得た(写真下)。
2022年3月羽化 海老名市産 開帳8 mm弱
最終更新:2022年03月27日 13:40