2025.06.22作成
現在の校正担当の方は大変丁寧に細かく見て下さるので、頭が上がらない。校正時に同じことを何度も指摘されるのもよろしくないので、投稿規定外で指摘される事項をここにまとめておく。適宜追記。
余談だが、数値と単位の間に半角スペースを入れるのは論文等で基本事項だと思うのだが、昆虫関係だと、和文の論文でスペースが入ってないのが多い。校正者も気にしてないのだろう。そういう文化?
その他(ここが重要!)
- 「~に多数見られた」「~で多数見つかった」のように、「見られた」「見つかった」の表現に注意。観察できた、発見した、採集した、などに置き換えるのを検討する。採集したなら採集したと,探して見つけたなら発見したと主体的に,具体的に,はっきり書くべきとのこと。
- 生息地 ⇒ 生息場所 とよく直される。異論なければ生息場所で。
- 採集地はOK。
- 「記録を報告する」はNG. 「ここに記録する」とすべき。これは分かる。
地名表記
- 初出の地名には都道府県名も付記する。神奈川県内の地名でも、神奈川県は省略しない。
- 相模原市緑区澤井 のように、行政区分の区も省略しない。
文献引用
- ページ範囲を示す横棒はハイフンではなくエンダッシュを用いる。これは基本。
- 引用文献で、監修者名は不要。越智輝雄, 2012. マグソコガネ亜科.
岡谷・荒谷邦雄 監,日本産コガネムシ上科標準図鑑. pp. 200–267. 学研教育出版, 東京.
- 監修者名は不要だが、編集者名は付ける。酒井雅博, 1985. アリモドキ科. 黒澤良彦・久松定成・佐々治 寛之 編, 原色日本甲虫図鑑(III), pp. 415–424. 保育社, 大阪.
- 文献引用では、図鑑を引用する場合、図鑑内でパートごとに著者が分かれている場合は、該当するパートのみを引用する。たくさんある場合、いちいち該当ページを同定するのが非常に手間なのだが、ここは意地を見せるべき。 例→ 笠原須磨生, 1985. スナハラゴミムシ亜科, ヨツボシゴミムシ亜科, アオゴミムシ亜科. 上野俊一・黒澤良彦・佐藤正孝 編, 原色日本甲虫図鑑 (II), pp. 153, 154–155, 155–160. 保育社, 大阪.
著者名表記
- 著者名にはローマ字表記を付記する。姓、名の順で、姓の方を青字にする。姓名いずれも先頭のみ大文字に!(これは投稿規定に追記して、虫報裏表紙に毎号記載すべきかと)
- 投稿予定の会員へのご連絡(2024年4月19日):著者名には英字表記の併記を(再掲)「神奈川虫報」に投稿する原稿には,著者名に英字表記を併記してください。これは,姓名とその読み方が今後ますます多様になることと,平仮名や片仮名の振り仮名ではABC順の引用文献リストの記述に不便であることに対応する処置です。振り仮名を英字で振るという趣旨なので,姓– 名の表記順になります。誌面上では,姓はスモールキャピタルで表示しますが,原稿では大文字にせず,姓の部分のみを青色に着色して,日本語姓名の後に続けて記述してください。また,この処置のため短報のレイアウトを変更しました。なお,英文で著者名と表題を別に付ける場合には,姓名の表記順は自由とし,和文の著者名に英字を併記する必要はありません。以上 「神奈川虫報」編集委員会
最終更新:2025年06月22日 19:10