Atom Editor

Atomとは


AtomとはGithubが開発したプログラミング向けのテキストエディタであり、ユーザーがパッケージ拡張をインストールすることで様々な言語を扱うことができます。
Tabletop Simulatorはゲーム内のスクリプトをAtomで読み込みできるパッケージ tabletopsimulator-lua を提供しており、ゲーム内のエディタより扱いやすいスクリプト編集を可能にします。

AtomでTTSLuaを編集するには


1. Atomをインストール



Downloadボタンからインストーラーをダウンロードを行うことができます。
インストーラーを起動すると自動的にAtomがインストールされます。

1.a. (オプション) Atom日本語化パッケージをインストール


Atomには有志による日本語化が提供されており、導入することでよりツールが扱いやすくなります。

  1. 「File」 - >「Settings」をクリック
  2. Settingタブ内の「Install」をクリック
  3. 検索フィールドに「japanese-menu」と入力すると、同名のパッケージが表示される
  4. パッケージ「japanese-menu」枠内の「Install」をクリック

※インストールから日本語化の反映には少し時間が掛かります

1.b. (オプション) Atomの設定調整


TABキーを押したときにできるスペースの幅をデフォルトの2から4に変える
[ファイル] - > [設定]をクリックします。
[設定]の[設定]タブを選択します。
タブの長さまでスクロールします。
タブの長さを4に設定する

インデントガイドとしてパイプ演算子 "|"として表示されるタブを有効にするには
[ファイル] - > [設定]をクリックします。
[設定]の[設定]タブを選択します。
下にスクロールしてインデントガイドを表示する
[インデントガイドを表示]をオンにします

2. TTSオフィシャルパッケージのインストール


TTSスクリプト編集用のパッケージはAtomの設定からインストールします。

1. 「File」 - >「Settings」をクリック
2. Settingタブ内の「Install」をクリック
3. 検索フィールドに「tabletopsimulator-lua」と入力すると、同名のパッケージが表示される
4. パッケージ「tabletopsimulator-lua」枠内の「Install」をクリック

2022年12月以降、上述の手順ではインストールできなくなりました。
新しい手順は以下です。

  1. https://github.com/Berserk-Games/atom-tabletopsimulator-lua にアクセスする
  2. Releases にある 13.2.0 以上のバージョンを選択する(例:https://github.com/Berserk-Games/atom-tabletopsimulator-lua/releases/tag/13.2.0
  3. インストール手順(Installation Instructions)が記載されているので、手順に従う。

3. TTSを起動してスクリプト編集を始める


すぐにTTSでスクリプト編集をするには、以下の手順で行うことができます。

  1. TTSを起動し、SingleGameを立ち上げます。
  2. Atomを起動します*1
  3. ゲームをロードせず×を押してメニューを一度消します。
  4. Atomのメニューで「Package」>「Tabletop Simulator」>「Get Lua Scripts」を押す
  5. ファイル名「Global.-1.lua」などとluaファイルが取得されます。
    1. 「Global.-1.lua」はテーブル全体に埋め込まれたスクリプトを表すLuaファイルです。

なお、TTS内でゲームを読み込んだ場合は自動でAtomにスクリプト情報が送られ、すぐに編集を行うことができます。

4.Atomで編集したスクリプトをTTSに反映する


Atomでスクリプトを編集したら、TTSにスクリプトを送信することでゲームに反映されます。

  1. Atomのメニューで「Package」>「Tabletop Simulator」>「Save & Play」を選択
    1. あるいは、「Ctrl+Shift+S」のショートカットキーを押す
  2. TTSのゲームが再読込され、スクリプトが反映されます

プラグインの更新について

プラグインは、Atomの起動時に自動的に更新をチェックします。新しい更新が見つかった場合は、更新されます。
Atomを手動で再起動して、新しいバージョンのプラグインをロードする必要があります。
アップデートが見つかった場合は、Atomのコンソールをチェックすることができます(ctrl + alt + i)

コンソール機能について

すべてのprint()関数は自動的にメッセージをAtomのコンソール(ctrl + alt + i)に送信します。
すべてのLuaエラーは自動的にAtomのコンソール(ctrl + alt + i)に送られます。

注意事項

Atomを起動するたびに、TTSからのスクリプト読み込み用にキャッシュされた.luaファイルが削除されます

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最終更新:2023年03月10日 06:40

*1 先にAtomを立ち上げているとTTSが稀にクラッシュするようです。