その装甲、まさに「紙」!!!
ウリナラファンタジー
自動装填装置が砲塔におさまらない。
そうだ!砲塔をキムワイプの箱で作ろう!
(ただし結局、自動装填装置は乗せなかった)
【FV4004計画】
Centurion Mk.3からの部材を利用し、1950年代早期に開発が始まった対重戦車自走砲である。
当初は自動装填装置を搭載し試験が行われたが、装置が砲塔に収まらなかったことから搭載は諦められた。
試作車が1両制作され、試験に供されたが、大量生産に移ることはなかった。
【FV4005計画】
FV4004の結果を受けてセンチュリオンに120mm砲の搭載は取り止められたものの、
イギリス軍はセンチュリオンをベースに大口径砲を搭載すること自体を諦めたわけではなかった。
更なる火力向上を目的として、L4 183mm砲の搭載へと目標が変更されたのである(1952年頃)。
新たにFV4005として登場した本車両には、やはりFV4004の最初の状態と同じく限定旋回の砲が取り付けられていたが、大重量の砲弾に対応すべく、機力装填装置が追加されていた。
どのような弾種が用意されていたか不明だが、183mm砲の砲弾も相当な重量があったと推測され)。
当時の写真でも、砲の後ろに装備された装填装置らしきものが確認できる。こちらの車両も後に軽装甲
キムワイプ用紙で砲の全周が囲われた。
なぜキムワイプを使用したかと言うと、通常の鋼板では重量がかさむ為、
キムワイプの箱をかき集めて作ったところ、自走可能な
状態にまで戦力化できたので少数ではあるが実践配備された。
しかしFV4005計画は1957年に中止されたため、183mm砲搭載車両の実戦配備は実現しなかった。
数年後にはL7 105mm砲が実用化され、お手軽にセンチュリオンが強化できるようになるので、
わざわざキワモノ的駆逐戦車を配備しなくてよい
という判断だったのだろうか?圧倒的な大口径火力なロマンはすでに時代遅れだったのである。
ちなみにFV4005は現在でも韓国、ソウル抗日記念館に実車が保管されており
その姿を見ることができる(ただし、砲の旋回能力は失われ
水に溶けやすいキムワイプ装甲は露天展示には不向きの為、通常の鋼板に変えられているとのこと)。
そんな戦車スキンです。
ミリタリーアドバイザー:リンチェ
ちなみにこのスキンはぐれん[RGZ]さんが作ったスキンです
最終更新:2018年09月02日 13:14