星辰体

アストラル


シルヴァリオシリーズの用語。
旧暦を終わらせた大破壊(カタストロフ)の以前と以後で世界法則を一新させた最大要因、大気に満ちる未知の粒子。

その正体は、かつて燃料枯渇に陥った世界を如何にかしようと常温超伝導を目指していた日本という国が発見した高位次元間より発生する不可視の素粒子であり、次元間断層から抽出に成功したとされる。当時の世界的エネルギー問題を解決する可能性を秘めていた技術的産物だった。
しかし皮肉にも世界情勢を救う力を持っていたがため、その制御技術を求めた各国の干渉から第五次世界大戦の原因ともなった経緯がある。

今も天空に浮かぶ第二太陽(アマテラス)から常に排出されており、目に見えないが地球全土は満遍なくこの星辰体で覆われた状態にある。
大気中、物体の組成間、人間の体内と、あらゆる場所に満ち、星辰体感応奏者(エスペラント)なら細胞の隙間にさえ浸透している。
アストラルは充満した環境の世界法則を一変させる力を持っている。地球上の鉱物は常に、アストラルと強く感応している状態にある。ゆえにアストラルの影響を強く受ける物質ほど既存法則の影響を無視できると考えられる。そしてそれを人間に適応させれば、能動的に異法則を行使できるのだろう。それはヴァルゼライドの存在によって星辰体感応奏者という形で証明された。


あらゆる未知の可能性を秘めている反面、新西暦の技術レベルでは詳細な解析をどの国も行えていないのが現状だが……
無論の事、旧日本に属した星辰体研究チームの生き残りである神祖は話が別。
世界法則を支え、同時に支配しているこの粒子に最も知見を携えており、
それを結晶化させた翠星晶鋼(アキシオン)の創造を可能にするなど、人知れず抜きんでた技術的優位を誇っている。

地表の物理法則の変化

星辰体によって新西暦の世界は様々な影響を受けておりその影響は良くも悪くも非常に大きい。

おもな変化は大きく分けて三つ。

1.燃料類の低出力高燃費化

2.金属抵抗値の一律排除

3.空気抵抗の増大

これにより長い年月を経て非常に少なくなった資源でも問題なく生活できるようになるというメリットが発生したが、同時に文明水準の大幅低下という莫大なデメリットが発生。
金属類はどれも常温超伝導状態と化し、さらに燃料それ自体が長持ちするようになったため、少なくなった資源でも人類は生存できるようになった。それは紛れもなく星辰体のもたらしたメリットだが、当然デメリットも存在する。

あらゆる半導体技術の消滅――金属間の抵抗値、その電位差を利用することで築き上げてきた複雑なコンピュータ制御は死に、歯車式、パンチ式の時代にまで逆行。高度演算処理能力の喪失により、機械文明の根幹が崩壊した。旧世界の根幹技術の一つである集積回路(ICチップ)は完全に淘汰されている。

産業機械は僅かな燃料で長期稼動ができるのに代わり、大出力を生み出すことができなくなったため大きく馬力を減じることに。旧西暦の方が、石油などから発生する出力が抜群に多いが、燃料の消費速度がその分早い。
そして空気抵抗の増大と合わさり飛行機械類は絶滅。これにより空路はおろか、宇宙への道も途絶える結果へ繋がった。現在の長距離移動の主流は機関車で、ミサイルなど超長距離を飛ぶ利器は真っ先に廃れた。

総じて、資源それ自体とそこから生じるエネルギーはロスなく用いられるようになった反面、瞬間的に取り出せるエネルギーは大幅に低下し、それを複雑な工程で処理することができなくなった。
つまり人類繁栄の可能性をある一定ラインを超えられないよう、蓋をした状態と化したのである。結果、年号を変え、新西暦1032 年になってもなおその文明レベルは低い。西暦1900年初頭レベルに納まっている。まだ石油が台頭せず石炭がメインであった時代の文明レベルで頭打ちに陥っているのは、それが原因。
ただし長距離を簡単に移動できる手段が限られたことで、移動距離という概念によって大戦争が起きにくくなった。

本質

その本質は、次元間相転移エネルギーが三次元上において純粋な力を失い、粒子という概念へ変異した副産物で、かつて日本が求めていた次元間から抽出できる無尽蔵のエネルギーそれ自体ではない。星辰体は高位次元エネルギーを抽出する時に生まれる廃棄物のようなもの。

もとは日本が次元式核融合炉を技術的特許として、資源問題の解決と優位を示すべく研究を始めたのであり、時間が経ち事実が捻じ曲がっただけで、日本はアストラル制御技術などそもそも持ち合わせてはいなかった。

次元エネルギーを抽出する際に用いられたのがオリハルコンである。

星辰奏者が星辰体と感応して発動する星辰光(アステリズム)とは一種の環境創造、環境改竄能力ともされ、それは使用者にとって地球よりも過ごしやすい星を再現していることでもある。そしてアストラルの持つそういう性質は、次元間相転移エネルギーも有している。
高次元エネルギーを扱う星辰光の上位互換を極晃星(スフィア)と言い、その本質は願いを叶える魔法のランプである。極晃である第二太陽から排出されるアストラルは第二太陽を構成する願いの通りに、上記のように地球の物理法則を変化させている。


  • グラブルの新キャラにアストラルという単語が出てきてビビる。最近グラブルはTON☆JI☆CHIとかlight作品系の単語出してくるからもしやスタッフにファンが居たりするのだろうか -- 名無しさん (2017-01-21 00:21:07)
  • 航空機とかが致命的らしいけど、気球とか飛行船は無理なのだろうか? -- 名無しさん (2017-01-21 14:53:12)
  • コンピュータ系とか金属抵抗がモノをいう系統の技術は軒並み全滅だしな。変電設備とかも当然使えない訳だし。 -- 名無しさん (2017-01-21 21:10:06)
  • ↑3 すでにアンナちゃんというキャラがいてだな… -- 名無しさん (2017-01-22 12:35:03)
  • この単語を聞くとカオスで穢したくなる -- 名無しさん (2017-01-31 21:11:00)
  • ↑2声もおなじだっけ -- 名無しさん (2017-03-03 23:38:24)
  • 金属(地)燃料(炎)空気(風)が三体…!来るぞ遊馬!! -- 名無しさん (2017-06-04 18:12:05)
  • 燃料類が高燃費化してるって事は、暖炉に放り込んだ薪が普通は数時間で燃え尽きる所が、2~3日以上燃え続けるみたいな状態になってるのかな? -- 名無しさん (2017-06-10 21:55:15)
  • 或いは薪が内包した星辰体が尽きるまで薪そのものは燃えないとか少々焦げる程度みたいな感じかな? -- 名無しさん (2017-06-10 22:03:36)
  • ↑1,2 燃える時の火が今の世界よりも小さめな代わりに長時間燃え続けるって感じじゃね -- 名無しさん (2017-06-10 22:36:47)
  • ↑かつエネルギー変換効率が高い。流石に第2種永久機関とまではいかんだろうけど -- 名無しさん (2017-06-10 23:21:21)
  • 蒸気の類も駄目なんだっけスチームパンクな発展は無理? -- 名無しさん (2017-06-22 21:13:20)
  • 何百年経っても改善出来ないと人間を燃料にするって発想が生まれそう -- 名無しさん (2017-06-22 21:26:33)
  • 空気抵抗の増大って、議論中だから宇宙に出られると色々と不味いってことなのかな。宇宙だとアストラルの影響受けないだろうし -- 名無しさん (2017-10-08 22:11:53)
  • フォースかフォトンを思い出す -- 名無しさん (2017-11-01 13:25:47)
  • 特異点の先はラグオルだった…?そういえばヒューマン男のデフォルトネームは… -- 名無しさん (2017-11-01 13:28:05)
  • グラールにもナギサちゃん居ましたね、めっそうぱわーと似たダークパワー持ちの。属性や性格はチトセネキっぽいが -- 名無しさん (2017-11-01 13:36:09)
  • まだだとはどういう効果だ?いつ発動する? -- 名無しさん (2020-06-08 19:49:54)
  • 光のホモが三体……、くるぞ!遊馬!! -- 名無しさん (2020-06-08 19:50:27)
  • ↑2 ランクアップのことだよ(多分 -- 名無しさん (2020-06-08 20:02:47)
  • ↑2 カオスな光がアメノクラトを穢した(意味sん)のだ…… -- 名無しさん (2020-06-08 20:04:10)
  • 第十三星辰小隊をリリースして星辰界奏者と烈奏者を召喚! -- 名無しさん (2020-06-08 20:58:49)
  • デュエリスト多くね? -- 名無しさん (2020-11-29 22:08:21)
  • 無限のエネルギーみたいに扱われてるけどあんなに星辰光やら極晃星やらバカスカ使ってたら枯渇しそうな -- 名無しさん (2024-07-09 16:01:20)
  • 聖戦で新世界創造とかやっても神天地で全人類スフィア化かつ世界改変なんてしても無くならないんだから、人間に食い潰せるエネルギー量じゃ無いんじゃ無い。 -- 名無しさん (2024-07-09 19:32:57)
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最終更新:2024年07月09日 19:32