ママ・ココ
概要
本名はソコロ・リヴェラで「救済」という意味がある。
1918年生まれで、映画の時点で99歳。認知症が進んでおり、ひ孫のミゲルを夫の名前で呼んだり、娘に対して「どちら様?」と訊ねることもある。幼い頃にミュージシャンを目指して旅に出た父親の帰りを今でも待っている。
父やミゲルと同じく音楽が大好きで、母のイメルダが音楽を禁じてからもこっそりダンスをしており、内緒でマリアッチ広場へ行った時に
パパ・フリオと恋に落ちた。しかしダンスによって足を怪我したため、それを怖がった娘のエレナのためにダンスを辞めた。生まれたてのミゲルにはこっそりハミングを聞かせていたという。
ママ・ココの服装は
メキシコ*の伝統的な衣装となっている。
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2018年、100歳でその生涯を終えた。彼女の死後に生まれたミゲルの妹 ソコロ・リヴェラは彼女の名前に由来している。
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エピソード
ミュージシャンを夢見る
ミゲル・リヴェラの一族では、音楽を選んで家族を捨てた高祖父が原因で音楽が禁じられていた。ミゲルは密かに音楽を愛し、「
リメンバー・ミー」で知られるミュージシャン、
エルネスト・デラクルスを敬愛していた。ミゲルの理解者は野良犬の
ダンテと高齢のため認知症になりつつある曾祖母のママ・ココのみ。
死者の日*に、
死者の国に迷い込んだミゲルは、骸骨の青年
ヘクターと出会う。ヘクターから娘のココが家で待っているという話を聞いたミゲルは、そのココが自分の曾祖母であることから、ヘクターが高祖父であることに気付く。「リメンバー・ミー」はデラクルスではなくヘクターがココのために作った曲だった。認知症のココがヘクターを忘れてしまうと、彼は死者の国から消えてしまう。
翌朝、戻ってきたミゲルは祖母
エレナ・リヴェラの反対を横目に、認知症の進行しているママ・ココに
高祖父のギターで「リメンバー・ミー」を聴かせる。するとママ・ココは父のヘクターと楽しく歌った記憶を取り戻し、いきいきと話し出す。ママ・ココは持っていた父の写真を祭壇に飾り、音楽を禁じる掟は撤廃された。
翌年、ママ・ココが亡くなり再び死者の日が訪れた。ママ・ココは死者の国で両親と再会し、生者の国のミゲルたちに会いに来るのであった。
登場作品
2010年代
声
老年期
幼少期
最終更新:2024年09月08日 23:13